あやかし飴屋の神隠し

あやかし飴屋の神隠し

小説・文芸
583円 (税込)

2pt

「俺は、多分、なんだって、視える」 「僕は、大体のものは、つくれますから」 皮肉屋の青年・叶義は幼い頃、あやかしの神隠しに遭って以来、いかなるものも“視えないものはない”という。妖しい美貌を持つ飴細工師・牡丹はその手で“つくれないものはない”という――。 二人の青年が営むは、世にも不思議な妖怪飴屋。奇妙な縁に惹かれた彼らは、祭り囃子の響く神社で今宵も妖怪飴をつくりだす。人と寄り添うあやかしの、形なき姿を象るために。あやしうつくし、あやかし飴屋の神隠し。

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あやかし飴屋の神隠し のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    神隠しに遭うにはほんの一瞬の気の緩み。
    それでも、その後の人生は大きく変わっていく。
    後悔のない人生なんてない生き物だから、だからこそ後悔を受け入れてどう生きていくか、が大切なんですね。

    0
    2026年01月07日

    Posted by ブクログ

    視えるだけの人と、創るだけの人。
    久しぶりに紅玉さんの本を読んで、少女漫画のようだなと思った。悪い意味ではなく。男性が主な登場人物だけれど、女性が思う綺麗な男性像というかサラサラしたキャラクターだと思った。語彙ぃ……。救っていく物語だけれど根にある仄暗さはやはり紅玉さんの文章の雰囲気を強く感じました。とても句読点が多いように感じたのですが前からこうでしたか…ちょっと読み返したい。
    主要キャラが救われたような雰囲気を出しつつ、スタートに立ったところで終わっている気がするので続いていくことを期待します。

    0
    2016年05月19日

    Posted by ブクログ

    あとがきにも書いてありましたが、紅玉さん初の主人公が男性のお話。
    あまり意識していなかったけど、紅玉さんは女の子のお話が多かったなあ。
    これから色々な主人公が見られると思うとわくわくします。

    0
    2015年05月16日

    Posted by ブクログ

    どうしてか『あやかし飴屋の飴隠し』って読んじゃうんだよなぁ…w
    妖怪も人も棲むところが違うのにたまたまチャンネルがあってしまって、違うルールのために支障が出る、そんな感じがする
    夏祭りの濃い湿気を含んだとろりと甘い空気の中に、やさしく不器用な店主と上手い飴細工師の店がある
    妖怪細工の飴を見てみたい気はするけど、自分の目に彼はどう映るだろうか
    きれいなものを見てみたいとも思うが、見えない方がいい人生もある
    うまく折り合っていければいいのだけれど

    0
    2015年02月12日

    Posted by ブクログ

    何でも見える青年と何でも作れる青年のお祭りの屋台を舞台とした少し不思議なお話。
    テンポ良く、でも朴訥とした文章が不思議な世界をより演出していて、この世界にすんなり入り込めました。
    とても読みやすく、雰囲気も好きな作品でした。

    0
    2015年02月01日

    Posted by ブクログ

    妖怪飴屋を営むふたりの青年は、境界の曖昧なものに形を与えて顕現させ、干渉する。その結果を善くするも悪しくするも人の情で、顕現した存在に善悪の境界はない。
    物語の初めのうちは形を与えられくっきりと浮かび上がるのはあやかしといういかにもこの世ならざるものであったけれども、終盤においてのそれは人の心であったように思う。
    信頼関係とか、後悔とか、長年曖昧なまま抱え続けた想いにきっぱりと向き合って、前に歩き出す姿は、読んでいて気持ちいい。
    続きが出たらきっと楽しみに読むと思う。このふたりの仕事風景をまた眺めたい。

    0
    2015年01月10日

    Posted by ブクログ

    幼い頃神隠しにあい、それ以来あやかしを視るようになった叶義と、その姿を飴細工にうつすことで憑いている妖怪を祓う牡丹。そんな二人が営む妖怪飴屋を舞台に描かれる連作短編4編。
    後半2編では、訳ありの過去をもつ二人が、過去と向き合い、前に進む姿が描かれる。

    人生を初めからやり直せるとしたら…。
    後悔などしたことのない牡丹と、後悔だらけの叶義。正反対の2人が一緒に居ることで、欠けていたものを手に入れ、止まっていた時間が動き出す。周りにも自分にすら興味を示さない牡丹が、最後に見せた少しの執着に心が暖かくなる。

    0
    2017年09月01日

    Posted by ブクログ

    う~ん、ストーリ的にはよくみるあやかし系
    この作者の他の作品を読んだことがないので、判断しかねるが、よくあるやつ。
    人からのおススメで読んでみたもので、普段読まない種類の本なので、それなりに楽しめたが、、、


    登場人物が少ないので話がまとまっていて読みやすい。
    作品の内容と同様、あっという間に読み終わってどこかに消えていってしまう感じ。読後感がサラリと消える、良い言い方すると「夢見てた」みたい。

    0
    2016年07月07日

    Posted by ブクログ

    叶義さんは優しい。叶義さんの優しさに触れて、弱さや強さに触れる物語だったように思う。私は叶義さんが好きだ。幸せになってほしいと思う。もう一度が無くとも。
    欲を言えば道理さん目線のお話しも、もっと読んでみたかったです。みんな素敵に濃いキャラクター達でした。

    追記:紅玉さんにしては珍しいお話のような気がしたのは、男の子のお話しだったからですね…とあとがきを読んでなるほど納得。

    0
    2016年06月03日

    Posted by ブクログ

    ひとの心に巣食うあやかしは,形を与えられると去っていく。といった,あやかしとひととの不思議な距離感の描き方が面白かった。妖怪的な存在を,「わるいもの」ではなく「ただそこにあるもの」として描写するあり方って好きだな

    0
    2016年03月07日

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