夏川草介のレビュー一覧

  • スピノザの診察室

    Posted by ブクログ

    心が暖かくなるお医者様のお話。
    凄腕のお医者様というのは、なかなかいないものと思えてしまいますが、
    こんなお医者様がいたら嬉しいなぁ。どうやって死ぬのか。そんな事を考える歳になったのだと自覚させられる一冊でした。

    0
    2025年11月13日
  • 始まりの木

    Posted by ブクログ

    夏木宗介の医療以外の本があったことを知らんかった
    医療でないだけで、ストーリーやキャラクター設定はいつも通り
    単に医療ではないだけ
    で、医療ものは大好きなんだけれども、これはイマイチ
    ストーリーやキャラクターが同じなのになぜ
    ホントなんでだろう
    原田マハの絵画物以外は面白くないに通ずる
    途中から古屋助教授のイメージがドクターハウスと重なってしまい
    場面場面で頭の中はハウス先生だらけとなってしまった。

    0
    2025年11月04日
  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    夏目草介氏の医療系以外なものを読んでみようと思い、読み始めました。
    ファンタジーな小説で、心が穏やかになりました。

    0
    2025年11月01日
  • 始まりの木

    Posted by ブクログ

    神様は信じるものではなく、それぞれの場所にいる。
    古屋先生と藤崎さんの旅の物語。
    それぞれの地域の木を通じて、日本人の在り方も説いている気がした。
    こんな風に物事をハッキリと言える人(皮肉要素もあったが)になりたいと思う。
    なぜ民俗学があるのか、柳田國男のことにも言及していて興味深いものであった。

    あと、夏川先生の遊び心だろうが、古屋が運ばれた病院が…
    そして、対応したドクターが…
    そのあたりは嬉しくなった!

    0
    2025年10月22日
  • 臨床の砦

    Posted by ブクログ

    地方の中小規模病院でのコロナ対応話

    コロナの時期に病院で何が起きていたのか
    忘れてしまっていた

    緊張場面を読み進めながら
    そうだった、そうだったと
    深い感慨が湧き上がった

    0
    2025年10月03日
  • 神様のカルテ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    十分楽しめる内容。しかし妻であるハルの描写に思わせぶりな箇所が多く、何か叙述トリックが潜んでいるのか?と気になって本編に集中できなかった ・御嶽荘の住人としかハルが話している描写がない ・ハルの話を出すと東西看護師とかが妙な反応をする ・いかにも非モテ男性の理想像のような外見、性格 ・貧乏独身男性しか住まないようなボロ家に同居 ・不在が多く多忙な医者に都合の良い設定 ・性的な接触をしている気配がない いかにも怪しい。 2巻目途中でギブアップし、ネタバレ調べたらハルは実在する普通の女性らしい。紛らわしすぎる

    0
    2025年09月24日
  • 神様のカルテ

    Posted by ブクログ

    栗原一止は、信州になる病院で、殆ど休みなしで働く内科医。母校の信濃大学医局から誘いの声がかかる。大学に戻れば最先端の医療を学ぶ事ができる。だが大学病院では診てもらえない、死を前にした患者のために働く医者でありたい.悩む一止の背中を押してくれたのは、高齢の癌患者、安曇さんからの思いがけない贈り物だった。2010年本屋大賞2位。
    私が一番心に残ったのは仏師が仁王を彫る話「あれは木に仁王を彫り込むじゃない.最初から木の中に仁王が埋まっているのを掘り出すだけだから、容易なものだ」思えば私の仕事も同じようなものかもしれない.点滴やら抗生剤やらを用いて絶える命を引き延ばしているなどと考えては傲慢だ。もとよ

    0
    2025年09月11日
  • 神様のカルテ2

    Posted by ブクログ

    神様のカルテシリーズ 第2弾。
    旧友の帰還、古狐先生の死、医療に関わる人たちの厳しい状況など、重いテーマではあるが、
    さらさらと読めた

    0
    2025年09月10日
  • 神様のカルテ3

    Posted by ブクログ

    神様のカルテシリーズ 第3弾。
    今回も温かいお話でした!
    地域医療を舞台に描かれているからこそ、
    色々考えさせられた

    0
    2025年09月10日
  • 新章 神様のカルテ

    Posted by ブクログ

    神様のカルテシリーズ 第5弾。
    本庄病院から大学病院に舞台が変わり、話の展開が進む!
    命とは何か?、医療とは何か?
    そんな問いを投げかけるお話でした!

    0
    2025年09月10日
  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    もちろん本が好きだから、物語が面白から読むのだけど、
    もっと大切なもの(こと)を教えてもらったような気がする。
    本の本による本好きのための本。

    0
    2025年08月18日
  • 命の砦

    Posted by ブクログ

    『臨床の砦』の姉妹本とのことで続けて読んでみました。『臨床の~』で出てきた敷島先生以外の医師のお話もあって、セットで読むとより堪能できますね。コロナの診療に対しても、様々な医師の考え方があって一筋縄ではいかない難しさもよくわかったし、何より三笠のリーダーシップに脱帽。現場の過酷さを改めて知れて読めてよかったです。

    0
    2025年08月09日
  • 臨床の砦

    Posted by ブクログ

    夏川さんの作品はご本人の温かなお人柄が出ていて大好きです。読みやすく、冷静沈着な筆致で進むものの、地に足のついた厳しいコロナの現場が描かれていて惹き込まれました。続編も読んでいます。

    0
    2025年08月09日
  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    祖父を亡くした少年と喋る猫が異世界に行き、本を救い出すファンタジー小説。

    設定はファンタジーだけど、中身は至って真面目。多読、速読などの昨今の風潮に対するアンチテーゼを示し、人にとっての本とは何か?を考察する。読書をする我が身も振り返りたくなる内容。

    また、世界中の名作本が、わかる人にはわかるように設定に盛り込まれているらしく、もっと本を読んでいつか再読すればまた楽しめそうです。作者の思いのこもった小説でした。

    0
    2025年07月30日
  • 命の砦

    Posted by ブクログ

    患者を救いたいという気持ちと社会や家族の目との板挟みの医者の葛藤が描かれる。娘のあることばで主人公はどう動くか。

    0
    2025年07月19日
  • 神様のカルテ3

    Posted by ブクログ

    安定の栗原節(*^^*)
    生きていることはままならないけど、それに抗おうともがいて生きる!をしていく皆さんの姿がステキすぎです。

    0
    2025年07月11日
  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    サクッと読めました。猫の話ではなかった。
    古書店を営む祖父と二人暮らししていた読書好きの高校男子。祖父が亡くなり学校をサボって店に引きこもっていると不思議な猫が本にまつわる迷宮へと彼を誘う。曰く、「本を助けてくれ」と。不思議な世界で本の世界を垣間見て自分の心も前をむき出す少年のお話。猫は出てくる、が「猫の話」ではない。
    本と読み手との向き合い方、本とそれを取り巻く環境、それらを擬人化して表現している感じ。厚い本ではないので一つ一つのシーンはさらっとしているし、正直深みのようなものはない。ただそれくらいの軽さで現実は向き合えると良いのかもしれないとは思う。小学生から中学生向け。
    心の奥の奥に行か

    0
    2025年06月28日
  • 新章 神様のカルテ

    Posted by ブクログ

    イチさんはどこに行ってもイチさん節をかましてて安心します(*^_^*)
    シリーズものの安定性が好きです。

    頭には櫻井くんと宮崎あおいさんがチラつきますが。。。

    0
    2025年06月26日
  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    祖父を亡くした高校生、夏木林太郎が残された古書店「夏木書店」で立派なトラネコと出会い
    刺客から本を守るお話。

    題名から想像していたほのぼのとした話ではなく
    読書家なら一度は問いかけられたことがあるような疑問と、投げ掛けたことのあるような言葉に心がギリっとする。
    私にはファンタジー小説に思えたけど
    作者が解説で述べられているように、ライトノベルであるのか、風刺か、社会派か、青春小説か、読者によって何でも良くて、考えるきっかけとなり本書に出てくる名作に手を伸ばすきっかけとなれば良いようだ。

    昨今、歌では前奏が長いと曲を聞いてもらえないだとか、ドラマも展開が分かれば良いので倍速で視聴するという。

    0
    2025年06月21日
  • 本を守ろうとする猫の話

    Posted by ブクログ

    「神様のカルテ」「スピノザの診察室」の著者の夏川草介さんの作品 
    世界40か国以上で翻訳出版!という帯につられて…購入 読み進めた。

    同居していた祖父が急死し独りぼっちになってしまった本好きで引きこもりな高校生男子と一匹の猫の物語。
    「行くぞ2代目」猫と林太郎が本を助け出す為に迷宮に向かう 
    第1,第2,第3,そして第4の迷宮… そこでの出来事・出会いの中で 様々なことに気が付き 最後に林太郎は一つの選択をする。

    あとがきには著者がこの物語に込めた想いと仕掛けが書かれている
    本好きならわかるという仕掛け…残念ながら気が付かなかったが…
    やっぱり 読書は好きだなって思えた一冊 

    0
    2025年06月21日