夏川草介のレビュー一覧

  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    高齢化社会について、わかっているつもりで、実は何もわかっていなかったのだと気づかされた。
    「高齢者が増えている」という程度にしか捉えておらず、そういうものだし仕方のないことと軽く考えていた。けれど実際はもっと深刻で、さまざまな問題を内包しているのだと考えさせられた。
     
    この作品の刊行は2019年11月。きっと当時のリアルな医療現場が描かれているのだと思う。6年以上経った今、現場は変化があるのだろうか。
     
    いつ病院に行っても、だいたい混んでいて、先生方は患者さんを診ることで精一杯なんじゃないかと思えるけど、この作品に登場する先生方のように、医療の未来を真剣に考えている方たちがいるのだと思うと

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    2026年02月22日
  • 神様のカルテ0

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    一止が医師になる前からの短編集。
    たくさんの方の想いがあって、本城病院が24時間365日になったことも分かる話。
    榛名さんの強さの秘密まで。
    結婚前から、想いあっていたんだなって。
    読めてよかった。

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    2026年02月17日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    栗原一止
    イチ。本庄病院に勤務する五年目の内科医。信濃大学医学部卒。夏目漱石を敬愛している。南3病棟。御嶽荘の桜の間の住民。御嶽荘でのニックネームはドクトル。当直の夜は普段の一・五倍の患者が来る“引きの栗原”というジンクスがある。学生時代は将棋部に所属。

    栗原榛名
    ハル。一止の妻。一見すると華奢な普通の女の子。幾つものカメラを抱えて世界を飛び回り、数々の驚くべき写真を撮影してくる山岳写真家。
    1年前に一止と結婚した。元松の間の住人。旧姓片島。

    大狸先生
    板垣。消化器内科部長。太った腹をゆすりながら豪快な笑い声で患者たちを魅了する。一止は大狸先生と呼んでいる。驚くべき内視鏡のテクニックの持ち

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    2026年02月15日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    栗原一止
    イチ。本庄病院に勤務する五年目の内科医。信濃大学医学部卒。夏目漱石を敬愛している。南3病棟。御嶽荘の桜の間の住民。御嶽荘でのニックネームはドクトル。当直の夜は普段の一・五倍の患者が来る“引きの栗原”というジンクスがある。学生時代は将棋部に所属。

    栗原榛名
    ハル。一止の妻。一見すると華奢な普通の女の子。幾つものカメラを抱えて世界を飛び回り、数々の驚くべき写真を撮影してくる山岳写真家。
    1年前に一止と結婚した。元松の間の住人。旧姓片島。

    大狸先生
    消化器内科部長。太った腹をゆすりながら豪快な笑い声で患者たちを魅了する。一止は大狸先生と呼んでいる。驚くべき内視鏡のテクニックの持ち主で、

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    2026年02月13日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    栗原一止
    イチ。本庄病院に勤務する五年目の内科医。信濃大学医学部卒。夏目漱石を敬愛している。南3病棟。御嶽荘の桜の間の住民。御嶽荘でのニックネームはドクトル。

    外村
    救急部看護師長。年齢三十?歳にして独身、有能で美人の看護師。

    海先生
    研修医。

    山先生
    研修医。

    砂山次郎
    北海道の牧場農家の生まれの大男。一止とは医学部生時代からの知己で、学生のころは同じ寮の隣りの部屋で四年間も生活してきた腐れ縁がある。
    卒業後は大学病院の外科医局に入局、三年後に大学病院の人事にもとづいて本庄病院の外科へ派遣される。水無陽子に惚れている。

    水無陽子
    病棟看護師。栗色の髪をショートカットにした笑顔が可愛

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    2026年02月11日
  • 臨床の砦

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    コロナのはじまり、コロナがどんな病気か、まだ不明な時に最前線で病気に立ち向かった医療関係者を、鮮明に描いている。
    もうすでにあの頃の記憶が過去になって薄れてきているなか、こんなにも大変だったんだと思い返して改めてコロナという病気が人々の命を脅かし、怖いものだったのだと思い出しました。

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    2026年02月01日
  • 神様のカルテ

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    生徒用の本の先読み。
    医者の忙しさは、医者をしている親戚から漏れ聞く話によると書かれている通りのようだ。大変な毎日だが、その忙しさに心が摩耗されてしまうのではなく、ほうっと心が温まったり深く揺さぶられたりする、そんな医者の姿にそうであってほしいなあと祈りに似た気持ちを持つ。

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    2026年01月29日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    高齢者医療の現実=「生」ではなく「死」と向き合うという限界点。
    看取りのガイドラインもない現状で医師と患者、その家族は悩みに悩んで答えを出さないといけない。正解のない中で答えを出すのはとても辛いことだけれど真摯に向き合い悩むことが正解なのかもしれない。
    「死神」と呼ばれた谷崎先生の哲学、「小さな巨人」と呼ばれた三島先生の哲学。その哲学が「スピノザ」と「エピクロス」に繋がって行くのかな。

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    2026年01月18日
  • 始まりの木

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    クセ強な古屋と千佳の掛け合いが面白く、今まで深く考える事がなかった民俗学というものを楽しく読ませていただきました。
    時代に合わせて新しくなっていく日本。便利になり住みやすく過ごしやすくなる。その一方で失われていく昔からの習慣や行事。
    なぜこのような習慣があるのか、なぜ自然の物を神と崇めるのか、深く考えることがなかったけど、この本を読んでみて今までとは違う気持ちと見方になるなと、改めて考えさせられるきっかけになりました。

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    2026年01月09日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    医師の話ではない。人間の話をしているのだ。
    栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家である妻・ハルの献身的な支えもあり、多忙な日々を乗り切っている。新年度、内科病棟に一止の旧友・進藤辰也が東京の病院から新任の医師としてやってくる。かつて進藤は“医学部の良心”と呼ばれていた。しかし、彼の医師としての行動は周囲を困惑させるものだった。そして、さらに大きな試練が一止たちを待ち受けていた――。(紹介文より)
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    大号泣。
    進藤辰也の奥さんの働き方も、
    小狐先生の病気も、
    涙があふれてとまらない。

    寝ずに働いて当たり前、ず

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    2026年01月07日
  • 神様のカルテ2

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    まさかまさかの古狐先生が。。。
    本庄病院での医師は多忙を極め、帰宅できないこともしばしば。
    患者さんが困らないように、尽力してきた先生との別れは、本当に悲しく、理不尽に感じる。
    奥様も素敵な方で、ご夫婦の時間がもっと持てればと思ってしまう。

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    2026年01月04日
  • 臨床の砦

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    コロナ全盛の時の話。小説でけどほぼノンフィクションだと思える。
    喉元過ぎれば………。
    コロナで不安ななかで生活してきたこと忘れ始めている自分。こんな時期だからこそ読めてよかった。
    知らなかったことはばかり。
    ニュースで感染者数が毎日報道されて生活制限され不平不満をもらしていたかげでこんなにも医療現場は過酷な状態。小説よりきっともっと酷かったんだろうと思う。

    そして当時他人事とし傍観者だった自分や実際にコロナになった時のことやワクチンを私は打たなかった人だけど職場で白い目でみらたり、それが苦痛で打ったフリをしたこと思い出しました。

    あらためて本を読むことで知らなかった、見てこなかったことを知

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    2026年01月02日
  • 神様のカルテ

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    こういうお医者さんに出会える事は、人生での幸福なのかもしれないなと思って読んだ。
    自分も父を亡くしてから読むと、また違う印象になった。
    それぞれ医師に対して理想はあると思うが、「優しく」あって欲しいと感じた。

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    2026年01月01日
  • 始まりの木

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    民俗学の学ぶ大学院生の藤崎とその指導教官である古屋のフィールドワーク。夏川氏の物語はどれも本当に心に染みてくる。民俗学がなぜ必要なのか、私たちが考えるべき道標なのかもしれない

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    2025年12月31日
  • 命の砦

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    「臨床の砦」の前日譚。コロナ初期に最前線で地域を支えていた地方病院の壮絶な診療を伝える物語。医師を含む病院職員や家族の葛藤、苦しみは、私自身も感じていたものだった。それでも自分たちがやらなくてはならないという使命感。忘れてはいけない

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    2025年12月31日
  • 神様のカルテ

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    正直もっとギスギス、バタバタしたテレビドラマのような作品かと思った。
    本書の主人公の栗原一止は夏目漱石を敬愛し古風な口調の風変わりな内科医だ。
    まぁ確かにこんな口調で話されたら「この医者大丈夫か?」なんて思ってしまう。
    この病院は24時間365日対応の看板を掲げ患者側にはとてもありがたい病院だが、医師は何日も休みもなく常に疲弊していて大変だろう。

    でも、そんな状況でもミスは許されない!
    医師だって人間だ、疲弊した状況ではいつかミスを冒してしまうのではないか。
    つい最近行った病院の医師も「全然休みがない」「ちょっとしたことでクレームが入り下手なことが言えない」とも言っていた。
    それでも、合間を

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    2025年12月29日
  • 神様のカルテ

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    安曇さんからの手紙は号泣だった。
    医師も日々迷い、格闘しながら働いているんだなって、夏川先生が、医師だからこそ、説得力というか、正直に書いてくれて、身近に感じるというか。。。
    高齢者やガン末期の方の医療は、どこまでしたらいいのか、難しい所を、一止は看取ってくれた。
    安曇さんは、孤独ではなく、本当に幸せだったと思います。
    素敵な作品をありがとうございます。

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    2025年12月21日
  • 城砦〈下〉

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    途中、アンドルーが医者としても夫としても道を外しそうになってから、なかなか読み進められなかった…いや、もう、この夫婦に、アンドルーに神様は苦行を与えすぎだろ…

    あとがきは、夏川草介先生の素顔が少し見えたような気がしてファンとしては嬉しい。

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    2025年12月19日
  • 神様のカルテ

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    ずっと読んでみたかった小説。医療現場で勤務したことがありますが、著者が医師ということでとてもリアルな描写で入り込めました。主人公視点の文章で、古風な堅い語り口調であるところが、重いテーマを重すぎない印象にさせていて良かった。タイトルの“神様”が何を表していたのか、自分の中ではまだ答えが曖昧なので、続くシリーズも読んでみたくなりました。

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    2025年12月17日
  • 命の砦

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    コロナ禍の医療従事者達を描いた作品でした。未知のウィルスとの戦いが赤裸々に綴られていて、一気に引き込まれた。パンデミックや緊急事態宣言などと言う聞き慣れない言葉に当時はビクビクしながら生活してた事も今や懐かしささえ感じるが、当時は自身もインフラ関係の仕事をしている為、皆が休みなのに何時もは満員電車で身動き取れないのにガラガラの電車に座って通勤した記憶を思い起こしてしまった。マスクや消毒液が無くても助けを求める患者のために頑張ってくれた全ての従事者の方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

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    2025年12月14日