紅玉いづきのレビュー一覧

  • 雪蟷螂 完全版

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    過酷な環境で独自の思想をもち、戦い続けてきた民族同士の婚姻譚。
    『この婚礼に祝福を』その言葉通りに進むほど、お互いの溝は浅くなかった。
    愛情のあり方とは多様であると、登場人物に教えてもらえる。
    それが成されるかは、是非読んでいただきたい。

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    2025年01月03日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    十代のあの頃みたいな気持ちにはやはりならないけれど、何十年経ってもきっと私の大切な物語であり続けるのだと思う。だいすき。

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    2024年12月08日
  • 15秒のターン

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    あぁ、なんだか瑞々しいなって思うような女の子たちの物語
    たまに共感出来ない…と言うよりは価値観の理解できない女の子の物語もあったけれど…
    そして若い頃は、こんなにキラキラした感情を持ち合わせていたっけ!?と思ったり笑
    それぞれの女の子の、誰かへの感情や自分自身との自問自答
    大人になっても悩みは尽きず、若い頃も若い頃で悩みに溢れて迷子になるよな〜とか不思議な感情にさせてくれる
    どれも甘酸っぱく無い青春的な雰囲気で良いなって思った
    私にも甘く酸っぱくほろ苦い時間もあったのだろうか…

    今回の物語の中では『この列車は楽園ゆき』という作品が私の中ではとても心に残る作品であった
    愛ではないけれど、それは

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    2024年09月04日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    ネタバレ

    おとぎ話のように優しくて、童心に帰ったような懐かしさを思い起こさせてくれる作品。そして夜の森の異様な静けさや魔物の妖かしにゾクリとさせられた。

    魔物の王に自らを食べてもらいたい一心で、夜の森の奥深くへ一人入り込む人間の少女・ミミズク。その天真爛漫さに戸惑いつつも彼女のペースに巻き込まれる夜の王・フクロウ。
    この不思議な関係の2人を取り囲む人間たちの反応は予想通りとても冷ややかで、異物を受け入れられず排除しようと躍起になる。人間たちの傲慢さや身勝手な正義にはうんざりする。
    異文化を受け入れ互いに手を取り合う2人の未来には期待しかない。
    この後に続く外伝で2人の未来が垣間見られ、幸せなシーンが想

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    2024年08月29日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    先に読んだ本の巻末に載っていた広告を見て惹かれたものを2冊買ってみた。その内の一冊。

    ある月の夜、ミミズクと名乗る、奴隷の身から逃げ出してきた少女が、魔物の棲む森にやって来たところから始まる物語。
    登場する人や魔物はそれぞれ愛すべき姿で語られて、絵本の中が語られているような話の雰囲気も悪くない。
    ただ、作者さんの頭の中の世界観はもっと広がっているのだろうが、物語の中では登場人物、とりわけミミズクの感情が極端に振れるところにちょっと唐突なところが感じられ、もう少し背景が語られていないと共鳴しにくいというか、なんかそんな感じ。
    本編の後に「鳥籠巫女と聖剣の騎士」という外伝が併載されていて、お城側

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    2024年08月25日
  • サエズリ図書館のワルツさん2

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    本のお医者さんはかっこいいです。本に未来はないのでしょうか?すべてが電子になる。そんな日が来ないことを願います。

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    2024年08月01日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    これまでに読んできたハイファンタジー作の中でも比較的浮世離れした世界観を感じました。
    それを作り出しているのは詩的な文体とセリフ回しをベースに、劇的に展開するストーリーだと思います。
    最初の方は、なんでそんなセリフが出てくるの?と、不思議、不思議、不思議、な気分でふわっと読み進めていく感じでしたが、
    物語の根っこには人間の女の子の純真な想いが確かに潜んでいて、読み終えてみるとなんだかきらきらした気持ちに。。

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    2024年04月20日
  • 今宵、嘘つきたちは影の幕をあげる

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    紅玉いづきさんの青春ミステリ、サスペンス寄りかと思ったけれどそんなことはなくて、痛い感じの青い春でした。
    言葉が鋭利だった...縋りたいのに甘えられない、子どもと大人の中間の時代が描かれていた。
    色んなキャラクターのフィルターを通して世界を見るから心が幾つあっても足りなくて休憩しながら読んだ覚えがある。

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    2024年02月24日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    ネタバレ

    記憶を取り戻し、フクロウの優しさに気づいたミミズク。いい話だった。
    漫画もあるらしいので、読んでみようと思う。

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    2024年02月10日
  • ミミズクと夜の王 完全版

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    世界観が素敵で始めは拙い言葉使いのミミズクが、人間と触れ合うことで言葉が流暢になっていくさまが悲しくもあり、嬉しくもあり。

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    2024年01月13日
  • MAMA

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    人喰いシリーズ2作目。
    前作に続き愛のある話でした。
    今作はどちらかというと親子愛?

    落ちこぼれ魔術師のトトが魔物の封印を解いてしまい、その母親として契約者になるお話。
    不相応な力を手に入れて成り上がると言ってしまえばそれまでなんだけども、
    よくあるキラキラした物語ではなかったかな。

    トトの両親が離れてもしっかりとトトのことを愛しているという描写があってよかった。


    ANDは後日談といった感じのエピローグ。
    登場人物たちの先に幸があらんことを。

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    2024年01月13日
  • サエズリ図書館のワルツさん2

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    ネタバレ

    前作より更にSF色が強くなった印象。登場人物の正体?も明かされていく。サトミさん、タンゴくんそんな秘密があったり、ワルツさんの弱点も晒される。

    今が嫌で終末を期待する千鳥さんの気持ちも、わからないでもないし、自分もたまに考えてしまうこともあるけど若い人がそんな思いに囚われるのは悲しく感じる。

    「生きることは働くことではないかね」
    なりたい職業になれる人なんて殆どいない。
    惰性と責任だけで働き、もう逃げることもほぼほぼできない現状の自分。後悔する余裕もないのだけども、
    目指せるものがあり、障害があっても挑戦に向かう千鳥さんを少し羨ましくも思えるし応援したくもなる。

    また本により、何か一時的

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    2023年07月26日
  • 毒吐姫と星の石

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    ミミズクと夜の王(ミミズクと名乗るかつて奴隷だった少女と魔物の王の話)の続編。前作に出てた王子ディアが毒吐姫と婚約した話。立派な王子になったなぁとか、ミミズクは元気かな?とまるで親戚かのように見守ってた。この世界の子達がずっと幸せでありますように。

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    2023年07月09日
  • 毒吐姫と星の石 完全版

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    しっかり恋愛小説やった。
    ミミズク読んでからだいぶ空いたので登場人物少し忘れてたけど、大事なとこやのでこれは前作読んですぐの方が楽しめるなと思った。
    ミミズクとエルザは割と恵まれない幼少期が似てるはずやのにこうも性格が変わるのは何で何やろうなと思った。設定として毒吐きっていうのはあるけど、周りのエルザに対する環境が無意識のうちに恐れや不吉で卑しいものとして接されてたからなのかもしれない。卑屈になるわな。そしてその自信のなさがミミズクと会った時の絶望になるし、愛されるものと愛されないものみたいな考えになるんだよな…少しデュークのちょっとした悪意というか釘刺しもうううってなった。ミミズクやディアの

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    2023年06月25日
  • 大正箱娘 見習い記者と謎解き姫

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    ネタバレ

    家を飛び出して、新米新聞記者として働く英田紺。
    旧家の蔵で見つかった呪いの箱の処分を依頼された紺は、上司の紹介で神楽坂の箱屋敷に住む、うららと出逢う。
    「箱と名のつくもので、うちに開けられぬものもありませんし、うちに閉じられぬ、ものもありませぬ」
    けれどね、記者さん
    「開けないほうが、よい箱もありますよ」

    表紙とタイトルから、袴姿のお嬢が活躍するのかなと思っていたら、過去を抱えて家を飛び出した新米記者と、謎めいた箱娘が暴く怪しくて仄暗い人の闇のお話。
    地方の旧家の呪いの箱
    身分違いの男女の悲恋を描く舞台の台本の行方
    姉の婚約者に文を贈っていた妹の真実
    旧家の嫁からの再びの文
    じっとりとまとわ

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    2023年06月05日
  • 毒吐姫と星の石

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    ネタバレ

    さくっと読み終わりました。
    夜の王によって動く手足を得た王と、占いにいいように翻弄された隣国の王女が結婚する話。苦しい過去があったから今頑張れるとの王様の気持ちが眩しくて強いな。過去をきちんと自分のものにできる。

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    2023年02月14日
  • ガーデン・ロスト

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    4人だけの部活で、それぞれの恋愛の形と進路、生き方とか。恋愛の話は文通相手、同級生、年上の幼馴染、同い年幼馴染とかね。
    見事に性格の違う子同士で、よく一緒につるめたな〜と思うけど、まあ、高校生同士であればそういう縁もアリでしょう。

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    2023年02月04日
  • 15秒のターン

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    紅玉いづきさんの全5話構成の少女+αの短編集。
    「15秒のターン」:前後半15秒の高校生カップルの心の機微。悩んで迷って、踏ん切りつけて次に進む。感情の疾走感が心地良かった。
    「2Bの黒髪」:浪人生そのものを見事にまとめた話。やりたくないけどやらなきゃ、でも息抜きしなきゃ頑張れない。それが人からしたらはなんの価値がなくてもそれで自分は救われる。
    「戦場にも朝は来る」:共依存、1人が覚めれば一人きり。覚めた方の罪悪感、残されたものの孤独感。
    「この列車は楽園ゆき」:リアル中二病少女とそれを危惧する少年。頭にそれぞれが浮かぶならそれはもう恋だと思う。
    「15年目の遠回り」:妹が15秒で決着をつけ、

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    2023年02月01日
  • MAMA 完全版

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    名家サルバドール家に生まれた、落ちこぼれであるトト。
    彼女は封を破り、誰もが恐れる人喰いの魔物に真名を与え、息子として共に過ごすことを決意する。

    トトの「落ちこぼれ」への嫌悪感が、世界を狭めてしまっていることに、モヤモヤする。
    そのことを、何より案じていたのが、きっと息子である魔物だったんだろう。

    二人がどんなエンディングを紡ぐかというところに向けての、クライマックスが良かった。

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    2023年01月28日
  • 雪蟷螂 完全版

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    うーん…私としてちょっとだけ物足りない感じでした。設定や世界観は凄く素敵なんですが、恋愛に関しての価値観が合わなくて、なんて言ったらいいかわからないんですが、なんか物足りないって感じました。
    最後の結末もハッピーエンドなんですが、出来れば全員が幸せになる結末がよかったです。でも好きなのは好きなので、続編が出ても買うと思います。読書を惹きつけるのは、毎回流石だなって思います。

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    2023年01月22日