紅玉いづきのレビュー一覧

  • ミミズクと夜の王 完全版

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    子どもの頃に読んで以来、十数年ぶりに新装版で再読。
    昔読んだ時は、あたたかさ・優しさの印象が強かったが、今読むと、切なさ・苦しさの方を強く感じた。

    美麗な作画でアニメ映画化しないかな。

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    2025年11月16日
  • 聖獣王のマント

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    王を選ぶという不可思議な織物。もうね、もうね、文章の全部がいいんですよ……。ずっとひりひりきりきりするのに、満ちている空気があたたかい。
    より良い未来を夢見るのは、自分がいない世界で誰かの幸せを願うから。
    マニージェとビージャンが最高にすき。

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    2025年11月11日
  • 神様の本

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    まぁまぁ面白かった。
    ビブリオ書店に続編が出ていたとは驚いた。
    最初のシリーズは全部読んだけど、今回の短編を読んで改めて思ったけど、そんなに好きなだけ文体じゃないので、続編は読まなくていいか笑

    近江泉美さんの話が良さそうなので読んでみよう。
    あとやっぱり、神様の御用人は良き!

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    2025年10月28日
  • 雪蟷螂

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    最後らへんトーチカが昔アルテシアが燃えるような恋を抱いた人だと思っていたけれども、違うとわかった後何故か最後にトーチカが出てきて、ここでトーチカぁ〜と思ったけれどもう一回読むとここでトーチカが喋っている内容がとてもいい。さらに昔した恋のせいでアルテシアが婚礼できなかったというのも少し面白くロマンがあります。

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    2025年10月24日
  • 聖獣王のマント

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    異世界で王となることを求められた少女の物語。
    行き場なく夜の街をさまよっていた少女が、自分で考え自分で道を選ぶようになる成長譚。
    その決意を見守り支える大人たち。まごうことなき少女小説の王道を、希望の光で切り開く。
    織物が力を持つ設定も素敵。

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    2025年09月11日
  • MAMA

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    ●人喰い魔物のママとなろうとした少女の物語。これも秀逸な作品だと思うけど、『ミミズクと夜の女王』の方が好きかな。

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    2025年09月04日
  • 今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる

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    光の幕を...の続きとなる今作はてっきり涙海が主役となって、ブランコ乗りを続けながら事件の犯人を追って行くと思いきや、彼女たちの大先輩である「初代」達が主役でサーカス誕生の物語だった。

     カジノ建設の責任者だった父を不審な事故で亡くした少女マリナ。やがて初代ブランコ乗り——サン=テグジュペルになる少女が涙海、愛涙に代わり主役を務める。
     彼女がサーカスに入ることを決めた理由は当然、父の死の真相を知るため、そして黒幕を糾弾するためだ。
     「乞食の涙だと思った。」サーカスに入る決断をする前の自分の泣き顔を見たマリナの考えが、胸に刺さった。唯一の肉親を謎の事故で失った哀れな少女。
     見れば哀れに感

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    2025年08月17日
  • 今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる

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    首都にカジノ特区を開いた架空日本の、少女たちで構成されたサーカスの話。
    事故で片足を失った姉とその影武者になった妹。
    二人のブランコ乗りの少女を中心とした物語。

    過大な重圧と無責任な欲に晒されるのが当たり前で、でも確かに守ってくれる人もいる。
    そんな中で少女たちが自らの道を選び方、進んでいく。

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    2025年08月17日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    何度も読んでいて完全版を発見して買いました。
    心温まるお話。何度読んでも好きです。最初はボロボロ泣きました。

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    2025年07月17日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    昔流行ってたと聞いて今更ですが読みました。
    読みやすくて面白かった!
    夜の王の分かりづらい優しさや不器用さが大好き…こういったキャラが大好き…
    ミミズクが純粋で無垢で可愛いし、ストーリーの中で成長も見られてよかった。
    聖騎士についてあんまりなんも感じてなかったけど外伝が聖騎士のお話で深掘りされて、もれなく好きになりました。外伝は夜の王もミミズクも出てこなさそうで最初読む気がなかったのですが気づいたら読み終えてました。
    うぅ…夜の王とミミズクは静かに幸せに暮らして欲しい末永く。
    素敵な小説でした。出てくるキャラみんななんだかんだいい人。これが愛か…となりました。また読み返したい。

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    2025年06月21日
  • 神様の本

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    ビブリアの新作を目当てに購入したものの、どれも楽しく読めて満足度の高いアンソロジーでした。
    シリーズ物のスピンオフ的なお話もありましたが、シリーズ未読でも読めましたし、逆にシリーズも読んでみたい!と強く思うようになりました。
    各々にとっての「神様の本」の違いが面白く。聖書という"みんなにとっての神様"をテーマにしたものから、"私にとっての神様"を描いたものや、シンプルに"神様"というワードのパワーで物語を引っ張っていくもの…同じテーマでも雰囲気が違っていて、それぞれが味わい深かったです。
    個人的には、杉井光さんが刺さりました。なるほど

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    2025年05月24日
  • 今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる

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    ひりひりと痛い、脆いようで硬い、宝石みたいな少女たちと世界。
    この作者さんの書く文章と世界がとても好きです。個性ってこういうものだ。

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    2025年05月14日
  • 聖獣王のマント

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    ネタバレ

    夜の街を彷徨っていた少女が呼ばれたのは、
    織物に魔術を宿す国リスターン。

    彼女が呼ばれたのは、生まれた国を捨てて
    異国の地の王になると決める強さを持っていたから、そう思いました。
    主人公チルの周りの人々も魅力的。
    チルを支え守る強い女性マニージェや、
    マニージェと相反する思考を持ちながらも国を守ろうとするビージャン。
    周りの人物の活躍にも目を見張ります。
    個人的にはマニージェの産んだ子が気になります…!
    チルはどんな王になるのでしょうか。
    続きが読みたいです。

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    2025年04月24日
  • 神様の本

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    タイトルに一目惚れ
    めっちゃ良作だったー!いただきものの有名焼き菓子と紅茶みたいな本だった!!
    読みたい本が増えました!
    ビブリア古書堂は久々に読んだけど、時間は進んでも空気が変わらなくて暖かい和紅茶みたいだった
    栗丸堂はちゃんと本編読んでみたくなった!優しくて美味しい!
    紅玉先生はやっぱり、好き。冷えた手で心臓掴まれたみたいな面白さ。美しいんだけど怖い。
    司書見習いもシリーズ読みたい。言葉が鋭利で色がある感じ。多分好きだと思う
    ハレルヤは大爆笑した笑笑 電車でよんじゃダメ
    御用人はもう1回最初からシリーズ追い直したいな、やっぱり面白いしあたたかいし、切なくて明るい

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    2025年04月05日
  • 神様の本

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    ネタバレ

    神様にまつわるアンソロジー。
    全体的に豪華なアンソロジーで、大満足でした。

    お気に入りはビブリア〜と下町和菓子屋 栗丸堂。

    ビブリアは栞子と大輔が新婚の頃の時系列。
    短編ながら、読み応えあるキリストに纏わるストーリーでした。
    扉子は赤ちゃんながら、現在と変わらぬ本の虫の片鱗が垣間見えました。

    栗丸堂は、結婚後のエピソードで、まさか読めると思わなかったので嬉しかったです。
    今だに「栗田さん」呼びの葵がらしくて、それに耐えられない栗田とのやり取りが微笑ましかったです。しかし、なぜ「女豹」呼び希望なのか…
    続編希望です!

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    2025年03月27日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    ミミズクと自らを獣を称する死にたがりの一人の少女と、人間のことが嫌いな魔物の森の支配者である夜の王の物語。

    幻想的で美しく綺麗なものが溢れる、けれども月明かりのもと広がる濃い闇に肌が粟立つ、そんな森で邂逅する2人。
    昏い過去があるゆえに苦しい感情を捨てた無邪気なミミズクと、昏い過去があるゆえに孤独に静謐さをたたえた雰囲気を持つ夜の王。
    「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」
    「去れ、人間」
    ここからはじまる2人の交流は決してにぎやかで朗らかなものではないが、静かに染みわたる優しさが感じられる。

    虐げられた少女が幸せを手にする王道ストーリーでありながら、繊細な描写と登場人物のまっすぐな優

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    2025年03月26日
  • 神様の本

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    ビブリアや栗丸堂、御用人など、シリーズで読んでいる作品があり、購入しました。はじめましての作家さんの作品も面白く、一気に読み進めました。
    短編なのでもう少し作品世界に浸っていたい思いもあり、初めての作家さんの作品も読んでみようかな。

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    2025年03月01日
  • 毒吐姫と星の石

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    ネタバレ

    最後の「約束、するわ。」の重さにハッとさせられた。国の頂点に立つものとして、民を飢えさせないと約束することがどれほど重いのか。毒吐き姫がこれからディアと良い国を作っていくのだろうと思う。ずっと見守りたい少女の物語。

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    2025年02月01日
  • 神様の本

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    三上さんの話、栞子さんの勘が冴えわたって満足!
    注文の多い〜 が、とても奥深く面白かった。
    多くの本好きに読んで欲しい1冊でした。

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    2025年01月30日
  • 神様の本

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    紅玉いづき先生目当てに購入。今回のお話も大変良い作品でした。やっぱり紅玉いづき先生の作品は全て蒐集したい。あと何年後かには、紅玉いづき先生作品の本棚が出来ているかもしれません。いつまでも応援しています。ずっと大好きな少女文学作家さんです。

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    2025年01月25日