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清の第十七皇子・愛新覚羅永璘(あいしんかくらえいりん)お抱えの糕點師(パティシエール)見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリーはついに皇帝・乾隆帝にも認められ、公の場にも呼び出されるようになっていた。それが今度は訪清英国大使のおもてなし役に!? 一方で、清にやってきてから面倒を見てくれていたアミヨー神父の容体が思わしくなく……。歴史の荒波が女菓子職人を襲う、怒涛の清国厨房グルメライフ!
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Posted by ブクログ
嫡福晋のご懐妊、小蓮とマリーの関係の深化、書付の解読、フランス革命の進展、イギリスの清国への接近と、話が大きく進展する巻。
あちこちに呼び出された大忙しのマリー。 移動距離がえげつないことになってそう。 過去にもまして、出生や文化や価値観の違いに四苦八苦。そんななか、確実に頼りになる仲間も増えて逞しくなる一方大切な方を亡くして悲嘆に暮れるマリーを応援したくなり、また続きが楽しみになる。 2022.8.12 110
熱河離宮と妃の薨去/大英帝国の全権大使 皇帝からの無理難題、出来ないと言えば首が飛ぶ?? マリーはどうするのか……そしてアミヨーが……
英国大使一同が清国にやってきて、マリーはパンやお菓子作りに大忙し。 そしてそんな中アミヨー神父が亡くなる。マリーの母が満州族出身だということもわかる。この出自が将来運命を左右することになるのかなぁ
フランス菓子を作り中華の点心を学び、今また遊牧民の要素を取り入れ融合させたパンを作る。 仕事においては変化を受け入れるマリーだが、信仰と価値観の違いには慣れない。 染み付いた価値観を替えることは難しい。 信仰はマリーのアイデンティティであると同時に、遠く離れた祖国ともう会えない人たちへのよすがだ。 ...続きを読むだが徐々に故国よりも清国での自分が増えていく。 遠く離れた異国で暮らす心理描写が上手なのは、作者の来歴故なのかもしれない。 それにしても、マリーの出生の秘密も重そうで、この先どういう人生を歩むのだろう。
工芸菓子に取り掛かり、新しい点心やフランス菓子の修行できない状態のマリー。 そんな時に永璘の二人の妻と彼と共に熱河離宮へ行くことに……。 だが、マリーが永璘と同じ馬車に乗ってきたことに四番目の妻が激怒! 彼女の元へ呼び出されるマリー。 だが、そんな中、皇帝妃が薨去。永琳が葬儀を仕切るこ...続きを読むとになり彼とマリーたちは北京へ戻ることに。 そして、その後には大英帝国の大使が清国へやってくるためにマリーは彼らのために料理を作ることになり……。 巻を追うごとにマリーが大変になってますねぇ。それでも頑張る女の子が私が大好きなので続きを楽しみにしています。
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