yocoのレビュー一覧

  • 時間巡る恋【イラスト入り】

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    ネタバレ

    面白かったです。

    時間旅行-タイムスリップもの。
    現代に生きる大学院生が19世紀のヨーロッパにタイムスリップして、そこで謎めいた美貌の小説家と恋に落ちるというお話。
    推理ものでもあり、時代物っぽくもある、、、と興味深く読んでいましたが、最後に謎の小説家ヴィクターが「時空捜査官」-23世紀の未来人で時代を違法に超えてタイムスリップする犯罪者を取り締まる人だと判明、というかオチがついて、ではSFっぽくもあるかと納得。

    これはあくまでも個人の感想にはすぎないのですが、私としては、そのSF要素は必要なく、あくまでも純粋な時空を超えた恋物語りで終わって欲しかったな~と思ったりもします。
    遠野先生の作

    0
    2018年11月14日
  • サンドリヨンの指輪【イラストあり】

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    ネタバレ

    涙腺崩壊とまではいかないけど、受けが健気で可哀想で自然と頬を濡らしてしまいました。
    大学准教授×生徒。受けはロクデナシな父親と二人暮らし。悪魔と名乗る老婆から「愛されたい人から愛される』という曰く付きの指輪をもらう。しかし外すと逆に『憎まれる』というオチも。愛すのも憎むのも本人の意思に関わらず、というところが読む側には分かっているので攻めの反発にも安心して?切なくなれた。不幸もののハッピーエンドは最高です。
    (誤植というかストーカーと対峙する場面で深田くんとの名前の採り間違えがあったのかな?脱字も多々あり…)

    0
    2018年09月14日
  • 夜啼鶯は愛を紡ぐ

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    とてもよかったです。
    凛の一途さが切なく、苦しくもありましたが、
    本当にふたりが心を通わせた時には、お互いが自分の気持ちをきちんと伝え、なんでも話し対等な立場になれたのも起こった出来事が必然だったのだと思うことが出来、幸せになれて本当に良かったと思いました。
    心に沁みる歌声が聞こえてきそうな静かだけれどドラマティックなストーリーでした。

    0
    2018年08月13日
  • 愛傷コレクション

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    ネタバレ

    ここ最近読んで1番お気に入りの作品。
    十有がなんせ可愛い、鈍感。
    花賀屋は変態攻め!!紳士で優しいけど(笑)
    傷ついた十有をコレクションしようと画策!

    1
    2018年07月25日
  • 猫の王国【イラストあり】

    購入済み

    ファンタジー!!!

    創作であっても、現実世界の痛みのないファンタジーって大人は読めないものです。そして、100%完全無欠の幸せもいくらファンタジーでもねぇ、と白けるのが大人のたちの悪さ。この作品は、いわば痛みの残るハッピーエンド。猫人の可愛らしさに萌えながら楽しく読み進み、最後はじわりと涙が。繰り返し読みたくなる良い作品です。

    0
    2018年07月11日
  • 氷泥のユキ【電子限定版】【イラスト入り】

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    出会いが最悪だった二人。原因は結生の嘘のせいだったけれど、この結生の嘘に至るまでの心理が刺さる。同性愛という壁を乗り越えて恋人を得るのは、まだカミングアウトをしていない結生には難しく、その辺の葛藤がなんとも切ない。そんなとき最悪の出会いだった氷山との再会。仕事とアニパーで重ねられていく二人の会話は楽しくドキドキする反面、結生の寂しさが見え隠れしていて物哀しさも味わうというアンビバレンス。好きだな…。後半の、氷山の父親との関わりを通して語られる死生観は、これからの二人の人生を繋いでいくよすが。素敵なお話でした。

    0
    2018年07月01日
  • 名前も知らず恋に落ちた話

    購入済み

    良かった!

    久し振りに良質なBL恋愛小説を読みました😃

    二人が出会い親しくなり恋に落ち、共に人生を歩んでいく決意をするまでが丁寧に描かれていて、まるで一本の映画を観ているようでした。

    趣味を楽しみながら、自分達の仕事に真摯に向き合い生きている、大人な二人の恋愛です。
    お互いの立場を認め合い、さりげなく支えあえる関係って素敵だなぁ

    水原先生お得意のドンパチはもちろん、とりたてて大きな事件は起きませんが、しっとりじっくり恋愛を楽しめました。

    水原先生の「恋愛に真面目に取り組むキャンペーン」がまだまだ続きますように~

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    2018年05月31日
  • キス

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    ネタバレ

    ※ネタバレあり


    前半は攻めの強引さについていけなかったしエロ描写が異様に力はいってて違和感あったんですが、後半からはもうひきこまれちゃって涙流しながら読んでました。てっきり記憶喪失ものかと思ったけど良い意味で裏切られた。攻めが昔の脳のダメージ?のせいで受けを好きになり、手術でその感情がなくなってしまうというある意味地雷要素。だけどそこの二人の微妙な関係が切なくてやるせなくて…前半の流れが後半でよく活かされてたと思う。これは報われないパターンかとヒヤヒヤしたぶん、また攻めが受けに気持ちを寄せていってくれたことに安堵しかなかった…。一穂さんってテンプレな話が少ないような…ちょっと自分的にアタ

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    2018年02月01日
  • 昨夜のことはもう言わないで【特別版】(イラスト付き)

    購入済み

    丹波が格好よかった!

    謎の男・丹波さんがよかった!小栗は比較的裕福な家の一人っ子で、おっとり育ったんでしょう。実家住まいでサラリーマンとして平凡な日々を送っていたところ、いきなりトラブルが我が身に降りかかってきて、さあ大変!

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    2018年01月30日
  • 雪豹王の許嫁【書き下ろし付電子限定特別版】(イラスト付き)

    ネタバレ 購入済み

    美しいイラストと美しい物語

    毎回このシリーズが楽しみです。今回の舞台はロシアのサンクトペテルブルク。別の雪豹の一族も世界にいるらしいと作中にあったので、そういう事なのでしょうね。
    あの美しい街を想像しながら読み進めるのは、美しいyoco先生のイラストも相まって最高でした。華藤先生は取材で彼の地に行かれたそうで、なるほど通りでという感じです。ただ、ちょっとパターン化してきたか…?孤独で一途なちょいヘタレ攻めと純粋で不憫で健気な受け。あと呪い。それでも不思議な物語にのめりこむには充分だし、というか私がこのパターン好物なのかも?もふもふ大好き。

    1
    2017年11月23日
  • 愛傷コレクション

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    ネタバレ

    ▼あらすじ
    家出し知人から暴行を受けて逃げ出したところを、骨董商である花賀屋に拾われた十有。傷ついた心と体を慈しむように愛でられて……。

    ***

    葵居先生の作品は「とろけるまで縛って」がどストライクだったのでこちらの作品も期待していたのですが、実は私、敬語攻めがあまり好きではないのです。(単純に趣味ではなく、萌えられないので)

    こちらの作品が敬語攻めを取り扱うと知ったのは本を購入してからで、正直、萌えられるかどうか不安な部分もあったのですが、いざ蓋を開けてみたら自分でも信じられないくらい萌えてしまって、本当に吃驚しました。
    今までのケースだと敬語攻めってだけで読書意欲が半減してしまい、読

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    2020年03月31日
  • 調香師レオナール・ヴェイユの香彩ノート

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    25年間、悔やみ続けた過去。亡き父が母に送り続けた絵画や花。なかでも一番最後に送られた絵画「女神の庭」この謎が解明されたとき、世界にたった一つの香水がレオナールの手によって調香される訳だが、「あ、好きだ」と読み始めてすぐ感じ取った。
    話しの展開上、どうしても過去の部分は切なくなるが現在軸の瑞希とレオナール、春人と裕奈夫妻と柔らかな空気を纏う登場人物ばかりに悲しさばかりが強調されないのが、また読みやすかったです。

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    2017年05月12日
  • 春と秋とソラの色 -Complete Book 2-【電子限定版】【イラスト入り】

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    愛情をつなぎながら懸命に日々を生きる皆がいとおしくなります。坂道のソラから春へ、まで。
    副社長のスパダリぶりを夢のようにうっとり感じながら日々を着実に積み重ねていく一吹。お姉さんが元気になったことも新しい家族の絆が出来つつあることも素直に良かったねえと思います。
    甘い甘い日々をすごすアキと美里。
    美里の前のアキは嫌味なくらいのイケメンのスーパー彼氏様っぷりで翻弄される美里がひたすらかわいい。二人のデートの様子とともに積み重ねてきた日々の断片が綴られる様子は妬けるほど。
    不器用なりに十希を大切にしようとする旭の想いのひたむきさと想いの強さ、アキと旭の両方が「いつか置き去りにしてしまうかもしれない

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    2020年03月19日
  • 窓辺のヒナタ【電子限定版】【イラスト入り】

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    坂道のソラから三年後のスピンオフ、リアルでの出会い→アバターでの交流、だったシイバとソラからは一転、ネットでの出会いと勘違いから生まれる優しい恋模様。
    ううん、ちょっと懐かしいノリではあります。

    前回はほぼ一対一のコミュニケーションだったアニマルパークでの交流や遊び方がふんだんに描かれ、こんなにほのぼの優しい人たちと出会える世界なら実際に遊んでみたくなります。

    大人になり、挫折を経験してあとは朽ちて行くだけと諦めの中にいた大人と、マイノリティへの侮蔑や息苦しさに耐えながらまっすぐなひたむきさを忘れない純粋で優しい少年は朝丘ワールドの鉄板でありますが、それゆえの安心感があるのも確かなのです。

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    2017年02月16日
  • 坂道のソラ【SS付電子限定版】【イラスト入り】

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    スピンオフに備えて再読。うーん、やっぱり好きだなぁ。

    通勤通学のバスの中から始まるドラマ。
    いつも乗り合わせるおしゃれな会社員賢司と高校生の一吹。痴漢の被害に遭う場面に立ち会われるという不本意な出会いながら、ひょんなことから年齢も立場も違う二人がごく自然にコミュニケーションを図っていく。
    賢司には後に明かされる重い過去、それゆえに一吹を意識してみていたという事実が明かされるのですが、二人とも早く大人にならざるを得なかった二人だったんだなというのがしみじみと。他者との間に境界を引きながらそんな自分のあり方に真剣に悩み、賢治との対話を通して踏み出す勇気を持とうとする一吹は思慮深くて真面目で優しく

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    2017年02月12日
  • 調香師レオナール・ヴェイユの香彩ノート

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    なんて美しくて芳しい物語なんだろう。
    美しい絵を、香りを、景色を、人の想いを、五感で読む物語でした。

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    2016年12月11日
  • 調香師レオナール・ヴェイユの香彩ノート

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    美しい本に出会ってしまった。

    そんな印象です。

    調香師という職業が取り上げられる小説も珍しいため知識も広げられる一方、文章自体も非常に美しくストーリーも素敵。
    ロマンスもあるがストーリーに対して花を添える程度であり、ベタベタしたラブロマンスが苦手な人でも読める内容になってる。

    残念な点としては、終わり方が中途半端な印象。
    最近の本に多いが続編が出る余地を残した終わり方が個人的にはあまり好みではないため、伏線を残しつつももう少し綺麗に終わって欲しかった。

    だが、それを踏まえた上でも読んでいて幸せになる一冊だったため★5。

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    2016年12月02日
  • 錬金術師と不肖の弟子【SS付き電子限定版】

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    シリアスなファンタジーでした。錬金術師とか竜とか!オリジナルの世界設定になじむのに時間がかかったけど、どんどんハマっていきました。そして今回も美形がいっぱい・・・。BLとしては後半にちょこっと、でしたが、お話が面白かったので問題なし!それより、かわい子ちゃんが3人(リクト・アビー・カトル)集まっての食堂女子トークが面白すぎました。カトルかわいいよ!過去は悲しいばかりで腹立たしくもありましたが、現在を幸せに過ごしてくれそうなので★×5です。

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    2016年06月04日
  • 還るマルドールの月 The Return of the Mardore Moon

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    さすがです!

    私の青春、野梨原花南。大人になって読んでみるとやっぱり面白い!テンポがいい!
    ちょーシリーズからまた読み返したくなりました!

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    2016年04月25日
  • 還るマルドールの月 The Return of the Mardore Moon

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    お国の事情で20歳の年の差婚をすることになった没落貴族のお嬢さんと、そのお相手の大富豪にして警部の旦那さんと、怪盗とか元カノとか秘術とかてんこもりで楽しいジェットコースター物語。
    完全無欠のお嬢様なのに恋をして頭がカーニバルになっちゃったダリアードちゃんかわいい。
    その後のお話読んでみたいなー。

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    2016年02月07日