紅玉いづきのレビュー一覧

  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    う~ん、ストーリ的にはよくみるあやかし系
    この作者の他の作品を読んだことがないので、判断しかねるが、よくあるやつ。
    人からのおススメで読んでみたもので、普段読まない種類の本なので、それなりに楽しめたが、、、


    登場人物が少ないので話がまとまっていて読みやすい。
    作品の内容と同様、あっという間に読み終わってどこかに消えていってしまう感じ。読後感がサラリと消える、良い言い方すると「夢見てた」みたい。

    0
    2016年07月07日
  • ミミズクと夜の王

    Posted by ブクログ

    奴隷として虐げられ生に絶望した少女は、機を見て逃亡するも、逃げた先は魔物が棲まうという深い森。そこで少女は魔物の王に出会い、苦痛に満ちた生を終わらせるべく、魔王に自分を食べるよう懇願するも、それは果たされない。森の中で魔王と過ごすうちに2人の間には奇妙な心の交流が生じる。ふとしたことから魔王への討伐隊が編成されることになり、少女は魔王に囚われていた人間として「救出」されるが、森を出たとき、魔王の呪いによって少女の記憶は失われる。討伐隊によって捕らえられた魔王は、討伐隊を派遣した王の、不具の王子を癒すために利用される。魔王の呪いを解くことによって少女の記憶は回復され、少女は囚われの魔王を解放する

    0
    2016年06月24日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    叶義さんは優しい。叶義さんの優しさに触れて、弱さや強さに触れる物語だったように思う。私は叶義さんが好きだ。幸せになってほしいと思う。もう一度が無くとも。
    欲を言えば道理さん目線のお話しも、もっと読んでみたかったです。みんな素敵に濃いキャラクター達でした。

    追記:紅玉さんにしては珍しいお話のような気がしたのは、男の子のお話しだったからですね…とあとがきを読んでなるほど納得。

    0
    2016年06月03日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

    Posted by ブクログ

    雰囲気はとても素敵。
    この先紺がどう変わっていくのだろう、とは思うけれど、続きを買うかは出てから、かなぁ。

    0
    2016年04月20日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

    Posted by ブクログ

    とてもとても好みの時と、そうでもないときがあるなぁ、とこの著者に対しては思っているのだけど、本作はそうでもない部類だった。次回作がこのシリーズなら、それはもう買わないかな…

    0
    2016年04月16日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

    Posted by ブクログ

    女性たちが生きづらい時代の箱にまつわる短編集。ミステリーを謳っているけれど、ミステリー要素が少ない気もする。題材が面白いだけに話数がちょっとしかなく、読みごたえがなくて残念。2巻に続くみたいなので、期待も込めて星3つ。

    0
    2016年04月15日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    女が生き難かった大正時代が舞台の短編集。
    新米新聞記者と箱娘とよばれる少女が、箱に詰まっている謎と秘密を開く・・・

    箱、謎、秘密、そして女がテーマとなってる上に、時代が大正。女性にとっては辛いというか暗い話が多くて予想してたのとちょっと違ったかな(+o+)
    短編集だけど、全体的には話がつながってる。
    まだ始めなので、箱娘とは何なのか先が気になります。

    0
    2016年04月10日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    ひとの心に巣食うあやかしは,形を与えられると去っていく。といった,あやかしとひととの不思議な距離感の描き方が面白かった。妖怪的な存在を,「わるいもの」ではなく「ただそこにあるもの」として描写するあり方って好きだな

    0
    2016年03月07日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    なんでも見える男と、何でも作れる男の飴屋。
    作れる男を見て『きれい』と行った人間には
    妖怪がついている。

    章の題名になっている妖怪が、本当にいるのかどうか。
    まずそこから分かりません。
    最後の章の『狐操』は、あのゲームのものと
    一緒なのでしょうか?
    言われてみれば共通点があるような?

    職業は可愛いのに、やっている事が可愛くない。
    妖怪にしろ何にしろ、メリットとデメリットがあるのは
    当然な気がします。
    とはいえ、最初の妖怪の時点で
    恐ろしい、と思ってしまいます。
    次の話は、どちらかと言えば因果応報っぽい気が。

    今の自分を作るにあたって、出会った人あった過去。
    それをすべて投げ打ってのやり直

    0
    2015年10月21日
  • 毒吐姫と星の石

    Posted by ブクログ

    全知の天に運命を委ねる占の国ヴィオン。生まれながらにして毒と呪いの言葉を吐き、下町に生きる姫がいた。星と神の巡りにおいて少女は城に呼び戻され、隣国に嫁げと強いられる。『薄汚い占者どもめ。地獄に堕ちろ!』姫君は唯一の武器である声を奪われた。星の石ひとつ抱き、絶望とともに少女は向かう。魔物のはびこる夜の森、そのほど近くの聖剣の国レッドアークに。少女を迎えたのは、夜の王に祝福を受けた、異形の手足を持つ王子だった。

    0
    2015年08月03日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    海沿いの王国ガーダルシア。トトと呼ばれる少女は、確かな魔力を持つ魔術師の血筋サルバドールに生まれた。しかし、生まれつき魔術の才には恵まれなかった。ある日トトは、神殿の書庫の奥に迷い込んだ。扉の奥から呼ばれているようなそんな気がしたから。果たしてそこには、数百年前に封印されたという人喰いの魔物が眠っていた。トトは魔物の誘いにのった。魔物はその封印から解き放たれ、トトは片耳を失った。そして強い魔力を手に入れた―。これは、孤独な人喰いの魔物と、彼のママになろうとした少女の、儚くも愛しい歪んだ愛の物語。

    0
    2015年08月03日
  • ミミズクと夜の王

    Posted by ブクログ

    とても可愛くて優しい話だった。
    ほっこりして、愛しくなる。
    幸せを知らなければ辛いこともわからないけど、幸せを知ってしまうと、泣いたり、手を伸ばしたり、ワガママになったり、するのかも。
    優しくされたわけではないけど、許してくれる。そういう優しさが、染みる。

    0
    2015年06月21日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    文章の美しさ、素晴らしさは健在。今回も堪能させていただきました。
    ストーリーとしては、後半からどんどん面白くなってくるけれども導入はいまいちかなという印象。妖怪というテーマは浮世離れしたこの作者の文章と相性は悪くないものの、もっと現実離れした設定の方が魅了が生かせるような気がした。それを含めてのチャレンジなのかなあ。

    0
    2015年05月13日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     電車のお供に連れて行って、ぱらぱら読んで、ようやく読み終わりました。
     持ち歩くなら、これくらい読みやすい本がいい。
     というのは、個人的感想で。

     物語の内容は。
     妖怪の見える叶義と、その妖怪を飴で表現することのできる牡丹の二人が主人公の物語。
     牡丹のことを「美しい」と思う人の身近には妖怪がついている……という話だったのだけれど。

     読んでて思ったのが、どんなあらすじの形をとっていても、根底に流れるものって一緒だなって思いました。
     紅玉先生の本は紅玉先生の本だった。
     ただ今回は登場人物が「女の子」じゃなかっただけ。
     なんだってそう思いました。
    「においが一緒だー」って思ったん

    0
    2015年01月03日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    古本屋で購入。

    『ガーデンロスト』を読んでいて女の子の描写に惹かれていたけれど、男の子をどう書くのかなと期待多目でした。
    あやかしという非日常エリアだったので、思っていた描写ではなかったかな。

    それでも、牡丹がみせた執着と、叶義が見せた進む一歩は、この世界に限らない、わたしたちの中にもあるものだと。面白かったです。

    0
    2014年09月19日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    妖怪が見えるだけの優しすぎる人が祓う力を持つ人と共に各々の事情により憑かれてしまった人を救ったり救わなかったりする。
    設定はありきたりだけど、それを難しい言葉を使わず読みやすくまとめあげているのでするすると最後まで読めました。面白かったです。
    しかし紅玉いづきの新刊!と思って読むと物足りません。
    デビュー作を始めとした人喰い三部作の一度読み始めたら目が離せなくなるような鮮烈なキャラクターがこの作品にはいません。ミミズクのようなトトのようなアルテシアのような不器用で歪で美しい女の登場を勝手に期待していた自分が悪いのでしょう。
    比較対象さえなければさっぱりとした読みごたえでよかったと思います。

    0
    2014年09月13日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    子供の頃にあやかしに関わり、彼岸の者を見ることができる青年と、見ることはできないけどあやかしの姿を飴に移すことのできる青年。飴屋をする二人の
    お祭り、神社を舞台にした不思議な物語でした。
    二人と二人に関わった人々の成長物語でもあるのかな。
    言葉も美しく、雰囲気好きだなあ~とは思ったのですが、どうにも物足りないなさを感じて(^。^;)
    句読点の打ち方も、少し苦手。ちょっと読みにくかったです。

    0
    2014年08月10日
  • あやかし飴屋の神隠し

    Posted by ブクログ

    あやかし飴屋がつくりだすのは、世にも不思議な妖怪飴。

    お祭りに行きたくなる話。
    テンポも良くて読みやすいけど、なんだかちょっと物足りない感。

    0
    2014年08月04日
  • 雪蟷螂

    Posted by ブクログ

    読み進めるごとに次第に鮮明になっていく登場人物たちの「恋」の物語。読み始める前と読み終えた後で大きく印象が変わりました。視点がコロコロと変わるので少し読みづらい部分もありますが、基本的には時系列に沿って物語は進んでいくので、内容は入ってきやすかったです。読む度に新しい発見がありそうな一冊。

    0
    2014年07月13日
  • MAMA

    Posted by ブクログ

    人喰いのお話2作目。実は気付いていないだけで人は決して独りではないのだと、そう思える作品でした。誰かを大切に思うことができるということは素晴らしい。

    0
    2014年07月13日