紅玉いづきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
タイトルと表紙から軽めのミステリー小説と思って手に取ったら完全に予想外の展開。
✖️ミステリー小説で謎解きやトリックを重視する人には向かない
「誰が」「誰のせいで」「どのように」死んだことより、「なぜ」死ぬことになったかについてを重視した話。根気強くないと前半で頓挫するかも(根気強く最後まで読んだら面白いけどね!)
◎いつもと違うタイプの小説を読みたい人におすすめ
ランキング上位の本や書店の店頭に平積みされている本では満足できない人は、数ページだけ読んでみれば良いと思う。街灯が10メートル間隔で立っている河川敷を歩くような、真っ暗ではないけれど不安定な暗さがずっと続くような文章の虜になる人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
始終、鬱々とした空気でした。でも、好きな鬱々です。
探偵くんが詩人で、詩人仲間…というには薄い関係ですが、彼らの死の真相を調べていきます。
各章の冒頭に詩が載っているのですが、どれもそれぞれ良いです。死が香る言葉たちで。遠野昼夜さんの詩が好みでした。
死について調べていくことで、何を探るんだろう…詩人とは死ぬことで完成する、永遠になる、ということ?と、これは推理小説なのか…?と思いながら読んでいたら、すっかりやられました。
探偵くんは10年前の探偵くんではないなんて。。
蒼ざめた馬≠蓮見くん。
盗作…自分の創造したものではないもので称賛されても誇らしくなれるのだろうか。わたし -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々にライトノベルを読んだ……という感想でした。
最近、あんまり新しい小説を読む時間が取れなかったので、久々に読めるとやっぱり楽しいなって、そう思います。
さてさて感想ですが。
とりあえず、進撃の巨人はあらすじ(というか設定)だけ知ってればいいんじゃないかな?
少なくとも私はそれだけしか知りませんが、上巻はとても楽しく読めました。
そして何より、ちょっとラブい……
あれ? 人間同士だよ。そんなに年離れてないよ!!
ってことです(ぇ)
戦場で芽生える恋なんて言ってしまうととてもチープだけど、私はこれがきちんと恋愛として実をなすかどうかまだ信じてないからな!
ってちょっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ『毒吐姫と星の石』ぶりの、紅玉いづきの久しぶりのファンタジー作品。
『MAMA』で泣いた口で、それ以来紅玉先生の作品は発売のたびにチェックしている。
今作は久しぶりのファンタジーということで期待していたが、なんと言おうか…これはまだ『序章』と感じた。
何せ、表紙にも描かれている『男』と『少女』がきちんと出会うのは本も半ばに差し掛かってからだ。
少女と男の間にはまだ言葉が足らず、絆も薄く、『すべてはこれから始まっていく』というところで話は終わってしまう。
この一冊で物語として満足するなら、もう50ページは欲しかった、というのが本音。
久しぶりのファンタジーだったが、なんだか物足りないな、とい -
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Posted by ブクログ
現代詩が好きなので、どうしても厳しい見方になってしまう。でも、日曜の夜に月曜日の活力を犠牲にして読んだということはまあ、それなりに惹かれていたのだろう。
なんつーか創作の業とか盗作のようなテーマは古すぎるよ。想像力のかけらもないと思う。たがみよしひさが90年代に30ページの漫画で描き切っていて、てことはそれ以前に大量の先行者がいたってことで、それを今更やる鈍感さには呆れ果てる。チェイサーとかアオイホノオとか漫画を描くことについての漫画がしかも良質なものばかりが量産されている現在に、創作者モノをしんきくさーくおセンチに高尚ぶって書くのはトップグループから何周も遅れてゴールして一位だと勘違いして喜