紅玉いづきのレビュー一覧

  • あやかし飴屋の神隠し

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    幼い頃神隠しにあい、それ以来あやかしを視るようになった叶義と、その姿を飴細工にうつすことで憑いている妖怪を祓う牡丹。そんな二人が営む妖怪飴屋を舞台に描かれる連作短編4編。
    後半2編では、訳ありの過去をもつ二人が、過去と向き合い、前に進む姿が描かれる。

    人生を初めからやり直せるとしたら…。
    後悔などしたことのない牡丹と、後悔だらけの叶義。正反対の2人が一緒に居ることで、欠けていたものを手に入れ、止まっていた時間が動き出す。周りにも自分にすら興味を示さない牡丹が、最後に見せた少しの執着に心が暖かくなる。

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    2017年09月01日
  • ガーデン・ロスト

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    この作者初読。お互いに憧れや苛立ち、劣等感や優越感を抱きながらそれぞれの距離感で友達してる女子高生四人目線の連作短編集。若い頃は世界が狭くて絶望しがちで、それも半分は絶望のふりって分かってるけど狭いだけに深刻で真剣。そんな青春の特権的な痛さやひたむきさが鋭く書かれていて、眩しかった。作者あとがきで、暗い話、とあった気がするが、個人的には、彼女たちのこれからを感じさせる爽やかな読後感だった。良かった。

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    2014年08月08日
  • 青春離婚(1)

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    小説を先に読んで、その後の二人についても描かれているとのことで、やはりコミックも読みました。数ページではあるのですが、読めてよかったなと思います。本編についてはウェブ上で公開しているものを先に読んではいたのですが、二人の距離感というものが、小説よりも直接伝わってくるような気がしました。

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    2014年06月24日
  • ガーデン・ロスト

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    4人の女子高生の物語。
    4人の気持ちがどれもこれも共感できる、ちょっと心が痛くなるお話し。
    紅玉さんは人のもやっとした気持ちを言葉にするのが上手な方だなと再確認。

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    2014年06月19日
  • MAMA

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    これが愛の話とは言えません。いや、愛なんですけれども哀なんです。
    今作では人喰いの魔物“ホーイチ”と落ちこぼれのサルバトーレ(魔術師の一族)の親子関係が描かれます。それが悲しいのなんのって……。流石紅玉さん、不幸の中に愛情を(哀情?)を紡ぐその作風は二作目ながら存在します!!
    そして対になる中編『AND』も所収されています。こちらでは家族でない家族の話が描かれます。けれど、こっちの方が家族っぽい愛情を感じるのは何故でしょうね……?

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    2014年06月14日
  • MAMA

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    紅玉いづきさんの作品は痛くて綺麗です。
    これを最初に読んだら、少し短いけれど切なくていいなって程度だったかもしれません。やっぱりミミズクが良すぎて期待しすぎたかなー。

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    2014年04月26日
  • MAMA

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    ネタバレ

    2年前に読んだのは覚えていましたが、星四つつけていてどんな内容だったかさっぱり覚えてなくて再読しました。

    可読性はあるんですが、内容が濃いわけではないです。

    落ちこぼれの魔法使い少女がいて、魔物のいる神殿の奥に行って耳を喰われ、十年以上その魔物を使い魔としてそばに置き、魔物から喰われたその耳が異国の言葉も理解することから、ヘブンズイヤーとして外交官の仕事してたら、ヘブンズイヤーを持った少女を尊師として候補にあがったために、自分を守るはずの一族が襲撃してくる。それを守るのは使い魔の役目なのに、旅人が少女を守るといい、魔物はその旅人と一体となった。
    そしてその旅人と結婚した少女が生んだのは、依

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    2014年02月21日
  • ガーデン・ロスト

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    誰にでもそのような時期はあるもんで。
    内側にある柔らかいものを刺をびっしり生やして守っている時期。
    実際に何を守りたいのかは分からない、けど何かをしなくてはならない。
    そのような時期の話。

    痛い。

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    2013年11月21日
  • ガーデン・ロスト

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    最初は読むのが少し苦痛だった。よくある女子高生モノでひねりがないという印象だった。エカに共感するのが難しかったからかもしれない。
    二章のマルの話が自分に重なりすぎて読み進めるのが辛かった。オズもそう。そこからは物語に読み入ってしまった。
    シバも私の友達にいた。一見女子高校生というフィルターがかった非現実世界のように見えて、かなりリアルな物語だった。
    やはり紅玉さんの作品にはハズレがないのかもしれない。
    そして高良はイケメン。

    好きな人に借りたのがこの本でよかったと思った。

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    2013年08月28日
  • ガーデン・ロスト

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    道化師のようになったって、心は凍ったまま。
    周りの良い子に合わせても、愛想笑いばかり。
    言いたいことを言えずに機嫌を伺っていても、楽しくない。

    だから誰もが自分だけの「居場所」を探しているのかもしれない。
    心が安らぐ花園を。自分が自分でいられる花園を。

    もし花園がなくなったらどうする?って友人に聞いたら…
    「だったら探し求めて、作り上げるよ。単純だけど…。でも、なくなってほしくないよね。やっぱり、大切なものだし。」

    この答えが返ってきて良かった。

    失ったら、探す。作る。
    でも願わくは「居場所」が永遠に変わらずに、仲間と居られると信じて。

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    2013年07月13日
  • 毒吐姫と星の石

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    ネタバレ

    『ミミズクと夜の王』と比べるとやはりというか劣ってしまう。何より毒吐姫の毒舌が好きになれなかったのは大きなマイナスポイントでした。なんだかな、だめだった。
    前作の登場人物たちのその後が読めてよかった。特にミミズク。終盤まで出ないから登場しないのかと思った。そしてミミズクパワーは毒吐姫にも効果抜群でした。ミミズクすげー。これから仲良くしていけばいいと思うよ!

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    2013年07月09日
  • 雪蟷螂

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    殺伐としていながらも美しい愛の物語。
    ラストは思わずため息が。
    紅玉さんの世界が本当に好きです。

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    2013年06月12日
  • 毒吐姫と星の石

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    ネタバレ

    真面目な王子の王族としての責務・使命感と、孤独で聡明な姫のプライド・依存心のぶつかり合うさまを描いた話。だと思う。
    まっとうな恋愛ではないのにどう見てもふたりは恋しているようにしか見えなくて、「どんな相手でもよかった」なんて独白に釈然としないものを感じつつも面白い。前作に引き続き童話ならではな都合のいい展開もありつつ(でもあの場面でミミズクが出てきて良かった!)、素直に感動できるいいお話。
    というのが最終章まで読み終えての感想で。すごいのはエピローグ。
    「あんたは!! 頭がよくても!! 女心がなにひとつわかんないクソ男よ!!」
    このエルザの一言とその後の会話にものすごく安心した!
    ふたりともそ

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    2013年06月01日
  • ガーデン・ロスト

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    ネタバレ

    高校生のときはどうして高校という舞台が特別なものとして扱われるのかわからなかった。
    どこか閉じていて、息を潜めて他人を伺って、何に反抗したいのかわからないまま反抗して、自分を特別に思いたくて、そんな高校という場所が物語の舞台になるほどいい所だと思えなかった。
    この本を読んで、高校生じゃない今、やっと高校・高校生の魅力がわかった気がする。
    苦しいんだけど、その苦しみが愛しいなと思った。ああ青春だなあという感じ。
    なんだかじんわり染み込んでくる物語でした。時間をおいてまた読み返したい。

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    2013年05月14日
  • ガーデン・ロスト

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    好きでも嫌いでも、それを超えた“花園”がそこにはあった。どんな時でも。

    想像と全く違いました。
    こんなに苦い気持ちの詰まった物語だとは…!
    受験が終わってから読み始めて良かった…
    もし受験前&卒業前に読んでたら…と思うとかなりゾッとします。

    なんだろう。
    同姓だからこその感情なのかなぁ。
    出てくる4人全員の気持ちとシンクロしました。
    なんだか自分を突きつけられてばかりでした。
    胸の中がゴロゴロする感じ。
    高良って男の人があんなにも絡んでくるとは…

    シバの章が一番真っ黒で赤黒くて、重ったるくてしんどかったです。
    読み終えた後も自分の中がドロドロしています。
    これが友達、なのでしょう

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    2013年04月21日
  • MAMA

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    ラベンダー色の瞳の落ちこぼれ魔術師・トトが耳と身代わりに手に入れたのは最強の使い魔。
    お互いに「この人しかいない」って思い続けていた所から、状況が変わるまで、それにどう決着をつけるかまでがストレートに描かれていて、読みやすかったです。

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    2013年04月13日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~ここがあなたの帰る国~

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    子供向きレーベルとは思えない辛口な作品。

    今回は、滅びた国の元お姫様リ・ルゥが主役。
    国が陥落する寸前に、彼女が臣下から与えられた毒の正体が明らかになる。

    これで、四人全員の話がそろったのだが、この巻で終わってしまうのだろうか?
    もっと続いて欲しいような、切りのいいところで終わるのもいいような、複雑な気分。

    地獄の番犬ヘンリーが四人のお父さん気取りなのもかわいい。

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    2013年03月02日
  • ガーデン・ロスト

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    この作品を初めて読んだのは高校生のとき。
    登場人物たちがそれぞれ複雑な感情を抱えていて、どうすればいいかわからなくてもがいてくるしんでいる様子が、高校生の私にはあまりにもリアルに迫ってきすぎて、途中で読むのがつらくなった覚えがある。
    今回読み返してみて、登場人物を自分と重ねてみたり、やっぱり理解できないところがあったり。でも目を背けずに読めたところは、自分も少しは大人になったのかなあという感じ。
    第4章がいちばん共感できた。ラストの文章がお気に入り。

    登場人物みんな、どこか危うさを持っていて、綱渡りしているイメージが浮かんだ。みんな必死にバランスをとって生きていて、ふとした拍子に足を滑らせた

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    2013年02月09日
  • ようこそ、古城ホテルへ ~私をさがさないで~

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    手に入れたホテルを、どうにかこうにか回している4人の少女。
    普通のお客様ではないお客様が泊った嵐の晩に
    手違いで入れてしまったのは、元のすみかの人達。

    師匠を殺してしまって追放、の内容がそうだったとは。
    ある意味正当防衛になるのではないでしょうか?
    とはいえ、自分が殺してしまったので
    良心の呵責はあると思いますが。
    単なる暴走かと思ってたんですけどね~。

    相手の都合で、あっちへこっちへ移動させられるのには腹が立ちます。
    しかも相手の弱い所をついて、ですから、さらに腹が立ちます。
    が…実力のある人を相手に怒らせてはいけないね、というよりも
    手段を選ばないって素敵ですw

    番外編でもう一本。

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    2013年02月01日
  • 雪蟷螂

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    紅玉いづき。ファンタジー的世界観が嗜好にマッチしていて好きな作家。電撃大賞受賞作のミミズクからのファンです。

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    2012年12月27日