アイザック・アシモフのレビュー一覧

  • 鋼鉄都市

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    ロボットの原点

    異種コンビものとしてのエンターテイメント性もSF味もたっぷり楽しめる 。が、そこはSFを進化させたアシモフ。ロボットの原点を考えていくと、「人間である」とはどういうことなのか考えさせられてしまう。

    #アツい #感動する #ドキドキハラハラ

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    2021年12月14日
  • われはロボット〔決定版〕

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    個性的なロボットたちの短編集。

    キャルヴィン女史が各話を語るという形式で
    進みました。

    「うそつき」はロボットが好きでロボットのよう
    なと例えられるキャルヴィン女史の、若いときは
    まだ人間味あったんだなって分かる話で好きです。

    恒例キャラのパウエルとドノヴァン両技師が
    宗教つくっちゃったロボットに振り回される
    「われ思う、ゆえに...」も好きな話です。
    この2人がでてる話は冒険的なものが多かった。

    ほとんどの話に〈ロボット工学の三原則〉が深く絡んでいて、それを軸にどれもミステリチックでした。
    「証拠」と「迷子のロボット」は特にそんな感じなので、1番お気に入りです。

    この短編集の最後の

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    2021年12月09日
  • われはロボット〔決定版〕

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    名作中の名作ですが、非常に親しみやすい内容でした。
    こんな話だとは思いませんでした。もっと文学性に寄った堅い話だとばかり。

    翻訳者の手腕なのか大昔の小説とは思えないくらい古臭さがないです。

    良かった点
    ・ロボット工学の三原則について知れること
    ・SFでありながら実質ミステリーなところ
    ・短編の連作で毎回、違う切口を見せてくれる

    悪かった点
    ・誰が喋ってるのが分からなくなるところ
    ・世界の全貌がイマイチ見えなかったところ

    正直、大筋では理解できたものの、本作の魅力を十分受け取れた気がしません。

    「ロビイ」、「われ思う、ゆえに」が特にお気に入りですが、それぞれロボや三原則に対するアプロー

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    2021年08月15日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    50年以上前にリモート殺人小説が書かれてたなんてってなった トリックは現代には適用できないけど
    ベイリが執拗に直接会いたがるのもあと数十年経ったら意味不明になりそうだし読者もソラリア人のほうに賛同しそうな気もする
    ソラリアも感染症とかで大変なことになってこうなったのかな〜とかコロナの社会変容と重ねながら読めてよかった

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    2021年04月20日
  • 第二ファウンデーション

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    シリーズ第三作。今までで一番SFらしく、内容も良い。話としては完全に前作の続きなので、続けて読むべき。第一部も第二部も、ミステリ的サプライズが楽しい。綺麗に終わっているので、読むのはひとまずここで止めて良さそう。

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    2021年04月11日
  • ファウンデーションの誕生 下

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    セルダンが老いていき、おなじみの姿に近づいていくのはある種の安心感があった。だが、そこに到達するまでに彼が失ったものを考えると胸が痛む。巻末の解説にもあるように、今作はファウンデーション成立後の作品と性格を異にしている。SFという面だけでなく、セルダンの焦りや後悔といった感情を精緻に描く人間ドラマとしても最上の作品だと思う。

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    2021年02月04日
  • 第二ファウンデーション

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    ネタバレ

    これまでのシリーズにおける「セルダン危機」は、その原因も解決法もどこか地球の歴史が透けて見えた。だが、今作で第一ファウンデーションが相対する「敵」は、一味違う。彼らは他人の感情を操作する技術を持ち、何よりもう一つのファウンデーションなのだから!
    自由意思を否定するような感情操作の技術は「セルダン・プラン」の影の面を浮き彫りにする。その点が全編を通じて問われるが、その問いかけの流れがそのまま感情操作の光の面も表していることが最後の最後に判明する構成となっている。
    これまで以上に予測不可能な展開に圧倒され、見事と言うほかない。

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    2020年11月25日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    ネタバレ

    舞台は、人との接触を極度に避け、対面は全てバーチャル映像で行う社会。
    極めて人工的に管理されたシェルターの中で暮らし、自然環境からは完全に隔絶されている別の社会(こちらは「鋼鉄都市」に詳しい)から来た人と、実際に同じ部屋の両隅で距離を取り恐る恐る対面することになった登場人物が、
    「あなたの肺にあった空気が、わたしの肺に入る」
    ことに気づき、気持ちが悪くなり耐えられず逃げ出してしまいます。
    3密とかいう言葉も登場し、Webでのコミュニケーション全盛の今の時代から、あと少しかも・・・
    どちらの社会もロボットが大活躍。ロボットに仕事を奪われることの人々の嫌悪感、ロボット任せで失われてゆく能力の描写な

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    2020年11月22日
  • ファウンデーション対帝国

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    アシモフといえばロボットシリーズとこのファウンデーションシリーズ。
    心理歴史学、人類の歴史、そしてこれらをまとめ上げるラスト。
    SF好きなら読まない選択はあり得ない。
    素晴らしいという言葉が素直に出てくる。

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    2020年10月21日
  • われはロボット〔決定版〕

    購入済み

    人もロボットもトラブル続き

    ロボット三原則、とかいわれると仰々しい
    ように思えるけれど、中身はむしろコメディ
    タッチな作品や、ドタバタ喜劇の一歩手前
    みたいな話も多くて楽しいし、所々でちゃんと
    皮肉も効いていて飽きない

    パウエル、ドノヴァンのコンビや、スーザン
    博士、各ロボットどれもキャラが立っていて
    読みやすく楽しい

    「われ思う、ゆえに……」と「証拠」が好みだ

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    2019年11月21日
  • ファウンデーションと地球 下

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    ネタバレ

    人類の歴史を辿る旅。オーロラ、ソラリア、そして地球。辿り着いた場所に現れた、人でもロボットでもない存在。

    そして、全ては、本当に全ては彼の掌の上で転がっていた。

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    2019年05月22日
  • ファウンデーションと地球 上

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    ネタバレ

    ファウンデーションの未来を決めたトレヴィズは、その判断の根拠を求めて、ペロラットとブリスと共に地球を探すことにする。トレヴィズはガイアであるブリスと意見を戦わせながら、ガイアへの理解を深めていく。

    コンポレロンで三つの座標を知ったトレヴィズは、二万年前のその座標にあった星、オーロラとソラリアに降りる。二万年以上前にベイリが訪ねた二つの星は、今や廃墟となっていた。

    物語の始まりはいつも設定になれるまで時間が掛かるが、その設定に慣れると面白く、驚くほど早く読み進めてしまう。下巻が楽しみである。

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    2019年05月15日
  • ファウンデーションの彼方へ 下

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    ネタバレ

    第一ファウンデーションを追放されたトラヴィス、それを追うコンパー、それを追うブラノ市長。コンパーと合流した第二ファウンデーションから派遣されたジェンディバルと、第一ファウンデーション、第二ファウンデーションの代表が邂逅する。

    しかし、これは邂逅というより、ガイアによって仕込まれた会合だった。

    トラヴィスに委ねられた銀河の運命は。ペロラットの助けも借りながら、トラヴィスは決断する。

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    2019年01月14日
  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    ネタバレ

    セルダン・プランの不自然な「正しさ」に気付いたゴラン・トラヴィズ。トラヴィズを観察することで、その「正しさ」が第二ファウンデーションにまで及んでいることに気付いた発言者ジェンディバル。

    トラヴィズは第一ファウンデーションを追放され、発言者ジェンディバルもまた第二ファウンデーションの外へ出される。二人はそれぞれの同行者を共に、今は失われた「地球」に向かって銀河へ漕ぎ出す。

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    2019年01月07日
  • 第二ファウンデーション

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    ネタバレ

    万能でファウンデーションを征服したミュールでさえ、一つの不安に悩まされていた、それが第二ファウンデーションである。

    第二ファウンデーションを精力的に探すミュール。第二ファウンデーションもそのミュールに陰謀を仕掛ける。ミュールが第二ファウンデーションを打ち倒したと思った瞬間に、全てが覆る。

    第二ファウンデーションは、再びセルダン・プランを維持するために活動している。ミュールを失い、また立ち上がった第一ファウンデーションの「良識を持つ人々」は、第二ファウンデーションの脅威を除くべく、陰謀を巡らせる。「銀河の逆の端」という第二ファウンデーションの位置を確かめ、第二ファウンデーションの影響力を除外

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    2018年12月18日
  • ファウンデーション

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    ネタバレ

    偉大な心理歴史学者の敷いたレールの上を踏み外さないように歩く人々。

    膨張した科学と原子力が減退していき、それを維持する科学者達の集団。

    描かれる英雄達の行動方針はただ一つ「何もしない」ように行動する。それによって、偉大な心理歴史学者の描いた
    未来を辿っていく様子が、壮大な物語として描かれている。

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    2018年09月10日
  • ファウンデーション

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    銀河系全土を一万年以上にわたって支配してきた銀河帝国は、爛熟期から停滞期を超えて、緩やかに衰退しつつあった。
    「心理歴史学」の第一人者ハリ・セルダンは、このままでは帝国が滅亡することを予言し、人類の知識的滅亡を防ぐために帝国中から学者を集めて百科事典を編纂するプロジェクトを開始する。衰退を直視しようとしない帝国から危険分子と見なされたこのプロジェクトは、セルダンの死去とプロジェクト関係者10万人が辺境の惑星ターミナスに追放されることにより、実質的に幕を閉じたかに見えた。しかし、ターミナスにプロジェクト拠点が写されること自体、実はセルダンの遠大な計画上予測され、準備されたことだった。セルダンの計

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    2018年03月07日
  • ファウンデーションの誕生 下

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    前同
    表紙   7点生賴 範義
    展開   7点1993年著作
    文章   7点
    内容 750点
    合計 771点

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    2017年03月29日
  • ファウンデーションの誕生 上

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    アシモフの遺作 合掌礼拝
    表紙   7点生賴 範義
    展開   7点1993年著作
    文章   7点
    内容 750点
    合計 771点

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    2017年03月29日
  • ファウンデーションへの序曲 下

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    前同
    表紙   7点鶴田 一郎
    展開   7点1990年著作
    文章   7点
    内容 730点
    合計 751点

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    2017年03月27日