あらすじ
毛が生えないことに悩む中学1年生の太田年彦(おおた・としひこ)は、同じ水泳部の毛深い女子、後藤綾子(ごとう・あやこ)がちょっとうらやましい。ある日、放課後のプールで後藤に呼び止められた太田は、後藤にとんでもないお願いをされてしまった! 「太田くん……あたしの毛を剃ってくれない……?」 電子版だけの「特別番外編」収録!
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匿名
とても素晴らしい
これはまさに現代の聖書。昨今ネットでは簡単に異性の裸の画像を見ることはできますが、自分のフェチと合うものは意外と少ない。これはムダ毛フェチの私にとってまさに「こういうの求めてた」と言えるようなジャストフィットフェチな作品。もう一度言おう、とても素晴らしい。
Posted by ブクログ
「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」のほうがぐっときたけれど、個人的にはプールサイド、スクール水着、コンプレックス、思春期、眼球など好物がならんでいる良い作品でした。一巻完結の漫画は物足りなさを感じることもあるけど、"ファンタジー"として捉えやすいし、印象に残ればまたすぐに読み返せるし好きです
Posted by ブクログ
『惡の華』のルーツとなった作品などと言われれば読まないわけにはいかない。
押見マンガの倒錯した恋愛はピュアでよろしいなー。ひと気の少ない学校の部室で、男なのに体毛の一切生えてこない主人公が、毛深いことに悩む女子水泳部員のヒロインの、腕やスネの毛を剃るという話なのだけど、つつましいエロさが爆発しておる。
初期作品ということで、話のまとめ方はちょっと雑だ。しかし足を踏み入れたらズブズブと深みにはまってしまう世界はすでに姿を見せている。
単行本化して発売した講談社グッジョブ!
Posted by ブクログ
毛を剃ることだけで1冊の単行本として成り立つ創造力と感受性が素晴らしくて押見先生改めて大好き。。と思った。毛がないことがコンプレックスな主人公(男)が水泳部の毛深いことがコンプレックスの子(女)の毛を剃ってあげる話。ビックリするくらいちゃんと全身のあんなところやこんなところの毛が描かれていて、少年サイズコミックスであることに驚く。青年内容かと思うくらい想像力かきたてられるエチさがあった。毒のある話ではないが思春期特有のリアル感は押見先生っぽいな
Posted by ブクログ
毛深い女子とツルツル男子。お互いがお互いをうらやましいと思いつつ、恋には発展しない。思春期の複雑な男女関係が上手く描かれているなぁと。
映画版も見ましたが、原作にはない主人公が発狂しているシーンなどもあれはあれで有りかなと
Posted by ブクログ
完全にこうゆう感情を持っていたことを忘れてました。なんかとても懐かしく、エロ面白かったです。
ムダ毛の処理って大変だなぁとあらためて思いました。男で良かった(笑)
Posted by ブクログ
あなたが「コンプレックス」を取り巻く物語を
こんなにもあっけらかんと、わけわからんエロさをもって描くから
僕ぁ窒息してしまいそうです。
主人公の男のコとふたりの女のコの絶妙な依存性というか
関係性は「悪の華」への布石も感じます。
色々な話を描ける作家さんも好きだけど
押見さんの様に独自の世界観とテーマを
深化させていく作家さんもまた尊敬します。
悪の華→しのちゃん→スイートプールサイド
と読みました。
自分の中での何らかの「欠落」。
それを相対化する「誰か」。
彼らが紡ぐ物語。
前向きでも後ろ向きでも無い緊張感。
押見さんの事をどんどん好きになります。
スイートプールサイドは
男のコ的女の子と、女の子的男の子の相互補完の物語。
ちょっと単純な設定だけど
やはり彼にしか無い世界観をビシビシ感じとれました。
あ、ちょっと今頭覚醒してるぞ。
良い気分です。
Posted by ブクログ
いい塩梅に思春期な作風。ただ、個人的には少々毒が足りない気がした。悪の華の強烈なイメージのせいかもしれないが本作は爽やかすぎる気がした。画風がもう少し耽美的ならこのままでも良いけれど。
Posted by ブクログ
コンプレックスを持った男の子と、逆のコンプレックスを持った女の子の、互いの無いものに引かれあう物語。男子中学生さがとてもよかった。特に最後のポジティブ感は良かったな。短くてテンポよく読める。
Posted by ブクログ
剃毛を題材にしたラブコメ作品。ただそれだけなのに漫画の見せ方が凄く巧いのでドンドン読み進めてしまう魅惑の作品。アソコの毛よりも何か…わき毛エロいなあ…。
Posted by ブクログ
ん~…まだ初期の作品だからか、そこまでストーリー性も感じられませんし、なんというか…全体的にヘタですね(笑)
ヽ(・ω・)/ズコー
まあ、押見さんのこれからを思わせる内容と言えば言えなくもないですけれども、全体的には消化不良の感が…女の子もそこまで可愛くはないですし…
あらすじを読んだ段階だともう少し期待というか、話の展開があってもいいんじゃないかなー、と思っていたんですけれども、本当に毛を剃っているだけのお話でしたね。
ヽ(・ω・)/ズコー
ま、それでも「なんかエロい」といった今後の押見氏の作品を象徴するような感じは本作にも出ていて、そこは気に入りましたかね。おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー
Posted by ブクログ
青と白でまとめられたスクール水着の女の子の表紙からぐっと惹かれました
一見甘酸っぱい青春ストーリーのような表紙ですが、キーワードはまさかの"毛"。毛深い女の子と毛のない男の子、最初から最後まで一貫して"毛"のストーリーです
バカバカしくてくだらない、ですが、甘酸っぱい青春ストーリーは間違っていませんでした(本当、毛のストーリーなのに…)
一冊に収まる長さなので決して「読み応えがある!」と言うわけではないのですが、思春期の登場人物の恍惚とした表情、男の子が女の子の毛を剃ると言うどこか気恥ずかしいシーン、そしてラスト、水の中で見えたもの。ところどころにものすごいインパクトがあります
「バカだなあ」と思いつつもなんだかきゅんとする、いやらしくないのにいやらしくて、いやらしいのにいやらしくない作品です
Posted by ブクログ
毛深い女の子と毛が薄い男の子。ほんと変態的というか変わった性癖的なものを書くのがうまいな…面白いというか関心する。押見さんの作品はキャラの光悦とした表情書くのがほんとうにうまい笑
Posted by ブクログ
『惡の華』では、その変態的世界観をいかんなく発揮している押見さんの短期集中連載作品。
僕は不勉強にして知らないのだけれど、おそらくストーリーを作るための手段というものは、雛形的なものが、いくつかあるのだと思う。おそらくその一つに、典型的なストーリーを異質なものをモチーフに再構築するというのがあると感じている。たとえば、OVA『トップをねらえ!』は「スポ根」という典型的なものを「巨大ロボット」をモチーフに描くからこそ、そこにはある種のナンセンスさが生まれ、またそれが魅力ともなっている。……もしかしたら、『トップをねらえ!』の場合は「巨大ロボット」が典型で、「スポ根」がモチーフかもしれないが。
本作も、非常に典型的な思春期の男女関係を描いた一つの作品にすぎない。しかし、そこに「体毛」というモチーフ(これまた、変態的ですね・笑)を加えて再構築するからこそ、ナンセンスで且つ魅力的な作品となっている。
多分に変態的なマンガには違いないのだけれど、とっても明るい! 『惡の華』とはまた違った変態さを味わうことができます(笑)。
【巻数】全1巻
【掲載誌】週刊ヤングマガジン
【連載年】2004年
Posted by ブクログ
ジャケ買い。やや失敗。
水泳部のとある女子が毛深いのを気にして、
男主人公に剃毛を頼んでくる話。それだけ。
剃毛フェチにはたまらない話だろうけど、とにかくバカすぎるw
よくこれだけの話でほぼ1巻を埋められたと思う。
青春バカ系の話が好きな人におすすめ。
あと、平泳ぎは片手タッチしちゃ駄目だよ。