紅玉いづきのレビュー一覧
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無料版購入済み
不思議な印象のお話でした
例えるならば童話や御伽話のような
(子供向けにアレンジされていない方の話)
テツガクの様な。
とにかくもう一度初めから読みなおしたくなる -
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Posted by ブクログ
以下ネタバレ含む注意。
「15秒のターン」
ああもう「別れよう」って思って、いや、思うしかなくて、身を引くみたいな自分をイメージして、でも、そんな決意が一瞬で変わってしまう出来事。
分かっていないことから、分かりたいことへの変化がスローモーションに詰め込まれていて、なんだかドキドキした。
「2Bの黒髪」
自分が考えていることを重ねながら、でも自分が満たせないものを満たしてくれる「主人公」。
浪人中の須和子がなんとなく描き続けているウェブ漫画は、彼女の一つの居場所だった。
けれど、家族は彼女の漫画を丸めてゴミ箱に捨ててしまう。
そうして彼女は「ハルカ」を終わらせて、須和子としての現 -
Posted by ブクログ
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そっと心の中に物語世界が残り続ける、そんな、しっくりくるとしか云えないようなおはなしが、たまにある。
前作『ミミズク』からまとめて読んだのは、良かったのもあるし少し勿体無いことをしたかな、とも思った。それくらい心地良い、物語の、世界。
テーマ的にも前作を踏襲した部分はありつつ、けれど主人公である少年少女は、その生い立ちは別として前作よりも人間らしい繋がりかた、ぶつかりかたをしているので、よりそれが鮮明になってるのかもしれません。
あとがきに「ボーイミーツガールを書こう、と思いました」とあるとおり、とてもストレート。搦め手無しの御伽噺はさすがでした。
なんだか皆の成長 -
Posted by ブクログ
SNSのコミュニティ「現代詩人卵の会」のオフ会に集まった9人。10年後の再会を約束し集まった時に、その半数が既に亡くなっていることを知る。
彼らは何故死ぬことになったのか。詩は彼らの死に関与するのか。そして何故詩を書くのか。
詩を書くことに疑問を抱くようなっていた僕は、彼らの死について調べることにした。
全編に「何故」という思いが満ちた物語。その「何故」がミステリとしての骨格を持ちながら、詩に対峙する僕の心情に影響を与える。
詩人の死は自死、変死が重なり、遺された親しい人たちに話を伺い真実をさらけ出すことは、新たなキズを生み出すことにもなる。それでも僕は知りたいと思う。
何故そこまで知りたい -
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Posted by ブクログ
紅玉いづきの「ミミズクと夜の王」のコミカライズ。
ミミズクってこんなに可愛らしかったっけ。読んだときは、可愛らしさよりも精神の危うさの印象が先に来て、不安定な気持ちになっていた覚えがあります。
ビジュアルが与えるものってすごい。
純粋ゆえの危うさと可愛さなんだろうな、これは。その純粋さは、歪んでしまった歪まされてしまった結果ということがわかるから、不安定な気持ちだったのだけど。
一方で、夜の王はビジュアルが確定してしまったことで、神秘と恐怖を感じていた印象が薄まってしまっている。それもビジュアルがあるからのこと。
得体の知れないものに対する恐怖と、それから逃れるための崇敬が神秘さにつながっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「ミミズクと夜の王」の続きの話。
まさか続きが出るとは思ってもみなかったので、とても驚きました。
そして、尊いと思う本ほど、大事に保存したがりな私なので、大事に大事に保存しすぎて、読むのが今に至ってしまった。
物語は、占により捨てられ、占により隣国へ嫁ぐことになった、呪いを吐く「毒吐姫」の話。
彼女が嫁ぐ先がディア。(ミミズク読んだことのある人が読めばいい)
国に振り回された彼女はなにものも信じず、すべてに毒を吐くことで自分の居場所を得ていたため、押し付けられた状況の変化をうまく受け入れられずにいた。
嫁いだ先にいたのは、与えられた道を自分の道として受け入れた人たちで――