紅玉いづきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ電車のお供に連れて行って、ぱらぱら読んで、ようやく読み終わりました。
持ち歩くなら、これくらい読みやすい本がいい。
というのは、個人的感想で。
物語の内容は。
妖怪の見える叶義と、その妖怪を飴で表現することのできる牡丹の二人が主人公の物語。
牡丹のことを「美しい」と思う人の身近には妖怪がついている……という話だったのだけれど。
読んでて思ったのが、どんなあらすじの形をとっていても、根底に流れるものって一緒だなって思いました。
紅玉先生の本は紅玉先生の本だった。
ただ今回は登場人物が「女の子」じゃなかっただけ。
なんだってそう思いました。
「においが一緒だー」って思ったんです。
最初、読み始めた時にはちょっとだけ、京極先生の本のにおいに似てるかもしれないってちょっと思いました。
でもこれは、先入観で、この作者さんが「京極先生の本を読む人だ」って頭がこっちにあったからかもしれないし、本当にただただ単純ににおいが似ていたのかも知れない。
あっ、でもそれは決して悪い意味で言ってるんじゃなくて。
好きなものに触れると、それを食べちゃいたくなるし、きっと親和性が高いから自分の中に知らず知らずのうちに血肉となっていくものだから、当たり前なんだと思う。
でも読んでるうちに、どんどんその感覚が薄れていって、最後は作者さんらしさで終わってた。
この話の裏テーマって「選択すること」なんだろうなって思った。
いつもは女の子がしている選択を少年だった青年が、今回はした。
自分の選択に後悔しかしなかった青年が大人になって最後に下した選択は……という話。
そういうことかあ……って思った後に。
ふと自分の選択を振り返った。
実は私、人生において、たった一つだけ後悔している「選択」がある。
「何でそんなことをしちゃったんだろう……」という頭の痛くなるような選択で、今もその選択の結果に常に振り回されていて、ずっと後悔継続中なんだけど。
さて果たして、そこで別の道を選んでいたとして。
私はその結果に後悔しなかっただろうか?
って思ったら自信ないなあ……って思いました。
例えば別の選択肢を選んだとしても、選ばなかった道を羨んで後悔するような気がする。
結局、選んだ道で何をするかが大事なんだろうなって思いました。
そしてやっぱり登場人物は優しすぎて。
こういう人たちの中で、ちょっとゆっくり休憩したいと思いました。
ありがとうございます。 -
Posted by ブクログ
妖怪が見えるだけの優しすぎる人が祓う力を持つ人と共に各々の事情により憑かれてしまった人を救ったり救わなかったりする。
設定はありきたりだけど、それを難しい言葉を使わず読みやすくまとめあげているのでするすると最後まで読めました。面白かったです。
しかし紅玉いづきの新刊!と思って読むと物足りません。
デビュー作を始めとした人喰い三部作の一度読み始めたら目が離せなくなるような鮮烈なキャラクターがこの作品にはいません。ミミズクのようなトトのようなアルテシアのような不器用で歪で美しい女の登場を勝手に期待していた自分が悪いのでしょう。
比較対象さえなければさっぱりとした読みごたえでよかったと思います。 -
Posted by ブクログ
書店勤めで児童書担当の時、並べてて表紙が気になり、ずっと読んでみたかったものでした。中心の軍人かっこいい!と思ってたら女じゃないか。惚れた。
内容は、それぞれの理由で帰る場所をなくした少女たちが、謎の美少年の導きによって古城ホテルの女主人(メトリーゼ)になるべく奮闘する話。
魔法の使えない魔女のピィ、元軍人のイケメン少女ジゼット、滅んだ国の王女リ・ルゥ、普通の女の子になりたいというフェノン。
果たして彼女たちは、古城ホテルマルグリットの女主人になれるのか…という話。
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膨らまそうと思えばもっと膨らませられるんだろうなぁと思えるくらい展開が早い一冊でした。1時間で読み終わった。
漫画のように読めますが、本書は長い物語の登場人物を揃えるための序章といったところ。でもそれぞれの特徴はわかるし、これだけで読むのはやめないほうがいいかもな、と思いました。
ていうか女の子たちかわいい。そしてジゼットが天然イケメンすぎて惚れた。(笑) -
Posted by ブクログ
四人の高校生の物語 切なく苦い青春物語
放送部の部室 逃避のように集まる 何か痛みを抱えた登場人物 壊れやすく繊細な少女たち 危うさと脆さの中にも変わっていく可能性を秘めている 弱さをしって少しだけ強くなっていく……のかもしれない
読み取るのが難しかったけどシバの話が一番好き
《春の繭》誰にでも優しいエカ 優しさの中の偽善 幻想の文通 誰かに嫌われる事が怖い
《チョコレートブラッド》可愛らしいマル 色んな男をとっかえひっかえ 人を好きになるとは?
《echo》男装の似合うナオ 隣人のお兄さん 女ににりきれない自分 変わってしまう事が怖い?
《ガーデン・ロスト》毒舌家のシバ 受験生の苦悩 周りにあたり散らす 嫌われるのが怖い 嫌われる前に自分から嫌ってしまう