アイザック・アシモフのレビュー一覧
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ロボット工学三原則という言葉とその条項は知っていたけど、大元のこの小説の中身は全然知らなかったし、ウィル・スミスの映画も粗筋すら知らない。
なんとなく完全に制御できて人に危害を加えない安心安全なロボットを作る基本中の基本のプログラミンングで、人がロボットを意のままに操れるみたいな印象だったけど、見事に覆された。作中でも多くの登場人物が盲目的にそう信じて疑わなかったけど、実際にはロボットがロボット工学三原則を守るがゆえのジレンマや不都合が沢山生じる。
どんどん高度化するロボットの知能にロボット心理学者(ジレンマを解決する人)の能力も追いつかなくって、最終的には三原則を守りながらロボットが(尊厳を傷つけないようにこっそりと)人を統治する世界がやってくる。
人工知能が一般人の手元にも普及した2025年の今、この本は未来を予知するものから、今現在の問題に警鐘を鳴らす作品に変貌したと思う。
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ネタバレ初めて短期間で読破できた自分にとっては少し長めの小説でした。
宇宙人の星と地球が色々な方法で繋がっており、その中でも地球人の序列は宇宙人より下という世界観の中で殺された宇宙人の犯人を探すという物語です。
主人公が毎回トンチンカンな推理をしながらも徐々に問題の核心に近づいて行く、主人公だけではなく地球人がロボットの事を嫌っており、主人公も最初は嫌いだったロボット警察を嫌っていましたが色々な経験を通して少しずつ気持ちが変わっていく姿がとても興味深く面白かったです。
割と主人公のその時の気持ちが毎回、事細かに書かれているので、自分が主人公にトレースしているつもりが何か突き放されるような感覚でそれも新鮮でした。(おそらく自分がその世界観に入りすぎた?笑)
クライマックスもそっちかーという方向に行き、(おそらく本を読み慣れてる人はわかるかも、、?)そのカラクリはとても新鮮でした! -
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ロボット工学の三原則
第一条 ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
第二条 ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。 ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りではない。
第三条 ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。
『ロボット工学ハンドブック』、第五十六版、西暦二〇五八年
はい、というわけでSFファン必読の名作、アイザック・アシモフの『われはロボット』でありんす
そして出ましたロボット工学の三原則!もう暗記しましょう
ここ試験に出ます
アシモフが考え出したこの三原則なんですが、正しいSFオタクは現実世界にも侵食されています
ASIMOとかこの三原則に照らし合わせたりします
ちゃんと三原則守ってるのかなASIMOは?とか真顔で言います
一周回って殺戮ロボットとか出てくるフィクションに三原則が守られてないじゃないか!っていちゃもんつけます
ん?ASIMOとアシモフって似てるな
そうか!そういうことか!(見当違い)
そして、この三原則を逆手に取ったような短編が続くんだけど、全部おもろい
このちょっと切ない感じのロボットたちがちょっと切ない(だろうね)
あ!見当違いと拳法使いって似てるね -
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『ファウンデーション』シリーズは、厳密な科学的思考に基づくSF作品として知られていますが、その構造の中に、理性だけでは説明しきれない深い洞察が織り込まれています。
ハリ・セルダンという存在は興味深い二重性を持っています。彼は精緻な数式で未来を予測する科学者でありながら、その行為自体が人類の運命に対する深い直観的理解を示唆しています。「タイム・ヴォールト」のメッセージは、未来を見通す知性の可能性と限界を同時に私たちに問いかけます。
物語に転換をもたらす「ミュール」の出現は、純粋な理性的予測を超えた力の存在を暗示します。また、第二財団の活動は、表面的には心理学の応用でありながら、人間の意識や社会に対するより根源的な理解を示しています。
後期の作品で展開される「ガイア」の概念は、個と全体、意識と物質の関係性について、従来のSFの範疇を超えた思索を導入します。アシモフは科学的な言語を用いながら、実は人類の知性と意識の本質について、より広い視野から考察を行っているのです。
このように『ファウンデーション』は、表層の科学的外観の下に、人類の知性と意識の可能性について、より深い問いを隠し持つ作品として読むことができます。それは現代の科学技術文明が直面する本質的な問題にも、新たな視座を与えてくれるかもしれません。 -
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銀河帝国興亡史、3部作の完結編。
本作の主軸は「第2ファウンデーションはどこにあるのか?」である。わかりやすくワンテーマで物語が展開されるため、これまでの2作に比べると格段に読みやすいが、作品としての質が低下しているわけではまったくない。むしろ、探索の標的になる第2ファウンデーションとはどのような存在なのか、という副次的な関心事項がかえって私たちに大きな問題意識を投げかけている。それは、「私たちの世界の中に『ほんとうのこと』というのは存在するのか?」という問題提起であると自分は受け取った。
第1部ではミュールによる探索、第2部では第1ファウンデーションによる探索が描かれる。第1部は事実上、前作の続きであるが、ミュールと第2ファウンデーションとの鍔迫り合いには息を飲むような緊張感があり、一気に読まされる。第2部は、さしずめアーカディア・ダレルという少女によるロードムービーの様相であるが、本作における真の主役は誰か?という点に関しては最後に驚きの展開が待っている。SFというよりもミステリー小説を読んでいるかのような感覚を味わえるが、全体としては哲学的問いを投げかけているという点ではやはりSFの特質を放棄してはいない。本作では、人間の精神における作用が物事の趨勢に大きく影響を与えることが描かれているが、精神医学のことすらほとんど知られていなかった1940〜50年代にこのようなテーマについて考えていたことにただただ驚嘆するばかりである。1980年代に書かれた続編にもぜひとも触れてみたい。 -
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SFの巨匠アイザック・アシモフが描く壮大な宇宙叙事詩の第1巻である。
人類の未来を数学的手法で予測する「心理歴史学」というアイディアが秀逸で、人間の数が現在の地球上の人口を遥かに凌駕する規模になれば、人類がつくり上げる文明がどのような動きをするのかは数学的に予測できる、というのは妙に納得させられてしまう。この時点で本作の凄みが感じられるところは、まさに「センスオブワンダー」である。
本巻では3人の人物に焦点を当てて、彼らを取り巻く社会的状況を具体的なエピソードをもって描いていくが、私たち読者はこれらのエピソードを気の遠くなるような長さの人類史という視点から俯瞰的に見なければならない。資源をほとんどもたない辺境の小国が、傑物のリーダーシップとアイディアによって危機を切り抜ける痛快さを楽しむのはもちろん間違いでは無いが、本作の魅力はそれだけではなく、いかなる価値観が社会において支配的なのかという「時代」を読み解くことの「楽しさ」、これも同時に本作の魅力であろうと思う。本巻では経済の力が宗教の力を上回ることを示したところで物語が終わるが、もちろん作者はその先も見ていることは本文中でも示唆されている。WTOが機能不全に陥り、自由貿易体制の危機が叫ばれる現在、本作が提示する俯瞰的視点を持つことの重要性を感じずにはいられない。 -
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今さらながらですが
読もうと思いつつ読めてなかったので
SF超入門の本をきっかけに
思わず購入してしまいました。
たった3つの原則
それが
これほど深く人間性を炙り出していくのかー
と衝撃でした
さすがの名著ですねーー
何年も経ってるし
今ではもっとロボット工学や心理学も進んでると思うけど
古臭さはかんじません。
訳がたまに、日頃使わないような
意味わからない言葉があるけど、、、
読みにくいことはありません。
はじめの方から最後の方にいくにつれ
話は、難しくというか
単純ではなくなってきます。
が、面白く最後まで読むことができました。
最近読んだ
チクタク✖️10を思い出しました。
チクタクよりも、読みやすく
ロボットのこれからも
人間の今、これからも考えさせられます。
これから今以上にロボットが普及していく時
この本を再読してみたいと思います。
また、他のロボットに関しての本も
読んでみたいなーと思います。
ロボット工学とか、専門的な本を
手にすることはないと思いますが、
こうしたSF小説などで
素人でも未来を想像する力を
養えることは嬉しいなと感じます。
SF小説がどんどん現実的な話に近づく中で
物理や数学、いわゆる理数系のものは
苦手でしたが、興味が持てて嬉しいです。
調子に乗って、物理の本とか手にとっても
正直???なのですがー
とりあえず、わかりやすい説明のものとか
小説から楽しんでいきたいと思います!
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Posted by ブクログ
ハリ・セルダンが若き日に、心理歴史学へどのようにしてたどり着いたかを記している。
クレオン一世に「周到に」興味をもたれた結果、彼が身を隠しながら、理論でしかなかった心理歴史学を実際に運用しようと二万年の「歴史」を手に入れようとする。
公園で出会ったジャーナリスト、ヒューミンの導きで、ストリーリング大学でドースという協力者を得て、その後危険を察して、より「古い何か」をもつマイコゲンへと逃れていく。
皇帝の前でも頑なに心理歴史学は理論であると言い張っていたセルダンは、協力者達との対話を通じて、実学の可能性を探っていく様子に引き込まれる。
また、それまでのハリ・セルダンは全てを悟った老人のイメージだったが、心理歴史学を練り上げていく若者の姿は、興味深かった。