篠原悠希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古い時代の中国を思わせる架空の国が舞台の傑作シリーズ、1作目。
女官として後宮に入り込んだ少年の運命は。
大陸の強国、金椛(ジンファ)帝国。
名門である星家の末っ子・遊圭は、ひとり生き残った…
叔母が新たな皇后に選ばれたため、「皇帝に外戚なし」という法のもとに、一族全員の命が突然奪われてしまったのです。
療母(薬師)の胡娘(コジョウ)に助けられ、からくも逃げ延びた遊圭は、町娘の明々に出会います。
匿ってくれた明々が後宮へ出仕することになり、遊圭も女童の遊々としてついて行くことに。
病弱で世間知らず、追われる身の遊圭は、とうてい一人では生きていけない。
小柄で少女にも見える美形なので、当分は大丈夫そうだったが、いつまで続けられるか?
育ちから教養があり、まっすぐな気性の遊圭は、生き延びるためにも知恵を働かせ、ひっそり隠れている予定がしだいに目立ち始めます。
美貌の宦官・玄月に正体を疑われながら、さらなる試練に立ち向かっていくのでした。
設定がほかの大抵のシリーズよりもしっかりしていて、描写も緻密です。
登場人物は若々しいけれど、軽過ぎはしない。
必死だが自分を見失わない遊圭、素直な明々、優秀だが鬱屈した玄月。
遊圭を育てた頼りになる胡娘や後宮で出会う人たちも、個性がはっきり描き分けられています。
これは面白い!と嬉しくて、一読後すぐに読み返したお気に入りです☆ -
ネタバレ 購入済み
最高の作品
相変わらず予想を裏切る展開や、リアルな描写に惹きこまれました。
ページを読み進めるにつれて、あとちょっとしかないのにちゃんと遊圭たちは幸せになれるの⁉︎という不安が募りましたが、無事ハッピーエンドを迎えられて良かったです。
この金椛国春秋シリーズは、どのお話も濃い内容で、人間の生理的反応すらも取り入れられた細かい描写が魅力です。最終巻となる今作でもそれは健在で、遊圭がピンチに陥った時に如実に現れていたように感じました。
あわよくば後日談が欲しいところです。
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購入済み
おわちゃったー。
もうここで終わっちゃうんだって言うのが正直な感想。
まだまだ続いて欲しかった。
あとがきに本編はおしまいとなっていたのでスピンオフなんかはあるんだろうか。
期待しています! -
購入済み
漢字が苦手な人にはお勧めしない
完結なんて嘘嘘、やだやだやだ、と購入したものの読むのがもったいなくて後回しにしつつも気になりすぎてやっぱり読んでしまいました。
もう終わってしまった。ぐぁぁ、最高です。
今回もやっぱり手に汗握る怒涛の展開!
短い登場なのに血肉を持った脇キャラたちも、敵役も等身大でハラハラする。
恋愛に文字数割いたせいか、シーリーンを含め登場時間が短かかったり名前だけ登場とかで物足りない部分もあるのですが、登場人物多いんで全部に割けないのはしょうがない。うん、分かってる。でも今回の皇后玲玉様はちょっとアレでしたね。うん、アレだ。後悔してる描写もありましたがジト目で見てしまいたくなる発言でございましたね。だって明々の味方だと思ってたんだもの。やっぱり皇后様なんだなーと。
そして遊遊の恋心爆発なのに割にあっさりした描写に逆に心臓掴まれます。最終巻でついに、ようやく、恋愛回なのに不憫な遊遊と明明を見てるとやっぱり一巻からのあれやこれやが思い浮かんで感慨深いです。明々の弟の阿清が大人になって生意気な口きくんですもん、そりゃ時の流れを感じますって。
あちらこちらが幸せになってて、読んでて幸せです。ああもう長かったよねっ。
そして今回はいつもより多めなモフモフ回。このシリーズの何気にサービスシーンは天狗たちの活躍ですが、地味にきっちり仕事してます。かわいい。アスマンとホルシードも癒しだった。
完結詐欺ってことでシリーズ第二弾出ませんかね。
たくさん売れてそういうことになりませんか。これで読み収めとか無理ですそんな殺生な。
ネタバレしないよう書いてるので、ご自身で読んでもんどりうってください。てか、9巻まで読んでてこれを読まない人がいるとは思いませんが……。
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Posted by ブクログ
ネタバレ最終巻。最終巻!?
読み始めたのが遅かったので、最後まで間を置かずに追いかけられたのは良かったが、完結なのがちょっと淋しい。そして最後は女装はなかった(笑)。
書影を見た時にこれは結婚式の場面だよね? 花嫁衣装着ているのは明々よね!? とヤキモキしたが、前巻で危惧した横槍が入ってしまい明々との結婚が暗礁に乗り上げることに。
相手が沙洋王なんて大物すぎる。これは普通に結婚していたとしても横槍が入っていたことだろう。
なので明々が蔡家の養女になったのは良かった。箔も付くし身分も家格もとやかく言われることはなくなる。
前巻の状況のままでは無理だっただろうが、明々も月香も周芳も想いが叶って良かった。
意外な形にはなったが、遊圭と玄月は表と裏から皇帝を支える柱となるだろう。
朔露との闘いは一段落といったところか。
最終巻でとうとう姿を現した大可汗の迫力と存在感は素晴らしかった。
グルジもジンも普通に接していれば無骨で優しい人間なのだろう。(ジンに関しては別の意味で気の毒だが)
だが戦争である以上、そしてグルジにとって遊圭が絶対の敵となってしまった以上二度と穏やかな対面はないのだ。
陽元も頼もしい皇帝らしくなったと思う。
三代目の足元が固まれば、治世も王朝も長く続くのではないだろうか。
口に出していたとはいえ玲玉との私的な空間でのことだったから、本当に月香の子を手放すとは思わなかった。
今生の別れのつもりだったのかもしれないが、玄月の子となるのであれば将来は官僚になるのではないだろうか。
最後に幼い遊圭を兵に売り渡した薬屋が出てきたのには苦々しい思いがする。
彼女も生き延びるためには仕方がなかったのだろうし、遊圭の両親にしても一縷の望みをかけただけで生き延びられるとは思っていなかったのかもしれない。
あるいは病弱な息子に穏やかな最期を送って欲しかっただけなのかも。
だからといって遊圭が彼女を許す必要はない。
この薬屋は今後陶家と星家から恩と恨み、どちらを多く得たのか怯えながら生きていけばいいと思う。
恒久の平和ではないし、まだまだきな臭い時世ではあるだろうが、収まるところに収まったので良かった。
外伝もあるようなのでそちらも楽しみにしたい。 -
購入済み
篠原さんのは全部面白いです。
遊圭シリーズは本当に面白いけどこっちも面白いです。続刊も刊行されているので嬉しいです。
どちらのシリーズも読み進めたいとおもいます。 -
Posted by ブクログ
安定の篠原悠希さんでした。
移民華人の母を持つフランス人のマリーは市民革命を逃れ、ひょんなことから知り合った清国の十七皇子に守られるように清国へと亡命します。
いくら十七番目といえど皇族なので多忙を極めるリンロン(皇子の愛称です。本名はちょっと忘れた)は、マリーを自宅の厨房に放り出すようにして、皇帝のおわす地へ行ってしまいました。
残されたマリーは文化の違いに戸惑いつつもマイペースに仕事をしますが、畏れ多くも雲の上の存在である主家と気安く言葉を交わす異国人の娘を押し付けられた格好になってしまった厨房長をはじめとする下働きの人たちは、マリーにどういう態度をとっていいのか、遠巻きにしている様子です。
清の国の時代の中国に外国人がどのぐらいいて、しかもそれが屋敷の下働きをしているというのは、どのぐらい珍しいのか、わたしは知りませんが、リンロンの屋敷の人たちはおしなべて気のいい人たちが多いようで安心しました。
バターはおろか牛乳ですら容易には手に入らない国にあって、マリーが知恵を絞って作るお菓子がどんどん増えていくのが楽しみです。
マリーとリンロンの出会った経緯も、まだ明かされていないし、続きも読みたいな、と思います。 -
ネタバレ 購入済み
毎回一気読み
どんどん起こる事件に、これからどうなるの?という感じです。
玄月にも幸せになってもらいたいです。
登場人物も多くなってきましたが皆際立っている性格で面白いです。 -
Posted by ブクログ
待ち望んでいた新刊!
大好きなシリーズです。
数ページを進んだものの、遊圭の状況がぱっと繋がらないので、前巻の終わりから読み返しました。大好きと言ったわりに薄情なわたし。
どこへ行っても、遊圭は玄月とは離れられないらしい。(というと語弊が大アリだが)
遊圭が玄月を認めることができたなら、きっといいコンビになると思うんだけどなぁ……。
今回は、降嫁先が陥落したため、乳飲み子を抱えて落ち延びた公主を探しに、果ての知れない砂漠を行くことになった遊圭。
少し切ない別れもあるけれど、皆がそれぞれ明るい未来を感じられそうな。
と思ったのも束の間、策略にはまり、新興国に囚われる遊圭と胡娘。
次は7月か……
待ち遠しいので、最初からまた読むかも。