押見修造のレビュー一覧

  • 血の轍 1

    淡々と進む緊張感のある展開

    登場人物の表情とか話し方とか、行動とかがすごくリアルで怖いくらいだと思いました。相変わらず、胸にズーンとくるような作品を描く漫画家さんだなという一言に尽きます。これから親子の関係がどう変化していくのか、その闇に切り込まれる日はくるのかと思うと、物語の先が気になってしかたありません。見た感じはすごく淡...続きを読む
  • 血の轍 1

    この母の表情

    ドラマ化もされた僕は麻里のなかの著者押見修造の最新作である。

    特に大きなドラマがあることのなく始まる導入部。

    白い紙面そこに描かれているありきたりの日常。

    中学生の息子と母 キレイな母であるのだけどどこか違和感が…

    息子の幼き日の記憶を聞いたその時の母の表情に...続きを読む
  • 血の轍 1

    毒親をリアルに描いた漫画

    「ぼくは麻里のなか」などで有名な押見修造さんの最新作です。

    息子を溺愛する母親の毒親ぶりに注目です。心理描写が細かく、人の心理の移り変わりが分かりやすく描かれています。息子視点からの話ですが、この母親の心情が絵で伝わってきます。身内、親戚であれど許せない事や気にくわない事ってありますよね。...続きを読む
  • 血の轍 1

    思春期を思い出すドキドキがいい

    中学生などの男女の揺れ動く心情を描かせたら、漫画界ナンバーワンであろう押見修造さんの最新作です。まるで、映画やドラマを観ているような絵のカットは、本当に見事です。とにかく展開がまったく読めないですが、単調な日常風景でも、会話も普通でも、何故かドキッとさせるのは本当に見事です。この作者の作品は、好き嫌...続きを読む
  • ぼくは麻理のなか 1巻

    面白いです

    でもあまりエッチではないです。
    シャッターアイランドみたいなあれですね
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    私も吃音持ちなので、共感、同情、色んなことを感じながら一気に読んだ。 加代ちゃんみたいな人の存在、本当に心の支えになるんだよなあ。 大人になってからは気の持ちようでどうにでもなるんだけど、子供時代は環境次第。こういう先生だとどんどん抱え込んじゃう。悪気はないんだろうけど。
  • 惡の華(11)

    本当に好きな漫画のトップ3に入

    物語の完成度(いや 言い方を換えればリアルな未完成度とも言える)の高さもすごいが、
    これは文章より絵であることにすごく意味がある作品だと思う
    多かれ少なかれ、自覚しているより何倍も不安定な時期にとりわけ抱えるものを、あーそうそうこんな感じ!としっくりきてさらに入り込む感じ
    何度読んでも発見がある
  • 惡の華(11)
    思春期とはかくも醜く儚いものか。
    さも美しいかのように賛美するマンガは数あれど、〝自意識過剰な日常〟であることを読者に突きつけてくる意味で2000年代の古谷実とこの作品は双璧をなす。
  • 惡の華(11)
    一巻から一気に読んだ。

    7巻くらいまでの中学生編はゲロが出そうなくらい気持ちの悪いものだったけれど、高校編はとても良かった。

    最後あんな終わり方なのに満足できた。

    この人の作品で女の人はとても重要。

    この作品での作者の画力と表現力の向上がすごい。常盤さんの表現とか良かった。
  • ハピネス(1)
    優柔不断で気弱な男がある日突然吸血鬼の女の子に襲われて……という話だけどまだまだどうなるかわかりません、が、面白い。ちょっと変わった女の子、五所さんがむちゃくちゃかわいいです。
    生々しい表情の描写に「あー!押見先生だー!」ってなりました
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    読み終わっても作品の意図がわからなかった。
    あとがきを見て理解した。
    無知な自分が恥ずかしいと思った。
    恥ずかしくなってネットで吃音症のことを調べてみた。
    考えさせられた漫画だった。
  • ぼくは麻理のなか 5巻

    面白いです。

    麻理さんも小森くんもかわいいです。
  • 惡の華(11)
    ○噂にたがわずとてつもなく面白かった

    ○むずむずしながら読んだ

    ○子供には読ませたくない

    ○押見の本は、完結してから読みたい

    ○これを週刊で追いかけていくのは、難しいとおもった

    ○ひととおり、押見作品を読みたいとおもった
  • ぼくは麻理のなか 1巻
    誰もが振り向き憧れるような美少女女子高生になってしまった、オナニーとゲームにあけくれる目的のない日々を暮らす童貞大学生…という、萌え要素をかきたてる設定ながら、内面の自分が美少女の中に入ってしまっているのに、当の自分の姿をした人間が、別の自分としてふつうに生活していたり、中身を自分に乗っとられた少女...続きを読む
  • 惡の華(11)
    咀嚼しきれないながらも、読み終えた今の感覚をなにか残しておかないと気が済まない。そんな作品だった。

    とくに最終話は、様々に解釈可能なものではあるんだけど、私にとっては、勝手にこういうことだと確信を持ってしまうものだった。
    以下はそんな一読者が勝手に感じた確信と思ってください。

    主人公春日の視点か...続きを読む
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    吃音の少女の話
    マンガ自体も泣きそうになるがまさか押見修造さんも吃音だったとは知らずあとがきで泣きそうになった
  • 志乃ちゃんは自分の名前が言えない
    吃音症を題材としたマンガ。
    あとがきにて、作者自身も吃音症だったとのこと。
    心理的な描写がリアルでした。
  • ぼくは麻理のなか 1巻
    ちょっと見るだけ…のつもりが、グイグイ引きこまれてしまった。なんだこのパワーは。間違いなく、ここ最近で読んだ中で一番面白いマンガ。さえない引きこもり男が、憬れの女の子の体になってしまう、、、という、まあありがちな設定だけれど、その後の展開はまったく予想外。こんなにリアルにこのシチュエーションを描写で...続きを読む
  • ぼくは麻理のなか 3巻
    あっという間の3巻め。麻理はどこ?となんだかサスペンスの様相が出てきました。主人公がどんどんキモく暴走していますが、そのリアルさが本当にすごい。女の友情の絶妙な綱渡り感といい、この作者は人間というものをよく見ていると感じます。
  • ぼくは麻理のなか 2巻
    女同士の友情の微妙な機微や、誰もが持つ人に言えない性のことなど、すごい嫌なところをえぐってくるなぁ、、、と感心。引きこもりの主人公の、コミュニケーションの絶望的な下手さとか、もう胸が痛いです。。すごいマンガだ、これは。