あらすじ
ローマ法博士会で働きはじめたデイヴィッドは、少女のようにあどけなく、愛らしい女性ドーラと出会い、すっかりその虜になってしまう。そして、セーラム学園時代の旧友トラドルズとの再会を果たしたデイヴィッドは…。典型にまで造形された登場人物が入り乱れ、ディケンズならではの作品世界が躍動する。新訳。(全5冊)
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Posted by ブクログ
青年期の恋愛やトラブルが盛りだくさんな巻だった。
エミリーについては、早い段階で薄々こうなりそうな気配がしていたが、案の定だった。
それぞれの恋愛がまだ未熟で不安定で、若い。
大人の社会のずるさも、不幸も、恋愛も、全てがコパフィールドを鍛えている途中、といった感じがした。
Posted by ブクログ
スティアフォースの卑劣なる裏切りが起こり、愛しのエミリーがペゴティー家を疾走するという一題事件が起こり、ベッツィー伯母さんも破産してデイヴィーの家に転がり込む、ドーラとの婚約にはこぎつけたが、ぶっとんだお嬢様の現実味のなさにひやひやしながらも真剣な愛情を傾けるコパフィールド青年の物語。
11/11/08
Posted by ブクログ
経済的に、友人に、振り回されながらも自己の意志をしっかり持っていく過程。その中で盲目的な恋に自分を見失いそうな不安定さも垣間見えてくる。2023.4.29