押見修造のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
春日は自分の行動は仲村さんのためにやっていることだと思っているし、それっぽく書かれているけれど、ただの自己満足だと思う。
仲村さんのために変態になろうとしている自分に酔っている。まさに思春期だなとお思います。
仲村さんはそれを見透かしているけどまんざらでもない。徹底的に春日を振り回しているだけじゃなくて、春日の行動に心動かされているところが余計に魅力的です。
終盤に仲村さんがいつもの調子を取り戻したときの表情。
それを見た春日の表情。
ここはゾクゾクしました。
一生じぶんで じぶんのうっとり 撫でまわしてろ!!!
クズぅツ!!!!!!
佐伯さんのだけを残したわざと盗まなかった春日。
佐伯さ -
Posted by ブクログ
自分は変態にもなれない空っぽ人間だと、自我をさらけ出した春日によって、仲村さんが望んだ「向こう側」への脱走計画は失敗に終わった。
ありのままの姿を受け入れて理解したいと言う、恋人の佐伯さんを押しやってまで、春日は仲村さんに振り向いてもらうため、一人で暴走をはじめる。
4巻では、3人がそれぞれ激しく静かに壊れて行く。
佐伯さんの健気な姿にも胸が苦しくなるが、でもやっぱり、仲村さんかわいいよ仲村さん! ああ! 仲村!!
クズ!! クズ!! クズ!! クズ!! クズ!! クズ!! クズ!! クズ!!
何が一緒にだ!! 何が向こう側だ!! 何が作文だよ泥ッ!!
クズクズクズクズクズクズク -
Posted by ブクログ
最終巻。大風呂敷をひろげて自分でそれをたためなくなった感はあるが、この人のそういう失敗をしがちなところも含めて、どうにも大好きで仕方がないのである。
もちろんこの作品が失敗作という意味ではないし、数多ある漫画のなかでも、僕にとっては特別な輝きをもつ漫画だ。
巻末のあいさつに、この物語が自分の初恋のトラウマを元にしたものであることと、この作品でやっとそこから抜け出せたこと、そして自分を大人にしてくれたのは2才になる自分の娘であると書いてあった。
今やってる『惡の華』も超展開になっていて心臓ドキドキだが、今作でトラウマを抜け出したその先を、きっとそこで見せてくれるはず!
めっちゃ期待してる -
Posted by ブクログ
ネタバレーー人はなぜ、子を欲するのだろうか。
これは私自身、常々答を探っている問いでもある。
そして現時点での答も、一応持ってはいる。
それは、「自らの内から生まれる命と会ってみたい」。
エゴ以外の何物でもない、何とも自分勝手な欲望だ。
そして、自分のために子を欲する、という点で、
これは静子と共通している。
だから私は、この作品を読んで、他人事でなく恐怖した。
「私も静子と同じようになるのではないか?」と。
自分が救われる為に、静一を欲した静子。
自分が受け取れなかった愛を静一に注ぐことで、
自分の穴を埋めようとした静子。
けれど、それでは埋めることができなかった。
なぜ?
自らの救いを -
無料版購入済み
小学校の思い出的な
ひろみ君、今だったら発達障害等と診断されそうです。主人公の名前は作者と一緒なので、ある意味、実体験ベースの作品でしょうか。小学校の日常生活をうまく描写されていました。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。