紅玉いづきのレビュー一覧

  • 雪蟷螂

    ネタバレ

    刹那に命を燃やす族と、永遠に心を窶す族との物語です。
    雪の大地に激情がとても映えています。

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    2018年08月03日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

    この作者の描く少女は、みんな芯があって、美しいです。

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    2018年08月03日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    ネタバレ

    紅玉いづきさんのファンタジーが好きで嬉々として読みました。繊細な雰囲気などから受け取るイメージが概ね絵本のような方なので、死霊術師を題材にどんな話なのかと気軽に読み始めたら泣きました。

    みんながみんな小さな願いを持つけどことごとく禁忌に触れてしまうし、禁忌という文字やイメージから大仰な想像をしてしまうだろうけど、きっかけは些細なことで、とても人間臭いところがとても良かったです。
    実行できてしまう力とタイミングだったっていうだけなんだよなぁ、と。

    これもひとつの愛の話で、繊細で苛烈なんだけど優しさに満ちた平凡な愛なところが好きです。

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    2018年06月03日
  • ミミズクと夜の王

    購入済み

    やばい

    テスト期間でも読まずにはいられない、そんな物語でした。普通に泣けました。小説で泣くのは初めてだと思います。

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    2018年02月20日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~ここがあなたの帰る国~

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    亡国のお姫さまの話。
    まさか従者が。

    それよりも!
    ジゼットちゃん…美人です。最強。やっぱり大好きです。

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    2017年08月21日
  • ミミズクと夜の王

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    死にたがりの奴隷の女の子が、魔物の王に出会うお話。
    なんか…泣いた。うるっとじゃなくがっつり泣きました。
    読み始めると目が離せないし、物語に感情を持っていかれるしでホントに良い時間を過ごせました。
    自分が良かれと思ってやってる事も、きちんと相手の立場になって考えなければダメなのだなと思いました。
    フクロウがめっちゃ好み。
    後、オリエッタさんとアンディも好き。

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    2017年04月16日
  • ガーデン・ロスト

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    女の子によくある、仲良くてもそれぞれが嫉妬や羨望などの歪んだ感情で覆われた人間関係に共感すると共に、そこまで相手に対して感情を抱けるような人間関係を育めた四人に嫉妬してしまう。
    四人ともどこか危ない感じの部分があるのに助け合っているような部分が好き。
    それぞれが間違えながらも、自分の嫌いな部分と何となく折り合いをつけられるようになる過程が読んでて辛いのに癖になってしまう。
    それが成長と言われれば仕方ないが、何となくバッドエンドのようにも思ってしまう。

    それにしても、登場人物一人一人に対して全く違う文体を書ける紅玉さんの技術はすごいと思う。

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    2017年02月17日
  • 毒吐姫と星の石

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    素敵で大切な物語になりました
    真昼姫に会いたいと素直に思いました
    上質なケーキをゆっくり食べているような、そんな物語です
    世界観に説得力があります

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    2017年01月12日
  • 毒吐姫と星の石

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    ネタバレ

    一国の姫でありながら、占いにより、捨てられ貧民窟で孤独に育ったエルザ。口から言葉の毒を吐いて生きてきた娘。隣国の王子に嫁ぐことになり、出会った王子とともに暮らすことにより、世間を知り、愛情を知り、為政者の心を学び、いつしか、毒吐姫が、人の心を動かす言霊姫になっていく、美しい物語。エピローグでは、王子に不器用に恋をしているひねくれ者で短気なエルザが、微笑ましくてかわいかった~。

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    2016年11月20日
  • 雪蟷螂

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    久しぶりにすごく好きな本。静かだけどすごく熱い複雑な気持ちの揺れがすごく好き。いろいろな愛の形が切なくてどうしようもない。いづきさんの本が好きになったきっかけ。

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    2025年06月02日
  • ガーデン・ロスト

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    あとがきにある言葉を借りるなら、「彼女達」の存在は自分にとって、色々な感情や想いが入り交じった結果最も愛して止まない存在なわけで。未熟じゃないけど大人でもない、そんな思春期ならではの魅力に心奪われっぱなしの人間として、こういう作品に巡り会えたことがまず幸せ。
    4人の「彼女達」の物語がそれぞれの視点で四季に沿って綴られていくんだけど、一人一人の個性が文体で表現されているところが素敵。1人目の章を読みにくいと感じたのは彼女との人間的な相性が悪かったんだろうし、読み進めながら異性として一番好みだと思ってた子の最終章が一番読みやすかったのもそういう事なんだろう。
    メディアワークス文庫から出てはいるけど

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    2016年05月20日
  • ミミズクと夜の王

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    有川浩も解説で書いているように、「奇をてらわない」「まっすぐ」な小説なのだけど、その美しさが印象に残る。

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    2016年04月01日
  • あやかし飴屋の神隠し

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    ネタバレ

    読み終わりました!

    夏祭りの夜の独特な雰囲気が味わえます!
    。。久しぶりに縁日へ行きたくなりました(笑)


    牡丹さんの作る飴細工。。
    美味しそうだったな(〃゚σ¬゚)ジュルリン..

    私の傍にも妖怪さんがいるのかな。。
    もしいたらどんな妖怪さんかな・・と気になりました!




    もう一度やり直したい・・・
    あの日の過去に戻りたい・・・と誰もが思うこと。。

    私もそうです。。
    だから叶義さんの想い共感です・・・



    このお話は、回を重ねるごとに
    最初はどうなることかと思っていましたが
    ラストにいくにつれ優しく紐解いていく

    そんな素敵な小説です!

    私も。。ハッとさせられることばかりでし

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    2015年08月19日
  • 青春離婚(1)

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    紅玉いづきさんが原作でHEROさんが漫画化させた一冊。
    「青春」の年齢で「離婚」とはどういうことだろうかと引き込まれるタイトルと、納得のいく結論になっていた。物語の冒頭で「離婚しましょう」と切り出したヒロイン。結局終盤まで結婚どころか付き合っている事実さえないという状態には青春のもどかしさが表されいて最後まで一気に読みきることができた。
    当時最先端であろう「スマホ」と「夫婦の日」、「ヤギ」というわかりやすいキーワードと女の子のトラウマ、ひょんなことからよく話すようになった男友達の温かな青春の物語。気軽によめるので何度でも青春のもどかしくも可愛らしい二人の関係を眺めてしまいます。

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    2015年02月19日
  • 毒吐姫と星の石

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    『ミミズクと夜の王』そしてこの『毒吐姫と星の石』。童話のような小説で二作合わせて手元に置いておきたい、そんな作品。

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    2015年01月10日
  • ミミズクと夜の王

    心にしみます

    何度も読み返したくなる本です。

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    2014年09月01日
  • ガーデン・ロスト

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    紅玉さんの作品初読。

    面白かった。
    もう少しもやっとした表現をされててもおかしくない感情を、こんなにも的確に書いている。
    校舎の、制服の、気だるい空気が伝わってくる。
    エカもマルも、オズもシバも、どこかで見たことのあるおんなのこたち。もっと近いところにいた。

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    2014年08月26日
  • MAMA

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    ミミズクよりも先に読みました。
    読後、なんだか足りない感じ…
    と思いつつ、何度も何度も読んでしまいました。
    とても良かったです。

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    2014年06月17日
  • 毒吐姫と星の石

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    【再読】クローディアスの成長が眩しいミミズクの続編。
    でも一番カッコイイのはオリエッタだと思うの。

    あとがきにあった短編はいつかどこかに収録されることがあるのだろうか……。

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    2014年05月26日
  • 毒吐姫と星の石

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    『ミミズクと夜の王』の続編にあたる作品。
    あれはもう1作で完結していると思っていたのに、こんな続け方があったなんて…。成長を見てつい感動しました。
    今作の主人公が相当お転婆なので、優しいストーリーを読みたいと思って開くと面食らいます。なんだこれってならずに読んでほしい。できればミミズクを先に。
    ライトノベルではなく、童話と呼びたいようなお話でした。甘くて可愛い。大好きです。

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    2014年04月26日