紅玉いづきのレビュー一覧
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ネタバレ跳ねっ返り少女と過去に闇を抱えていそうなおじさん、上司と部下、身分差、父と娘の葛藤、中央と前線、事件は会議室で起こってるんじゃない!現場で起こってんだ!を地でいく主人公、と萌えそうな設定がてんこ盛りです。嫌いじゃない。
原作だと駐屯兵団ってなかなか日常の業務にスポットが当たらないけど、このスピンオフでは壁の中の彼らがどんな思いでどんな暮らしをしていたのかがしっかりと描写されているため、原作を楽しむ視点が増えると思います。冷酷なジャックスが段々と賢いロザリーに絆されていく過程は少女漫画かよ〜って思いましたが萌えるからよし?続きに期待。 -
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時間がなくて、積んでた本を読む。
いや、正しくは感想を書いてなかっただけで、本当に積んでいたわけではない……
それはさておき。
今日もう一回読んだので書こう。
物語は、新聞記者見習いと箱娘のお話。
「箱娘……?」と、なりましたが、「箱娘」とはなんなのか、はこの巻だけでは語られていなくて、きっとこの先に語られる話。今はただ、箱にまつわる出来事をどうやこうやできる少女――くらいの認識でいいのだと思います。
そして話は短編形式で、一冊の文庫本の中に4つくらいの話が入っています。
すべてが女の話で、「生きてこそ」であって、「死んではいけない」のでした。
何を言っ -
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ネタバレ・サルバドールの落ちこぼれ、トト
・「兄さんと妹と死ぬまで一緒にいなくちゃいけないらしいわ」
■1章
pp1-73
サルバドール一派の愚かなる劣等生トト。彼女は生来の才能の無さからそうした恥辱に甘んじていた。ついにはサルバドールから追放される、という話も持ち上がる。
「もう魔法などできなくてもいいのよ」と言って欲しかった母にも、望む言葉はかけてらえず癇癪を起こしてトトは走り出す。
行く先には一族に伝わる禁書の棚。その最奥、封印された鍵を壊し、敢えて扉を開いてしまうトト。暗闇に確かに息づく魔物が彼女の耳だけを攫っていく。倒れる直前に彼女は水色の玉を見る。それは魔物の瞳なのである。
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ネタバレ自殺した詩人たちのことを調べる「探偵くん」。なぜ死んだのか、死なないと詩人になれないのか、生きて詩を書くことはできないのか。調べたからといって答えはないし、「謎を解いて遺された人を救う」なんてことにもならない。遺されたひとの「どうして」は永遠に解消されない。
どうしてそこまで拘るのだろうと、途中からちょっと思い始めてしまったけれど、最後で腑に落ちた。
「生きて、書いて、いいんだよ」
棗のようにそう言ってしまいたくなるし、そう言うしかないと思う。
その、棗。
健康的で、なんでも持っていて、いつだって日の当たる場所をなんの疑問もなく歩いていける、だいきらいな親友。
棗の執着は、本当に草間の思った -
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ネタバレとても美しいお伽噺。
何も持たないミミズクの世界に色がつき、名前がつき、自分で自分を選びとるまで。無駄なところがなく清々しい。
周りのひとたちがみんないい人すぎるけど!
王様はもっと悪いかんじで終わるのかと思ったら、ふつうにいい人だったよ。まあそれでいい話なのだろうなあ。
あとがきで、大人になったら忘れられてしまってもいい、一瞬だけ心を動かすものがあれば、そういうはなしが書きたい、と作者が書いていて、何かとても、色んな気持ちを思い出した。すごく心を揺さぶられるとか、ヒリヒリするとか、そういう感覚。長いこと蓋をしていたんだなあと思った。
子どものころに出会っていたら、人生の1冊になっていたか -
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この作者さんの本読むの初。
CDで言えばジャケ買いです。表紙かわいい
『箱娘』『今際女優』
『放蕩子爵』『悪食警部』
の4編で構成された一冊。ライトノベルですね。
タイトル通り、大正が舞台です。
大正モノ結構好きなんですが、時代考証がびみょうかな……要素を「挟んでる」って感じで、時代背景を感じるようではなかったかな
描きたいものの周辺事情だけ拾ったみたいな?
具体的には、女性の立場は何度も描かれてるけど、家長制度はふんわり、といったような。
あと、こだわった表現で埋め尽くされてる感じが……普通の文の中にひとつ、ぽろっとあると輝くような表現が、ぞろぞろ出てきててぎらぎらしてるとでも言います