アイザック・アシモフのレビュー一覧
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完璧のように思われるロボット3原則の隙をついたようなお話でした。
なんとなく、ロボットに支配されつつある現在はロボットに対して恐ろしいと思ってたけど、読んでたらどんどん親しみが持てて怖いだけではないと思いました。
最後の、人間そっくりのロボットがもし政治家となって気づかれることもなく、人間を支配して...続きを読むPosted by ブクログ -
遂行してもしなくても、命令に反する事態に陥ったとき、ジレンマによりロボットは壊れる。
人間も同じように何かを選択してもしなくても、どちらにしても不利益が生じるとき、思考が停止して、何も行動に移せなくなることがある。
ただ、過去のデータに著しく反する事態が起きたとき、「そういうこともある」と自然を受...続きを読むPosted by ブクログ -
心理歴史学者ハリ・セルダンの壮大な計画に基づき惑星ターミナスにファウンデーションが設立されて200年、滅びつつある銀河帝国そのものが遂にファウンデーションの存在を知り、攻撃を開始する。攻撃を指揮するのは、帝国の若く優秀な将軍ベル・リオーズ。優秀であるが故に帝国中枢からも煙たがられるほどの逸材であるベ...続きを読むPosted by ブクログ
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1954年刊行のSF名作。ロボット嫌いの人間の刑事ベイリとロボット探偵のR・ダニールが、宇宙市(スペース・タウン)で起こった「宇宙人殺人事件」の捜査にあたる。人間よりロボットの知能が遥かに高くなった近未来が舞台。人間は仕事をロボットに奪われ暇を持て余すこととなり、結果ロボットに対し激しい憎悪を向ける...続きを読むPosted by ブクログ
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SFの巨匠の有名作。
更に、様々なミステリランキングでも
名前を目にする作品でもある。
読んでみて納得。
ストーリーは王道ミステリ。
宇宙人の居住区で起きた殺人事件を
NY市警のベイリ刑事が、
ロボットのパートナーと捜査する。
非常によく作り込まれた遠い未来の
地球が舞台となる。
普段読み慣れないジ...続きを読むPosted by ブクログ -
やっぱアシモフはいい!ストーリーテラーとして人類史上ベスト5くらいには入るのではなかろうか。
長さを感じさせないし、これから続くであろう物語への期待が膨らむ。Posted by ブクログ -
鋼鉄都市からベイリは、さらに飛躍。ソラリアに派遣されることとなった。事件の解決は困難が伴ったが、最後は事件そのものは大した問題ではないかのようだ。
見知らぬ地で戸惑いながら、ベイリが強引な操作を進めていく様は面白く、読書の楽しみを得られた気がする。
三作目も近いうちに読みたい。Posted by ブクログ -
近未来の地球で展開される事件と捜査。相棒は人間そっくりのロボット。SFとミステリーの理想的な融合と言える。
R・ダニールの造形がよくできていて、楽しめる。続編も読みたい。Posted by ブクログ -
アシモフの優しき良心に溢れた短編集
表紙 6点木嶋 俊
展開 6点1969年著作
文章 8点
内容 670点
合計 690点Posted by ブクログ -
ニューヨーク市で発生した宇宙人惨殺事件を見事解決した刑事イライジャ・ベイリ。乗り馴れない飛行機に乗ってワシントンに呼び出された彼が命じられたのは、宇宙人の国家・惑星ソラリアで起こった前代未聞の殺人事件の捜査だった。徹底した人工統制で一人一人が広大な土地を所有し、多数のロボットに身の回りの世話をさせて...続きを読むPosted by ブクログ
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SFミステリの金字塔「鋼鉄都市」の続編となる本書。ニューヨーク市警の刑事ベイリとロボット刑事ダニールの新たな活躍が描かれます。
「鋼鉄都市」の舞台は地球でしたが、今回の舞台は、宇宙国家のひとつ「ソラリア」。人類を支配するスペーサー(かつて宇宙に進出した人類の子孫)の世界です。地球での人類は、外壁に...続きを読むPosted by ブクログ -
再読したが、恐ろしいほど覚えておらず新鮮な気持ちで読めた。1章は、前書の続編で登場人物もほぼ同じまま、ミュールによる第二ファウンデーションの探索とその結果を描いている。2章は、第二ファウンデーションによる心理学的な支配を危惧する第一ファウンデーションによる探索を描いている。アシモフらしくどんでん返し...続きを読むPosted by ブクログ
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10年ぶりくらいの再読
アシモフらしくミステリとして読むことができ読みやすい。
第一部は,負けるはずのないファウンデーションの絶体絶命のピンチがどのように回避されるかというハウダニット。ベルリオーズが好感の持てる人物だけに哀れ。
第二部は,セルダンプランを脅かすミュールというミュータントの正体を...続きを読むPosted by ブクログ -
宇宙へ向い他の惑星で暮らすようになった人々を地球ではいつしか宇宙人と呼ぶようになった。宇宙人の技術は地球に比べ格段に進歩し、ロボットを生み出した。一方地球では人口が爆発的に増加した結果、食料は配給制となり子供をつくるにも認可制となっていた。一千万人を超える人々が効率を求めてシティと呼ぶ巨大な建造物の...続きを読むPosted by ブクログ
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宇宙人殺人事件の捜査をすることになったベイリと宇宙人側の捜査官でロボットのベイリの活躍を描いたSFミステリー。
SF作家の描く未来都市はどれも魅力的なものが多いですが、この本の舞台となる鋼鉄都市”ニューヨークシティも面白いです。
かっての地球からの移民であった宇宙人たちへの反感、人間から職...続きを読むPosted by ブクログ -
・第一部 ミュールによる探索
第一ファウンデーションを降伏させたミュールは、自らの銀河帝国設立の妨げとなるであろう第二ファウンデーションの探索を開始した。ミュールによって精神をコントロールされたハン・プリッチャー大尉とコントロールを受けていないベイル・チャニスが探索の任を受けた。チャニスは第二ファウ...続きを読むPosted by ブクログ -
『ミュールによる探索』
第二ファウンデーションの場所を探すミュール。ミュール配下の将軍プリッチャーとチャニスの探索。惑星ロッセンでプリッチャーが第二ファウンデーションの干渉を受けていると話すチャニス。二人の前に現れたミュール。第二ファウンデーションの第一発言者の登場。精神制御戦。
『ファウンデーシ...続きを読むPosted by ブクログ -
全銀河はトランターを首都とする銀河帝国に支配されていた。ハリ・セルダンは心理歴史学の研究の結果、銀河帝国の衰退とそれに続く暗黒時代を予言した。帝国側から危険思想として裁判にかけられたハリ・セルダンは多くの研究者を伴って銀河百科事典の編纂を目的に銀河の辺境の星ターミナスに追放された。
各章ごとに主人...続きを読むPosted by ブクログ -
統計的手法により集団心理と行動を予測する事が可能な心理歴史学。心理歴史学の計算により予言された帝国の緩やかな崩壊とその後に続く長い暗黒時代。それを最小限に食い止めるため人類の技術、知識、文化をあまねく収集して百科事典としてまとめるべく辺境に設立されたファウンデーションの最初の200年の物語。電子書籍...続きを読むPosted by ブクログ