紅玉いづきのレビュー一覧

  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    呪われ王子様と毒吐きのお姫様との恋物語
    ミミズクと夜の王の姉妹作となる物語

    占いの結果が絶対の国に生まれたお姫様
    占いの凶兆により市井へ棄てられる
    生きるために彼女は毒を吐き続けた嫌われ者のお姫様
    お姫様を利用するために呼び戻し、口を封じ、道具として扱う
    身勝手な人達に、彼女の立場に同情してしまう

    お姫様のエルザは、道具として隣の国に輿入れ
    そこで出会った呪われた王子と言われるクローディアス
    最初のエルザはワガママな子供のように当たり散らして拒否
    正直彼女の立場は可哀想だし同情もしていたけど、それを他の人に当たり散らすなー!って思ってしまった
    それを真摯に受け止めるクローディアス、私は彼を

    0
    2023年03月03日
  • ミミズクと夜の王 1巻

    購入済み

    ミミズク

    ミミズクがフクロウのために花を取りに行くシーンが印象的でした。
    2人の関係性がこれからどうなっていくのか楽しみです!

    #エモい

    0
    2023年02月28日
  • 15秒のターン

    jn

    購入済み

    心揺さぶる

    最初から最後まで心揺さぶられます。表題作も好きですが、個人的にはなかの涙もろい男の子と、自己評価の低い女の子の話が好きです。作者様の言葉が綺麗で大好きで、ずっと読んでます。応援してます。

    #深い #感動する #泣ける

    0
    2023年02月13日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中盤あたりからストーリーが好きすぎて、ゆっくり時間をかけて読みました。前作のミミズクが出てきた時は嬉しかったです。ミミズク好きなので。毒吐姫も最後あたりに共感できる話だったので好きになりました。

    0
    2023年01月15日
  • 雪蟷螂 完全版

    Posted by ブクログ

    こんなにも世界観が確立されて、ライトな読み心地なファンタジーは実はあまりないのでは?ファンタジーのエントリーモデルとしては最適な気がする。とにかく先が気になりぐいぐい読んでしまうし、ライトノベルではあるけれど、しっかりとした骨格がある点も評価されているポイントだと思った。
    面白い…

    0
    2023年01月07日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    あ~よかった~!!毒吐姫のこと最初はあまり良く思えなくて(ただただ毒を吐くだけでしたし)ディアたちの事、何も知らないくせに!!って思ってましたが、作中でレッドアークの人々の優しさに触れ成長していく姿に、いつの間にか好ましく思ってました。エルザがヤキモチ妬くとこ、ディアもヤキモチ妬くとこ可愛いすぎますね。

    0
    2022年12月25日
  • 雪蟷螂 完全版

    Posted by ブクログ

    もとの雪蟷螂も大好きだったのて即座に購入(サイン本は手に入れられなかった…)。
    改めて読むからこそわかる良さもすごくあった。以前とは違うところで泣きそうに何回かなった。
    前回は挿し絵がまたよかったから、今回ないんだなぁと思っていたけど、あとがきでそのことにも触れていてなるほどなぁと思った。
    また最後で「あっ」という気づきがあり、ほか今年でた完全版を読んでいる人はこれも読んでほしい。
    限定のSSもこのあと読むぞー!

    0
    2025年06月02日
  • MAMA 完全版

    Posted by ブクログ

    母だ息子だと主張するものの、親子という関係性にしてはだいぶ歪な方を描いた話。お互いに依存的と言えばそうだし、お互いに相手のことばかり守ろうとするから根っこのところで擦れ違ってままならない。それでも、そのぶつかり合いの間に生まれるものが愛情であるのだから、紅玉いづきの書くものは恐ろしいと呻いてしまう。久しぶりに読み直して、御伽噺のようなファンタジックな世界観の割に、ストレートに上手くいくような物語は書かないし、『自分の人生を歩みたいのなら、甘えるな』と体全体使って主張するような人々ばかり書くなぁ、と感じた。

    0
    2022年11月26日
  • 15秒のターン

    Posted by ブクログ

    『戦場にも朝が来る』が一番好き。たかがソシャゲのランキングイベントで一位を取る、そのために課金する、っていう、傍から見たら馬鹿丸出しの話。作中ですら、世界で一番空虚で馬鹿な戦争と表されていて、その気持ちはよくよく理解できるのだけれど、チョコの『せっかく、あなたが一番をくれたのに』の一言でやられてしまった。例え部外者から見てしょうもない、些細なことだったとしても、そこに意味が在ってしまうのが人々の感情だし、文学だよなと、なんか負けた気分になった。最後まで息が苦しくなるような、いい一本だった。

    0
    2022年11月02日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    魔術の才のなかった少女と人喰いの魔物の出会い。「貴方のママになってあげる」愛を求めたものが愛を捧げる相手と出会う絆の物語。
    物語世界に耽溺する悦び。それが紅玉ファンタジーの味わい方でしょう。堪能しました。添えられた短編で味わいが一層際立ちます。

    0
    2022年08月05日
  • 15秒のターン

    Posted by ブクログ

    ランキングボーナスのために走っていたソシャカスだったことがあるので、あまりにも胸に痛かった。ランキングが近い人間の生活を把握し始めるんだよね、本当に。虚無でもいい、誰かとつながっていたい、その道具としてのソシャゲがリアルだった。

    0
    2022年07月24日
  • 15秒のターン

    Posted by ブクログ

    全部一気に読んで、オマケのwebのも読んで、読み終わった瞬間、ああ紅玉さんだ、と思った。
    どの話も胸がギュッとする瞬間があって、じんわり涙が出た。
    この列車は楽園ゆき、が一番沁み込む話だったなと思う。大事にしなよと言われ続けて、よかったなと思った。
    ミミズクが出た当初に買って読んで救われて、それ以来で一番鮮烈に感じる話だったなと思った。今の自分の環境を重ねただけというのはあるけれど。

    0
    2022年07月06日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    前作からおそらく数年後、成長したレッドアークの王子ディアと、隣国ヴィオンのエルザとの出会いが、ヴィオンの行く末を左右する出来事に巻き込まれていく。聖騎士アン・デュークやオリエッタ、そしてあの子も登場し、最高の結末へとなだれ込む。ディアの真っ直ぐな気持ちと、エルザの変化から為るボーイミーツガールのファンタジーとしてのクオリティが高く、今も尚読まれていてほしい作品だ。

    0
    2022年06月30日
  • 15秒のターン

    Posted by ブクログ

    少女たちの恋や恋に似たまた別の感情を切り取り、その時代にしか感じ取れない感情をつぶさに見せてくれる小説集。全5作が描かれ、『この列車は楽園ゆき』『15年目の遠回り』は書き下ろしという、紅玉ファンには嬉しい仕様。
    瑞々しさがいっぱいでこうやって全力で自分の気持ちと向き合うことってとても貴重で、大人になると心が鈍化していき、感受性はすり減るものだから、こうした作品を通じて、過去の自分の気持ちにアクセスするしかなくなる。
    大人になるって、失い続けることだ。

    0
    2022年06月30日
  • 15秒のターン

    Posted by ブクログ

    全ての短編が間違いなく面白い。短編集として最高の出来。
    特に『戦場にも朝がくる』が一押し。言葉にできないくらい面白い。

    0
    2022年06月26日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    著者の作品は実に10年以上前に発刊された
    『ミミズクと夜の王』以来の本でした。
    まず、デビュー作を読んだ時の衝撃が鮮烈に残っていて気がついたら著者が15年間もの間執筆活動をしている事に驚愕しました。
    その15周年をで完全版として復刻された今作。

    私が面白いなと思う物語。いや本というそれ自体に関わる事だと感じる事があるのですが。

    読みやすさ、物語の景色がいかに思い浮かぶか?

    小説とは漫画とは違い挿絵があるものも有ればないもの。
    寧ろ無いものが多数を占める。

    なので読者の想像力と,理解力で世界を作り上げる必要性があり、著者の想いを受け止められて共有できるか?
    というのが一つの醍醐味だと感じ

    1
    2022年06月05日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    やっぱりこの世界観とか雰囲気とかが好き。
    プロローグで泣くという自分の涙もろさに衝撃を受けたけど、それくらい感情移入してしまう、本当に素晴らしくて美しいお話。
    もう一回、ミミズクと夜の王から読み直したいな。

    0
    2022年04月24日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

    Posted by ブクログ

    ある意味再読。ミミズクと夜の王とは少しつながっているけれど、違うふたりの愛の話。
    毒吐姫の鮮烈て軽々しく、どこか地を這う泥臭さがやはり好きだなと思った。
    書き下ろしは普段のふたりの、どこかすれ違い気味な日々が垣間見れてまたよかった。

    0
    2022年04月23日
  • ミミズクと夜の王 1巻

    R

    購入済み

    圧倒的存在感と危うさ

    雰囲気のある絵とストーリーに魅了されました。
    暗いお話の中で、精神が不安定でどこか危うさを感じさせる主人公と夜の王の不思議な関係性が異色というか、他の作品にはない魅力ですね。
    主人公の圧倒的存在感と何か特別なことをやってのけてくれるのではないかと期待を抱かせてくれるところに惹かれてしまいます。また、先が読めないところが見所で、今後どうストーリーが展開されていくのか非常に気になります。
    続けて購入したいと思います。

    0
    2022年10月12日
  • ミミズクと夜の王

    中学の時に出会った作品です。
    ここまで衝撃を受けたのは初めてで、
    ここまで泣いた作品も初めてでした。
    何回読んでも心に突き刺さります。
    そして、なかなか抜けません、、、
    ふと読み返したくなる作品です。

    0
    2021年11月05日