あらすじ
大陸の強国、金椛国。
皇帝の代替わりに際し、一族郎党殉死という悲劇となった名門・星家の御曹司、遊圭は、
町娘の明々の救いにより、女と偽り後宮で女官として務めることに。
家事働きは全くできず、「使えない」という烙印を押された遊圭だったが、叩き込まれた教養と、生来の虚弱体質のため身についた薬膳の知識によって、
次第に後宮で必要とされる存在に。
美貌の宦官・玄月に正体を疑われつつも、「使える」存在になったことで命拾いした遊圭。
今度は皇太后の娘で引きこもりのぽっちゃり姫・麗華の心身の健康のため、公主の部屋付きを命じられることに。
そして後宮に渦巻く女達の野心と怨念が生む陰謀に巻き込まれて……。
大人の男になるまでに、遊圭は果たして後宮を出られるか?
知識と機転で切り抜けろ! 中華後宮ファンタジー第2弾!
感情タグBEST3
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早く後宮を出たい為に必死になりすぎて、後先考えずに行動する遊圭にハラハラさせられました。
遊圭が活躍すればするほど後宮から出られなくなるのが、ちょっと可哀想になりました。
遊圭の一生懸命さが良い。
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さて、後宮に身を潜めて一年が過ぎた遊圭たち。いつ本当の性別が露見してしまうのか、こっちはハラハラし通しです。事はうまく運ぶ、そう信じたいので信じていますが、いかんせん心臓に悪い。
それでもわたしは全力で遊圭と明々、それから胡娘のことを応援していますよ!!
間に違う後宮ものを読んでしまったため、情報がごちゃごちゃになったので、そのうち一巻からもう一度読もうと思います。
しかし激動の後宮編は次巻が完結編のようです。とりあえず先に進みます。
果たして、遊圭は無事に後宮を脱出し、本来の身分を取り戻すことができるのでしょうか。
Posted by ブクログ
2018/7/某了読。
感想書くより先に本を読まねばってことで、いつだったかな…
1冊目からキャラが濃いとは思ってたけど、ストーリーもどんどん大きく膨らんで、まさにエンタメ!!
あっという間に読み終えちゃった。
麗華公主好きですよ。
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
大陸の強国、金椛国。一族が殉死となった悲劇の名門・星家の生き残り、遊圭は、女装し後宮で女官として勤めることに。薬膳の知識と教養を認められ、美貌の宦官・玄月に全てを知られながらも、手足として働くことになったのだ。今度の指令は、皇太后の娘・麗華の健康回復。彼女は引きこもりで厭世的な、かなりの難敵。しかしそれは影向きで、本当の任務は、麗華の母・皇太后の陰謀調査で…。中華後宮ファンタジー第2弾!
令和4年12月19日~25日
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中華ファンタジー「金椛国春秋」2作目。
女童として後宮で暮らす少年・遊圭の運命は?
皇帝に外戚なし、という法がある時代。
名門・星家の末子・遊圭は何とか逃げ延び、助けてくれた町娘の明々について後宮へ。
性別を隠しての潜入で、後宮で男とバレたら命がない。身元が知られたらさらに大ごとに。
既にバレかけてますが…
宦官の玄月は疑いながらも、それを明らかにはしない。
女官たちに教育の機会が与えられたので、身体は弱いが教養はある育ちの遊圭は、知恵を生かして役に立つ存在となる道を選びます。
引きこもりの公主(皇女)麗華を癒すため、派遣されることに。
麗華は皇子を望んでいた母に疎まれ、世話する者も少ない状態で暮らしていたのだ。
遊圭は麗華の健康を取り戻そうとし…
根は素直な少年少女がすがすがしいです。
書き込みがかなりしっかりされているので、架空でも昔はこの世界があったかのよう。
後宮にいるのは後1冊だけらしいのが、ちょっと惜しまれます(笑)
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語弊を招くかもしれませんが、前作より若い方の作品ではないなと思っていたのですが、作者さんの年齢を知って納得です。「身を隠すために女装して後宮に入る」というよくありそうな骨にしっかり身が付いていて読んでいて興味深いです。次巻も気になります。
Posted by ブクログ
玄月に正体を知られた遊圭は、皇太后の疑惑を探るために初の女性医師見習いとなって引きこもり公主の宮へ潜入する。
性別を偽って潜伏しているためか思春期のせいか、遊圭がちょっと生意気になっている。
病弱なためあまり表に出てなかったが、生来の性格は負けず嫌いで激情型なのではないだろうか。
なので余計なことをしでかして危なっかしいことこの上ないが、根がまっすぐなので周りの人間が助けるのだろう。
政争に巻き込まれるが、あくまでも遊圭は第三者で蚊帳の外というのもいい。
彼を手玉に取っているような玄月もまだ二十歳にもなっていないというのが末恐ろしい。
後宮の片隅でやり過ごすはずの遊圭がどんどん帝に近づいていってしまう。
果たして本来の姿に戻れるのか、ということで次巻へ。
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玄月は裏切っていないよね?やっぱ裏切っちゃった?と作中の人物のような気持ちで読んでいました。
ますます後宮から出にくくなってしまった感じもありますが、はたしてどうなることやら。
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この厚さにして内容が濃い。濃いから読むのに時間がかかった。←褒めてる
女性が男性に、とか、身分を詐称した女の子が後宮に、とかは今までもけっこうあったけど、男の子が女官に混じる、というのは新鮮で、男の子、世間知らずの少年だから気がつかないこととかもあってそれがよく出てるのが良い。
2020.1.5
7
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第二段。
さすがに、さくさく、読める感じではないけれど
登場人物のキャラクター設定がしっかりしてて濃いので、楽しく読める。
幻月との駆け引きがちょっと読み込めないところがあるけれど…
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中華ファンタジーの第二弾。物語の途中で一時中断して再開したので、話の流れや登場人物の名前を忘れかけてたので、全体の話の印象がうすれてしまったが、ラストはうまくまとまって良かった。
また続きを読もう。
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「後宮に星は宿る」を読んで間をおかず、読んだから話を理解しやすかったと思う。
最後のドタバタ感にちょっとついていけなかったけど、自作も楽しみって思えた。
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暗殺を指示していたものを見つけるためにこ公主のお世話をしつつ探ることに。
麗華の母に認められたい気持ちに悲しくなりました。
いつかはいつかはと思っていたけど結局。
し改心してほしいけど難しいかな。
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新皇帝の生母の死と、遊圭の叔母である現皇后・玲玉の暗殺未遂事件の真相解明を命じられた遊圭たち。
皇太后vs皇帝・陽元!
宦官・玄月は敵か味方か!?
少女マンガちっくさは残るものの、骨太な展開へと進んでいき面白かった。
展開が早くて飽きさせないのはいいけれど、もう少しじっくり読みたかったかな~
Posted by ブクログ
後宮にはびこる陰謀と
成長と共に女装がいつバレるかという緊張
味方なのか敵なのかわからない美貌の宦官
Sなのか!(笑)
男らしくてたくましい女性の護衛登場も見逃せない
そしてラストにまた新たな難問が…
間髪入れずに次巻を読む
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敵を騙すには味方から,,分かってはいたがはらはらしどうし.明々が本当にいい子で幸せになってほしい,また,遊圭と玄月の関係に強い絆が生まれそうなのが楽しみだ.
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中華ファンタジーとしては後宮内だけに留まるので、ちょっとスケール感が物足りないかもしれませんが、お仕事もの的なものとして読むと、結構面白いかも。
琅琊榜好きな人は割と好きかも。
宦官とか後宮のドロドロが。
麗華公主がもっと幸せになったらよかったなぁ。
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平積みされていたので、ふと手にとったシリーズ。
続きそうな感じで終わっているので、自作も楽しみにしています。
しかし、この話、終わりはあるのかね?
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後宮の陰謀を探るため、まずは公主の麗華の部屋付きとなった遊圭と明々。引きこもりで不健康ぽっちゃりの麗華を見てため息をつく二人でしたが、徐々に麗華の心を開いていきます。
母親(皇太后)の愛を得られなかった麗華も、権力欲しさの愛を注がれる若き皇帝の陽元も幸せとは言えませんよね…。
外戚に権力をもたせたら腐敗する云々で皇后の一族を殉死させるのに、別の一族が権力を持つなら意味がないんじゃないかと思ってしまいました。遊圭もやりきれないですよね。
声変わりが始まり、いつまで女装がばれないかハラハラする遊圭。星家の遊圭として生きられる未来がくるのかしら。次巻を楽しみに読みたいと思います。
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金椛国シリーズ第2作目
麗華公主の宮でお仕えすることになった明々と遊々
引きこもりで健康を害し、わがまま放題という公主の健康管理をするために苦心する
Posted by ブクログ
2巻目も面白くて一気に読んだ。
遊々、余計なことしないでよーって思いながら次から次にハラハラすることが起きて...
麗華好きだな。
終わり方もスッキリしていて良かった。
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾。
遊圭たちが後宮入りし1年少しだが、本人たちの思いとは伊良原にどんどん出世し、後宮の中軸に近づいていく。
皇太后も皇后に選ばれたことで親族が殺され、唯一の希望であったろう皇太子も亡くなってしまう。
新たな皇太子となった陽元の母は皇后ではないから、外戚族滅法は適用されないのだろうか。
皇太后の悲しみ・苦しみははかりしれないものだっろう。そこに付け込まれたのかもしれない。
遊圭たちの後宮篇は次巻までらしい。
どのような形で後宮を後にするのか、楽しみである。
Posted by ブクログ
前作に続き、本の厚みに対して内容が濃い…
麗華公主、良い子じゃないの。好きだなぁと思ったけどもう登場しないのかな?
どんどんと後宮の中心に近づいてしまって抜け出せなくなるし、どんどん体は男の子になっていくし、今後どうなるのか次作も楽しみです。
Posted by ブクログ
前巻で遊々の正体がバレてしまったけど、どんな展開になるかと思いきや…明々と揃って女性医学生の道に進むことなるとは考えたなと思った。
医学の道をかじれば王宮を脱出した後も手に職がある分食べて行けるだろうし。
ただ、展開的にはどんどん王宮で巻き起こる陰謀に巻き込まれて底無しの沼にハマりこんでいる感が…
結局逃げようと思っても迎月に(漢字が違う?)囚われちゃうし…でも終わり方的には族滅法を取り消そうという流れになってきているからちょっと希望があるのかな?
Posted by ブクログ
星少年の生き残りに新帝の不安定な状況が絡まって、いつのまにか宦官玄月の密偵のような状態になっている。登場人物設定も面白いし、守り人のようなシーリーンや凛々などのキャラクターも良い。ヴィランも大変憎たらしくて読みやすい。
Posted by ブクログ
趙婆の言葉「かならずおつりがくるから」が、嬉しかったなぁ。
人生、いいことと悪いことは、とんとん(同じくらい)…というのは聞いたことあるけど。おつりがくるんだー。
そう思うだけで、ふっと気持ちが軽く、未来が明るく感じられました。ありがとう、趙婆。
Posted by ブクログ
なんだかんだ男とバレずに持ちこたえている遊々。
お家争いに巻き込まれて、どんどん宮の核に引き込まれていってるね。
後半は特に色々詰め込んでいる感も否めなく、展開についていけないところもあったかな…
また、登場人物のキャラが薄いような。そんな中、玄月は一段と存在感あり。こういう存在感、安定感が主人公にもほしいところ。(あと、主人公の幼さが気になる)
ンーと思うところもあったけど、でも雰囲気はとても楽しめた!ここまできたから見届けよう〜