夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ

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    とても泣ける。し、爽やかに終わる。
    人の生死や思いやりに号泣するが、お涙頂戴という感じでもないので良い。主人公が漱石好きのため古風な語り口だったり、周りの全員いいひとかつユーモラスなひとたちで、妻もとてもいい子で、童話を読んでるような気持ちにもなる。

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    2026年06月07日
  • 神様のカルテ

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    地方医療に従事している病院関係者の苦労と誇りを垣間見ることができた。シリーズ化されているので、1冊ずつ噛みしめて読んでいきたい。

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    2026年06月03日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    夏川草介さんのこれまでの作品とは大きく毛色の異なる作品でした。ただ現代のなんか間違ってるんじゃないのってことに疑問を投げ掛けると言う意味で、本流は同じなのかなと。

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    2026年06月02日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    インスタのフォロワーさんのレビューを読み興味が湧いたので読んでみました。

    古書店を営む祖父が亡くなり呆然とする主人公の前に、人の言葉を話す猫が現れます。そして、本を守るために力になってほしいとお願いされるところから物語は始まります。

    本を守るために主人公とヒロインが奮闘する温かいお話でした。。

    ・・・温かいお話ではあるけれど、速読する人や、ビジネス書やベストセラーしか読まない人などを否定しているようにも受け取れてしまい、世界の名作を読まないと本が好きという資格がないような、そんな印象が少なからずあって、そこがちょっと引っかかりました。
    著者の、名作への思い入れが強いんでしょうね。

    どん

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    2026年05月31日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    NHK 福本莉子さん主演 プレミアムドラマ「勿忘草の咲く町で ~安曇野診療記~」制作開始

    生きることと死んでいることはどう違う?現役医師が描く高齢者医療のリアル

    美琴は松本市郊外の梓川病院に勤めて3年目の看護師。風変わりな研修医・桂と、地域医療ならではの患者との関わりを通じて、悩みながらも進む毎日だ。口から物が食べられなくなったら寿命という常識を変えた「胃瘻」の登場、「できることは全部やってほしい」という患者の家族……老人医療とは何か、生きることと死んでいることの差は何か? 真摯に向き合う姿に涙必至、現役医師が描く高齢者医療のリアル! 解説・佐藤賢一

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    2026年05月26日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本屋を営んでいた祖父が亡くなり引きこもっていた主人公の前に現れた猫。ねこの頼みを聞いて本を守る主人公の再生の物語。

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    2026年05月22日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    亡き祖父の古書店に引きこもる孤独な高校生が、言葉を話すトラネコと共に本を救う不思議な迷宮の旅へ出かけ、本への愛と自らの生きる力を取り戻していく心温まるファンタジー

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    2026年05月20日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ファンタジーの体裁を取りながらも、現代の読書のあり方に対する鋭い問いを投げかける作品だった。

    物語に登場する“狂人たち”はそれぞれ極端な価値観を象徴していて、「たくさん読むこと」「早く読むこと」「売れること」「価値が不変であること」といった一側面に囚われた読書の危うさを描いている。

    しかしこの作品は「正しい読書」を提示するのではなく、むしろ読書における価値観の偏りそのものを問うてるのだと思う。
    個人的に、途中で読むのをやめることや、要約から入ることなどは一概に否定できない。
    本来の作品が持つ豊かさのほんの一部しか受け取らないまま満足してしまうことには、なんて勿体無い…と感じるけれど。

    が

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    2026年05月18日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    夏川さんの解説が好きです。
    冒険としては起伏は大きくなく短い時間で読めるもの。
    トラネコは想像通りで解説で出自がつながり不思議と温かい気持ちに。
    高い山に登った後、再度読み返してみたい。

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    2026年05月17日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    夏川さんは医療系のイメージが強いけど、印象が全然違う感じ。
    絵本みたいに、とてもわかりやすくて、読みやすくて、ストレートな言葉遣いで思いが素直に伝わってきます。
    「本は人を思う心を教えてくれる」ってほんとそうだなぁと納得。

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    2026年05月16日
  • 城砦〈下〉

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    ネタバレ

    原著が刊行された1937年当時の医療と、現在の医療では共通することも、大きく変わったこともあったことが、小説を通じて立体的に感じられた。結核の気胸療法なんて知らなかった。チーム医療という言葉がこの年代の本に出てくる事に驚いた。
    アンドルーが眩しく見えたり、むかついたり、読むのに体力を使ったが、夏川先生の解説も込みで、読んでよかった。

    上巻とは異なり、クリスティンのあまりにも不憫な人生に胸が痛くなった。アンドルーが本来の自分を取り戻せて、明るいクリスティンがみられると思いきや、あんな終わりを迎えるなんて。
    316「人間の心というものが、今回ほどの致命的な一撃を受けても立ち直ってくることができる

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    2026年05月09日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    栗原一止は、信州にある「24時間365日対応」の本庄病院で働く内科医である。医師不足による激務で忙殺される日々は、妻・ハルの支えなくしては成り立たない。夏、新しい内科医として本庄病院にやってきた小幡先生は、内科部長である板垣(大狸)先生の元教え子であり、経験も腕も確かで研究熱心。一止も学ぶべき点の多い医師だ。
     しかし彼女は治ろうとする意思を持たない患者については、急患であっても受診しないのだった。抗議する一止に、小幡先生は「あの板垣先生が一目置いているっていうから、どんな人かって楽しみにしてたけど、ちょっとフットワークが軽くて、ちょっと内視鏡がうまいだけの、どこにでもいる偽善者タイプの医者じ

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    2026年05月09日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    時間って大事。紅茶だって冷めてしまえば美味しくないけど、慌ててカップに口をつければ、火傷をするだけ。大事なことは、適温になるまで、のんびりと本棚でも眺めて待つこと。

    この本の中での一節。忙しない世の中で大事にしたい言葉になりました。

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    2026年05月04日
  • 城砦〈上〉

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    医療職ではない妹が、医療職の私に勧めてきて読み始めた。
    アンドルーのまっすぐで真面目なキャラクターに圧倒されつつ、クリスティンのおおらかさ、辛抱強さ、芯の強さ、愛にただただ感心した。
    心を動かされたのは、アンドルーが医療の場面で何かを成し遂げたとき(特に妊婦と新生児を救ったとき)と、アンドルーが自分勝手に振る舞いあほか!と突っ込みたくなる複数の場面でのクリスティンの辛抱強さと包容力。
    デニーも好きなキャラクター。

    肺についてさんざん研究してるのに煙草は吸うんだ!と。害を及ぼすことを疑わないんだ?

    下巻へ。

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    2026年05月03日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    ナナミちゃんが灰色の男たちに語る言葉がすごく素敵。

    タイトルが「本を守る猫」じゃないんだ?と思ったらこれ3部作の中の2冊目なんですね。
    林太郎くんの活躍も読まないと。

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    2026年04月10日
  • 新章 神様のカルテ

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    面白かったです。舞台は大学病院。厳しい制約があったり、後輩や研修医が付いたり、絶対的な権力者がいたりなど、さまざまなしがらみのある中で、医師としてのありかたを模索していきます。
    途中途中で、「規則規則規則!」なやりかたに飲まれそうになりながらも、重症患者の治療を通して、一般病院時代のような向き合い方を取り戻していくような流れでした。
    いままでのシリーズよりも、主人公の成長や変化に重点が置かれ、より文学的な作品だったと思います。お見事でした。

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    2026年03月29日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    中学2年生の女の子が主人公のファンタジー。これは中学生には読んでほしい作品。ファンタジーだけど夏川草介らしくやっぱり少し哲学的でもある。自分らしく、もっと自由に…その言葉の落とし穴とは。現代人が忘れそうになっていること、心を思い出せてくれる本かな。3部作になるみたいですね。3作目が楽しみです。不思議な話にはやっぱりネコが似合う。

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    2026年03月17日
  • 神様のカルテ2

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    前作は「主人公は地域医療を続けるべきか?」といった、主人公目線での話でした。一方今回は「医療従事者のワークライフバランス」にフォーカスしていたため、読者側もかなり考えさせられる内容だったと思います。面白かったです。
    命を相手にする仕事に休みはありません。しかし、命を救うために、医療従事者も命を削っている状況は、果たして望ましいのでしょうか。よりよい医療に向けた、今後の科学技術の発展を期待します。

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    2026年03月02日
  • エピクロスの処方箋

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    エピクロスが好きなので、タイトルに惹かれて買ってみたけど、肝心のエピクロスは第三話にちょろっと顔を出すだけ。特別出演の大御所みたいな感じでなんか肩透かし。

    現役医師だけあって、医師不足や大学病院の構造問題、曇天の不定愁訴患者の増加など、医療現場の描写はとてもリアルで勉強になる。

    人間関係の対立と和解、お涙頂戴気味の展開は読むに堪えない。が、途中で風邪をひいて頭痛と鼻詰まりで頭が回らなくなると、不思議なくらいスルスル読めた。三宅香帆が「世の中の大半の人は、本が読めないくらい疲れている」みたいなことを書いていた気がするけれど、なるほど、弱ってる時には、こういう物語が処方箋なのかぁ……とぼーっと

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    2026年09月15日
  • 始まりの木

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    民俗学を学んでいる修士生とその指導教官の民俗学者がフィールドワークの中で師匠と弟子の問答をしながらエピソードが進んでいく。そこに登場する人物が伝えてくれる大切なこと。
    それぞれのセリフを寄せ集めると老人の説教話みたいなところになりそうな内容だが、登場する魅力的な人物が絶妙なシチュエーションで語ることで素直に聞ける。そんな所感。

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    2025年11月14日