押切蓮介のレビュー一覧
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花岡隊長が頼もしくてしかたない日々(桜井のりお先生・談)。
ああ花岡隊長は頼もしい。「頼もしい」という言葉はこの人のためにあるかのようだ。この人の頼もしさ自体が純粋にこのマンガの楽しさになってしまうほどだ。
ここで描かれているのはあまりにも危険で禍々しく救いのないような世界だが、隊長さえいてくれればきっと何とかなる。そう思えてしまうのは、もはや信仰である。
陳腐な言い回しをすれば「恐怖」という神を信仰する村(劇中でも隊長につっこまれてましたが)を、花岡隊長という異教の神が物理的に蹂躙するというミニ聖戦の構図にもなっていて、狙いだとしたらものすごく斬新な気がする。
閉鎖的な村の「異教化」を描い -
Posted by ブクログ
テーマと、澤村伊智さん松原タニシさんの対談に惹かれて、過去号をお迎えしました。
タニシさんの事故物件が13件目の時に対談されたらしく、先日聞いたラジオでの状況(その時は27件目とか言ってた、うろ覚え)との違いに感慨深くもなったり。
タニシさんをいくつかの媒体で追っていても、全然知らなかったことがこの対談でいくつも明かされていて、お迎えしてほんとに良かったなぁってなってます(事故物件価格設定とその裏事情とか)
あと、タニシさん、お話を引き出すのが相変わらず上手いですよね~ 澤村さんの黒い部分(笑)が引き出されてて、興味深く読ませてもらいました(笑)
そして、2025年現在、ピンピンしておられます -
ネタバレ 無料版購入済み
一気読みした作品です。正直、酷い目にあったキャラが報われる要素が何一つない大変後味の悪い作品で(酷いことをしたキャラはそれぞれ相応の報復はされるのでそこは爽快)読んでいて胸が痛くなりますが、ものすごく濃縮された内容で読み応えはあります。二度読む気はしないですが、おすすめできる作品ではあります。
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Posted by ブクログ
ネタバレ正直あんまり期待せず、好きなジャンルだから暇つぶしのつもりでコンビニの書棚から手に取った。
いや、ごめんなさい! 面白かったです!
ストーリーはいたってシンプルなんだけど、登場人物、とにかく婆ちゃんがスゴくて(笑)、まさしくフィジカルギフテッド炸裂!
加えて含蓄のある言葉の数々…
『内を良く、外も良く、生命を濃く』
カッコよ!
あとがきにあった作者さんの『邦画ホラー、毎度の生者負け戦に一矢報いる』の言葉通りの『ババア無双』、最高!
図画は苦手なタイプだけど、それ以外は大満足!
帯に映画化とあったので早速今晩観に行こう(レビューも上々だ)!
しかし『ある設計士の…』といい、最近コンビニ