夏川草介のレビュー一覧
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シリーズ5作目 舞台は大学病院へ
本庄病院から信濃大学医学部の内科に入局した栗原一止
妻 榛名との間に小春が生まれたが、股関節の疾患により小児科への通院にも付き添っている様子
大学病院では消化器内科として勤務する傍ら、大学院生として研究を勧めながら、以前にも増して金欠のためアルバイト等にも追われる日々
そんな中、栗原の班に外科の砂山次郎から一人の患者の転科を相談される
29歳の若さで膵臓癌と診断された二木美桜
彼女の治療方針を巡り、大学病院の様々な矛盾が描かれる
御嶽荘は男爵が相変わらず主のようで、また学士殿も戻ってきたよう
そんな御嶽荘も老朽化のため大家が解体したがっているという問題もサ -
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ネタバレ投げやりになった二木さんに対して、栗原先生が「1ヶ月しか生きられないなら意味のない命なのか。そんなことはないはずだ。」と言い、それを通して二木さんが、1日でも力を尽くして生きよう、と決意していくのがとても感動だった。
自分や大切な人に今日明日何があるかは皆わからない。あと何日生きられるか分からないけれど、1日1日を、力を尽くして前に進む、生きる姿勢。
組織についても考えさせられた。これはもう医療に関わらず色んな組織であるあるだと思うけど、現場にいるものは、目の前の人のために助けるために柔軟に動きたい、規則に縛られるなんておかしい!となる。目の前の一人の患者を見てるから。
でも、現場が動けるの -
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「神様のカルテ」の前日譚になるんかな?
一止の学生時代から、本庄病院の研修医ぐらいまで。
研修医と言っても、激務は変わらず…いくら志しは、あるとはいえ死ぬで〜
こんな激しい働きぶりとは、相反して、優雅で清々しい信州!ほんまに、ええ感じな土地柄やな…
実際に住んだ事ないけど、憧れてまう!
神様のカルテって何かなって思ってたけど…
「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんがある。俺たち医者はそのカルテをなぞってるだけの存在なんだ。」
こういう謙虚というか、自分が人の命を救ったってるなんて、おこがましい!
そういう気持ちが大事なんかもしれんな。
寿命が決まってるって考えるのは、あんまり受 -
購入済み
よかった
自分の心に、残しておきたい言葉が、たくさん散りばめられていました。マーカーをする手が、頬を伝う涙が、止まらなかったです。ありがとうございます。
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やっぱり感動します
神様のカルテには小説から入りました。
作者の情景描写の素晴らしいマジックに、さらには淡々と進むストーリーに、大笑いしながらも、ポロっと涙の連続です。
ですから、漫画の世界には少し抵抗もあったのですが、いざ読んでみると全く同じ世界観が広がっています。是非とも皆さんにもおススメします。 -
Posted by ブクログ
プロローグ
目の前には、網代笠をかたどった形のソレがある
モッチリとした食感のそれと、アッサリとしたアン
とのマリアージュはサイコーだ
食すまえから、舌鼓を打ってしまう
柔らかいアレを触るように、大事にソレを手に取ると、ゆっくりとそしてほくそ笑みながらソレを頬張った!
本章
『スピノザの診察室』★4
「おおきに、先生」
主人公の人となりと、本作の内容を煎じ詰めたら
この一言に尽きるだろう
素晴らしい物語だ
患者の顔が視える診療
大きな病院では、決して得られることのない
安心感が得られる、小さな街の病院の大先生だ!
主人公の雄町さんは、何となく成瀬に似てるし、
南さんと -
Posted by ブクログ
主人公の仕事に対するプロとしての向き合い方がかっこよくて憧れる。
医療は理系で科学に近い領域だと思っていたが、突き詰めていくと哲学に近づいていく。
死を目前にする人たちがどんな生き方をするのがその人にとって良いかは、科学で答えを出すことができないと思う。また、科学的な発想で考えるなら医療には無限の可能性があって医療が進歩すれば問題を全部解決できると思うかもしれない。でも、どれだけ医療が進んでも人が死ぬということには抗えない。むしろ、最終的に死んでしまうのならば今、自分に何ができるか。その人がどんな生き方を望み、どうすればサポートできるか。答えを出すのではなく、考え、行動し続けることが大切だと知