夏川草介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コロナ全盛の時の話。小説でけどほぼノンフィクションだと思える。
喉元過ぎれば………。
コロナで不安ななかで生活してきたこと忘れ始めている自分。こんな時期だからこそ読めてよかった。
知らなかったことはばかり。
ニュースで感染者数が毎日報道されて生活制限され不平不満をもらしていたかげでこんなにも医療現場は過酷な状態。小説よりきっともっと酷かったんだろうと思う。
そして当時他人事とし傍観者だった自分や実際にコロナになった時のことやワクチンを私は打たなかった人だけど職場で白い目でみらたり、それが苦痛で打ったフリをしたこと思い出しました。
あらためて本を読むことで知らなかった、見てこなかったことを知 -
Posted by ブクログ
本書を読んでまず感じたのは古屋の毒舌が最高に面白い。それをさらりと毒舌で受け流す主人公の藤崎との遣り取りはコントのようで思わず笑いが込み上げてくる。
この遣り取りは普通だったらムッとするか今のご時世ならハラスメントレベルなんだけど正論で皮肉さを感じさせないところが面白い。
物語は二人が各地の古い伝承や口承をフィールドワークで調べる民俗学のお話。民俗学って何?柳田国男の遠野物語のような話がテーマなんだけど正直、学問的なところは「ふむふむ何だか良く分からん!」ってなることが多かった。
だけどそんなかでも興味深かったのが、5話の『灯火』。
樹齢600年の垂れ桜が道路拡張で伐採される話。
私は良く -
Posted by ブクログ
「神様のカルテ」も「本を守ろうとする猫の話」も、だいぶ前に読んだ記憶があり、そこから久々の夏川草介先生の作品でした。2025年読みたい本3冊として、年始めにこの本を選んでおいて、読めないまま12月になってしまった。危うく丸々1年過ごしそうだったなんて…時が過ぎるのが早い_(┐「ε:)_
『「世の中には死ぬまでに絶対食べておくべきうまいものが三つあるんだ。知ってるかい…矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅だ」「全部餅じゃないですか」甥の抗議の声に、哲郎の方はむしろ満足げだ。「辛い時や頑張っている時には甘いものを食べるに限るんだよ」-第二話 五山-』
最先端の医療・並々ならぬ技術で難症例を鮮やかに解決す -
Posted by ブクログ
夏川草介さんという作家が気になり出して、最初に手に入れた本がこちらでした。
日本という国を愛する気持ちがひしひしと伝わってくるストーリー。その想いを民俗学という学問に乗せて語るというアイデアに心が揺さぶられます。
柳田國男は、日本の、日本人の、先行きを心配して、民俗学を立ち上げました。その民俗学はまだまだ日本人に必要かもしれない。そう思わせるに十分な美しい物語です。
そして、「自らが学ぶ学問を誇りに思いなさい」という一貫したメッセージ。
自分が心から学びたいと思った学問は、おそらく皆、社会を、日本人を、良い方向に導くものであると信じて学んでいるものであると思います。
それを忘れてはい -
Posted by ブクログ
内科医の敷島は全てが不足した地方医療機関の現場でコロナ第三波を迎え撃つ。医療崩壊の瀬戸際に立たされた臨床の現実を描く。
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夏川さんの医療小説ですが、いつものようにクセつよのキャラクターや飯テロや軽妙なやりとりが出てこず、コロナに追い詰められる医療現場が描かれるために余裕がなく、また、国や地域行政、他の医療機関への怒りを含んでいるであろう指摘などが続くので、読んでいてしんどく、途中でやめようかとも思ったほどでした。それもそのはずで、後書きを読むと、夏川さんご自身がコロナ対応の最前線に立ちながら並行して書かれた小説だとのことで、これはもはや半分ノン