押見修造のレビュー一覧

  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない

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    ネタバレ

    映画を見てこの漫画を知り読んだ。
    映画の方が奥行きを加えたストーリー展開だった。でも、漫画の方も十分伝わる。よかった。
    ラストは映画と漫画で違っている。どちらも希望のある終わり方だけれど、映画の方は見る人にその先を委ね、漫画はその先を見せている。映画の終わりの先がこの漫画のようになるならいいな。
    作者のあとがきもよい。『この漫画では、本編の中では「吃音」とか「どもり」という言葉を使いませんでした。それは、ただの「吃音漫画」にしたくなかったからです。とても個人的でありながら、誰にでも当てはまる物語になればいいな、と思って描きました。』

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    2026年04月26日
  • 惡の華(1)

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    著作者:押見修造
    発行者:講談社
    押見修造氏による漫画『惡の華』は、ボードレールの詩集『悪の華』を心の拠り所とする内向的な中学生・春日高男を主人公とした、思春期の鬱屈と狂気を描いたサイコ・サスペンス作品です。 物語のあらすじを大きく分けて解説します。
    1. 衝動と「契約」の始まり
    群馬県の閉塞感漂う地方都市。読書好きでどこか周囲を冷めた目で見ている春日は、クラスの「マドンナ」的存在である佐伯奈々子に密かに憧れていました。 ある日の放課後、春日は衝動的に教室に残されていた佐伯の体操着を盗んでしまいます。その現場を、クラスの浮きこぼれで問題児の女子、中村佐和に目撃されてしまいました。 中村は盗みの事実をバラさない代わりに、春日に「契約」を持ちかけます。ここから、中村による春日への精神的な蹂躙と、春日の自己崩壊が始まります。
    2. 変態性の露呈と暴走
    中村は春日の内面にある「変態性」を見抜き、彼を縛り付け、過激な命令を繰り返します。
    佐伯とのデート中に、盗んだ体操着を無理やり着せられる。
    夜の学校の教室を中村と共に破壊し、一面を墨汁で汚す。 春日は罪悪感と恐怖に苛まれながらも、自分の正体(ドブ野郎)を見抜いてくれる中村に対して、次第に奇妙な連帯感と共依存を抱くようになります。一方で、清純だと思っていた佐伯もまた、春日への歪んだ独占欲を見せ始め、三人の関係は破綻へと向かいます。
    3. 夏祭りと決別
    物語の第一部のクライマックスは、町をあげての夏祭りです。中村と春日は「この閉塞した町から抜け出す」ために、ある衝撃的な事件を起こそうと計画します。しかし、その計画は未遂に終わり、二人は引き離されることになります。
    4. 第二部:再生と過去の克服
    舞台は数年後の高校時代に移ります。別の町へ引っ越し、過去を隠して「普通の高校生」として生きようとする春日でしたが、心の中には常に中村の影が残っていました。 新しい環境での出会いを通じて、春日は再び自分の過去や、かつて拒絶した中村と向き合うことになります。彼は「自分は何者なのか」「あの中村との日々は何だったのか」という問いに対し、一つの答えを見つけ出そうとします。
    作品の魅力 本作は、単なる「中学生の過激なドラマ」に留まらず、誰もが抱える「自意識の暴走」や「社会への違和感」を、美しい絵と生々しい心理描写で描き切っています。特に、ロトスコープ技法を用いたアニメ版も、その独特な不気味さで大きな話題を呼びました。

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    2026年04月19日
  • 瞬きの音 3

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    ネタバレ

    弟さんが病気になってから、ご自宅でしか過ごしていないのかと思っていました。大学院まで進み、車の免許を取得までされていたとは驚きでした。弟さんは大学生になってもお兄さんに憧れの気持ちを持っていたのですね。いつまで生きられるか分からない自分の生きた証を残したい…そうですよね。そんな中、兄の押見さんも苦しんでいる様子が伝わってきました。

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    2026年03月14日
  • ぼくは麻理のなか 1巻

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    ネタバレ

    入れ替わりかと思いきや多重人格だった話
    ずっとなんで入れ替わってるんだろうが気になって読めて良かった

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    2026年03月10日
  • ハピネス(1)

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    表紙に惹かれて購入したけれど中々面白い。この漫画家さんの作品は「惡の華」「ぼくは麻理のなか」を読んだけれど途中挫折したので、この作品は最後まで読んでみたいとは思うけれどどうなる事やら!

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    2026年02月11日
  • 血の轍 17

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    ネタバレ

    静一の人生が毒親によって狂っていく話であったが、加害者なんていないと感じました。静子も生きていく上で殺され、心に何もなかったからです。静子も静一もただ、空いた穴を埋めようとして必死に生きた話だと思いました。静子の中で、お母さんや義姉の言葉や目線、表情により自分が死んでいったので、人に対しての言動を気をつけようと思いました。
    一番は絵がリアルでゾクゾクします。吹石と静一の描写は恋愛ものよりドキドキしたし、静子が狂うシーンではホラーよりも怖かった。他の漫画も見たくなる作者でした。

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    2026年01月24日
  • 罪悪 押見修造短編集

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    押見さんの人柄を知ることができる作品でした。真直ぐで、自分自身の心に嘘がつけない人だと感じました。中学時代の作品は、現在の押見作品を感じさせました。

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    2026年01月14日
  • 血の轍 17

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    ネタバレ

    ーー人はなぜ、子を欲するのだろうか。

    これは私自身、常々答を探っている問いでもある。
    そして現時点での答も、一応持ってはいる。
    それは、「自らの内から生まれる命と会ってみたい」。
    エゴ以外の何物でもない、何とも自分勝手な欲望だ。

    そして、自分のために子を欲する、という点で、
    これは静子と共通している。
    だから私は、この作品を読んで、他人事でなく恐怖した。
    「私も静子と同じようになるのではないか?」と。

    自分が救われる為に、静一を欲した静子。
    自分が受け取れなかった愛を静一に注ぐことで、
    自分の穴を埋めようとした静子。

    けれど、それでは埋めることができなかった。

    なぜ?

    自らの救いを、幸せを、
    他人に託すこと自体が間違ってるのではないか。

    きっと彼女は、他人から注がれる愛によって、
    自らを満たそうとした。
    自分で自分を満たすことは、彼女には出来なかった。
    だから静一にとっての幸せも、
    他人からの愛(特に両親からの愛)で満たされることだと考えていた。



    静一を捨てて、ほんとうの自分の人生が始まると、
    顔を輝かせていた静子。
    けれどやはり、彼女はきっと、ひとりでは生きてゆけなかった。

    一方で静一は、自分で自分を満たすこと(それは主に読書によって)が徐々に出来るようになったのだと思う。

    これは、ほんとうの意味で生きるよろこびか?
    人はほんとうにひとりで生きていくことが出来るだろうか?
    人との繋がりが、社会との繋がりが、ない状態で生きることは出来るだろうか?
    他人のために生きることをほんとうの意味とした時に、人ははじめて真に生きるよろこびを感じることが出来るのではないか?

    これらの問いもまた、この作品に関係なく、
    私が自分自身に常に問うていることである。



    彼女を救うことは、誰にも出来なかったのだろうか。

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    2025年11月24日
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない

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    久しぶりのマンガです♪

    この作品はもっとふくらませてほしかったです。
    特に後半。
    いきなり終わっちゃった感。

    みなさんはどう読みますか。

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    2025年11月23日
  • 瞬きの音 2

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    主人公は押見修三先生と思われるキャラクターの学生時代。
    弟は病気で食事も取れず、どんどん弱っていき家から出られなくなってしまっている。
    自分はというと一人暮らしをはじめ、大学で出来た彼女と結婚の話も出ている。漫画家としてデビューも出来た。

    家から出られない弟と、弟の看病のために生活を犠牲にしている家族を置いて、自分だけ幸せになることが許されるのか。
    罪の意識が世界を多い、風景が過去の記憶と混ざりゆがんでいく。

    私漫画の極北のような作品。

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    2025年11月10日
  • 瞬きの音 1

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    いまだにみえない

    押見修造が、今度は何を狙っているのか、本当に回顧譚なのか、弟とは実在ではなく、主人公自身の業ではないのか、彼が問うている相手は、彼女ではなく、本当は読者ではないのか。いや「本当に」などという疑問が、形容が無意味なのか。

    #切ない #じれったい #ドロドロ

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    2025年11月04日
  • おかえりアリス(7)

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    ネタバレ

    第一話の展開から完結まで運んだのはすごいと思う。
    『惡の華』にセクシャルマイノリティ的要素を追加し、恋愛を複雑化させたような作品であるように感じたが、そう簡単にまとめてしまうのも良くないのだろう。著者は作品のテーマに自己のコンプレックスをおくことが多々あるが、著者も巻末のエッセイで述べていたように、商業的な部分と表現したい部分のバランスが難しいのだろうと思う。

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    2025年08月16日
  • 瞬きの音 1

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    家族から理想を押し付けられて生きる苦しさ、あるがままの自分を受け入れてもらえない苦しさ、思春期の葛藤、押見さんの作品からはいつも そんな 思いが感じられます

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    2025年07月29日
  • おかえりアリス(7)

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    悪の華といい、麻里は僕の中といい、昔からちょっと気持ち悪くて、エロい作品が多い押見さん。

    絵とストーリーが毎回奇想天外で面白い
    自作も楽しみ

    今から血の轍を見まーす

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    2025年05月26日
  • おかえりアリス(2)

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    アグレッシブ

    主人公の周りの二人がアグレッシブなので話がどんどん進む。悪の花のようにグルグルした話も好きだけど、これも良いね。

    #ドキドキハラハラ

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    2025年03月14日
  • おかえりアリス(1)

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    押見修造の絵の良さが楽しめるし、分別しづらいどろっとした感情も楽しめる。でも比較的読みやすい作品かと思う。

    #ドロドロ #深い

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    2025年03月11日
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない

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    学校でも取り上げればいいのになと思います。
    腫物扱いしたり、こそこそのけ者扱いするのは理解がないから。
    人と違う症状を持った子がいることを、なんらかの授業でやって欲しいです。
    ただ、当事者は取り上げて公表されるのも嫌かも知れませんね…難しい。

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    2025年02月18日
  • ちーちゃん

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    押見さんワールド全開です。
    漫画の方でも読んでみたいので、前日談と言わず、その後の「毒娘」も出してほしいです。

    #ダーク

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    2025年02月18日
  • 血の轍 5

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    家庭

    吹石さんの家もこれまた問題ありの家庭なのか…
    父親が飲んだくれで母親は男作って出てった?
    家庭環境悪い子にありがちな体で男引き止めるタイプっぽいのでこれはこれで地雷…
    でも静子に対抗できるのはこの子くらいか。

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    2024年05月01日
  • ちーちゃん

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    いつもの押見氏作品です

    映画の前日譚ということですが、これだけでも独立した作品になっていそうです。
    表題作のちーちゃん、不登校になっていつもジャージ姿の理由、いずれ出てくるのでしょうか?
    絵が上手い優愛さん、航大君が好きっぽいです。2人でちーちゃんが登校できるように説得しよう、というのが果たしてどうなるのか……とりあえず彼女の家に遊びに行っても良いことにはなっています。

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    2024年04月18日