yocoのレビュー一覧
-
ラノベの域を越えてます!
ハードカバーで売ってる文芸作品そのものです!
言葉の洪水、緻密な文章で久しぶりにガッツリ読み込むタイプの作品でした。
世界観と共に美しい言葉の表現と、さりげなく見えていた情景を、シーンとして的確に回収して印象付ける職人技に思わず唸ってしまいます。
ラストにたどり着いたときは...続きを読む -
前作を読んでませんが
特に問題ありませんでした。
初めての作家さんでしたが、
ちょっと笑える部分もありつつ
シリアスで読みごたえありました。
45歳の二人の長年築いた関係は独特で面白かったです -
面白かったです。
時間旅行-タイムスリップもの。
現代に生きる大学院生が19世紀のヨーロッパにタイムスリップして、そこで謎めいた美貌の小説家と恋に落ちるというお話。
推理ものでもあり、時代物っぽくもある、、、と興味深く読んでいましたが、最後に謎の小説家ヴィクターが「時空捜査官」-23世紀の未来人で...続きを読むPosted by ブクログ -
涙腺崩壊とまではいかないけど、受けが健気で可哀想で自然と頬を濡らしてしまいました。
大学准教授×生徒。受けはロクデナシな父親と二人暮らし。悪魔と名乗る老婆から「愛されたい人から愛される』という曰く付きの指輪をもらう。しかし外すと逆に『憎まれる』というオチも。愛すのも憎むのも本人の意思に関わらず、とい...続きを読むPosted by ブクログ -
何度読んでも胸がキューンとなります!頑張ってるけどなかなか報われないキャラクターばかり。でも最後にはちゃんと救われる。最新刊まで全てです!先生の掌で転がされております。読み応えあります!
-
創作であっても、現実世界の痛みのないファンタジーって大人は読めないものです。そして、100%完全無欠の幸せもいくらファンタジーでもねぇ、と白けるのが大人のたちの悪さ。この作品は、いわば痛みの残るハッピーエンド。猫人の可愛らしさに萌えながら楽しく読み進み、最後はじわりと涙が。繰り返し読みたくなる良い作...続きを読む
-
出会いが最悪だった二人。原因は結生の嘘のせいだったけれど、この結生の嘘に至るまでの心理が刺さる。同性愛という壁を乗り越えて恋人を得るのは、まだカミングアウトをしていない結生には難しく、その辺の葛藤がなんとも切ない。そんなとき最悪の出会いだった氷山との再会。仕事とアニパーで重ねられていく二人の会話は楽...続きを読むPosted by ブクログ
-
久し振りに良質なBL恋愛小説を読みました😃
二人が出会い親しくなり恋に落ち、共に人生を歩んでいく決意をするまでが丁寧に描かれていて、まるで一本の映画を観ているようでした。
趣味を楽しみながら、自分達の仕事に真摯に向き合い生きている、大人な二人の恋愛です。
お互いの立場を認め合い、さりげ...続きを読む -
謎の男・丹波さんがよかった!小栗は比較的裕福な家の一人っ子で、おっとり育ったんでしょう。実家住まいでサラリーマンとして平凡な日々を送っていたところ、いきなりトラブルが我が身に降りかかってきて、さあ大変!
-
毎回このシリーズが楽しみです。今回の舞台はロシアのサンクトペテルブルク。別の雪豹の一族も世界にいるらしいと作中にあったので、そういう事なのでしょうね。
あの美しい街を想像しながら読み進めるのは、美しいyoco先生のイラストも相まって最高でした。華藤先生は取材で彼の地に行かれたそうで、なるほど通りでと...続きを読む -
現代ものですが、違和感なくパブリックスクール独特の伝統や貴族感で構成されています。
全体としては、終始続きがどうなるのか勿体なくて読み進めるのにわざと時間をかけるほどでした。
一点言うなれば少年時代とだんまり生活にもたつく気もしますが、それがあってこその展開かなと思います。18,19世紀英国とい...続きを読む -
結構Mっ気があっても(笑)イタイ初めの1・5冊。エドには愛情があるんでしょうと予想(期待)しつつも礼の境遇があまりにも酷くね?って思っちゃう。最終的に報われるんだとしても、ねぇ。実際は大魔王かと思われたエド自身もおしん(古っ。笑)かってくらいの「耐え忍ぶ愛」でしたが。でも樋口さんの筆力ですね、結構展...続きを読む
-
こんなBLがあったとは。という嬉しさ。
何気なく買ってみたこのシリーズですが、結局この最終巻まで夢中で読んでしまいました。
むしろ途中からもったいなくて読めないくらい。
この巻はいらなかったかも、という感想もありますが、個人的には読んで良かったです。
8年後にようやくすべてが礼とエドの中で飲み...続きを読むPosted by ブクログ -
25年間、悔やみ続けた過去。亡き父が母に送り続けた絵画や花。なかでも一番最後に送られた絵画「女神の庭」この謎が解明されたとき、世界にたった一つの香水がレオナールの手によって調香される訳だが、「あ、好きだ」と読み始めてすぐ感じ取った。
話しの展開上、どうしても過去の部分は切なくなるが現在軸の瑞希とレオ...続きを読むPosted by ブクログ -
もう……っ!もうなんなんですかね!!!!
もともと商業BLはなんだか軽すぎてむやみやたらと致してる()シーンが出てきて、やたらハーレムで「いやいやいや……!!」って苦手意識あったんですが、反省!!(そっちが好きな方には逆に苦手かもしれない)
ちゃんと、メイン2人(礼とエド)の物語。
それぞれが考...続きを読むPosted by ブクログ -
愛情をつなぎながら懸命に日々を生きる皆がいとおしくなります。坂道のソラから春へ、まで。
副社長のスパダリぶりを夢のようにうっとり感じながら日々を着実に積み重ねていく一吹。お姉さんが元気になったことも新しい家族の絆が出来つつあることも素直に良かったねえと思います。
甘い甘い日々をすごすアキと美里。
美...続きを読むPosted by ブクログ