篠原悠希のレビュー一覧

  • 比翼は万里を翔る 金椛国春秋

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    ついに最終巻!
    関わってきた友人や同士たち 所謂主人公側の皆が 前を向いて物語が綴じる…大団円エンドが素直に嬉しいシリーズでした。

    読みすがら 残りページが少なくなっていくのに関わらず 先が見えない はらはらする展開に (ほんとに終わるの? ほんとうに?)と尋ねる宛てのない問いを何度か脳内で巡らせたりと感情の起伏が激しくて 特に さいごの最後まで 公子に降りかかる災禍と因果はもう息をするのが精一杯でした(笑)

    これまでに小出しにされてた情報が繋がったり (そういえば…)と思い至ったり 作中で「ぜったい」「必ず」と念願していたものが叶えられたり …と気持ちよさが重なっていく一方で まさかの

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    2021年03月20日
  • 湖宮は黄砂に微睡む 金椛国春秋

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    ネタバレ

    嫌な予感しかしないと思ったらやっぱり裏切られましたね。かわりに真人くんはこれから助けになってくれそうで活躍が楽しみです。続きがとても気になるところで終わってしまったのでどうなるのか。今いる国からどうにかするのかななんて予想したり、玄月は知った時どう思うのか。むしろ知ってそうですが。

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    2021年03月06日
  • 天涯の楽土

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    ネタバレ

    古代九州、今よりもずっと神々の存在が近かった頃。
    養い親と兄妹に囲まれて幸せに暮らしていた少年・隼人の日常は、突然攻め込まれたことによって破られる。
    家族と引き離され奴隷にした攻め手の中には同じ年頃の少年・鷹士がいた。
    生まれも育った環境も違うふたりは浮いた存在であるという点では一致する。
    だから分かり合えたのだろうか。
    鷹士が選んだ最期とその望みが切ない。
    だからこそ未来を見ることができたのは嬉しいし、彼らのこれからも楽しみだ。

    神宝を探す旅で各地の特徴や民の特性が分かるのも面白かった。
    もっといろいろな人々の様子も見てみたい。
    史人と高照におりた母神の宣託は何だったのだろう。想像はつくが

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    2021年02月21日
  • 臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋

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    行方不明になった玄月、行方を探す遊圭、それに蔡才人…気になることが多すぎた。次巻が最後のようだけど、みんな幸せになってほしいよ。

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    2021年02月08日
  • 臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋

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    ネタバレ

    話が進んでいるようで進んでいない?そろそろ朔露との戦にも一段落して欲しいところ。
    調停の話し合い直後に奇襲をかけたら、調停自体が騙し討ちのためだと思われて朔露の怒りを買うことにならないのだろうか。卑怯にも見えるが珍しいことではないのかな。
    玄月はままならない人生の中でもやるべきことを定め未来への希望を見つけ、天命と思い諦めてきたのだろう。
    思い詰めると何をしでかすか分からない、というところで玄月と月香は似た者同士なのかもしれない。さすがの玄月も自暴自棄になるか。

    陽元が月香の子に情がわいているのも何だか危険な気がする。
    あと遊圭の妻には後ろ盾のある方がいいと、いつ横槍が入るか気が気でないので

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    2021年02月06日
  • 鳳は北天に舞う 金椛国春秋

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    遊圭と明々、やっと祝言かと思ったら…やっぱりというか(^◇^;)
    今回玄月の想い人、小月の正体が明らかに!
    あぁ!もう二組が幸せになって欲しい!!そして続きが気になるよ!!!

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    2021年01月29日
  • 狩猟家族

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    ニュージーランドの農家や狩猟家の暮らしが生々しく分かって新鮮で興味深かった。犬が死ぬシーンはかつての飼い犬のことを思い出して切なかった。

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    2021年01月17日
  • 妖星は闇に瞬く 金椛国春秋

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    余白がない、といつも思うこの作品。
    物語がいきなり中盤からスタートするような印象の始まりに、あれ、ページ飛ばしたっけ?ってなる

    でも読み進めていくと手が止まらなくなる。
    今回は見どころたくさんだった

    2021.1.4
    4

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    2021年01月04日
  • 鳳は北天に舞う 金椛国春秋

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    ネタバレ

    遊圭と玄月都に帰還する。
    そして始まる慈仙の裁判。なんか、この人の本性が一番ショックだったかもしれない。
    玄月に肩を並べられる味方がもっといて欲しい。
    だから余計にラシードたちといる姿がのびのびとして見えるのだろうか。
    そして発覚する蔡才人の正体。やっぱり玄月の小月は彼女だったのか!
    幼馴染で許嫁で相思相愛なのに引き裂かれてしまったふたりの方が王道なのかも。
    だからこそ全てを覆して彼らが知らない未来へと行きそうな遊圭が気になるのかもしれない。
    自由に外に行くことができない陽元の焦燥も切ない。
    次巻はいよいよ朔露との決着がつくのだろうか。
    戦場を舞う鷹は格好良い。何はともあれ、ラシードが敵になら

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    2021年01月03日
  • 妖星は闇に瞬く 金椛国春秋

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    ネタバレ

    舞台が後宮から始まったから今流行りの中華後宮ものと思いきや、シリーズ名に「春秋」とある通り架空歴史ものなのよね。それを存分に味わえる砂漠の国々との攻防戦。
    だからこそ、外の世界を垣間見たはずの慈仙が後宮の権力争いにしか目を向けていないのが腹立たしい。
    そして遊圭は更に危険に飛び込み陥り切り抜ける。
    玄月の言ではないが、崖っぷちを好んで歩くのは何故なのか。本当に危なっかしいが強運。
    もどこもかしこもハラハラする展開で息つく暇もない。
    誰が味方で敵で裏切り者なのか。ますます続きが気になる。
    そして玄月の小月は蔡才人なのかな。

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    2020年12月27日
  • 親王殿下のパティシエール

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    道具も材料も揃わぬなかで作る工夫と思い出にあふれたフランス菓子の数々、美味しそう
    異国の地で少女が暮らしていくには厳しい環境、小さな問題はあるものの職場に恵まれていて安心
    どういう経緯でマリーがフランスから清国へ来ることになったのか、大まかにしかわからず色々思惑がありそうで…
    心配でもあり今後の騒動に期待もしてしまう

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    2020年12月27日
  • 湖宮は黄砂に微睡む 金椛国春秋

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    ネタバレ

    官位を失いルーシャンのいる地へ流刑となった遊圭。
    配流先でのんびり生活をしようと思っていたが、行方が分からなくなった麗華を探しに再び砂漠へ旅に出る。
    探すのは伝説の里で手がかりは子守唄の暗号。
    そして迫りくる朔露の軍勢。
    国外へ嫁ぎ子どもを得て幸せになったと思いきや、夫と国を失くした麗華の人生も波瀾万丈だ。
    そして胡娘の人生も波乱に満ちている。
    生き別れた夫との再会がなるのか。
    遊圭たちは幻の里をみつけ麗華の行方をつかめるのか。
    久しぶりに遊圭の女装も登場。まだまだいける。
    美しいだけでな戦う強さを持つ偽公主に淡い想いを抱いた幼い賢王の初恋が瞬時に破れたのが不憫(笑)。
    そして遊圭の元へ行くこ

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    2020年12月27日
  • 幻宮は漠野に誘う 金椛国春秋

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    ネタバレ

    晴れて本来の名前と性別に戻り生活を始めた遊圭だが、輿入れすることになった麗華の女官として夏沙王国へ潜入する。
    目的は前王朝が持ち去った暦を取り戻すこと。
    日付を予測できないまま日蝕を迎えたら皇帝の威信は地に落ち、帝国の安定も脅かされる。
    しかし夏沙は過酷な砂漠を超えた先。
    そして復活をもくろむ前王朝の末裔と版図を広げつつある外敵の脅威。
    遊圭だけでなく玄月も命がけの旅で読んでいる間ずっと気を張ってしまった。
    だからか余計にエンディングの情景が美しく清々しく感じられた。
    麗華、幸せになるといいなぁ。

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    2020年12月06日
  • 親王殿下のパティシエール(3) 紫禁城のフランス人

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    この時代、海外で女性が仕事をすることは難しい。アメリカですら、女性の権利が認められたのは日本より後なのだから。
    宗教、身分、思想の違い。
    マリーはよく頑張っているよ。

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    2020年11月17日
  • 後宮に日輪は蝕す 金椛国春秋

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    ネタバレ

    3巻まで一気に読んでしまった。
    皇太后の陰謀を暴き、ますますその存在感を高めてしまった遊圭。
    帝の妃となるのを回避するため、女官が医師試験を突破することを約束してしまう。
    ついでに悲願である族滅法の撤廃を願うのだが…。

    冒頭から死にかけているし皇太后側の残党から狙われ大変な目に遭うが、後宮編は完結。
    族滅法により後ろ盾を持たない皇帝夫妻はいざという時にその地盤が弱い。
    また、外戚を排除しても取って変わる者たちは現れる。
    族滅法を撤廃したことにより皇后の危険も増すだろう。
    遊圭と玄月は後宮の外と内から皇帝夫妻を支える柱となるのだろうか。
    もしかしたら対立する未来が来るのかもしれない。

    最後に

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    2020年11月15日
  • 後宮に月は満ちる 金椛国春秋

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    ネタバレ

    玄月に正体を知られた遊圭は、皇太后の疑惑を探るために初の女性医師見習いとなって引きこもり公主の宮へ潜入する。
    性別を偽って潜伏しているためか思春期のせいか、遊圭がちょっと生意気になっている。
    病弱なためあまり表に出てなかったが、生来の性格は負けず嫌いで激情型なのではないだろうか。
    なので余計なことをしでかして危なっかしいことこの上ないが、根がまっすぐなので周りの人間が助けるのだろう。

    政争に巻き込まれるが、あくまでも遊圭は第三者で蚊帳の外というのもいい。
    彼を手玉に取っているような玄月もまだ二十歳にもなっていないというのが末恐ろしい。
    後宮の片隅でやり過ごすはずの遊圭がどんどん帝に近づいてい

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    2020年11月15日
  • 後宮に星は宿る 金椛国春秋

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    ネタバレ

    叔母が皇后に選ばれたため法により一族全て先帝に殉じることになった中、病弱な遊圭だけが生き延びる。
    かくまってくれた明々が宮中に上がることになったため、女装してついていくことに。
    学問は得意だが世間知らずで病弱な、だけど成長期にある遊圭がどう生き延びるのか。また、一族の罪により幼い頃に宦官にさせられた玄月との出会いによりどう変わっていくのか。

    玄月は遊圭が少女だと思っていた頃は、学問が好きだが存分に学べない姿に己を重ね親しみを感じたのだろう。
    もしかしたら高度な話ができる相手に惹かれ恋になったかもしれない。
    しかし遊圭の正体を知ると鬱屈した思いを抱えることになる。
    宦官になることによって屈辱と

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    2020年11月15日
  • 鳳は北天に舞う 金椛国春秋

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    やっと帰ってきて疑いも晴れて明明と結婚かと思いきや,まだまだ前途多難.またまた戦場に逆戻り.少しずつ強くなっていく遊圭,玄月とのきょりも縮まってきたようで嬉しい.

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    2020年11月02日
  • 臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋

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    前巻がどういうところで終わっていたのか忘れてしまっていても、惹き込まれる。まだまだどうなっていくのか目が離せない。次巻もまた読んでしまうと思う。

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    2020年11月01日
  • 蒼天の王土

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    前作「天涯の楽土」から7年も経ての続編。隼人と鷹士の旅の続きが読めて楽しかった。2人の人生にはまだまだ波乱がありそうだけど果たして更なる続編が書かれるのかどうか。それはまた7年後なのか。かすかに期待しながら待ってみたい

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    2020年10月04日