【感想・ネタバレ】ファウンデーションの誕生 上のレビュー

あらすじ

銀河帝国興亡史 感動の最終巻
ファウンデーション創立をめざす心理歴史学者ハリ・セルダンの活躍を描く、早大な宇宙叙事詩、ついに完結。

〔銀河帝国興亡史7〕さまざまな事件や陰謀や妨害を乗り越え、滅びゆく銀河帝国を救うべく、ファウンデーション創立をめざし、その人生を賭けて奮闘努力する心理歴史学者セルダンの活躍と激動のドラマ。ヒューゴー賞特別賞を受賞した壮大なる宇宙叙事詩はここに感動の最終巻を迎える。巨匠アシモフ最後の長篇。

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アイザック・アシモフの数ある作品の中で『映像化不可能』と言われている作品です。そう言われるだけあって読み応えあります。
アシモフの作品には、有名な「ロボット三原則」のようにシリーズ毎に一貫したテーマがありますが、この「銀河帝国興亡史」では「心理歴史学」です。
「銀河帝国はどのような滅亡の道を辿るのか?」、「ファウンデーションはどうやってその危機を乗り越えるのか?」、「そして、ハリ・セルダンの予言とは何なのか?」
そう思いながら物語を読み進めていくと、あっという間に三部作を読み終えてしまいます。
他のアシモフ作品につながるテーマが要所に盛り込まれている、アシモフファン必読の三部作です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

銀河帝国興亡史⑦ 年代順②

セルダンは、銀河帝国皇帝クレオン一世の暗殺計画を防ぐことができるか!?

この上巻でその結果まで分かります。さすがアシモフと思わせる衝撃展開でした( ゚Д゚)

「・・人類は“他人よりも自分が偉い”という愉快なゲームに凝ることを許されてきた。そして、この跡形づけをするのは容易ではないよ。・・」209

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

セルダンは、ドース、レイチと家族になった。デマーゼルは民主主義者の皮を被ったジョラナムに追い詰められ、セルダンはジョラナムに共感するレイチを使って、ジョラナムを罠にはめる。

その功績により、セルダンは首相となり、ジョラナム主義者達に命を狙われることになる。またレイチを使ってその危機を脱しようとするのだが・・・。心理歴史学の研究が少しずつ進んでいるように、セルダンが事件を乗り越えていく。ドースのお母さんっぷりが面白い。

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

首相をセルダンに託し、デマーゼルは退場。月に行ったのかな?ラスト、即座の死が処置されることになるのか。下巻が気になる。

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2024年01月04日

Posted by ブクログ

アシモフの遺作 合掌礼拝
表紙   7点生賴 範義
展開   7点1993年著作
文章   7点
内容 750点
合計 771点

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2017年03月29日

Posted by ブクログ

セルダンがドースの正体に気づいていないような言動をしているのが気になった。確か前作のラストで言及していたはずでは?セルダンがあえてその点を意識しないようにしているのだと考えれば、彼の焦りが見えて面白い。

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2021年02月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アシモフの最晩年の作品だからか、話が小粒な感じがした。後半に向けて敢えてそうしたのかもしれないが、
これまでのような躍動感を感じず、セルダンの周りの個人的な痴話げんか(にしては結果が大きすぎるが・・)のような印象を受けてしまい、あまりのめり込めなかった。
さしものアシモフも衰えたということなのだろうか。

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2024年02月16日

Posted by ブクログ

『ファウンデーションと地球』で
セルダン・プラン以外の結末が決定されたにも関わらず、
私はこの銀河帝国興亡史の最後の物語は
新しい帝国の誕生であろうと信じきっていました。
この壮大なサーガはあくまで
一つの帝国の滅亡から新しい帝国の誕生までの1000年の物語だと。
まさか途中でプランが機能しなくなって話が終わるなんて、
誰が想像する?
例え前作『ファウンデーションへの序章』がセルダンの若かりし頃の話で、
今作のタイトルが『“ファンデーション”の誕生』だとしても。

なので最初にページを開いてセルダンが登場した時はガッカリしました…。
そうか私はセルダン・プランの1000年後を知ることは出来ないのだと。
もちろん、
思い込みがなければ十分に予測可能な状況証拠はたくさんあるのは認めるけれども。

まあ考えようによっては一周回ってスタートに戻る、
ということでそれはそれでスマートなのかもしれない。
でも私的には『序章』と『誕生』は
もうちょっと別な形で ースピン・オフのようなー 存在して欲しかったかな。

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2010年01月09日

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