紅玉いづきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これを読むには私が大人になりすぎてしまったのかもしれない笑
こういう悲惨な過去を持つ健気な女の子と、めちゃくちゃ強くて不器用で優しい人外みたいな組み合わせが大好きなんですが、話はよく言えば王道、悪くいえばありきたり。
起承転結がはっきりしていて物語の転機になることもわかりやすいのですが、その後起こることが予測できてしまうので物足りなさを感じる。
ミミズクの語尾を伸ばす話し方も正直ちょっと鼻につく…
でもミミズクが夜の王様と少しずつ心を通わせて、夜の王様のわかりにくい優しさが垣間見えるたびにやっぱりときめく。
2人の後日談を読みたい!
子供の頃に読んだら間違いなく何度も読み返すくらいのお気に入りの一冊になっていたはずなので、決してつまらないわけではなく、ただ私が大人になっただけ笑
対象年齢から外れた人が読んであれこれ言うのももおかしな話だと思いますし。 -
Posted by ブクログ
ネタバレわたしたちはそこにいた。
お人好しのエカ、かわいいマル、演劇部の王子様なオズ、大人びているシバの4人は時に傷つけあい、許しあい、日々を過ごしている。高校3年生の1年を視点を交代しながら描く。
高校生というのはすべてを許された花園にいるようなものだ。この物語の時代では携帯電話が普及していないのも、花園の閉鎖性に輪をかけている。世間の価値観は知っていても、それより自分が生き延びることを優先してよい場所。その人のためにならないと知りながら誰かを甘やかすことも許される。友情の中でももっと濃密な愛情。しかし厳しく断罪することもまた大切な存在への愛情である。4人は自分の犯した罪に向き合い、自分を傷つけながらも、誰かに許される。それを馴れ合いだというなら、その人は花園にいたことがなかったのだろう。花園は最後の子ども時代だ。
意外と内面や悩みは共有していない、でも手を繋いで慰めあえる。そういうところが女子高生をしたことある者としてリアルに感じた。