押見修造のレビュー一覧

  • ぼくは麻理のなか 9巻
    なーるほど……結末を知ってみればこの漫画、実はどこにもトンデモ要素オカルト要素がない。
    夢落ちといえば単純な片づけ方になる。
    「内側から夢落ちの顛末をミステリタッチで描く」といったところか。

    わたしは、すでに死んだ姉の偽物。
    ああ、あそこに、わたしと無関係な男がいる。さえない。だめな。でも、あの人...続きを読む
  • 惡の華(1)
    ドキドキした…主人公が普通の子だからか、他者に流されて堕ちていく様を見るのは心が痛む。もどかしくて心臓に悪い。これがイイコ過ぎたり、嫌な奴だったらまた違ってくるんだろうけど。なんかすごく主人公に感情移入してしまって、嫌なドキドキで苦しい。そして作者もそうとう変態(笑)
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    吃音症の女の子が声を取り戻して行くための戦いを描いた、青春マンガ。読み切り1冊でさらっと読める。作者の体験談が盛り込まれているので、吃音症の辛さがじんわり伝わってきました。
  • 惡の華(1)

    思春期満載

    自分自身これでもかって青春したので、こんな作家さんがいたのかと思いました。あれからウン十年、無性にあの頃が恋しくなります。そんな気分になったときぴったりです。
  • ハピネス(2)
    アクション描写に難あり、でもやっぱ表情むちゃくちゃいい。女の子もかわいい。ぐいぐい読ませられる! どんな話になるんだろうか〜気になる〜
  • ぼくは麻理のなか 7巻
    虐待が原因の多重人格症で確定かな?思い出したのは身を守るために封じられていた記憶?
    幼い頃の記憶が蘇り、母の顔を見て倒れた麻里。そして、麻里のなかには麻里も小森も居なくなった…。
    せっかく依さんと一線を越えそうなぐらい仲良しになれたのに。どういう結末に持っていくつもりなんだろうなぁ。
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    「どもり」「吃音症」を作者の実体験を基に描いた作品らしい。ただ、あとがきにもあるようにそのような言葉は一切でてこない。
    もっと「誰にでもあるような物語」
  • ハピネス(2)
    吸血鬼ドラキュラがモチーフの作品。
    「惡の華」で阿東的なリアリティを表現した作者が、
    ファンタジーな題材でどこまでリアルな作風を生み出せるかが楽しみです。
  • ぼくは麻理のなか 1巻
    この人はエロスを追求し続ける方だなあと思う。自分がもし両性だとすると、片方の性しか生きていない様な感覚があるから、もう一方の女性の体・心になって人生を生きてみたいという発想は凄い。麻理ははたしてどこへ行ってしまったのか。その点も今後予想しつつ読んでいきたい。
  • ぼくは麻理のなか 6巻
    小森、気持ち悪い…。救いようがなくて憐れみを感じるけど。でも、気持ち悪い…。
    麻里は多重人格なのかな? ゲームも元々できるみたいだし。幼い頃に過度のストレスに曝されるような出来事があったのかも。現れた人格がなぜ小森なのかは謎だけど。
  • ぼくは麻理のなか 4巻
    1〜4巻を立て続けによんだ。

    まず、絵が上手くなった。
    以前とは比べものにならない。。

    作者の定番
    内気な普通のいけてない男子と
    可愛くて人気者だけど悩んでる女子の
    構図はここでも健在。

    今回の設定はそれをさらに面白くしてる。
    謎と悩みが多くて良い。
    表情とか、変態感とかはとても良い。
  • ぼくは麻理のなか 5巻
    やっぱりこのマンガは胸をえぐられる…でも、読む手が止まらない。主人公の行動がどんどんエスカレートしていってて、息を止めて読んでしまう。ストーリーの行方もわからないし、主人公の行動の行く先もどうなっていくのか。こんなに読む側に緊張感を味わわせるマンガもそうそうないと思う。
  • 惡の華(7)
    仲村さんとの焼身心中が失敗に終わって、あらたな場所で、常磐さん編がはじまる。そこでは長らく本と離れていた春日が本との再会も果たす。それが島田荘司だというのが、高校生らしさか。
  • 惡の華(8)
    常磐さん小説を書き始める!佐伯さんとの再会で、佐伯さんの痛さが爆発。「クソムシ」「空っぽ」「うそつき」「卑怯」などの言葉がとびかうのは、思春期ならでは!
  • 惡の華(11)
    主人公の人生を大きく決めた、仲村さんとの出会いをほとんど言葉にせずこんな風に決着させたのには、物足りない感じもすると同時にしっくりくる感じもする。もともとこの2人の繋がりにあんまり言葉ってなかったし。
    分かってたようで分かってない、分かってないようで分かってた、そういうことだったのかな。
  • ぼくは麻理のなか 1巻

    作者のファンにお勧め

    男女入れ替わりという、使い古された設定で作者の力量が問われる話ですが、キチンと話の流れが上手く作られてます。流石です。

    ただし、女性の心を美化しすぎ。自分の内面の汚さから目を背けて、自分可愛いと思ってるのが、女ですよ。
  • 惡の華(4)
    第二部。夏に入り、せっかく距離を取れる仲村さんに、春日のほうから追いかけていく展開。春日は、もう本なんかいらない、と思うが、要するに、仲村さんを読むフェイズに入った、ということなのかな
  • 惡の華(10)
    祖父が倒れて群馬に戻る春日。
    いとこから祖父が死んだのは高男のせいだと責められる。
    木下は春日に奈々子の行方を聞く。木下は自分だけが町に取り残されているという。
    群馬から戻った春日に、常磐は出来上がった小説を読ませようとする。
    しかし春日は今はその小説を読めないという。
    常磐は春日とともに仲村に会い...続きを読む
  • 惡の華(11)
    仲村との再会。そしてふつうにんげん春日高男の旅立ち。
    仲村サイドの物語の狂気に満ちた視点は衝撃的。
    これは春日の手になる物語、ということでいいのだろうか。
  • ぼくは麻理のなか 4巻
    小森が麻里と入れ替わったのか、麻里が小森を演じているのか。謎のままでの自慰行為。
    これは凌辱なの? ナルシシズムなの? 変態極まるなぁ。
    依子ちゃんとの友情も深まったことだし、百合な展開もありそう。
    この背徳のエロスを観よ。