紅玉いづきのレビュー一覧

  • 現代詩人探偵

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    ネタバレ

    1-4章までは正直それほど面白くなかった
    上滑りする感傷的な文と動機しかないトリックで評価としては☆2くらい
    でも最後の終章で主人公がやっと見えてきてそれはかなり良かった
    感傷的な文に初めて少し私(読み手)5感情がのった
    叙述トリックが上手かった
    知ってから読むと矛盾してないのに初見で読んでも自然に読める
    あと明日田さんの詩はどれも好き

    終章の盛り上がりはかなり熱かったけど、それまでのそこに行き着くまでの道があまり惹かれなかった
    ☆4としたけど、気持ち的には☆3.5かな

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    2022年05月19日
  • 毒吐姫と星の石

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    童話を現実としているような世界。夜の王の力のおかげで四肢を動かせるクローディアスことレッドアークの王子ディア、彼の覚悟と不器用な純真さが毒吐姫の心を融かす。サクサクっと読めるけれど、内容はなかなか心に響き切ない。

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    2022年04月12日
  • ミミズクと夜の王 1巻

    ネタバレ 無料版購入済み

    王がかっこいい

    夜の王がめちゃヤバイです。ミニサイズのクロちゃんもかわいい。ただ主人公ミミズクは冒頭からちょっとヤミを抱えた発言が心配です。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ

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    2022年04月05日
  • 現代詩人探偵

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    SNSのコミュニティ「現代詩人卵の会」のオフ会に集まった9人。10年後の再会を約束し集まった時に、その半数が既に亡くなっていることを知る。
    彼らは何故死ぬことになったのか。詩は彼らの死に関与するのか。そして何故詩を書くのか。
    詩を書くことに疑問を抱くようなっていた僕は、彼らの死について調べることにした。

    全編に「何故」という思いが満ちた物語。その「何故」がミステリとしての骨格を持ちながら、詩に対峙する僕の心情に影響を与える。
    詩人の死は自死、変死が重なり、遺された親しい人たちに話を伺い真実をさらけ出すことは、新たなキズを生み出すことにもなる。それでも僕は知りたいと思う。
    何故そこまで知りたい

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    2021年08月18日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    相沢砂呼は小説の神様の編集者河杢目線のお話を書いていて、これは小説の神様が好きな読者なら絶対面白いと思う。あとの作品は小説の神様をどっかに取り入れたお話達だった。
    これまでのアンソロジーは知ってる作家さんが多く書いてるもの読むことが多かったので、知らない人が一杯で新鮮だった。こういうので次の推し作家さんを見つけるのもアリです。実際発行数が少ない本を手に取ることは稀だと思うので。
    斜線堂有紀さんは気に入って読んでいて、この本の話も良かったです。
    後は櫻いいよさんの、本を読めなくなった書店バイトさんの話も好きでした。

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    2021年05月16日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    意識してなかった自分の小説への考え方に読んでいて気づいたり、好感が持てる文章の作家が多く作品の雰囲気がどれも良かった。

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    2021年05月13日
  • ミミズクと夜の王 1巻

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    紅玉いづきの「ミミズクと夜の王」のコミカライズ。

    ミミズクってこんなに可愛らしかったっけ。読んだときは、可愛らしさよりも精神の危うさの印象が先に来て、不安定な気持ちになっていた覚えがあります。
    ビジュアルが与えるものってすごい。
    純粋ゆえの危うさと可愛さなんだろうな、これは。その純粋さは、歪んでしまった歪まされてしまった結果ということがわかるから、不安定な気持ちだったのだけど。

    一方で、夜の王はビジュアルが確定してしまったことで、神秘と恐怖を感じていた印象が薄まってしまっている。それもビジュアルがあるからのこと。
    得体の知れないものに対する恐怖と、それから逃れるための崇敬が神秘さにつながっ

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    2021年05月05日
  • 毒吐姫と星の石

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    ネタバレ

    「ミミズクと夜の王」の続きの話。
     まさか続きが出るとは思ってもみなかったので、とても驚きました。

     そして、尊いと思う本ほど、大事に保存したがりな私なので、大事に大事に保存しすぎて、読むのが今に至ってしまった。

     物語は、占により捨てられ、占により隣国へ嫁ぐことになった、呪いを吐く「毒吐姫」の話。
     彼女が嫁ぐ先がディア。(ミミズク読んだことのある人が読めばいい)

     国に振り回された彼女はなにものも信じず、すべてに毒を吐くことで自分の居場所を得ていたため、押し付けられた状況の変化をうまく受け入れられずにいた。
     嫁いだ先にいたのは、与えられた道を自分の道として受け入れた人たちで――

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    2021年01月11日
  • 小説の神様 わたしたちの物語 小説の神様アンソロジー

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    ネタバレ

    読後にまず思ったのは「小説の神様」であって「小説家の神様」じゃないんだ、ということ。小説に関わる人――書く人、読む人、売る人、評する人――すべての人の神様なんですね。だから、小説家以外の人達にも「小説の神様」と関わる物語があって、それぞれの人たちが小説と真摯に向き合って……というお話が生まれ、小説好きな私はそうしたところで本作が気にいったんだろうな、と思いました。

    個別の作品で言えば、収録作群の中では異色に映りますが「モモちゃん」が一番気に入りました。ラノベテイストに最初は違和感を覚えましたが、自作の世界に入り込んで自分の描写力の無さや知識の浅さを身をもって痛感するところなど、それこそ宮沢賢

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    2020年11月20日
  • 現代詩人探偵

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    創作サークルのメンバーが次々と不審死を遂げ、名探偵がその謎を追って、ついに意外な真相が、てな話ではなかった。一応、推理と謎解き的な展開はあるのだが、それは決してカタルシスをもたらさず、単に創作を巡る業みたいなものが一瞬顔をのぞかせると言った展開。
    コミュ障の主人公にはいらいらさせられるが、こういう主人公しかあり得ないわけだし、期待してたような話じゃなかったが、つまらないとは言わない。

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    2020年11月17日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~湖のほとりの少女たち~

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    ホテルの女主人になる気はないかと問われるのは、追放された魔女、美貌の軍人、とある稼業から足を洗った娘、亡国の姫。
    紅玉いづきらしさを児童文庫に封じ込めた作品。
    これで新しい世界へと踏み出す子が増えると楽しいなあ。

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    2020年10月25日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    開けぬ箱も閉じれぬ箱もないと言う少女。新米記者の元に舞い込む謎。大正時代の女たちの物語。舞台が整い人物が揃い謎と秘密が開かれる。
    実に好みの要素の詰まった作品でした。既視感も強いが時代が持つ女というものに焦点を合わせた点が面白い。

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    2020年07月05日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女II

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    最後のヨクサルはズルい。

    傍目に見るともう彼は孤独ではないのでは?と感じるけれど、大切なものを作って失った時の孤独を思ってしまえば、彼の心から孤独がいなくなることはないんだな。

    続きが読めるとは思ってなかったので、これがもう1度だけあったら嬉しい。

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    2020年05月24日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    最後の死霊術師(ネクロマンサー)の孫娘。孤独を力にかえる悪魔を背負う男。愛する者と愛される者。死者の住む島。
    設定とセリフとキャラクターに魅了され物語に包囲される悦び。
    ファンタジーを味わい尽くせます。

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    2020年01月20日
  • 進撃の巨人 果てに咲く薔薇(上)

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    ネタバレ

    跳ねっ返り少女と過去に闇を抱えていそうなおじさん、上司と部下、身分差、父と娘の葛藤、中央と前線、事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってんだ!を地でいく主人公、と萌えそうな設定がてんこ盛りです。嫌いじゃない。
    原作だと駐屯兵団ってなかなか日常の業務にスポットが当たらないけど、このスピンオフでは壁の中の彼らがどんな思いでどんな暮らしをしていたのかがしっかりと描写されているため、原作を楽しむ視点が増えると思います。冷酷なジャックスが段々と賢いロザリーに絆されていく過程は少女漫画かよ〜って思いましたが萌えるからよし?続きに期待。

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    2019年08月16日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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     時間がなくて、積んでた本を読む。
     いや、正しくは感想を書いてなかっただけで、本当に積んでいたわけではない……        

     それはさておき。
     今日もう一回読んだので書こう。

     物語は、新聞記者見習いと箱娘のお話。
    「箱娘……?」と、なりましたが、「箱娘」とはなんなのか、はこの巻だけでは語られていなくて、きっとこの先に語られる話。今はただ、箱にまつわる出来事をどうやこうやできる少女――くらいの認識でいいのだと思います。

     そして話は短編形式で、一冊の文庫本の中に4つくらいの話が入っています。
     すべてが女の話で、「生きてこそ」であって、「死んではいけない」のでした。

     何を言っ

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    2019年08月13日
  • MAMA

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    ネタバレ

    ・サルバドールの落ちこぼれ、トト
    ・「兄さんと妹と死ぬまで一緒にいなくちゃいけないらしいわ」




    ■1章
    pp1-73
    サルバドール一派の愚かなる劣等生トト。彼女は生来の才能の無さからそうした恥辱に甘んじていた。ついにはサルバドールから追放される、という話も持ち上がる。
    「もう魔法などできなくてもいいのよ」と言って欲しかった母にも、望む言葉はかけてらえず癇癪を起こしてトトは走り出す。

    行く先には一族に伝わる禁書の棚。その最奥、封印された鍵を壊し、敢えて扉を開いてしまうトト。暗闇に確かに息づく魔物が彼女の耳だけを攫っていく。倒れる直前に彼女は水色の玉を見る。それは魔物の瞳なのである。


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    2019年07月09日
  • 現代詩人探偵

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    ネタバレ

    自殺した詩人たちのことを調べる「探偵くん」。なぜ死んだのか、死なないと詩人になれないのか、生きて詩を書くことはできないのか。調べたからといって答えはないし、「謎を解いて遺された人を救う」なんてことにもならない。遺されたひとの「どうして」は永遠に解消されない。
    どうしてそこまで拘るのだろうと、途中からちょっと思い始めてしまったけれど、最後で腑に落ちた。
    「生きて、書いて、いいんだよ」
    棗のようにそう言ってしまいたくなるし、そう言うしかないと思う。

    その、棗。
    健康的で、なんでも持っていて、いつだって日の当たる場所をなんの疑問もなく歩いていける、だいきらいな親友。
    棗の執着は、本当に草間の思った

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    2019年07月06日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    愛する喜び。それを失う悲しみ。
    突き詰めると、この感情の動きが全ての根源にある、という物語なのか?主人公二人に限って言うと。
    ただ、愛という感情の高まりの結果が、復讐に収斂されるというのが、救われないなぁと思います。それを望む悪魔の存在もあってこそか。

    愛できらめいていた過去に囚われたシュガーリア。
    決して手に入らないきらめきを求め続けるヨクサル。
    二人の出会いと結末は、終わりと救いのない物語の始まり、と感じました。

    そんな中で、唯一の救いは小枝の彼。
    想いは果たされた。

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    2018年10月13日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    孤独を好む悪魔に憑かれた男ヨクサルと、死霊術師の孫、シュガーリアの童話めいた物語。島を舞台に物語が展開していきます。話が進むうちに伏線が見事に解かれていくのは見事。
    冒頭、孤独と閉鎖的な薄暗さがありましたが、終盤は白い羽と共に明るいものへと変わります。
    続き書けそうです、あれば読みたいですね。

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    2018年06月17日