紅玉いづきのレビュー一覧

  • ミミズクと夜の王 完全版

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    ネタバレ

    記憶を取り戻し、フクロウの優しさに気づいたミミズク。いい話だった。
    漫画もあるらしいので、読んでみようと思う。

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    2024年02月10日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    世界観が素敵で始めは拙い言葉使いのミミズクが、人間と触れ合うことで言葉が流暢になっていくさまが悲しくもあり、嬉しくもあり。

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    2024年01月13日
  • MAMA

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    人喰いシリーズ2作目。
    前作に続き愛のある話でした。
    今作はどちらかというと親子愛?

    落ちこぼれ魔術師のトトが魔物の封印を解いてしまい、その母親として契約者になるお話。
    不相応な力を手に入れて成り上がると言ってしまえばそれまでなんだけども、
    よくあるキラキラした物語ではなかったかな。

    トトの両親が離れてもしっかりとトトのことを愛しているという描写があってよかった。


    ANDは後日談といった感じのエピローグ。
    登場人物たちの先に幸があらんことを。

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    2024年01月13日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    ネタバレ

    後半は泣かせる部分もあり、嫌な人間も出てこない良い話だった。

    ひとつ気になったのは、ミミズクがなぜそこまでフクロウの事を好きなのかが、二人の絡みが少ないので、イマイチ伝わってこなかった。

    もっと ミミズクが助けられるまでに二人の関係を掘り下げるエピソードがあれば良かった。

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    2023年10月11日
  • サエズリ図書館のワルツさん2

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    前作より更にSF色が強くなった印象。登場人物の正体?も明かされていく。サトミさん、タンゴくんそんな秘密があったり、ワルツさんの弱点も晒される。

    今が嫌で終末を期待する千鳥さんの気持ちも、わからないでもないし、自分もたまに考えてしまうこともあるけど若い人がそんな思いに囚われるのは悲しく感じる。

    「生きることは働くことではないかね」
    なりたい職業になれる人なんて殆どいない。
    惰性と責任だけで働き、もう逃げることもほぼほぼできない現状の自分。後悔する余裕もないのだけども、
    目指せるものがあり、障害があっても挑戦に向かう千鳥さんを少し羨ましくも思えるし応援したくもなる。

    また本により、何か一時的

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    2023年07月26日
  • 毒吐姫と星の石

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    ミミズクと夜の王(ミミズクと名乗るかつて奴隷だった少女と魔物の王の話)の続編。前作に出てた王子ディアが毒吐姫と婚約した話。立派な王子になったなぁとか、ミミズクは元気かな?とまるで親戚かのように見守ってた。この世界の子達がずっと幸せでありますように。

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    2023年07月09日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

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    しっかり恋愛小説やった。
    ミミズク読んでからだいぶ空いたので登場人物少し忘れてたけど、大事なとこやのでこれは前作読んですぐの方が楽しめるなと思った。
    ミミズクとエルザは割と恵まれない幼少期が似てるはずやのにこうも性格が変わるのは何で何やろうなと思った。設定として毒吐きっていうのはあるけど、周りのエルザに対する環境が無意識のうちに恐れや不吉で卑しいものとして接されてたからなのかもしれない。卑屈になるわな。そしてその自信のなさがミミズクと会った時の絶望になるし、愛されるものと愛されないものみたいな考えになるんだよな…少しデュークのちょっとした悪意というか釘刺しもうううってなった。ミミズクやディアの

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    2023年06月25日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    家を飛び出して、新米新聞記者として働く英田紺。
    旧家の蔵で見つかった呪いの箱の処分を依頼された紺は、上司の紹介で神楽坂の箱屋敷に住む、うららと出逢う。
    「箱と名のつくもので、うちに開けられぬものもありませんし、うちに閉じられぬ、ものもありませぬ」
    けれどね、記者さん
    「開けないほうが、よい箱もありますよ」

    表紙とタイトルから、袴姿のお嬢が活躍するのかなと思っていたら、過去を抱えて家を飛び出した新米記者と、謎めいた箱娘が暴く怪しくて仄暗い人の闇のお話。
    地方の旧家の呪いの箱
    身分違いの男女の悲恋を描く舞台の台本の行方
    姉の婚約者に文を贈っていた妹の真実
    旧家の嫁からの再びの文
    じっとりとまとわ

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    2023年06月05日
  • 毒吐姫と星の石

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    さくっと読み終わりました。
    夜の王によって動く手足を得た王と、占いにいいように翻弄された隣国の王女が結婚する話。苦しい過去があったから今頑張れるとの王様の気持ちが眩しくて強いな。過去をきちんと自分のものにできる。

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    2023年02月14日
  • ガーデン・ロスト

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    4人だけの部活で、それぞれの恋愛の形と進路、生き方とか。恋愛の話は文通相手、同級生、年上の幼馴染、同い年幼馴染とかね。
    見事に性格の違う子同士で、よく一緒につるめたな〜と思うけど、まあ、高校生同士であればそういう縁もアリでしょう。

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    2023年02月04日
  • 15秒のターン

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    紅玉いづきさんの全5話構成の少女+αの短編集。
    「15秒のターン」:前後半15秒の高校生カップルの心の機微。悩んで迷って、踏ん切りつけて次に進む。感情の疾走感が心地良かった。
    「2Bの黒髪」:浪人生そのものを見事にまとめた話。やりたくないけどやらなきゃ、でも息抜きしなきゃ頑張れない。それが人からしたらはなんの価値がなくてもそれで自分は救われる。
    「戦場にも朝は来る」:共依存、1人が覚めれば一人きり。覚めた方の罪悪感、残されたものの孤独感。
    「この列車は楽園ゆき」:リアル中二病少女とそれを危惧する少年。頭にそれぞれが浮かぶならそれはもう恋だと思う。
    「15年目の遠回り」:妹が15秒で決着をつけ、

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    2023年02月01日
  • 雪蟷螂 完全版

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    うーん…私としてちょっとだけ物足りない感じでした。設定や世界観は凄く素敵なんですが、恋愛に関しての価値観が合わなくて、なんて言ったらいいかわからないんですが、なんか物足りないって感じました。
    最後の結末もハッピーエンドなんですが、出来れば全員が幸せになる結末がよかったです。でも好きなのは好きなので、続編が出ても買うと思います。読書を惹きつけるのは、毎回流石だなって思います。

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    2023年01月22日
  • 15秒のターン

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    うーん、私には短編集より長編の方が合うかもしれない。これはこれですごく面白かったけど、長編の方が好きだと短編集は物足りないかも?

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    2023年01月17日
  • ミミズクと夜の王

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    話がさくさく進むのでとても読みやすかった。ものすごく意外な展開もないけれど、ストレスもない王道のストーリーという感じ。そして登場人物のだれもがきちんと優しさを持っていてとてもいい。愛するということは、そのひとを自由にしてあげることなんだな、と思った。
    ミミズクちゃんが自分自身をかわいそうだと思っていないところがとてもよかった。だからこそ、たくさんの人から憐れまれ自分をかわいそうだと思って閉じこもっていたクローディアスを、自由にしてあげることができたのかな〜と思ったり。
    優しいお話でとてもよかった。電車でしくしく泣きながら帰りました。隣に座っていた人たちごめん。

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    2022年11月03日
  • ミミズクと夜の王 1巻

    無料版購入済み

    もっと好きになりたいんだけど

    この本を選んだのは何となくタイトルから(よだかの星、みたいなイメージ)。
    好きそうな素材なのにひらくと画が粗く感じミミズクの口調がどうにも好きになれなくて、中々入っていけなかった。
    前にもお試しを見送って何度目かの挑戦。

    月夜の目次・夜に続く樹のトンネル、夜の森と廃墟の館、部分部分では引きつけられる。
    夜の王のインパクト、看板騎士の台詞に仕草、クロもいいキャラクターなのにーと思うも、私には1巻はほぼ話が進まないで終わった印象で気持ちとしては☆2.5。
    良いとのレビューを見るので次は小説から試してみようと思います。

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    2025年04月17日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

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    ネタバレ

    「ミミズクと夜の王」の姉妹作だった。
    全てが占いに委ねられる国ヴィオンの貧民窟で暮らすエルザ。
    彼女は国に災いをもたらす毒吐姫との占いにより、王女でありながら幼いころに下町に捨てられた少女だった。
    毒舌を武器として育ったエルザは再び城に捕らわれ、またもや占いにより、隣国へ嫁がされることになるが。
    聖剣の国レッドアークの異形の四肢をもつ王子との出会いが彼女にもたらすものとは。

    占いの定めに振り回されるエルザが痛々しい。
    自らを守るために周りに毒を撒き散らす様子も。
    呪いによって四肢が動かない王子の凛とした様子、聖剣の騎士夫妻のさりげない優しさが染みる。
    もう少しヴィオンの過去とか占いに凝り固ま

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    2022年09月14日
  • 15秒のターン

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    やはり現代ものよりファンタジーで良さが際立つ作家だなあと思ってしまったな。
    純粋で、ゆえに苛烈。みたいな。現代では少し現実味を欠くように感じてしまう。
    久々に紅玉いづきの文章に触れられて嬉しかったけれども。



    あと角川はまじで校閲校正ちゃんとしてくれ。好きな作家だから買うけど最近角川ってだけて誤字脱字諸々警戒してちょっと買う気萎えるくらいだから。

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    2022年06月26日
  • 15秒のターン

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    作者がデビューしてから15周年ということは、自分も読者15年目ということか…と考えながら読みました。
    最初に読んだのがそれこそミミズクだったので、自分もずいぶん大人になったなーと思い、書かれている少女少年たちともずいぶん年が離れてしまって、あの年代のキラキラした痛々しい感情には共感ができなくなっていて、悲しいというか拍子抜けしてしまった。
    それでも作者の愛とも恋とも形容しがたい感情の描写はとても好きで、「この列車は楽園ゆき」は心に残った。

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    2022年05月31日
  • ミミズクと夜の王 1巻

    無料版購入済み

    59ページの試し読み。原作はかなり前に読んでやっとコミカライズかー。ミミズクのおめめが想像したより大きいけれど原作の雰囲気に合ってる。

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    2021年11月09日
  • 毒吐姫と星の石

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    「ミミズクと夜の王」からの続編いうか主人公が変わる番外編的なもの。
    毒吐き姫と称される娘が異形の手足を手に入れた王子ディアに嫁がされるお話。


    ディアが立派な王子だった!
    ミミズクは変わらず幸福なようで良かった。

    人喰い三部作?がシリーズだと思ったのだけど違うのですね。
    集めては有るのでそれはまたいつかに。

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    2021年11月03日