フランス菓子を作り中華の点心を学び、今また遊牧民の要素を取り入れ融合させたパンを作る。
仕事においては変化を受け入れるマリーだが、信仰と価値観の違いには慣れない。
染み付いた価値観を替えることは難しい。
信仰はマリーのアイデンティティであると同時に、遠く離れた祖国ともう会えない人たちへのよすがだ。
だが徐々に故国よりも清国での自分が増えていく。
遠く離れた異国で暮らす心理描写が上手なのは、作者の来歴故なのかもしれない。
それにしても、マリーの出生の秘密も重そうで、この先どういう人生を歩むのだろう。