紅玉いづきのレビュー一覧

  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    舞台は大正
    新聞記者の紺がとある家から渡された“箱”
    その“箱”について“箱娘”うららに尋ねに行ったのがこの物語の始まり
    様々な箱にまつわる事件をうららと紺が解決していく

    一族のしがらみ、女性軽視の時代
    何もかもが今と違い不自由に感じ、読みながら息が詰まる思いがする
    私からしたら大正時代は遠い昔の時代に感じる
    でも確かに存在し、実際に時代のしがらみに泣いた女性たちはたくさんいたんだろうなと思うとやるせない
    不自由な中でも強かに生きる女性たちには頭が上がらない

    うららの「開けなくてもいい箱はある」というセリフは全くその通り
    知らなくて良い真実があるし、知りたくない真実もある
    でもそれをうらら

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    2024年09月24日
  • 今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる

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    過激で美しい少女たちの一瞬の灯火に心囚われるようだ
    サーカスという少女たちの舞台
    サーカスの曲芸を行う為に少女たちは曲芸学校へ進学をしてから花開く
    この世界を読んだ時、宝塚の女の園を想像した
    大変過酷と聞くその場所ときっとこの学校は似ていることだろう
    入るのはひと握りの人材で、入ったとしても残れることすら危うく、そして時には相手を妬み嫉む
    そんな学校を出てからも、名持ちの1人として演じることが出来るのは極わずかの狭き門
    物語はそんな名持ちの子達の物語

    双子の姉妹が演じたのはブランコ乗りのサン=テグジュペリ
    本来は姉である涙海(るう)ちゃんが演じていたが、事故により妹の愛涙(える)ちゃんが姉の

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    2024年09月22日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

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    部作の2作品目。
    夜の王とミミズクの美しい世界から数年後かな? 呪われた王子のもとに、隣の国の姫が輿入れしてくる。その姫は、占いによって生まれてすぐに捨てられた、毒吐姫と言われる少女だった。
    可愛らしい恋のお話という感じ。

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    2024年08月30日
  • 15秒のターン

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    短編集とは思えない程、密度の濃い作品でした。それぞれが悩み苦しみながらも一歩踏み出すというラストに胸がギュッとなりました。日常の中で忘れていた大切な何かを思い出させてくれるようで、キラキラと輝く青春って素敵だなぁと思いました。

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    2024年08月18日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    少女と魔王のラブストーリー。
    文章が綺麗で読みやすい。
    前半ミミズク、後半アンディといった感じの展開には多少の違和感もあったが、最終的にはイイハナシダナーに帰結する。
    願わくば、聖剣云々よりも、もう少しミミズクや魔王の過去等の深掘りを見たかった。

    なお完全版として、別視点の過去話と、後日談が追加されている。
    後者には思わずニッコリしてしまうので、是非とも完全版で読むことをおすすめしたい。

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    2024年08月08日
  • サエズリ図書館のワルツさん1

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    世界観が好きでした。でてくる人みんなが、愛おしくて。ワルツさんの言葉は素敵です。 ―魂だけでは、抱きしめられないから。 ―よい読書を。

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    2024年08月01日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    恥ずかしながら元作品を知らず、「小説の神様」と言う単語から作られたアンソロジーかと思って読んでいたら、現実にそんな小説があると知ってびっくり。
    でも元作品を知らずとも十分に楽しめました。
    『果たして自分はこの物語ときちんと向き合うことができているだろうか』『作者の名前だけで読んでいたり、他作品と比較してしまったりしてはいないだろうか』と考えさせられた、初心に帰してくれた物語たちでした。

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    2024年07月18日
  • サエズリ図書館のワルツさん1

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    紙の本が希少となった世界で本に初めて触れる登場人物達。
    自分も電子書籍より紙の本が好きな為、近未来的なフィクションでありながらもイメージし易い展開で、ジワジワと面白い物語でした。

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    2024年06月25日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

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    ツンデレというか、癇癪持ちというか、天の邪鬼な女の子を、理解ある彼氏くんが抱擁してくれる話。こういう子は、理由はともあれ人を傷つけていることに違いはないのだけれど、ちゃんと謝るんだろうか。

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    2024年04月25日
  • 雪蟷螂

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    ネタバレ

    寒さ厳しい山脈を居とする部族の双頭、蛮族と呼ばれる戦いを好むフェルビエと、呪術を操り死人狂いと呼ばれるミルデ。長きにわたりいがみ合い戦をしていた2部族の戦の終結のため、フェルビエの族長の娘、アルテシアは前族長同士の盟約によりミルデの族長に嫁ぐことが決まっている。

    愛する男を噛み殺すほどの激情をもち「雪螳螂」との異名を持つフェルビエの女でありながら、子供の頃からの運命を冷静に覚悟を持って受け入れ、アルテシアは彼女の影武者であったルイと近衛隊のトーチカのみを連れて婚礼相手のもとに向かうが、ミルデの族長オウガはアルテシアに開戦をつげる。

    婚姻を無効にしないために奔走する中で、ただの部族間の未来の

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    2024年03月02日
  • 今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる

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    設定時期はにこちらの方が昔になる。しかし、話の流れを追って行くと、確かに「光」から読んだ方が良いことが分かる。どちらも少女たちの曲芸子(パフォーマー)としての美しさとそれにかける執念とまで言えるほどの想いが描かれている。「嘘」を付いているのは誰?謎は何処に?想いが強く伝わってくる作品だった。

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    2024年02月28日
  • 今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる

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    やや歪んでいると言ってもいいのだろうか。空を飛びたい(ブランコ乗りとして)という想いだけが少女を連れて行く世界。
    「影」の方を読み切っていないので、よくわからないところもあるが、世界観には引き込まれる。

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    2024年02月27日
  • 15秒のターン

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    紅玉いづきさんの「15秒のターン」、これはフアンタジーじゃなくて現代が舞台の短編集なのだけれど、なんというか私たちが普段なんとも思わないような気持ちや感覚や思い出を掬って大事に物語にしていると思った。
    1番好きなのは「戦場にも朝が来る」っていう女の子同士の絆のお話でした。

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    2024年02月24日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    漫画でこの作品を知り、世界観が大好きで原作も購入。

    この原作から知りたかった……
    漫画版を読んだ印象は、絵本のような作品だなぁ、と。漫画化するときに難しかったのかと思っていたけれど、小説版を読むと、最初から絵本のような書き口だったんだなぁと納得した。

    夜の王やクロちゃん、ミミズクが、文字媒体で存在したときに私自身はどんな姿を想像していただろうかと思うと、悔しい限り。

    登場人物のことが皆愛しく思える。

    この本を読んだ方はYouTubeにテーマソングも制作されているので是非聞いてみて欲しい。

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    2024年02月03日
  • 大正箱娘 怪人カシオペイヤ

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    開けぬ箱も閉じれぬ箱もないと言う少女。秘密を暴く怪人。
    実に外連味に溢れて楽しい。そこに社会からはみ出た者たち、つまはじきにされた者たちの想いを絡ませる。怪人と物語世界の謎がちらりと見えたところでおしまい。
    さて続きはいつ出るか。

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    2024年01月17日
  • MAMA 完全版

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    ネタバレ

    最初は出会った少女と魔物の恋物語に帰結する物語なのだろうと思っていた。けれど、恋人とか主従とか親子とか、そんな一括りにはできないどこか危うく脆そうな関係性に映っていた彼らが、それぞれで出した答えには腑に落ちるような納得感があった。人はどんなにひとりになろうと思っても、やはり誰かの存在を求めてしまうもので、魔物もまた純粋すぎるほど思い入れになったものに真っ直ぐな存在として描かれているのかなと考えてしまった。タイトルにあるように母と子供を中心に据えた場面が多かったけれど、それだけではなく誰かの思いや心をまた他の誰かが継いでいくというような、継承の物語でもあったのかなと思った。

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    2023年10月31日
  • 現代詩人探偵

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    創作してる人には凄くブッ刺さる作品。現にブッ刺さりまくって感動しました。スランプになったら、これを読もう。

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    2023年10月31日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    人間の少女ミミズクと魔王のフクロウを中心にした、人と魔物の物語り

    最初はミミズクのセリフがどうにも引っ掛かってしまって読みにくかったが、読み進めるうちに気にならなくなるどころか、物語りに引き込まれていました

    言葉悪く言えば、綺麗事です
    だけど、ここまで真っ直ぐな綺麗事はホントに綺麗に思えてきたのが不思議でした

    どちらかと言えばファンタジーは苦手だと思っていたけど、涙する自分に驚きです

    フクロウの魔物らしからぬ立ち振る舞い、また人間の残忍さと優しさ、人なのか魔物なのかを問わず『何者であろうとするか』が大事なんだ

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    2023年10月25日
  • 現代詩人探偵

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    先にワルツさんの2冊を読んで、楽しめたので手に取った。解説にもあったが、何かしら創作をしている人にとってはとても苦しいと思う所もあるが、それ以上に響く所が多いと思う。心象の言葉が続くので、好き嫌いは分かれるだろうけれど。

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    2023年08月16日
  • サエズリ図書館のワルツさん1

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    いろいろな事情が少しずつわかってくるにつれて行動の意味が腑に落ちてくる。
    本当に悪い人が出てこないところも良い。

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    2023年07月29日