篠原悠希のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ロスすぎる………
毎晩娘を寝かしつけた後のドキドキするような楽しみが終わってしまった。
第6巻から一気に駆けるように読み切ってしまった。
ファンタジーも、中国王朝を舞台にした本も、そもそも歴史を題材にする小説自体も、何もかも初めてだったけれど、
本当に面白くて、興味深くて、実際に幾度となく同じような場面があっただろうなと想像できて。
遊圭に降りかかる数え切れない修羅場と他国との領土争いや階級競走に塗れる世の流れに、切羽詰まりながら読み進めることも多かったけれど、ほっこりするシーンや美しい情景を彷彿とする文章がバランスよく配置されていたのも絶妙。
遊圭と玄月の、一言では表せない微妙で繊細な関係性とか、明々の逞しくてどこまでも一途な姿とか、シーリーンや玲玉や天狗にまでもはや情が湧いてしまうくらい、登場人物のキャラクターがしっかりストーリーに刻み込まれているのも素晴らしい。
考察というより、ただ感傷に耽る凡人の独り言のようになってしまったけど…
とにかく今はまた、遊圭たちに会いたいなぁ。
(続編期待しています)
p.s. なんと外伝が2巻あるそうで…!最高です。 -
ネタバレ 購入済み
え~~~??!
今正に盛り上がって来てこれからって所なのに、これがコミカライズの最終巻なんて。。。
小説ではまだまだ続いているようなので、これからも読み続けたいと思いますが、目の保養ができなくなるのはとても悲しいです。 -
無料版購入済み
続きが気になる作品ではあるけど
作画が綺麗だしストーリーも興味深いのでおススメの作品ですが、心が張り裂ける程ヘビーな内容が含まれているので、じっくりと読み進めるタイプの読者で、受け止め難い非人道的な歴史上の出来事を直視するのが苦手なタイプや鬱になりがちなタイプの方は、第1巻は避けるかサラッと斜め読みをした方がいいかもしれません。あとは、夜間よりも昼間に読むとかも効果的かも。
初っ端から精神的にクリティカルヒットを受けてしまいましたが、主人公の行く末が気になるので心のケアをしながら気を付けて読み進めたいと思います(苦笑)。
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Posted by ブクログ
ネタバレ外伝集。遊圭と明々の結婚後、陶蓮との確執にひとつのけりをつける。
玄月と凛々の出会い、陽元と玄月の過去。
みんな良く生き延びたなぁ。
そして凛々の生きる道が美しかった。
ラストは遊圭・尤仁・真人の穏やかな一日。
生まれも育ちも違う彼らが今こうしている奇跡。
この平和が一日でも長く続きますように。
第一話 時の妙薬
遊圭と明々結婚三か月後。陶蓮との確執にひとつのけりをつける。
事情を知らずに陶蓮を慕っていた明々。
恩人から理由もわからず連絡が途絶えたら不安になるだろう。
早く言ってあげなよと思いつつ、思い出したくもない遊圭の気持ちもわかる。
星家の墓に参って喘息の薬を埋めていた陶蓮。
大恩があるとはいえ滅びた一族の死にそうな子どもと、自分が抱える店と従業員。
ならば自分の生活を守るよね。だから生きていた遊圭復讐される覚悟もあったのだろう。口封じをしようと思わないくらいは誠実だったのかもしれない。
許さないけれど弾劾せず、関わらないという選択をした遊圭の選択も良かったと思う。
玄月と月香が夫婦らしくなっていた。
次の話で月香の情の深さも出てくる。
それを踏まえると、陽元の子を身籠った後の絶望と無気力さがより理解できる。
そう考えると彼女もよく生き残ったものだ。
第二話 月下氷人
宦官になりたての玄月と凛々が出会ったのは後宮の洗濯場。
凛々の主人はしつけはしてくれたけど、それは自分のためだったのだろう。だから凛々を阿塵と呼んでいたのでは。
それでも蔑まれるだけではなかった恩があり、そのおかげで玄月から名をもらえた。
女としての愛は望まない。月香に敵うはずもない。
だが後宮を生き抜くための支えとなるのは自分。誰よりも近くにいられる場所。
それが凛々の矜持。幸せの形。
第三話 無憂樹
陽元と玄月の出会い。
その立場ゆえに傲慢だが素直な気性の陽元。知らされないことも多く、時にそれが周囲の人間を追い詰めることになる。そして真実を知るたびに苦しむことに。
だから玄月は彼を支えることを決意をした。未来で揺らぐこともあるけれど。
それにしても、思ったよりも玄月は慈仙のことを信用していなかったのだな。それくらい過酷な経験を宦官になる前からしてきたのだろう。
第四話 魚水の契り
尤仁に第二子が生まれ、出世し家を買う。祝いに駆け付ける遊圭一家と真人夫婦。
生まれも立場も違う彼らが生涯の友となったのは共に乗り越えた戦場の日々があったから。
そして訪れたつかの間の平和。長くこの時が続くことを願って。
大団円にふさわしい後日譚だった。