押見修造のレビュー一覧
-
登場人物の表情とか話し方とか、行動とかがすごくリアルで怖いくらいだと思いました。相変わらず、胸にズーンとくるような作品を描く漫画家さんだなという一言に尽きます。これから親子の関係がどう変化していくのか、その闇に切り込まれる日はくるのかと思うと、物語の先が気になってしかたありません。見た感じはすごく淡...続きを読む
-
「ぼくは麻里のなか」などで有名な押見修造さんの最新作です。
息子を溺愛する母親の毒親ぶりに注目です。心理描写が細かく、人の心理の移り変わりが分かりやすく描かれています。息子視点からの話ですが、この母親の心情が絵で伝わってきます。身内、親戚であれど許せない事や気にくわない事ってありますよね。...続きを読む -
中学生などの男女の揺れ動く心情を描かせたら、漫画界ナンバーワンであろう押見修造さんの最新作です。まるで、映画やドラマを観ているような絵のカットは、本当に見事です。とにかく展開がまったく読めないですが、単調な日常風景でも、会話も普通でも、何故かドキッとさせるのは本当に見事です。この作者の作品は、好き嫌...続きを読む
-
私も吃音持ちなので、共感、同情、色んなことを感じながら一気に読んだ。 加代ちゃんみたいな人の存在、本当に心の支えになるんだよなあ。 大人になってからは気の持ちようでどうにでもなるんだけど、子供時代は環境次第。こういう先生だとどんどん抱え込んじゃう。悪気はないんだろうけど。Posted by ブクログ
-
物語の完成度(いや 言い方を換えればリアルな未完成度とも言える)の高さもすごいが、
これは文章より絵であることにすごく意味がある作品だと思う
多かれ少なかれ、自覚しているより何倍も不安定な時期にとりわけ抱えるものを、あーそうそうこんな感じ!としっくりきてさらに入り込む感じ
何度読んでも発見がある -
思春期とはかくも醜く儚いものか。
さも美しいかのように賛美するマンガは数あれど、〝自意識過剰な日常〟であることを読者に突きつけてくる意味で2000年代の古谷実とこの作品は双璧をなす。Posted by ブクログ -
一巻から一気に読んだ。
7巻くらいまでの中学生編はゲロが出そうなくらい気持ちの悪いものだったけれど、高校編はとても良かった。
最後あんな終わり方なのに満足できた。
この人の作品で女の人はとても重要。
この作品での作者の画力と表現力の向上がすごい。常盤さんの表現とか良かった。Posted by ブクログ -
優柔不断で気弱な男がある日突然吸血鬼の女の子に襲われて……という話だけどまだまだどうなるかわかりません、が、面白い。ちょっと変わった女の子、五所さんがむちゃくちゃかわいいです。
生々しい表情の描写に「あー!押見先生だー!」ってなりましたPosted by ブクログ -
読み終わっても作品の意図がわからなかった。
あとがきを見て理解した。
無知な自分が恥ずかしいと思った。
恥ずかしくなってネットで吃音症のことを調べてみた。
考えさせられた漫画だった。Posted by ブクログ -
○噂にたがわずとてつもなく面白かった
○むずむずしながら読んだ
○子供には読ませたくない
○押見の本は、完結してから読みたい
○これを週刊で追いかけていくのは、難しいとおもった
○ひととおり、押見作品を読みたいとおもったPosted by ブクログ -
誰もが振り向き憧れるような美少女女子高生になってしまった、オナニーとゲームにあけくれる目的のない日々を暮らす童貞大学生…という、萌え要素をかきたてる設定ながら、内面の自分が美少女の中に入ってしまっているのに、当の自分の姿をした人間が、別の自分としてふつうに生活していたり、中身を自分に乗っとられた少女...続きを読むPosted by ブクログ
-
ちょっと見るだけ…のつもりが、グイグイ引きこまれてしまった。なんだこのパワーは。間違いなく、ここ最近で読んだ中で一番面白いマンガ。さえない引きこもり男が、憬れの女の子の体になってしまう、、、という、まあありがちな設定だけれど、その後の展開はまったく予想外。こんなにリアルにこのシチュエーションを描写で...続きを読むPosted by ブクログ
-
あっという間の3巻め。麻理はどこ?となんだかサスペンスの様相が出てきました。主人公がどんどんキモく暴走していますが、そのリアルさが本当にすごい。女の友情の絶妙な綱渡り感といい、この作者は人間というものをよく見ていると感じます。Posted by ブクログ
-
女同士の友情の微妙な機微や、誰もが持つ人に言えない性のことなど、すごい嫌なところをえぐってくるなぁ、、、と感心。引きこもりの主人公の、コミュニケーションの絶望的な下手さとか、もう胸が痛いです。。すごいマンガだ、これは。Posted by ブクログ