ディケンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
厚いわ!850ページは上下巻に分けろや!( ゚д゚ )クワッ!!
失礼、取り乱しました
というわけで、ディケンズです
『オリバー・ツイスト』です
主人公はもちろんオリバー・ツイストなんだけど、出番がまぁまぁ少ない
題名にしたほどの主人公なのにまぁまぁ少ない
さて、どんなお話かって言うとですね
孤児のオリバーがおって、その周りに悪人陣営と善人陣営がいて、両陣営がオリバーを自分たちの方に引っ張り合う
ものごっついざっくり言うとそういう話
で、基本オリバーは超善人の魂の持ち主なので、ほっとくとすぐ善人陣営の方に行っちゃう
なので悪人陣営がもうあれやこれやとやってくるわけです
もう、この悪人 -
Posted by ブクログ
思ったよりも登場人物が多く、プロットが複雑だった。
1837年の作品であり、もちろん現代から見れば陳腐だったりストーリーが読めてしまうところもあるのだが、それを差し引いても面白かったと思う。
翻訳もとても読みやすかった。
19世紀のロンドンの現実がすごく生々しく描かれていて、特に犯罪者や困窮者の住む暗く汚れた区域の描写が良い。
オリバーは主人公と呼べるような活躍はしない。
基本的に流されるにまかせるばかりだが、心の中に揺らがぬ善意を持っており、それが周囲の人々の動きに影響を与えているようである。つまりオリバーという対象物を巡る群像劇という感じである。
オリバーを守ろうとする人、オリバーを利 -
Posted by ブクログ
仕事と私事問わず全ての他人に対して辛辣に当たる老守銭奴スクルージ、そんな彼にもクリスマスが訪れます。
しかしスクルージはクリスマスという日もそれを楽しむ他人も、更には人生そのものも「くだらん!」と一蹴してしまう始末。
しかし彼の前にかつての意地汚い共同経営者の幽霊が現れ、同じ轍を踏まないでほしいと訴えます。
過去から未来を見ることになるスクルージは、現在の積み重ねが未来に影響して自分が死んだ時に周りがどう反応するかを目の当たりにします。
絶望し現在に戻った彼は改心し…。
良い大人になることは難しく思い描いている通りにはなりませんが、反省することをやめてはいけないと感じました。 -
Posted by ブクログ
いやもうこれは光文社が悪いです
ごめんなさい
光文社の手先を代表して謝ります
本当に申し訳ない
読みづらいよね
なんかカクカクして読みづらいよね
そもそもディケンズと池さんて合わない気がするんよね
で、これはおそらくなんだけどね
英語ぜんぜん分かんないで言うんで、大間違いの可能性大なんだけど
新潮社のディケンズの加賀山さんの訳文もカクカクしてたんで(普段の加賀山さんの訳文はそんなことない)、おそらくディケンズの原文がちょっと格式高いイギリスイギリスした英文だったのではないかと思うんよ
でね、ほんともう妄想に近いと思うんだけど、池さんも聞いたと思うんよ
「ディケンズの地の文を活かすとこんな -
Posted by ブクログ
▼ディケンズって読んだことなかったんです。ご縁がなくて。ミュージカル映画になった「オリバー!」は、何故か少年時代に何度も観たんですけれど。ディケンズって1812-1870なんですよね。イギリス人。「二都物語」は1859。大まか1838-1861くらいに、ベストセラー作家だった。フランスで言うとフローベールと同時代。バルザックが、ふたりより10年くらい早いか。
▼つまりは、小説が「まあ、2023年現在の人が翻訳で読んでも、かろうじてエンタメだとも言えそうな感じになった」という状況の、まあ大まかに言うと第一集団、と言っていいと思います。しかもなんでだか、(まあ理由ははっきりしてるとも言えるけれど -
Posted by ブクログ
ネタバレ名前は知ってたけど、こんな話だったとは知らなかった。ミュージカルも見たことあったはずだけど、たまたま見たのが英語のままだったから、歌以外は記憶にない。
800ページ以上もあったので、まず、読み終えたのがすごい達成感。
このお話が展開したころ、日本はまだ江戸時代だった。訳にもよるだろうけど、その時代のものが古さを感じずに読めたのがすごいなって思う。まだ日本で小説が誕生する前。
最初に気付いたのが、イギリス的というか皮肉と思われるような修飾語が使われていたこと。
結構、登場人物が多いので、全員識別できるかな・・と心配していたけど、しっかり描き分けられてた。
悪人がぞろぞろ登場する割には、凶悪な -