アイザック・アシモフのレビュー一覧

  • 第二ファウンデーション

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     前作からすると、ちょっと勢いがそがれた作品。そこそこ面白いけれど弟2ファウンデーションがベールに包まれたままだが、少し姿を見せてきた。

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    2009年10月04日
  • 鋼鉄都市

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    ロボット嫌いの主人公刑事ベイリが、上司から宇宙人惨殺事件の担当に推薦される。宇宙人側からの捜査パートナーとしてRダニールと共に事件の解決に向けて、思考錯誤するストーリー。登場人物達と同様に読者側の気持ちも興奮したり落胆したりさせられる。ロボット嫌いのベイリとRダニールの2人に芽生える心の変化。2人のやり取りから繋がって、最後ベイリが放つ言葉で気持ちよく締めくくられ、最後の最後までハラハラしました。
    アシモフさんの作品は、これが初めてだったので「われは、ロボット」からストーリーを追う形で読み始めたいと思います!

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    2025年10月22日
  • 鋼鉄都市

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    アイザック・アシモフ、言わずと知れたSFの大家。それがミステリ紹介本「夜明けの睡魔」に載っている。紹介見出しは”SFミステリとは呼びたくない”

    アシモフ、初めて読んだが、なるほどミステリとして紹介されているのにもうなずける。舞台は”未来の”ニューヨーク。そこでは”地球人”と”宇宙人”がそれぞれ独立したエリアで暮らしている。ある日宇宙人が殺される事件が起き、宇宙人は犯人は地球人らしいと思い、そこで地球人の私服刑事ベイリは”宇宙人”のロボットと二人で捜査を始める。

    事件の結末は意外にあっさりしているのだが、ベイリが次第にロボット・ダニールと心を通わせていく様などが興味深い。

    しかし、わくわく

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    2025年10月13日
  • 鋼鉄都市

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    ロボットのダニールとタッグを組み、犯人探しをする刑事ベイリー。鋼鉄ドームに住んでいる地球人という設定にすごくワクワクした。細かいところの設定もしっかりしていたSFだった。

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    2025年10月13日
  • ファウンデーション

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    ★2.5かな。
    とにかく読みづらい、訳のせいかもしれないけれども、ストーリー展開も当方に合わないなぁ。セルダンのくだりをもう少し濃密に展開してほしかったかも。四部作のようなので全部読まないとかもしれないけれども、ちょっと手が出ないかな。

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    2025年10月08日
  • 鋼鉄都市

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    久しぶりのSF
    アシモフのSFは
    知っていたし話には聞いていた
    が読んだことはなかった
    1953年の作品とのこと

    かつて地球人は宇宙に
    移民していた時期もあった
    が、今はシティという完全なる
    都市の中で暮らしている
    すべてが管理されている
    それで良いと思っている
    ロボットが人間の仕事にとって変わり
    さらに効率を良くしている

    しかし、中にはロボットを拒否し
    元の外の世界を求める人々がいる

    一方で移民の子孫である
    宇宙人が住む宇宙市
    けして交わることなく
    宇宙人は何かをしようとしている
    地球人の病原菌に触れると
    死んでしまうにも関わらず
    何かを求めてやってきた

    そんな中宇宙市で殺人が起こる

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    2025年09月18日
  • 鋼鉄都市

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    ロボットというものがまだここまで現実化していない時代のSF小説としては見事だと思う。
    ロボットにより人間の仕事がなくなるとか、ディストピア感のある世界観は後世のSF作品にも影響を与えていると思う。
    しかし個人的に翻訳のせいか地の文が読みにくく感じてしまった。

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    2025年08月10日
  • 鋼鉄都市

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    【人間の定義、ロボット三原則の死角】
    宇宙人が地球に来て数年、生活が変わりロボットが生活の中に入り込む時代。
    宇宙人側の要人が殺人にあった。
    果たして犯人は誰だ?人間刑事とロボット刑事が難事件に立ち向かう。
    ミステリーではあるけど本質的にはもはや人間と見間違うほどのロボットは人間と言っていいのか、否か。
    なぜロボットを嫌う集団が産まれているのか。
    遠くない未来で起きそうな現象。
    バディものとしても良い。

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    2025年05月27日
  • 鋼鉄都市

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    三原則の盲点をついたSFミステリーでした!

    人間の刑事とロボットの相棒によるバディ小説としてもなかなか良かった。

    アシモフは「ファウンデーション」も面白いし、やっぱり凄い!

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    2025年04月14日
  • われはロボット〔決定版〕

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    インタビューと短編が重なり、歴史書的な構成となっていてとても面白かった。
    ロボットの勃興から浸透、人類の救世主となるまでが描かれており、ロボットの可能性やロボット社会の希望を感じさせた。
    どの短編も面白く、〈ロボット三原則〉についてあらゆる角度から深掘りされていてとても面白かった。
    ロボットのこと大好きになってしまう。
    個人的には最後の厄災のときが壮大な世界観で面白かった。

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    2025年02月07日
  • われはロボット〔決定版〕

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    短編集で、連作短編まではいかないですが、同じ世界の違う年代の物語が展開します。
    それぞれにおもしろさが異なり、個人的にはロボットが自我に目覚める『われ思う、ゆえに』が好きでした。
    ミステリー的な仕掛けのあるものもあって、最後のオチにハッとさせられるものもあります。

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    2024年12月28日
  • 鋼鉄都市

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    ネタバレ

    初アシモフ。翻訳ものって、世界観に入り込めないとなかなか読み進められなくて困っちゃうんだけど、これはわりとサクッと読めた方かな。ロボット工学三原則をもとにした高度なSF世界の設計と(3ダニットすべてを備えた)ミステリィの融合。宇宙人殺人事件の裏に隠された大いなる計画にさすが巨匠だなぁと。訳はやや古くささを感じさせるが、なかなか面白い作品でした!星三つ半。

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    2024年06月10日
  • ファウンデーションへの序曲 下

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    ネタバレ

    アシモフの晩年の作品だからなのか、自らの意思で再開したわけではないファウンデーションシリーズだからか、作品の出来がこれまでより劣るように感じた。
    面白くないわけでは無いのだが、シリーズのこれまでの作品のような驚きがなかったのは事実で、最後のヒューミンがロボットである所くらいしか期待を裏切る内容が無かった。
    その部分にしても(第二ファウンデーションのような)精神作用を用いている可能性は作品の最序盤、セルダンが易々とヒューミンについていく、急に心理歴史学を完成させようとする当たりから感じていた(あまりにも展開がご都合主義的すぎる)ので、これまでのような新鮮な驚きでは無かった。
    アシモフの最後のシリ

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    2024年03月06日
  • ファウンデーションへの序曲 上

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    ネタバレ

    前作で未来への展開に行き詰まりを感じていたので、過去に戻るのは良いと思った。

    ファウンデーションシリーズでは伝説的存在となっているハリ・セルダンが等身大の人物、ひとりの若者として描かれている。
    ただ、セルダンが心理歴史学に取り組んでいく過程が強引な感じがする。解けないと思っているものに取り組むにはドライビングフォースが弱いような・・。
    前作までの第二ファウンデーションやガイア、地球(ロボット)のような超能力的なものがセルダンに働いているなら納得いくが。前作までの内容が伏線になっているかもしれないと思うと、すべてが(良い意味で)怪しく見えてくる。
    前作までの人類発祥の地やロボットを匂わせ下巻へ

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    2024年03月06日
  • ファウンデーションの誕生 上

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    ネタバレ

    アシモフの最晩年の作品だからか、話が小粒な感じがした。後半に向けて敢えてそうしたのかもしれないが、
    これまでのような躍動感を感じず、セルダンの周りの個人的な痴話げんか(にしては結果が大きすぎるが・・)のような印象を受けてしまい、あまりのめり込めなかった。
    さしものアシモフも衰えたということなのだろうか。

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    2024年02月16日
  • 鋼鉄都市

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    「ロボットは人を殺さない」は絶対か?

    アイザック・アシモフの代名詞とも言える「ロボット三原則」の問題を、退廃した「地球人」の住む「鋼鉄都市」で繰り広げる。
    少し前に読んだ『はだかの太陽』は、この続編。

    小説はパソコンも携帯もない時代に書かれた。今、経営者や企業コンサルタントは「効率は人を幸せにする」として、無人化やオンライン化を進める。
    他方で「移民問題」などにある民族間の軋轢の根底には、「労働コストの効率化」などからくる経済的理由が潜んでいる。

    アシモフはR・ダニールに「正義とは法」と言わせ、ベイリには「法の上には時として寛容がある」と言わせた。

    地球人や宇宙人の問題は、他人事ではな

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    2023年10月20日
  • 鋼鉄都市

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    人間とロボットのバディ物。

    SFミステリーで読みやすいものの、なかなか主人公が本気を出さなくてもどかしかった。

    アシモフのロボット三原則は有名だから流石に知ってるけど、フランケンシュタイン症候群は初耳、面白い。

    現代ならAIに対する恐怖をターミネーター症候群と呼んでも良いかもしれない。

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    2022年12月28日
  • 鋼鉄都市

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    執筆された時代を考えればその先見性が凄まじいことがわかる。ミステリとしては完全ではないが、
    人間とロボットのバディものでありながら、単純な人間対ロボットの構造にならないのが良い。
    作中ではあくまでロボットは人間に使役される存在でしかなく、ロボットもそれに違和感を抱かない。
    どちらかと言うと人間の可能性に希望を抱く内容になっている。

    巨大なシステムに対する人文主義的な反抗を起こすのは過去の文明を愛する懐古主義者であり、彼らはロボットをすすんで使役することになる未来が示される。

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    2022年08月30日
  • 鋼鉄都市

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    前半難しかったけど後半とラストのたたみかけがよかった。いろんな作品に使われてるなーと思う箇所も多く面白い

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    2022年06月27日
  • ファウンデーション

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    昔のSF
    心理歴史学者が銀河帝国の滅亡を予言することから始まる。
    ハリ・セルダンの先見の明がすごい。
    人と時がどんどん変わっていく、昔の翻訳だからかなー、少し読みづらかった。
    心理歴史学の内容がおもしろかった。実際にこんな学問があったらおもしろいのに!

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    2022年06月12日