美濃透の作品一覧

「美濃透」の「夜来たる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 夜来たる
    値引きあり
    3.8
    1巻357円 (税込)
    2千年に1度の夜が訪れたとき、人々はどう反応するだろうか…六つの太陽に囲まれた惑星ラガッシュを舞台に、“夜”の到来がもたらすさまざまな人間模様を描き、アシモフの短篇のなかでもベストの評価をかち得た、SF史上に名高い表題作はじめバリエーション豊かな短篇の数々を、著者の軽妙な詞書きにのせて贈る、アシモフの面目躍如たる傑作短篇集!

ユーザーレビュー

  • 夜来たる

    Posted by ブクログ

    太陽が6つあり、暗闇というものを知らない星。そこで4時間後に日食が起こることがわかった。その星では誰も知らない夜の世界。発狂し混乱が予想されたなか、日食による影が星を覆う。

    アシモフの初期作短編集。21歳位で書いてたんだからすごいとしか言いようがない。

    タイトル作は、未知との遭遇でもあり、終盤で暗くなって今まで見えなかったものが…というダブルミーニングがよくできていると感じる。

    個人的に好きだったのは『緑の斑点』だ。気がついたら緑の斑点を持つ生物に覆われてしまう。地球の生物は妊娠してしまう。かなり斬新な異星人(の細胞)のコンセプトだ。

    後半、ホーキンズ人、原爆を作って懺悔をする物理学者

    1
    2022年06月29日
  • 夜来たる

    Posted by ブクログ

    アシモフの名作短編集
    表紙   6点木嶋 俊
    展開   7点1969年著作
    文章   7点
    内容 700点
    合計 720点

    0
    2016年02月26日
  • 夜来たる

    Posted by ブクログ

    6つの太陽が常に昇り、昼しかない惑星に、2000年振りに夜が訪れる話。
    いま生きている者は誰も経験したことのない、闇の世界が来た時にどうなるか。
    過去高度に発達した文明の数々も、ほとんど跡形もなく消えてしまった原因は何なのか。
    ファンタジーと言うより、想定したことのない立場に置かれた時の、人の心の動きがあぶり出されているところが面白かった。

    0
    2014年07月27日
  • 夜来たる

    Posted by ブクログ

    アシモフの短編集。

    金環日食の折、日食をテーマにしたSFがあると知って、読んでみた。
    6つの太陽があり、夜の訪れない世界に、2049年に一度皆既日食のために夜が訪れる。暗闇と空の星々を初めて見た人たちは狂乱に陥る。

    それ以外の話も、生態系全体で一つの生き物としてとらえる星の生き物が人類の宇宙船に乗りこんで、地球へ向かう(「緑の斑点」)、彼らの中に広がり始めた”活動抑制死”が地球人によるものではないかと疑うホーキング星人(「ホステス」)など、今もって全く色あせない設定ばかりで面白い。

    0
    2012年06月17日
  • 夜来たる

    Posted by ブクログ

    ものすごく人間描写に
    メインがおかれている作品。
    表題作は二千年に一度の夜が来るという
    不思議な設定がなされている作品。
    そう、夜なんか来なかった人間にとっては
    閉所恐怖は普通にありますものね。

    そして、最後の「C-シュート」
    これはとっさの英雄的行動には
    何も大きな理由なんか要らないということを
    示したもの。

    マリンという男の言葉は
    弱気になっている私達に
    元気をくれるはずです。

    0
    2010年07月04日

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