あらすじ
湖のほとりに建つ古城ホテル『マルグリット』にいる四人の女主人(メトリーゼ)たちは、どんなやっかいごとでもあっというまに解決してしまう―。そんなうわさを聞きつけやってきたのは、新婚ピカピカのお嫁さん!? 力を合わせて、なんとか彼女のなやみを解決してひと安心―と思っていたら、亡国の姫君リ・ルゥがとつぜんホテルをやめるなんて言いだして!? 四人の少女の、切なくも優しい友情物語、大好評シリーズ第4弾!
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Posted by ブクログ
読み終えたので他の人の感想見たら、みんなしてギリギリとかアウトって言ってて面白かった。笑
紅玉さんの中では珍しいよね…?ここまで露骨な色仕掛け。まぁ普通にしてても常に振り撒いてる人が2人ほどいるから、その時点で…な気もする。
4冊読んで、やや控えめにしてあるけどやっぱ紅玉さんだなと思った。容赦なさというか、愛の過激さというか。読めてよかった。
Posted by ブクログ
「あたしは、いやだよ」
湖のほとりに建つ古城ホテル『マルグリット』にいる四人の女主人たちは、どんなやっかいごとでもあっというまに解決してしまうーー。と思っていまら、亡国の姫君リ・ルゥがとつぜんホテルをやめるなんて言いだして!?
シリーズ第4弾。亡国の姫君リ・ルゥのお話。
前半ドタバタからの後半シリアス展開。自然な流れで読みやすかった。『新妻と思春期の少女はジゼットに近づけるな』が発動したのが良かった。ピィの色仕掛け、その筋の人だったら本当に危ないと思う。危なかった。ピィは可愛い。しかしメインターゲット層であろう思春期少女には刺激強めな内容だったのではないかと思うのだけど、ジゼットがいる時点で性癖強打されるかな、そうだね。
後半は人の信念というか生き方というか、信じるもののお話だと思った。女主人たちの絆はたぶん重たいものなんだろうけど、拠り辺を失った少女たちを繋ぐにはそれだけ強いものが必要で、だからこそ読み手として彼女らが愛おしく感じるんだろうな。ディについては、そういう生き方しか知らないのであれば仕方ない思考でもあるけど、お頭の元で、他人と自分の境界を見つけられるようになってほしい。それはすごく難しいことだけど自分の常識を壊すことの必要性と勇気を、この物語を読んで得られたらいいと思った。リ・ルゥが重くてショッキングだからディまで意識いかないかなぁ。
Posted by ブクログ
児童書のアリかナシかのギリギリのラインではあると思う。
4人の少女の友情と呼んでしまうには余りにも強い絆。ヘンリーちゃんも大活躍。こいつは本当にいいやつだな。
前の女主人とのやり取りで、彼女たちが認められたと嬉しくなった。
Posted by ブクログ
子供向きレーベルとは思えない辛口な作品。
今回は、滅びた国の元お姫様リ・ルゥが主役。
国が陥落する寸前に、彼女が臣下から与えられた毒の正体が明らかになる。
これで、四人全員の話がそろったのだが、この巻で終わってしまうのだろうか?
もっと続いて欲しいような、切りのいいところで終わるのもいいような、複雑な気分。
地獄の番犬ヘンリーが四人のお父さん気取りなのもかわいい。