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清の皇帝・乾隆帝(けんりゅうてい)の第十七皇子・愛新覚羅永璘(あいしんかくらえいりん)お抱えの糕點厨師(パティシエール)見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリー。だが、永璘の意向で増えることになった新しい厨師たちは女性が厨房にいることに懐疑的。マリーは彼らを認めさせることができるのか⁉ 春節用お菓子作りに料理競技会、はたまたバレンタインまで! 行事目白押し、そして強烈キャラ登場の、中華美食浪漫第二弾。
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Posted by ブクログ
平和な職場かと思っていたら、事情を知らぬ新人厨師(立場は上)の当たりが強い…というかいない者として扱われるのつらい 何とか認めさせようと奮闘するも、アーモンドで大騒動、マリーはパリの暴動を思い出したりで相当怖かったろう マリーを守るためとはいえ謹慎…そのおかげ?で良い出会いもあったのかな
第一話 点心局の新厨師 第二話 アーモンド騒動 第三話 乾隆帝の末公主 新人が上司、それも自分流にプライドがある。やりにくい!! ひと騒動いや大騒動。マリーには悪いけど面白かった。 最後に出てきたキリスト教の聖句(1791年1月)は 帚木蓬生 作「守教」の第一章 宣教(七 神父 1570年...続きを読む9月)に出てきた主の祈りと同じだった。 今も同じ祈りの言葉が紡がれているのだろうか
文化の壁に続き出自の壁も現れて 万事休すかと思われたが、好いてくれる人を信じ 夢への歩みを諦めない彼女の前を向く姿に、 励まされる気がした。
1作目を未読なのでフランス革命のあたりはわからないが,永璘皇子とマリーの恋愛絡みのない友情が新鮮だ. 厨房での嫉妬や嫌がらせはお決まりだし,マリーの背後には皇子もいるのでかなり安心して読める.西洋風の材料のないところで工夫して作る洋菓子が美味しそう.中華点心にも心惹かれる.
歩み寄りよね。 郷に行っては郷に従え、適度に。 曲げちゃいけないところは曲げずに。 2021.8.16 104
文化の違いに抗いながら頑張るマリー。 美味しいお菓子の甘さを感じるには、ほんの少しのお塩が必要なんだよね。
出てくるお菓子がどれも美味しそうなのは相変わらずで、ガレット・デ・ロワを買ってきてしまった。 厨房に人が増え、マリーを知らない人間も多くなるからこその軋轢。 マリーが清国に慣れてきたからこそ認識の齟齬や価値観の違いなどに悩む。 東洋人との混血であるマリーは故国フランスにおいても風当たりが強かっただろ...続きを読むうが、家族がいた心強さはあった。そういった存在がいない今は孤独がより深い。 菓子職人という夢があるにしても庇護者が必要なのはフランスでも清でも変わりない。むしろ結婚した方が自由度があるのかもしれない。
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