紅玉いづきのレビュー一覧

  • ガーデン・ロスト

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    ネタバレ

    高校生の少女4人それぞれの視点で語られるどこか歪な思春期の物語。
    登場人物たちそれぞれが、他人から見ると取るに足らないことに固執し悩み傷つけあっていく。それでも人とのつながりを求めてあがくさまは、誰もがみな少なからず経験しているのではないか。
    読みながらみんな若いなぁと感じるとともに、自分自身が年をとってきたことも強く感じた。

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    2012年11月17日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~私をさがさないで~

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    ピィとフェノンがメインの話が二編。
    ふだんはケンカばかりだけど、いざとなった時の四人の団結力に感激。
    ヘンリーの「犬ではない!」も、もう定番になってるし。

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    2012年11月17日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    子供向けだが、紅玉いづきさんの作品なので読んでみた。

    やはり、子供向けだからかストーリー的には少し物足りない。
    だが、主人公四人のキャラや過去の事情などそれなりにおもしろかったし、ふつうなら決して出会わないような四人の組み合わせがよかった。
    次巻以降に期待。

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    2012年10月12日
  • 青春離婚(1)

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    高校生活最初の春、まったくの赤の他人だった“佐古野”郁美と“佐古野”灯馬。同じ名字で同じクラス、それだけの偶然だったはずが、気づけばクラス中から「夫婦」と呼ばれるようになり―――。それは、夫婦という関係性に恋をしたふたりの、二年と少しの、青春の日々。星海社ウェブサイト『最前線』で、「いい夫婦の日」に原作小説と同時に公開された“気鋭のWeb漫画家”HEROによるコミカライズ版、待望の単行本化。

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    2012年09月29日
  • 雪蟷螂

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    ネタバレ

    人喰い物語3部作第3弾。
    "愛しているから貴方を喰べたい"をテーマに極寒の地で紡がれる恋の話とは…
    ストーリーはいつもの紅玉さんで変にひねったところのないもので安心して読めた。
    魅力的な設定があるのに描写が少ないことが気にかかった。
    極寒の地での生活感を詳細に描けば物語の主題にもより深みが出ただろうし、戦闘描写に力を入れれば戦の民としてのより迫力あるアクションシーンが見れたのではないか。

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    2013年07月21日
  • 雪蟷螂

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    ネタバレ

    最初のプロローグの男の子は誰なのかなーと思いながら読み進めていました。
    いや、トーチカなのかなって思ったけどそれにしては扱いが軽いし・・・族長が違うなってことでトーチカなのか、と落ち着きました。

    やっぱり文章が綺麗と言うか控えめですね。
    基本的に心理描写がある作品の方が好きなんで、そこまで入り込む作品ではないのだけど。
    それでもこの人の小説は好きだな、って思いました。

    これで前から読みたかった作品は読み終えましたね。
    また新しい本も出ているようなのでおいおい読みます!

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    2012年08月09日
  • MAMA

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    ネタバレ

    ミミズクと違って童話というよりもファンタジーの色合いが強くなった感じがする。
    でもやっぱり視点が第三者で進むから少し物足気が。
    末姫をもう少し出してほしかったなあ。。。

    でも総合的には満足の作品です。

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    2012年08月09日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    紅玉さん作品は、相変わらず脳内でRPGできてるんじゃないか、っていうくらいしっかりした世界が広がっていて、異国に行った気分になれる。児童書ということで、他作品よりキャラの個性が強めだったけど、強くてまっすぐな女の子達が微笑ましい

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    2012年07月25日
  • 雪蟷螂

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    狂った愛情というような表現が作中に何度も出てきていたが、これは確かに狂おしいほど一途で、美しい愛の物語だ。一途だからこそ狂おしい。こんな風にたった1人を愛し抜けたのならどれほど幸せなのだろう。
    欲を言うとトーチカと陛下のお話をもう少し見てみたかった。

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    2012年07月14日
  • MAMA

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    ネタバレ

    掴みどころのない、しかし人が求めてやまない「愛」。
    本物を手に入れるまで、確証がない段階での「ふり」。
    「愛のふり」が「愛」となるまで。
    「愛のふり」も決して愛でないわけではない、そこが苦しい、不安。

    偶然の出会い、求めるものの偶然の合致から、
    親子愛で繋がっているふりをしつつ葛藤し、
    アベルダイン≒ホーイチとトトが本当の親子となるまで。
    ゼクンとの愛、ティーランとの友情、
    ANDではダミアンとミレイニアの兄妹愛のふりをした愛などなど、
    色々な愛が重なりあう苦しさも含めて、
    それぞれの愛を育んでいく人々のお話。

    文章に難あり。雰囲気を作るために日本語を壊してる。

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    2012年08月05日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    紅玉さんの作品ということで購入。
    古城ホテルを舞台に、四人を少女を中心に描かれる物語。どちらかといえばファンタジー。
    私的にはもう少しタイトルの古城の情景の描写が欲しかったかな、と思う。話も児童書ってことで少し深みがなかったというか、物足りないかな、と感じた。

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    2011年11月29日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    作者買い。
    文章は好きだったけどイラストが邪魔でいまいち入り込めず。
    児童書っていう媒体は割と合ってると思うんだけど……なんだかなぁ。

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    2011年10月28日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    紅玉さんのシリーズもの。
    子供向けレーベルなので話が簡単です。雰囲気は変わっていないのだけど、話がやっぱり簡単すぎて次買うか迷います;

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    2011年09月29日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    続き物とのことで、まだまだこれから、といった感じ。
    4人がどう活躍してくのかが楽しみ。

    しかい続き物・・・買いに行くのが若干恥ずかしいわぁ・・・(笑)

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    2011年09月25日
  • 雪蟷螂

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    帯に最後の“人喰いの物語”と書いてあったのに、ある意味一番人喰いではなかった話。でも、これまでの作品よりも一番運命をひっくり返した話とも言えるのだろうと思う。相手を喰うほどに愛するという人と巡り会えるなら、過酷な運命も平凡でどうしようもない日々よりはるかに良い生き方ですよね。

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    2019年01月16日
  • 雪蟷螂

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    ネタバレ

    きれいな恋愛話。
    ……なんだけど、抽象的すぎて現実味がない。

    一族を背負って嫁ぐヒロインと、彼女にうり二つの影武者の設定はとても好き。
    登場人物も、恋愛ファンタジーらしい面々でわたし好みだった。

    愛(互いを思いやる心)がなければ目的は達成されない、ということを、もっと重く伝えられたら良かったのかもしれない。

    伏線も何もないので、シンプルな話。
    詩と小説の中間が好きなひとには良いかもしれない。

    映像化したら化けるんじゃなかろうか。

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    2014年09月28日