ディケンズのレビュー一覧

  • 荒涼館 四

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    エスターと長らく一緒にいたので、終わってしまうのがなんだかさみしい。荒涼館、時々戻ってきたい物語です。

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    2022年10月29日
  • クリスマス・キャロル

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    人は何歳になろうが、死の影が半分背中まで迫っていようが、気づきと覚醒を経たなら、また新たな人生の旅路に向けて歩き出すことができる。スクルージの腐りかかった心も、精霊や、クリスマスの温かな情景を通じて、溶け去っていったように。

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    2021年11月05日
  • オリバー・ツイスト

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    オリバーは、全てが包括された"人生ガチャ"のハズレをひいただろう。サラサラと読めるこなれた翻訳だがそれ故に物語の理解度が高くなり、少々キツい。だが流石は文豪ディッケンズ(と新訳)、読ませ方が上手いのだ…

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    2021年10月07日
  • 大いなる遺産 下

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    予想していた通りの人物が、金の出どころだった。
    プロヴィスに対するピップの心境の変化と、プロヴィスの心が満たされていく様子が、美しかった。
    プロヴィスが、ピップを本当の意味での紳士と成長させたのだ。
    登場人物に多くの偶然的つながりが多い気はするけれど、少しずつほころんだエンディングだったので、良かったと思う。
    しっかりしたハッピーエンドなのだけれど、ディケンズは、もっと綺麗すぎるエンディングを書くのではないか、予想していたので。
    これくらいのラストで、よかった。

    第二部 13~20章 (~P141)
    第三部 全20章

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    2021年03月24日
  • 大いなる遺産 上

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    ピップが善良過ぎないのがリアルでよい。
    臆病だけれど、自分の心に正直な子供だ。
    ジェントルマンに憧れ、自分の境遇を恥ずかしく思う気持ちが芽生える。
    自由に使える金が手に入ると、見栄に心が染まってしまう。
    エステラへの恋慕は募るが、重要な友人たちは思いを断ち切った方がいい旨の助言をする。
    心に弱いところがある主人公だ。
    金を持っていることがジェントルマンなのではない。
    私の目には、ジョーは素晴らしいジェントルマンに見える。
    下巻では、ピップがそのことに気づくことを期待して、読み進めて行こうと思う。
    そして、遺産相続人はハヴィシャムさんではないだろうな。

    第一部 全19章
    第二部 1~12章まで

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    2021年03月22日
  • デイヴィッド・コパフィールド 五

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    小説ってやっぱり面白いんだな~と安心する。
    作中、コパフィールドが昔馴染みから「あんたの小説は眠くならない」と評されて、それは大切なことだって再認識する箇所があるが、その通りこんなにも長大な小説なのにいっぺんも眠くなるような難所はなかった。

    それはどうしてか、考えるにつけて。
    ひとつには非常にドラマチックな点。一人称で描かれたコパフィールド少年の有為転変の物語なんかハラハラドキドキが止まらない。

    ひとつには、とてもフラットに描かれている点。実母の命を奪ったダーシー姉弟や体罰校長のクリークルといった同じ人間とはとても思えない冷血漢が続々出てくるけれども、そういった時の感情にはあまり深入りしな

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    2017年05月15日
  • 二都物語(下)

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    「自由、平等、博愛、さもなくば死!」血みどろのフランス革命。当時の空気ってこんな具合だったんだなあ。気が触れてしまったかのような大衆の熱狂が伝わってきてゾッとした。この狂乱の雰囲気を体感しただけでも読む価値があったと思う。もちろんストーリーも面白い。最後のシーンは別格だった。神聖な輝きが溢れていて、なんとも言い難く美しい。個人的には死体盗掘人の男が終盤で心を入れ替えて言ったセリフもたいへん胸に響くものがあった。全体の作りとして個人の心理を追究するという趣向ではないが、大衆の心理を媒介にして、それを作り上げ牽引する側と犠牲になる側の個々人が複雑に交錯する群像劇はとても読み応えがあった。満足。

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    2017年05月02日
  • 大いなる遺産 下

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    ヒロイン、エステラさん。ハヴィシャムさんの英才教育により男を誑かす最強悪女となった彼女ですが。そういう彼女ですから、結局自分が何を望んでいるのか彼女自身も分かってないんじゃないか。で、勝手に想像するのが彼女は自傷願望が芽生えたのではないか、と。あえて自分を汚す方を選んでしまう生き方を望んだんじゃないかなー。

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    2017年04月25日
  • 二都物語(下)

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    ストーリーは良かった。特にラストシーンには、甚く胸を打たれた。
    翻訳に関してだが、信頼を置いている池央耿氏の訳という事で楽しみにしていたのだけれど、相変わらずよく言葉を知っているなあと唸らされはしたものの、本著では些か衒った言葉遣いが鼻についた。文章もかなり難しく(抑々近代文学であるから当然と言えば当然であるが)、あまり人にお薦めは出来ない。

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    2017年03月19日
  • デイヴィッド・コパフィールド 二

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    どん底生活からようやく抜け出したデイヴィッド.学校にも通い,スティアフォースやエミリーと再会を果たし,また新しい出会いもあった10代(?)を描くのが2巻.悲惨でやや読むのが辛かった1巻の状況は好転し,話が回り始めた.
    スティアフォースはどうも胡散臭いし,ミコーバー氏は相変わらずどうしようも無いのだが,これからデイヴィッドの人生にどう絡んでくるのか?

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    2016年07月19日
  • クリスマス・キャロル

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    クリスマス・イブの夜、強欲な金貸しスクルージの元を訪れる三人の精霊。過去・現在・未来をスクルージに見せてくれ、スクルージは生きる喜びを思い出す。
    クリスマスという季節の素晴らしさを呼び覚まさせてくれる佳作である。

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    2019年01月09日
  • 大いなる遺産 上

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    下巻をまだ読んでないんですが読み進めるごとにピップと我が身を比べ悪癖ばかりが比肩してついつい一気に読んでしまった。
    下巻を早く読んで先を知りたい。
    どんなジェントルマンになってどんな人生を送るのか。
    生生しくて時代の差なんてあっさり吹き飛ばされてしまった。

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    2014年12月18日
  • デイヴィッド・コパフィールド 一

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    読みやすい文体。後半になると主人公がキツい環境に巻き込まれて、今後どうなるんだろう。早速二巻を読んでみたくなった。

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    2014年02月04日
  • クリスマス・キャロル

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     小学校の頃に父が読み聞かせてくれてから30年ほどして、今回自分の子供たちに読み聞かせるために初めて再読。この間、ディケンズの小説を読んだことはまったくなかったのですが、今回の僕の感想は「ディケンズすげー!!」でした。
     すごいと思う一つ目の理由はその想像力です。読み始めてすぐに感じた率直な感想は「これはハリーポッターじゃないか!」ということでした。JKローリングが影響を受けていたのでしょうか。ググってみたところハリーポッター自体よりもその後に彼女が書いた小説について、ローリングをディケンズの後継者だとみなす記事があるようですが、僕はハリーポッターしか読んでいないのでハリーポッター・シリーズそ

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    2014年01月03日
  • デイヴィッド・コパフィールド 一

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    ネタバレ

    ■『デイビッド・コパフィールド』(1~5) チャールズ・ディケンズ著 岩波文庫

    【後編 メシヤ再降臨準備時代】
     英国の文豪、チャールズ・ディケンズの自伝的小説。個人的には特別敬愛している作家です。作品はどれも大衆小説に分類されます。芥川賞じゃなくて、直木賞のジャンルです。これは岩波文庫でも1巻400ページの5巻からなる小説なので、最後まで読むのは結構根気がいりますが、文章の巧さとプロットの上手さで最後まで読ませます。善悪二極化の構図はアメリカ的ですけど、ルーツから言えばこちらが元であって、ピューリタン的なんでしょうね。
     ディケンズの味は人物描写ですが、原理の理解という面から言えば、時代背

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    2013年12月24日
  • クリスマス・キャロル

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    会計事務所で働く、強欲でケチで誰に対しても意地悪で心が狭くて、街の皆から嫌われているスクルージ。勿論、街中が浮かれ騒ぐクリスマスなんてだいっ嫌い! 「クリスマスなんてばからしい!」 けれどその夜、同業者のマーレイの幽霊が現れて、同じ運命を辿らないでとスクルージに告げる。“まだ、やり直せるチャンスはある”――そしてスクルージは、クリスマスの精霊と共にかつての、現在のク、そして未来の――スクルージが死した後のクリスマスの様子を辿っていく。その中でスクルージの堅い心はほぐされ、何かが芽生えていく。それはまさしく、“クリスマスの奇跡”! 幸せはいつも、自分の心が決める! 世界一有名で、誰もが心暖かにな

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    2013年12月21日
  • デイヴィッド・コパフィールド 五

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    ディケンズの大作の最終巻。にっくきヒープをいてこまし、ついでにミコーバーさんの大噴火もあり、アグネスが開放される。それに続き愛すべき多くの人々の死、ドーラ、ハム、スティアフォース。気丈にベゴティー伯父とエミリーとミコーバー一家をオーストラリアに送り出すが、コパフィールドはうつ状態に。しかしそんなかんだでも、アグネスと結ばれ、ついにハッピーエンド。
    プロットの不自然さは後半気になったが、人物豊かに描ききったディケンズの大著読破の達成感深し。

    11/12/8

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    2011年12月08日
  • デイヴィッド・コパフィールド 四

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    ディケンズの大長編の4巻目。ドーラとの婚約にまでこぎ着けたのは良かったが、トロットウッドの伯母さんが破産をしてしまい、本人まで立場が危うくなって、せっかくのドーラとの婚約もスペンロウの主人にばれてしまったりするが、全く突然にそのスペンロウの主人が死んだりして、その隙間をくぐるようにヒープなんかもくねくねと暗躍をしたりする話し。

    11/11/29

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    2011年11月29日
  • クリスマス・キャロル

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    不朽の名作。これを読んでわかりますが、19世紀なんかは、労働時間が短くて良いなって思いました(階級によりけりだったんでしょうけど)。スクルージじいさんの、人生が変わるほどの経験を、読みながら読者もするわけです。


    子供が読む本だし19世紀の本だけれども、面白かったなぁ。
    「あ、そうだよなぁ」という感じに、心の方向性を修正してくれるような本です。
    知らず知らずのうちに、大人になることによって失われてしまった
    人間の根本的な部分にあるはずの慈悲や、不必要なまでの欲望に気づかせてくれます。
    過ぎし日のクリスマスの幽霊、現在のクリスマスの幽霊、未来のクリスマスの幽霊。
    この三者が欲望に凝り固まったス

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    2025年06月06日
  • クリスマス・キャロル

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    何となく話の筋は知っていましたが、ちゃんと読むのは初めてでした。大人の視点から読むと実に怖い話ですね。しかしやり直すことはいつからでも出来るとも言われているような気にもなります。また19世紀イギリスのクリスマスの様式も細かく描写されていて興味深いです。クリスマスという風習を復興させる切っ掛けとなった作品だと解説に書かれていましたが、これを読めばクリスマスを祝いたくなるのも判りますね。

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    2019年01月16日