神永学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2016.10.28 完読
シリーズ2作目。
人質をとって立て籠もる犯人。SATをスタンバイさせながら、強行突破はせず、説得を続ける警察。犯人が、説得に応じるように見せかけて、自爆した。
その被害は、計り知れないものだった。
家族を失った人たちは、何を思い、未来をどう生きようとするのだろう。
警察は、拳銃を手にしておきながら、SATは、ライフルを手にしておきながら、それを実際に使用することはない。
何故なら、日本において、犯罪者であろうと、人権は尊重されるべきだという思想が根強いからである。
他人を巻き込んだ時点で、クソ野郎に成り下がった
しれっと読み流したけど、山縣により名言化され -
Posted by ブクログ
2016.10.29 完読
シリーズ3作目。
公香の過去が明らかとなる本作。
亡霊と呼ばれる一大麻薬シンジケートを作った犯罪の天才、黒木が脱獄するところから、話は始まる。
2作目で、出会った鳥居が登場して、ちょっと興奮した。
でも、なんとなく、2作目に比べて落ち気味感を味わうかな。
仲間を巻き添えにしたくないって気持ちが、すごくくどい気がしてならない。
そして、なんだかもどかしい。
以下、ネタバレ。
最後の終わり方は、すごく好きだった。
ムエタイを扱う敵、武井が、実は潜入捜査官であったこと。その武井と争う真田の無謀さや真っ直ぐさが、非常にわかって、ほくそ笑んでしまった。柴崎が名前を聞 -
Posted by ブクログ
2016.10.29 完読
シリーズ4作目
山縣の高校の友人三井が殺される夢を志乃が見ることから話が始まる。
今回のテーマもまた、日本の危機感のなさだ。
海に囲まれた日本は、海に守られてるわけではない。どこからでも、侵攻できるという恐ろしさをあることを忘れてはいけない。
一時期、北朝鮮による拉致事件が脚光を浴びた。でも、それは一時的なもの。その時、私も過去にそんなことがあったのかと、ただの傍観者だった。そして、ニュースにもならなくなったそのことを、この本を読むまで忘れていたのだ。
志乃が撃たれて、落ち込む真田。三井を信じきれず、死なせてしまったと気を沈める山縣。
守れなかった。守りたか -
Posted by ブクログ
シリーズ前作(フラッシュポイント)の終わり方がアレだったので、新作を心待ちにしていました。
…が。
帯を見て、これじゃない感…で、何ヶ月も放置していました。
そして、ようやく重い腰を起こして放置していたことを後悔!!
我らがヒーローwと共に表紙を飾る新キャラ黒野の想像を絶する毒舌っぷりに、どーすんの?!山縣さん!!と戸惑ってるうちに、閉ざされていた扉が次々と開いていきます。
アクションシーンも臨場感たっぷりで、脳内のスクリーンにリアルに展開され、ドキドキハラハラ感はシリーズで最恐でした。
ネタバレしたくないので、これ以上は我慢しますが
天命探偵NEXT GEAR←ほんと、コレ!ですわ。 -
Posted by ブクログ
神永さんの作品は読みやすくて好き。
まだ、それほど読んでないけど(汗
今回は「前世」に関するお話し・・・。
海辺でペンションを経営する森川は、海岸で倒れていた青年を助ける。意識を取り戻した青年は才谷と名乗り、「前世の記憶を見せる」能力を持っていると言い出す。
最初は信じようとしなかった森川だったが、才谷の存在に吸い寄せられるように、前世で繋がりがあると思える人間たちが次々とペンションに集まってくる。
やがて。バラバラだった点が、一つの線となり......。
想像していた内容とは違っていたけど、面白かった。
前世からのしがらみ、因縁なの記憶なのか、先祖からのDNAに刻まれた記憶なのか、 -
Posted by ブクログ
生まれ変わったコウの姿にびっくり。
いろんなものを身に着けたけれど、代わりになくしたものも多そうで、、、
ミラとの今後がとても気になる。
世間知らずなお坊ちゃまではあるけれど、マコトは、いい子ではあるので、あまり傷つかずに成長してほしい。
大人たちの身勝手な思惑には頭にくる。全部、ぶっ壊れればいいのに。
革命をうたってはいても、ハクのやり方も身勝手だもの。
フォックスにいいように踊らされて、ざまあない。
クリスの今の姿には胸が痛む。なんとか立ち直ってくれればいいのだけれど。アンが、どうなるのかも気がかり。
ミラ母とイザナギの間にも因縁がありそう。
戦闘シーンの迫力も素晴らしい。
早く続きが読