夏川草介のレビュー一覧

  • 城砦〈上〉

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    医療職ではない妹が、医療職の私に勧めてきて読み始めた。
    アンドルーのまっすぐで真面目なキャラクターに圧倒されつつ、クリスティンのおおらかさ、辛抱強さ、芯の強さ、愛にただただ感心した。
    心を動かされたのは、アンドルーが医療の場面で何かを成し遂げたとき(特に妊婦と新生児を救ったとき)と、アンドルーが自分勝手に振る舞いあほか!と突っ込みたくなる複数の場面でのクリスティンの辛抱強さと包容力。
    デニーも好きなキャラクター。

    肺についてさんざん研究してるのに煙草は吸うんだ!と。害を及ぼすことを疑わないんだ?

    下巻へ。

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    2026年05月03日
  • 神様のカルテ

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    長野を舞台にした24時間営業の病院勤務員の日常は、激務、患者の死とネガティブな要素が多いにも関わらず、病院の上司、同僚、妻、御嶽荘の住人、患者と主人公一止全員の雰囲気がとてもあたたかい。
    延命に意味がないと判断する場面は命の在り方を考えさせられる決断だった。
    心温まる医療現場の物語。

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    2026年04月30日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    ナナミちゃんが灰色の男たちに語る言葉がすごく素敵。

    タイトルが「本を守る猫」じゃないんだ?と思ったらこれ3部作の中の2冊目なんですね。
    林太郎くんの活躍も読まないと。

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    2026年04月10日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    不思議な世界の中で、本が好きなあまり歪んでしまった人を、主人公が言葉を尽くして解決する。
    人間の言葉を話すトラネコは案内役としての出番しかなく、ちょっと物足りないー。
    もっと主人公とトラネコのやり取りが読みたかった。トラネコ不足!

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    2026年04月09日
  • 新章 神様のカルテ

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    面白かったです。舞台は大学病院。厳しい制約があったり、後輩や研修医が付いたり、絶対的な権力者がいたりなど、さまざまなしがらみのある中で、医師としてのありかたを模索していきます。
    途中途中で、「規則規則規則!」なやりかたに飲まれそうになりながらも、重症患者の治療を通して、一般病院時代のような向き合い方を取り戻していくような流れでした。
    いままでのシリーズよりも、主人公の成長や変化に重点が置かれ、より文学的な作品だったと思います。お見事でした。

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    2026年03月29日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    一気に読めた
    帯に21世紀版銀河鉄道の夜と書いてあったけど
    どちらかというと星の王子様かな

    本をどんどん読みたくなった

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    2026年03月22日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    神様のカルテの著者の作品。
    舞台が同じ安曇野なので期待通りのサプライズがあり。
    内容は神様のカルテと比べ恋愛に重きを置いている印象。神様〜が面白すぎた分少々物足りなく感じた。

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    2026年03月22日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    中学2年生の女の子が主人公のファンタジー。これは中学生には読んでほしい作品。ファンタジーだけど夏川草介らしくやっぱり少し哲学的でもある。自分らしく、もっと自由に…その言葉の落とし穴とは。現代人が忘れそうになっていること、心を思い出せてくれる本かな。3部作になるみたいですね。3作目が楽しみです。不思議な話にはやっぱりネコが似合う。

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    2026年03月17日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本好きの為の本という感じ。
    読む楽しさや好きな気持ちを思い出させてくれた。

    本の要約を紹介していた動画を見て読んだ気になっている過去の自分がいたことを見透かされてドキリとした。○○の心得、○○ヶ条という帯に引かれて購入した本も多い。

    みんな読んでる、ロングセラーだからという理由で買った本の中に、本当に今の自分に必要な本はあったのか。
    自分がこの本の世界の住人だったら林太郎に叱られてしまうなと思った。

    ところであのトラネコは林太郎の祖父だと思ったのだけど、最後まで明かされず終わったし違いそう。

    タイパ、コスパがすべていいことではない。
    自分は本とちゃんと向き合えていなかったなと実感。

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    2026年03月15日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    「本を守ろうとする猫の話」の続編。前作読んでなくても問題はなさそうですが、寧ろ、世界の名著を読んでおくべき。読んでいると色々と心が踊るシーンが多いと思います。

    自分はそういった本を未読なので、本当の意味で本書を堪能できたとは言い難い。主人公の実直さが眩しくて、自分はお城の側なのかもと感じる今日この頃‥。もっとシンプルに読書を楽しまねば。

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    2026年03月14日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    心に余裕がないのとを言い訳に、物理的にも、心理的にも本を雑に扱ってしまうことがある。自身への戒めに読みたい一冊。

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    2026年03月11日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    登場人物の関係性や物語の繋がりを慎重に追いながら、何度もページを読み返しました。一筋縄ではいかない構成ですが、最終章ですべての線が一本に繋がった瞬間の「あ、そうだったのか!」という納得感は、このシリーズならではの醍醐味です。
    しかし、解き明かされた真実の全貌は、あまりに悲しく、胸を締め付けられるもの。読み終えた後も、その切なさが深い余韻となって残り続ける衝撃作でした。

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    2026年03月04日
  • 神様のカルテ2

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    前作は「主人公は地域医療を続けるべきか?」といった、主人公目線での話でした。一方今回は「医療従事者のワークライフバランス」にフォーカスしていたため、読者側もかなり考えさせられる内容だったと思います。面白かったです。
    命を相手にする仕事に休みはありません。しかし、命を救うために、医療従事者も命を削っている状況は、果たして望ましいのでしょうか。よりよい医療に向けた、今後の科学技術の発展を期待します。

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    2026年03月02日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    ネタバレ

    月岡美琴
    生まれも育ちも信州松本。信濃大学医学部看護学科を卒業長野県松本市にある梓川病院の看護師。

    島崎
    梓川病院の看護師。救急部師長。新人看護師の指導責任者。

    三島
    梓川病院の副院長であり、内科部長も務める内科医。専門は消化器領域。強面。

    桂正太郎
    梓川病院の研修医。信濃大学出身。

    沢野京子
    梓川病院の看護師。派手な髪の色は師長から注意を受けるたびに黒くなるが、一か月もすればまた別の色に染まっている。

    長坂守
    四十八歳。膵臓癌の患者。

    遠藤
    梓川病院の院長。呼吸器内科が専門なのにベビースモーカー。

    丸山
    外科医。飲み会のたびに平気で看護師を口説く。

    大滝
    梓川病院の主任看護師

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    2026年02月09日
  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    映像化で有名な著者の作品ですが、実は本で読んだことはありませんでした。
    著者のことをTVで拝見する機会があり、とても誠実で優しさに満ちた方だなあと好印象だったので手に取りました。

    医療系って他のジャンルで扱う生死とは違い、フツーの市井の人が死と向き合わなければならないんですよね。
    そこがリアルで重くて避けてきたのですが、どんな人も避けて通れないのが死なんだなあ、と改めて思いました。

    「病むということは孤独なことです。(中略)たとえ病気が治らなくても、生きていることが楽しいと思えることがたくさんあるのだと(先生は)教えてくださいました。」というセリフに涙が・・・
    こんな風に患者さんから感謝さ

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    2026年01月31日
  • 神様のカルテ

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    面白かった
    地域医療の現状が書かれていた
    医療の話によく出てくる
    難しく珍しい症例の治療をするような話ではなく
    看取り看護をする終末期病院の話
    ドクターも色々な考え方があり色々な人が
    いると考えさせられた

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    2025年12月30日
  • 始まりの木

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    民俗学を学んでいる修士生とその指導教官の民俗学者がフィールドワークの中で師匠と弟子の問答をしながらエピソードが進んでいく。そこに登場する人物が伝えてくれる大切なこと。
    それぞれのセリフを寄せ集めると老人の説教話みたいなところになりそうな内容だが、登場する魅力的な人物が絶妙なシチュエーションで語ることで素直に聞ける。そんな所感。

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    2025年11月14日
  • 始まりの木

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    夏木宗介の医療以外の本があったことを知らんかった
    医療でないだけで、ストーリーやキャラクター設定はいつも通り
    単に医療ではないだけ
    で、医療ものは大好きなんだけれども、これはイマイチ
    ストーリーやキャラクターが同じなのになぜ
    ホントなんでだろう
    原田マハの絵画物以外は面白くないに通ずる
    途中から古屋助教授のイメージがドクターハウスと重なってしまい
    場面場面で頭の中はハウス先生だらけとなってしまった。

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    2025年11月04日
  • 始まりの木

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    神様は信じるものではなく、それぞれの場所にいる。
    古屋先生と藤崎さんの旅の物語。
    それぞれの地域の木を通じて、日本人の在り方も説いている気がした。
    こんな風に物事をハッキリと言える人(皮肉要素もあったが)になりたいと思う。
    なぜ民俗学があるのか、柳田國男のことにも言及していて興味深いものであった。

    あと、夏川先生の遊び心だろうが、古屋が運ばれた病院が…
    そして、対応したドクターが…
    そのあたりは嬉しくなった!

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    2025年10月22日
  • 臨床の砦

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    地方の中小規模病院でのコロナ対応話

    コロナの時期に病院で何が起きていたのか
    忘れてしまっていた

    緊張場面を読み進めながら
    そうだった、そうだったと
    深い感慨が湧き上がった

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    2025年10月03日