夏川草介のレビュー一覧
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深く考えさせられます
消化器病棟で働く看護師です。もともと医療系の小説やドラマは好きでいろいろ読みますが、長編ということでなかなか手を出さずやっと読みました。主人公の言葉遣いが難しいことや、描写が事細かに書かれている印象があり、苦手なタイプの文章が多かったですが、医療者として、人として、考えさせられることが多く、そういった意味では面白かったです。エゴとか、倫理とか、答えの出ない問題を抱える辛さに共感を覚えました。続きも読みたいと思います。
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購入済み
よかった
冬山記が、よかった。作者の夏川草介さんの作品は、この「神様のカルテ」シリーズのみしか読んでいませんでしたが、このゼロを読み、他の本も読もうと思いました。
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購入済み
面白かったです。
綺麗な理想ばかりじゃなくて、無情な現実がよい感じに引き締めてくれる作品だと思います。
全体的に上手くまとまりすぎている感じもフィクションならではの美味しさなのかも。 -
Posted by ブクログ
訴えたいメッセージが明確なファンタジー。世界で翻訳出版されているというが確かに理解されやすいかもしれない。
個人的には登場人物やトラ猫が皆典型的な役割語をしゃべるのが作品全体を子供っぽく見せていてもったいないかもと思った。
P197 君が困っているんだろう。僕が出かける理由はそれd十分なのだと思う
P244 (人を傷つけてはいけない、弱い者いじめはいけないし困っている人がいれば手を貸してあげなければいけないということが)わからない人たちがたくさんいるんです。そう言う人たちに説明するのは簡単じゃありません。理屈じゃないんですから。でも本を読めばわかるんです。理屈で何かを語るよりずっと大切なこと、人はひとりで生きているわけじゃないってことが、簡単にわかるんです」
P250 理屈は置きたまえ。理想を語りたまえ。それが本を生み出す我々の特権だ。 -
Posted by ブクログ
漱石作品を暗唱するほどし好きという著者らしい筆致がそこここに溢れていて「わざと?」と思うのだけれどわざとなのだろうな。
読み始めた時はそんなことに引っかかっていて、
さらにいつになったら主題に入るのだろうというまどろっこしさを感じていた。
主人公の一止は先進医療の必要性を感じながらもその治療さえも役に立たない現場医療に向き合っていくしかない自分の思いに従って生きていくのだろうな。
愛妻ハルさんとの愛の棲家での生活はまるで学生寮のように混沌として悩みと共に夢さえある人々の集まる梁山泊のような趣き。
でもこの雰囲気何かで読んだ記憶があるがなんだっただろう。三浦しをんさんのランナーの話だったかなあ。