今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる
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今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる

836円 (税込)
418円 (税込) 12月31日まで

2pt

4.8

未曾有の大地震が首都・東京を襲った後、復興の名目で湾岸エリアに大人の街――カジノ特区がオープンしてから長い時間が経った。今宵も、街を象徴する少女サーカスでは、古き文学者の名を冠する精鋭たちが舞台へと踊り出る。が、あるとき花形の空中ブランコ乗り・片岡涙海が練習中に落下。身代わりとして、そっくりの双子の妹・愛涙が舞台に立つことになる。やがてその命が狙われて……? 嘘を背負うふたりの少女の青春ミステリ!

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今宵、嘘つきたちは光の幕をあげる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    首都にカジノ特区を開いた架空日本の、少女たちで構成されたサーカスの話。
    事故で片足を失った姉とその影武者になった妹。
    二人のブランコ乗りの少女を中心とした物語。

    過大な重圧と無責任な欲に晒されるのが当たり前で、でも確かに守ってくれる人もいる。
    そんな中で少女たちが自らの道を選び方、進んでいく。

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    ひりひりと痛い、脆いようで硬い、宝石みたいな少女たちと世界。
    この作者さんの書く文章と世界がとても好きです。個性ってこういうものだ。

    0
    2025年05月14日

    Posted by ブクログ

    『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』を改題したもの。涙海の『サーカスのブランコ乗り』としてのプライドがとても好きなのだけれど、久しぶりに読み返したら狭い鳥籠にこだわるアンデルセンの傲慢さにも痺れてしまった。もっと広い場所でも活躍できるけれど、そんな名声には興味が無くて、でも小さな『少女サーカス』とい

    0
    2024年12月18日

    購入済み

    その後の話も読みたい。

    紅玉いづき先生の他作品が大好きだったので読んでみました。凄く良かったです。
    彼女達のその後が知りたいのですが、「影の幕をあげる」の方で語られるのでしょうか。これから読むのがとても楽しみです。
    どの演者も魅力的ですが、歌姫アンデルセンと猛獣使いのカフカが特にお気に入りです(^^)

    #切ない #感動する #ダーク

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    表紙の絵が好みで一読。
    双子の片岡涙海《るう》と愛涙《える》の名前が強烈だったのと、すごく響きや漢字の自体が好き。
    欲望に溢れたサーカスの闇に魅せられた。
    すごく面白かった。
    下巻も読みたい。

    0
    2024年06月30日

    Posted by ブクログ

    少女たちの不安や嫉妬、自分たちの力じゃどうにもならない葛藤、そのすべてが包括された美しい物語だった。
    双子、同期、先輩、後輩、指導者、応援者、そして自分たちを喰いものにする人間、そのすべてに対する感情が、ありありと描き出されていて、何度も目頭があつくなった。
    どれだけ無駄でも辛くても頑張ってきたこと

    0
    2024年03月12日

    Posted by ブクログ

    最高でした。『ブランコ乗りのサン=テグジュペリ』から加筆もされたと聞き、どこが加筆されたかわかるのは優越感があります。加筆された後の今回の本もとても素晴らしかったです!紅玉いづき先生の作品の中で、この少女サーカスのお話が一番大好きです。是非、2冊合わせていろんな方に読んで欲しいと思っています。

    0
    2023年09月06日

    Posted by ブクログ

    過激で美しい少女たちの一瞬の灯火に心囚われるようだ
    サーカスという少女たちの舞台
    サーカスの曲芸を行う為に少女たちは曲芸学校へ進学をしてから花開く
    この世界を読んだ時、宝塚の女の園を想像した
    大変過酷と聞くその場所ときっとこの学校は似ていることだろう
    入るのはひと握りの人材で、入ったとしても残れるこ

    0
    2024年09月22日

    Posted by ブクログ

    やや歪んでいると言ってもいいのだろうか。空を飛びたい(ブランコ乗りとして)という想いだけが少女を連れて行く世界。
    「影」の方を読み切っていないので、よくわからないところもあるが、世界観には引き込まれる。

    0
    2024年02月27日

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