紅玉いづきのレビュー一覧
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好きでも嫌いでも、それを超えた“花園”がそこにはあった。どんな時でも。
想像と全く違いました。
こんなに苦い気持ちの詰まった物語だとは…!
受験が終わってから読み始めて良かった…
もし受験前&卒業前に読んでたら…と思うとかなりゾッとします。
なんだろう。
同姓だからこその感情なのかなぁ。
出てくる4人全員の気持ちとシンクロしました。
なんだか自分を突きつけられてばかりでした。
胸の中がゴロゴロする感じ。
高良って男の人があんなにも絡んでくるとは…
シバの章が一番真っ黒で赤黒くて、重ったるくてしんどかったです。
読み終えた後も自分の中がドロドロしています。
これが友達、なのでしょうか。
これが仲間、なのでしょうか。
“嫌”って感情と“好き”って感情は表裏一体なのでしょうか。 -
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この作品を初めて読んだのは高校生のとき。
登場人物たちがそれぞれ複雑な感情を抱えていて、どうすればいいかわからなくてもがいてくるしんでいる様子が、高校生の私にはあまりにもリアルに迫ってきすぎて、途中で読むのがつらくなった覚えがある。
今回読み返してみて、登場人物を自分と重ねてみたり、やっぱり理解できないところがあったり。でも目を背けずに読めたところは、自分も少しは大人になったのかなあという感じ。
第4章がいちばん共感できた。ラストの文章がお気に入り。
登場人物みんな、どこか危うさを持っていて、綱渡りしているイメージが浮かんだ。みんな必死にバランスをとって生きていて、ふとした拍子に足を滑らせたりだれかに突き落とされたり、だけどそれだけで終わらなくって、だれかに手を引っ張られ、もういちど這い上がって、また始まる。
危ういけど、人と人とのつながりによって強くなれるのかなーと思った。 -
Posted by ブクログ
手に入れたホテルを、どうにかこうにか回している4人の少女。
普通のお客様ではないお客様が泊った嵐の晩に
手違いで入れてしまったのは、元のすみかの人達。
師匠を殺してしまって追放、の内容がそうだったとは。
ある意味正当防衛になるのではないでしょうか?
とはいえ、自分が殺してしまったので
良心の呵責はあると思いますが。
単なる暴走かと思ってたんですけどね~。
相手の都合で、あっちへこっちへ移動させられるのには腹が立ちます。
しかも相手の弱い所をついて、ですから、さらに腹が立ちます。
が…実力のある人を相手に怒らせてはいけないね、というよりも
手段を選ばないって素敵ですw
番外編でもう一本。
そしてそこで明かされる、ホテル買い取り金のその後。
いや…確かにそれ大事ですけど、これ、子供向け、ですよね?
大事、ではありますし、守らせねばなりませんが
いくらの借金に!? と思ったのは確かです。 -
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ネタバレ湖のほとりの古城ホテル・マルグリット。
その新たな女主人の候補として集められた四人の少女たちのお話です。
四人の少女たちはそれぞれ帰る場所を持たず、「このホテルの女主人になる気はないか?」の問いに頷いてやってきました。
魔山を追放された魔女・ピィ。
軍から追放された美貌の軍人・ジゼット。
とある稼業から足を荒い、「普通の女の子になりたい」・フェノン。
そして今はもう亡き国の姫君・リ・ルゥ。
四人の少女はたった一人の湖上ホテルの主の座をかけて、争い始める。
という感じで。
すごーくすごーく、少女小説だったんですが。
そんなことよりも、ジゼットさん! ジゼットさん!
かっこいいですよジゼットさん! 金髪に群青の瞳! おまけに軍服の似合う男前。
口説かれたい! 口説かれたいです!!笑
後、個人的にはリ・ルゥが好きだったりします。
強気の女の子は好きですよ。しかも黒髪! 素敵です(真顔)
そんな素敵な登場人物がいっぱいの素敵な少女小説です。
内容についてはあまり多くを語りませんが、少女たちが己が誇りを胸に戦って(?)、最後には素敵な友情を手に入れる話です。
なんというか、女の子が和気藹々としているのはかわいいし、素敵だと思います! -
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小学生向けの本ですが、作者が紅玉いづきってことで読んでみた。あとがきによるとシリーズものらしいです。紅玉いづきがシリーズものですって!なんで電撃でやってくれないの!?
ちなみにイラストも電撃大賞の人ですね。
このつばさ文庫、創刊当初はハルヒやスレイヤーズが移植されてたし、椋本夏夜とかいのうといぢといったラノベ絵師が表紙描いたりしてるし、最近はキノの旅もオリジナル話入れて出てるらしいし、つばさ文庫も侮れないなw
しかし改めて読んでみると、全ての漢字にルビが振ってあって読みにくいったらないw
・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。
(あらすじ)
その古城ホテルは湖のほとりに佇んでいる。人でないものさえ泊まるという、不思議なホテル、マルグリット。そこに集められた四人の少女たちは、こう、言い渡された。「このホテルの女主人になる気はないか」魔山を追放された魔女、ビィ。所属を捨てた美貌の軍人、ジゼット。とある稼業から足を洗った、フェノン。そして亡国の姫君、リ・ルゥ。これは、少女たちと、不思議なホテルの、優しく切ない物語。
そういうわけで、「小学校中級以上」が対象なだけあって、別に面白くはなかったけど。
話としては、あらすじのとおり。4人の少女が最初は慣れない仕事に失敗し、互いを信頼できずに諍いがあって、でも協力し合って望んだものを勝ち取ろうとする話。
途中でそれぞれの過去話とか、ホテルにまつわる切ないエピソードなんかを交えつつ、最後はみんな仲良く大団円みたいな感じ。
俺も当時読んだ物語で、今になっても覚えているような本、今でこそもう一度読めば感銘を受けるであろう本はいくつか心当たりがあります。クレヨン王国とか。この「古城ホテルへようこそ!」も、今の小学生にとって、そういう作品の一つになったらいいですね。
しかし紅玉いづきの、なんというか固いんだけど優しい文体は健在。もちろん語彙や表現は子ども向けにレベルが落とされているんだけど、特に章の切れ目の締め方なんかは、大人である自分が読んでも「おぉう」と唸っちゃうような切れ味があった。
4人の中でも、特に亡国の姫君に関する描写が良かったです。国を滅ぼされ一族を皆殺しにされた絶望、それでも失わない王族としての誇り、何としても生き抜いていこうという覚悟、とかそんな感じのが、児童書らしく重すぎず、けどシンプルに苛烈に書かれていたと思います。
ファンタジーな舞台、世界の科学水準だとか魔術の設定なんかは「人喰い」三部作と似た感じかな。共通の世界観ではないにせよ、作者の中である程度固まってるんでしょうかね。
・:*:・゜☆,。・:*:・゜☆,。
ということで、なんせ簡単だし文字が大きいしページ数も少ないので1時間くらいで読めます。
紅玉いづきの電撃やMWの作品が好きなら、読んで損はないです。