押切蓮介のレビュー一覧
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ホラーギャグ漫画というジャンルがあるとすればその金字塔ともいえる作品で押切先生の代表作でもあります。
基本的には霊感体質でありながら絡んで来る霊や妖怪を拳でねじ伏せる中学三年生の日野耳雄(みみお)とその妹で同じく霊感体質で中学一年生の留渦(るか)を中心に怪奇現象を解決していくのですが、怪奇現象といっても「靴下が片方無くなる」とか「いつの間にか部屋に落ちている陰毛」とかそんなもんで、恐ろしげな妖怪が出てくる事はあまりありません。出てきたとしてもそこはギャグ漫画ですからキッチリ笑わせてくれます。
ということで本編ももちろん面白いのですが、脇役もいい味を出していて、特に日野家の愛犬サイトーさんがとても可愛いです。微妙な顔もさることながら主人に忠実であり、賢く、幸が薄く、ちょっとエロい、私はそんなサイトーさんが大好きです!
ネカフェとかで一気に読むのがおすすめですが何回見ても笑えるので、お金と場所があれば私のように16巻まで家に揃えてみてもいいと思います。 -
Posted by ブクログ
「彼岸島」×「三國無双」?うぉおおおお、ミスった!「ゆうやみ特攻隊」は、一巻を読んだだけで投げてしまっていたが、二巻以降の黒首島編がむっちゃくちゃ熱い。細部はどうでもいいくらい熱い。主人公・辻の姉の敵の霊・ミダレガミを討ち滅ぼすべく、最強の霊能力者の弥依部長ひきいる心霊探偵部は、人身御供の風習の残る孤島・黒首島に乗り込む。その空気感はまさに「彼岸島」。そして襲い来るきみわっるーい亡者どもを、ばったばったと粉砕していく天下無双の部長の姿には「三國無双」のような爽快感を味わえる。次から次へと迫る危機、分断される探偵部。この先どうなる!?って感じ。あーおもしれー
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Posted by ブクログ
花岡隊長が頼もしくてしかたない日々(桜井のりお先生・談)。
ああ花岡隊長は頼もしい。「頼もしい」という言葉はこの人のためにあるかのようだ。この人の頼もしさ自体が純粋にこのマンガの楽しさになってしまうほどだ。
ここで描かれているのはあまりにも危険で禍々しく救いのないような世界だが、隊長さえいてくれればきっと何とかなる。そう思えてしまうのは、もはや信仰である。
陳腐な言い回しをすれば「恐怖」という神を信仰する村(劇中でも隊長につっこまれてましたが)を、花岡隊長という異教の神が物理的に蹂躙するというミニ聖戦の構図にもなっていて、狙いだとしたらものすごく斬新な気がする。
閉鎖的な村の「異教化」を描いた話はいくらもあるが、閉鎖的な村に物理的な破壊を持ち込んで異教化するという、定義通りの聖戦を描いた話となるとちょっと思いつかない。こうやって字にするととんでもない話だな。今までなかったわけだ。
こういうムチャクチャな話をシリアス寄りなエンターテイメントとして成立させる異様なバランス感覚は、ギャグもシリアスもいける押切蓮介先生の真骨頂でもあるだろう。
それにしても押切先生が描く女の子の透明感のある美しさはなんとしたものか。カバー下で「おそろしくてチビりそうだわーっ!」と最高の笑顔で言うカエさんも色々な意味でたいがいだが、鉄家の翠(すい)のエロ可愛さときたらどうなの。なあ、おい!
翠がやってることは相当えげつないわけですが、あまりに見た目が可憐すぎてこの子が花岡隊長によってボコられる光景というのがいまひとつ想像つかない。
それとも今回の月(ゆえ)のように、やられる場面では思いきり憎たらしく下賤な顔になるのだろうか。それはそれでなんか複雑な気分だ。