アイザック・アシモフのレビュー一覧

  • ファウンデーションの誕生 下

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    ファウンデーションができるまでの困難、ドース、ユーゴ、レイチ、マネルラ、そしてウォンダとの別れが書かれる。

    滅びゆく帝国とともに、文明が滅んでいくのを、何とかして食い止めようとする努力をするセルダンが、ついにファウンデーションと星界の果てを見出した。

    彼の人生は、困難に満ちていたが、多くの人に恵まれていたと思える一冊だった。

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    2024年01月21日
  • ファウンデーションの誕生 上

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    セルダンは、ドース、レイチと家族になった。デマーゼルは民主主義者の皮を被ったジョラナムに追い詰められ、セルダンはジョラナムに共感するレイチを使って、ジョラナムを罠にはめる。

    その功績により、セルダンは首相となり、ジョラナム主義者達に命を狙われることになる。またレイチを使ってその危機を脱しようとするのだが・・・。心理歴史学の研究が少しずつ進んでいるように、セルダンが事件を乗り越えていく。ドースのお母さんっぷりが面白い。

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    2024年01月18日
  • ファウンデーションの誕生 下

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    ついにファウンデーションシリーズが完結し、よく知っているところへたどり着いた。これまでの知識を持ってもう一周してみようとも、新たな世界に進もうとも思った。自分にとって折に触れて見返したくなる名作となったことは間違いない、と思った。

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    2024年01月06日
  • ファウンデーションの誕生 上

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    首相をセルダンに託し、デマーゼルは退場。月に行ったのかな?ラスト、即座の死が処置されることになるのか。下巻が気になる。

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    2024年01月04日
  • ファウンデーションへの序曲 下

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    心理歴史学を考えるため、マイコゲンからダール、ワイへと移動していくセルダン博士とドース。

    移動し、様々な経験、人々に会いながら、セルダンは心理歴史学への思考を深めていく。そして、思考を広げるだけで無く、絞る方向に考えが及んだ瞬間、彼を取り巻く様々な事柄、歴史、人物の本当の姿が浮かび上がってくる。

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    2023年12月31日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    いいものを薦めれば薦めるほど過去にこだわって意固地になってしまう。であれば撤退し、少数の賛成派を励ますことによって内から盛り上げ、自分たちで作り上げたと思わせるように仕向ける。政治の大切さ。

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    2023年11月22日
  • ファウンデーションへの序曲 上

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    ハリ・セルダンが若き日に、心理歴史学へどのようにしてたどり着いたかを記している。

    クレオン一世に「周到に」興味をもたれた結果、彼が身を隠しながら、理論でしかなかった心理歴史学を実際に運用しようと二万年の「歴史」を手に入れようとする。

    公園で出会ったジャーナリスト、ヒューミンの導きで、ストリーリング大学でドースという協力者を得て、その後危険を察して、より「古い何か」をもつマイコゲンへと逃れていく。

    皇帝の前でも頑なに心理歴史学は理論であると言い張っていたセルダンは、協力者達との対話を通じて、実学の可能性を探っていく様子に引き込まれる。

    また、それまでのハリ・セルダンは全てを悟った老人のイ

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    2023年11月20日
  • ファウンデーションと地球 下

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    ファウンデーションの時系列としてはラスト。でも、ロボット関連作品とつながりがあるとは…いったんそちらからスタートして本作をよりよく理解できるようになって戻って来たいと思った!

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    2023年11月05日
  • ファウンデーションと地球 上

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    冒険物語に。ペロラットのかわいさがどんどん増してきて、それは他の2人も同様に思っていたことがわかり微笑ましい。「仲良くしよう」は名セリフだと思った。

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    2023年11月03日
  • ファウンデーションの彼方へ 上

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    1-3巻を新訳版で読んでからこの巻に進んだが、大きな違和感はなかった。テルミナスがターミナスになったこと以外は。ペロラットの弱気なセリフが共感を誘う。発言者会議の精神戦に息が詰まる。みんなどこまで本心かわからなくなってくるが、ストーリーが追いやすく先が気になってどんどん読み進められた。

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    2023年10月25日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    鋼鉄都市に続く二作目
    キャラ立ちもしていて内容も面白くサクサク読めた。
    アシモフの想像力に今回も脱帽、対面で接するのが何よりも苦痛な生物を生み出すなんて

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    2023年07月23日
  • われはロボット〔決定版〕

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    ChatGPTが出てきた今、一章に出てきたロビイくらいはできるのかもしれない。シンギュラリティが現実味を帯びてきた。そこに生活している人類や自分はどうなるのか、読みながら考えさせられた。ロボットや人工知能から、人間の本質について考えるきっかけになるのは面白い。幸せとはなんだろうか。幻想なのだろうか。

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    2023年03月30日
  • 第二ファウンデーション

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    70年も前の大戦前後の時代に、これだけの想像力を発揮したSF小説がすでに出ているのが驚嘆。
    古い単行本で読んだが今でも色褪せることのない名作。  ついに映像化されるということで話題にもなっていた

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    2022年11月09日
  • ファウンデーション

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    中学生のころはまり、数学・心理学・統計学の専門家になりたいと進路をまじめに考えたことを思い出す。
    全編読んだあとに再読すると隠された謎など考えながら読めて改めて面白い。

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    2022年07月21日
  • われはロボット〔決定版〕

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    原題 I, ROBOT

    人が創造し、
    人と同じように考え行動する、
    人型の機械。

    …見分けられなければ、それはもう人、ですよね。
    いや、人より優れてます。
    データを蓄積し難解な問題の最適解を瞬時に出し、
    環境を選ばず活動できる。

    人に危害を加えることを除いて。

    スーザン・キャルヴィンの回想の形をとった短篇集ですが、そのまま、時系列の開発史になってます。
    安全、服従、防衛の三原則のジレンマがもたらす、合理的なはずの機械の不合理。…おもしろいなぁ。

    人の葛藤と同じ。得てして人は感情で答えを出しますが、…それが人の人たる所以かもしれませんね。
    現在ではA.I.上のフレーム問題があるので、三

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    2022年07月11日
  • われはロボット〔決定版〕

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    ネタバレ

    めちゃ面白かった〜

    導入が若干脳に入らなくて焦りだったけどロボ出てから楽しいこと楽しいこと

    パウエルとドノヴァンのあれやそれや楽しいわ スピーディ可愛いわ…
    指6本の子も良かった 我に帰って頭抱えるシーン好き 陽電子回路が異常をきたしたんや…ウッ

    夜明けのロボットで履修してたうそつき!はロボが傷付くシーン見たくなさすぎてもうやめて下さい…と思ったけど見れたね

    一条無視ロボも良かった 1人だけ立ちあがっちゃうシーン

    全部おもろかった

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    2022年06月17日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    おもろ〜い

    最初何が何だかわからんくて読めるかな?と思ったけど、ダニールが出てきてからもうどんどん面白くなって読んでた
    ロボットと人間…異人種、異種、年齢差やらのバディモノ大好きだから助かった

    よく思うけど、海外ってロボットとかアンドロイドにあたりめちゃ強い人間の表現多いよな〜
    染み付いたキリスト教の教えからか人に近いロボットの制作…禁忌!てきな発想あるんかな
    日本て、ロボット作品多いし、割と身近にペッパーくんやらアイボやら色々おるから人類の友人♪感あってあんまし強く当たる人おらんのでは…?と思っちゃういつも

    あんまりミステリーは読んでこなかったから、定番なのかも知らんけど主人公の気付き

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    2022年06月17日
  • はだかの太陽〔新訳版〕

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    前作の鋼鉄都市は一昔前の訳だったため古くさい言い回しが気になる部分があったけど、新訳だとスムーズにお話に入れた。
    イケメンロボットのダニールの出番がちょっと少なくて残念。でも登場場面ではいい仕事している。ベイリとダニールの関係性も変化しており続きも楽しみ。
    特に保護者的な扱いに反発したベイリに行動を制限されてしまう場面が切ない。ばかげたことと思いつつ、何かダニールに対して人間的なものを期待してしまうベイリもよい。

    半世紀以上前の小説なのにそのまんまのリモート会議が登場することに驚く。隔離生活が定着した無菌状態の惑星ソラリアで、病原菌扱いされ思いっきり差別される地球人ベイリ。これこそコロナ禍に

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    2022年04月29日
  • われはロボット〔決定版〕

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    言わずと知れたSFの古典作品。短編連作形式。
    かろうじて文字が読めるようになった幼少期に、祖父母の家の書斎で読んで以来の再読。よくわからないが面白かった、ロボットが好きだという記憶だけあり、このたび実際に再読したところ一作目の「ロビィ」以外全くなにも覚えていなかったため、改めてこんな作品だったかと新鮮な気持ちになった。
    簡素で装飾が少ない骨のような文体だが、その骨組みがこの上なく面白い傑作である。

    本書は1950年に刊行された作品であり、解説(瀬名秀明)によると既に発表済みの短編いくつかを単行本化にあたって編纂した経緯があるとのことで、執筆年はさらに古い。よって作中に見られる技術内容にはさす

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    2022年03月25日
  • われはロボット〔決定版〕

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    かの有名なロボット三原則はこの小説から始まったと聞き、大変驚いた。てっきりかなりの古典からの引用だと思っていたが、比較的新しい本であったからだ。

    とはいえ、ロボットの概念が生まれた直後からこのような三原則を思いつき、またそれを題材に名作と呼ばれる作品を作り上げられる作者の力量には感服。

    ロボットの黎明期からその発展を支えたロボット心理学者の目線で語られる、三原則が与える人間とロボット、またロボット同士におけるジレンマの中での苦しみが、現実世界ではないのに妙にリアルに描かれており、必読の一冊。

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    2022年02月26日