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魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。 額には 「332」 の焼き印、両手両足には外されることのない鎖。 自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。 願いはたった、一つだけ。 「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」 死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。 全ての始まりは、美しい月夜だった。 ―― それは、絶望の果てからはじまる、小さな少女の崩壊と再生の物語。
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中学の時に出会った作品です。 ここまで衝撃を受けたのは初めてで、 ここまで泣いた作品も初めてでした。 何回読んでも心に突き刺さります。 そして、なかなか抜けません、、、 ふと読み返したくなる作品です。
Posted by ブクログ
小学校か中学校の時読んでずーーーっと大好きだった話を、10年ぶりくらいに再読したらやっぱし泣いた。 懐かしい。 出てくる登場人物みんな、不器用だけど優しくてね 愛おしいのよ。 優しいおとぎ話。綺麗な涙を流せた。 ラノベだから軽く読めるしね。 フクロウの不器用な優しさがとにかく好きなんだ。 2...続きを読む018.09.26
やばい
テスト期間でも読まずにはいられない、そんな物語でした。普通に泣けました。小説で泣くのは初めてだと思います。
死にたがりの奴隷の女の子が、魔物の王に出会うお話。 なんか…泣いた。うるっとじゃなくがっつり泣きました。 読み始めると目が離せないし、物語に感情を持っていかれるしでホントに良い時間を過ごせました。 自分が良かれと思ってやってる事も、きちんと相手の立場になって考えなければダメなのだなと思いました。 フ...続きを読むクロウがめっちゃ好み。 後、オリエッタさんとアンディも好き。
有川浩も解説で書いているように、「奇をてらわない」「まっすぐ」な小説なのだけど、その美しさが印象に残る。
心にしみます
何度も読み返したくなる本です。
なんて素敵な結末! 自分より相手のことを思うのって、やっぱりだいじだよな〜。 それと同時に。我を通すのは嫌いだけど、自分にとって何が大切かということと、「自分はこうしたい!」ということを忘れないようにしようと思った。
ファンタジックで心優しいお話を読んだ。お天気がいい休日にふさわしい、現実離れをしたお伽噺ふうの世界が広がっていた。 電撃大賞受賞作、電撃文庫と言うのは、門戸の広い印象を受けた。 人間の世界で奴隷でも最下層の仕事をしていた少女は、手足に鎖をつけたまま森に逃げてくる。そこは魔王が治めていた。彼女は...続きを読む自分をミミズクだと言って、魔王に食べてもらいたいと思っていた。懇願してみても魔王は人間は食べないと言って断る。少女はなぜか魔王が恐ろしくない、できれば食べて欲しいと思いながら、次第に馴染んでいく。 森のある国を収めている王様は魔王を捕まえて、殺してしまいたいと思っていた。聖なる剣士と呪術師たちは森を襲って魔王の住処を焼き払ってしまう。つかまった魔王を助けるために少女は刑場に行く。 ミミズクだというしかない、人間から乖離するほどの悲惨な過去を持っている少女の額に奴隷の番号が付いていた、魔王はそれを記憶を消す印に変える。魔王の過去も、絵を書く趣味も、何か淋しく、少女も過去の記憶は消えたが、何か物足りない。 城には生まれながら手足の不自由な王子もいた、二人は友達になっていく、ここらあたりも、事の成り行きが夢の様でもある。 呪術師が総力を挙げて処女の記憶を回復させようとする、そしてかすかな記憶が甦り、魔王の元に行く。 と言うあらすじだが、騎士や魔法を扱う巫女も登場して、中世ロマンの気配やラブストーリーの側面もあり、王様と王子の親子の情愛も絡む。騎士と巫女と言う子供の持てない夫婦が少女を可愛がり引き取りたいと思ったり、何か善意に溢れた話は、大人が読む童話のようで、たまにはこういう別世界で遊んでみるのも楽しい。 すぐに忘れてしまうようなものかもしれないが、何か心に残って、いつか読み返したくなるかもしれないと思う。 コメント この記事についてブログを書く
全体的に物悲しいファンタジー 最後はハッピーエンドで終わるからいいものの、このまま終わったら嫌だなと途中どんよりとした気分になった。 パターントいえばパターンではあるんだけれど。 人の幸せの形はそれぞれとわかっていても、それでも自分と違うものは否定しがちな人の心って嫌だね。
話がさくさく進むのでとても読みやすかった。ものすごく意外な展開もないけれど、ストレスもない王道のストーリーという感じ。そして登場人物のだれもがきちんと優しさを持っていてとてもいい。愛するということは、そのひとを自由にしてあげることなんだな、と思った。 ミミズクちゃんが自分自身をかわいそうだと思ってい...続きを読むないところがとてもよかった。だからこそ、たくさんの人から憐れまれ自分をかわいそうだと思って閉じこもっていたクローディアスを、自由にしてあげることができたのかな〜と思ったり。 優しいお話でとてもよかった。電車でしくしく泣きながら帰りました。隣に座っていた人たちごめん。
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ミミズクと夜の王
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