紅玉いづきのレビュー一覧

  • 現代詩人探偵

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    6月から秋にかけての物語なのですが、物語全体に纏わりつくような雨の気配が金沢らしい。金沢駅から香林坊まで歩いたことがある人は、思いあたる場所がたくさんあって楽しいと思います。犯人が追い詰められる崖の上や、2時間ドラマの殺害現場以外の石川県が読みたい人に。

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    2018年06月14日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    最初、全然集中できなくて一度置いた。読み始めるまでにも少し置いたくらいなのに。結局買って2週間くらいあいてから読んだ。ようやく集中できて、がっと読めた。
    半分を越えたあたりでだいぶ本の世界に入れて楽しかった。結末は全然考えてもなくて、そうだったのかー、と思いながら読んだ。
    毒吐き姫から7年半経ったらしくて、もうそんなに時間が経つことにびっくりした。次はいつ読めるか、楽しみだなぁと思う。

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    2018年05月30日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    なんとなく結末は見えるものの、シュガーリアが可愛かったので問題なし。二人が1日でも永く共にいられますように。

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    2018年05月24日
  • 悪魔の孤独と水銀糖の少女

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    紅玉先生は、ちりちりと痛くてぐっと胸を締め付けられるような、そんな感情を描写するのが上手いなと毎回思う。今回の物語は背景描写が少なかったとは思うが、その分じりじりと熱い、キャラクターの想いを感じた。

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    2018年06月07日
  • 現代詩人探偵

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    ネタバレ

    私もミステリーに対してホワイダニットに重きをおく。その悲劇性か人間の心理が好きだし、なんだったらトリックやアリバイは二の次でいい。それは物語の探偵が解いてくれるものだ。
    主人公「僕」の異様なまでの探究心の正体を知った時、あぁ、と私は物悲しくなった。

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    2018年05月05日
  • ガーデン・ロスト

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    いつもはぬるま湯で時々冷水や熱水の弾けるような学生時代。子供ではいられず、大人には届かず、小さな世界で笑い悶え苦しむ。話す側から忘れてしまうような会話のなんと愛おしいことか。
    あぁ、懐かしい。

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    2018年02月07日
  • 大正箱娘 怪人カシオペイヤ

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    ネタバレ

    怪人カシオペイヤに絡んだ事件が3編の構成。結局「怪人カシオペイヤ」はある特定の個人ではなく、日本を変えようとする組織なのかもしれないと本文を見て思った。そして、その権力を握る「帝京」の存在とその中を自由に行き来することが出来る「箱娘」うららとは何者なのか?。読むたびに謎は深まるばかり。ともかく、続きが出ることがあれば、読みたいと思う。感想はこんなところです。

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    2017年09月15日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    【収録作品】箱娘/今際女優/放蕩子爵/悪食警部 
     大正時代の一見自由ながら息苦しい空気感が伝わってくる。今も変わらないのかもしれない。

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    2017年05月18日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    この作者さんの本読むの初。
    CDで言えばジャケ買いです。表紙かわいい

    『箱娘』『今際女優』
    『放蕩子爵』『悪食警部』
    の4編で構成された一冊。ライトノベルですね。
    タイトル通り、大正が舞台です。

    大正モノ結構好きなんですが、時代考証がびみょうかな……要素を「挟んでる」って感じで、時代背景を感じるようではなかったかな
    描きたいものの周辺事情だけ拾ったみたいな?
    具体的には、女性の立場は何度も描かれてるけど、家長制度はふんわり、といったような。

    あと、こだわった表現で埋め尽くされてる感じが……普通の文の中にひとつ、ぽろっとあると輝くような表現が、ぞろぞろ出てきててぎらぎらしてるとでも言います

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    2017年04月18日
  • 雪蟷螂

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    人喰い三部作の最終章。
    言われないと気付かなかったけれど、確かにそういうお話でした。
    愛しているから貴方を食べたい。
    激情にかられ狂おしいほどの愛。
    男性はどうなのか分からないけど、女性にとってそんな愛に出会えるのって幸せなことだと思いました。

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    2017年04月18日
  • MAMA

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     確かに感動的ではあるのだが、突き抜けていないせいでハマりきれなかった名作。
     前半部分は話のテンションが低過ぎて感情移入できなかったのが残念。内容的には強大な魔物の母親になろうとして孤軍奮闘する印象的な話であるのだが…。後半は呪われた石を手にしてしまった泥棒と偽妹との話。良い話ではあるが何分にも短すぎるのと本編のおまけ的要素として書かれていたことで物足りなかく感じてしまう。

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    2016年09月10日
  • ガーデン・ロスト

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    四人の女子高生の春夏秋冬のお話。
    女の子の友情大好きです。
    痛々しかったあの頃を思い出して胸が苦しくなった。
    特にエカとシバはまだ私の中にいる。
    マルとは趣味が一緒。
    オズが一番共感しづらかったかな。
    話の中で皆少しずつ成長していったように、変わらないものなんてない。から、失われたものはもう戻って来ない。
    花園に同じ花はもう咲かない。
    けどまた別の花が綺麗に咲くのだと思う。

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    2017年04月16日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    箱娘の存在、謎解き、キャラ、文体も含め作品全体が好み。箱や手紙に限らず、閉じた蓋を開けるのはちょっと怖い気持ちはわかる。資料としてあたったのが横溝正史だそうで納得。続編が楽しみ!

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    2016年05月31日
  • あやかし飴屋の神隠し

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    視えるだけの人と、創るだけの人。
    久しぶりに紅玉さんの本を読んで、少女漫画のようだなと思った。悪い意味ではなく。男性が主な登場人物だけれど、女性が思う綺麗な男性像というかサラサラしたキャラクターだと思った。語彙ぃ……。救っていく物語だけれど根にある仄暗さはやはり紅玉さんの文章の雰囲気を強く感じました。とても句読点が多いように感じたのですが前からこうでしたか…ちょっと読み返したい。
    主要キャラが救われたような雰囲気を出しつつ、スタートに立ったところで終わっている気がするので続いていくことを期待します。

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    2016年05月19日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    散文詩のような文体が心地良い。
    箱入り娘ではなく箱娘。箱とは自由を奪うもの束縛するもの象徴なのかな。大正時代の女性の社会的な立場や因習に縛られた扱われ方を批判的に描いている。
    上野千鶴子や笙野頼子の著作に近い雰囲気を感じるが、最も近いのは“大正野球娘。”じゃないかな。
    “今際”は物語としてとても面白かったし“放蕩”では出来事よりも紺の人物像に肉付けすることが中心になっていてかなり面白かった。

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    2016年04月27日
  • 雪蟷螂

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    想い人をも喰らうフェルビエ族。
    そんな彼女達の、狂おしい恋のお話。

    綺麗過ぎてなんというか、
    どろどろしてない。潔い恋だなぁと。
    愛の力は30年の戦をも終わらせて、
    凍てつく冬は春を迎える。
    未来はわからんけど、
    手にした幸せが永く続くといいな。

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    2015年07月30日
  • あやかし飴屋の神隠し

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    あとがきにも書いてありましたが、紅玉さん初の主人公が男性のお話。
    あまり意識していなかったけど、紅玉さんは女の子のお話が多かったなあ。
    これから色々な主人公が見られると思うとわくわくします。

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    2015年05月16日
  • MAMA

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    ずいぶんと前に読んで、細かいところは全く覚えていないのだけれど、でも。

    強い力を持ったモノが自分を愛してくれるというのは。
    そのモノを身のうちに秘め従えるというのはとてつもなく気持ちの良いことだよなと。そんな可愛らしさの欠片もないことを思ったことは覚えている。

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    2015年05月07日
  • 雪蟷螂

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    ネタバレ

    人喰い物語三部作の最終巻。

    実は愛の物語。
    敵対する部族同士の策略結婚のために、替え玉さえ用意され育った族長アルテシア。
    敵の族長ミルデのオウガの父は、オウガの母よりも敵であるアルテシアの叔母に恋慕する。
    ただ、一言『俺の永遠をやる』と告げて。
    アルテシアの替え玉ルイと入れ替わり、婚姻を上げるオウガ。

    フェルビエの雪蟷螂と称されるアルテシアは、子供の頃のたった一度の恋慕を入れ替わりで手に入れる。
    恋慕は雪馬車から見えた倒れた少年トーチカだった。
    実はトーチカ、フェルビエとミルデの混血だった。
    すでに、血を流す事も戦う事もなかったというのに。
    ただ、いとまれ、蔑まれながらトーチカは生きていた

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    2015年05月01日
  • MAMA

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    ネタバレ

    とある国の落ちこぼれ魔術師「トト」。
    彼女が迷い込んだ先は人食いの魔物を匿っている先。
    褐色の肌。目元には三連のホクロを持つ魔物。
    そこでトトは耳を喰われた。
    が、引き換えに聞いた事のない国の言葉でも話せるという力を手に入れる。
    そして、その人食いの魔物に「ホーイチ」と名付ける。
    ホーイチはトトにママになって欲しいと使い魔になる。
    トトはホーイチのママになった。

    年を重ね外交官として働くことになったトト。
    トトは「天国の耳」という二つ名を持った。
    ティーランという姫様はトトを気に入って。
    人目がないときは普通に話すことを進言。
    トトも、ティーランも人から狙われる位置にいることは変わらない。

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    2015年04月16日