夏川草介のレビュー一覧

  • 本を守ろうとする猫の話

    購入済み

    本は人生の栄養だと思う

    最初は何気なく読んでいた物語であったが、読み進めるうちに世の中への風刺といった印象を感じ始めた。そして、振り返ってみると、本から今まで様々な生きる糧のようなものを受け取っていたのだなと知った。後書きを読んで、また読み返してます。

    #タメになる #共感する #癒やされる

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    2023年10月29日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    地方の高齢者医療について、雄大で美しい自然と、かわいく心癒す花と、若い二人の爽やかな恋を添えて書かれたお話。
    個性的な医者それぞれが自分なりの哲学を持って、病と人の死について考えてる姿は、自分も考えさせられます。
    今読めてよかった。

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    2023年09月30日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    副題の、安曇野診療記…からも分るように、信州の安曇野の中規模病院を舞台に、研修医 桂正太郎の成長物語。
    直面する老人医療の問題点に、真摯に向き合って行く姿は、胸を熱くします。
    個性的な指導医もまた、それぞれの葛藤を抱えながら患者と向き合っていて、こんな病院、先生だったら、安心して任せられると思ったり…
    桂先生と結ばれる、看護師の美琴も、素敵です。
    基本的に癒やされる物語。

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    2023年08月20日
  • 新章 神様のカルテ

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    シリーズ5作目 舞台は大学病院へ

    本庄病院から信濃大学医学部の内科に入局した栗原一止
    妻 榛名との間に小春が生まれたが、股関節の疾患により小児科への通院にも付き添っている様子
    大学病院では消化器内科として勤務する傍ら、大学院生として研究を勧めながら、以前にも増して金欠のためアルバイト等にも追われる日々
    そんな中、栗原の班に外科の砂山次郎から一人の患者の転科を相談される
    29歳の若さで膵臓癌と診断された二木美桜
    彼女の治療方針を巡り、大学病院の様々な矛盾が描かれる

    御嶽荘は男爵が相変わらず主のようで、また学士殿も戻ってきたよう
    そんな御嶽荘も老朽化のため大家が解体したがっているという問題もサ

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    2023年08月14日
  • 新章 神様のカルテ

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    ネタバレ

    投げやりになった二木さんに対して、栗原先生が「1ヶ月しか生きられないなら意味のない命なのか。そんなことはないはずだ。」と言い、それを通して二木さんが、1日でも力を尽くして生きよう、と決意していくのがとても感動だった。
    自分や大切な人に今日明日何があるかは皆わからない。あと何日生きられるか分からないけれど、1日1日を、力を尽くして前に進む、生きる姿勢。

    組織についても考えさせられた。これはもう医療に関わらず色んな組織であるあるだと思うけど、現場にいるものは、目の前の人のために助けるために柔軟に動きたい、規則に縛られるなんておかしい!となる。目の前の一人の患者を見てるから。
    でも、現場が動けるの

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    2023年07月12日
  • 新章 神様のカルテ

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    パパにもなり、中堅の医者の一止、
    白い巨塔に立ち向かう姿に、感動。
    変人ぶりと「引きの栗原」は相変わらずだが。

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    2023年07月06日
  • 神様のカルテ0

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     3巻までの『神様のカルテ』シリーズのスピンオフ。これまでは一止の視点で語られた物語だが、本作は一止以外の辰也、大狸先生(板垣内科部長)、金庫番(金山弁次)などの視点から語られる。
     また、榛名姫のストーリーもある。
     個人的には、大学病院での次郎を主人公にした話や草木まどかの話も読んでみたいな。そのあたりは大学病院編で描かれるのかな?
     本庄病院に着任する前の金庫番の話なんかも面白そう。
     この本は、いろいろ勝手に想像が膨らむ短編集である。

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    2023年07月02日
  • 神様のカルテ0

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    再読。

    短編がいくつか入っている中でやっぱり「神様のカルテ」は何度読んでも泣いてしまう。
    一止が悩みながらも目の前のことにひたむきに向き合う姿勢と、人間のあたたかさに溢れたストーリー。
    そして夏川先生のキャラクター付けの妙。

    こんなに好きな作品を生んでくださる作家さんがこの世界にいると思うと救われます。…と言ったら大袈裟に聞こえるけども、でも本当。

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    2023年06月22日
  • 神様のカルテ0

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    「神様のカルテ」の前日譚になるんかな?
    一止の学生時代から、本庄病院の研修医ぐらいまで。
    研修医と言っても、激務は変わらず…いくら志しは、あるとはいえ死ぬで〜
    こんな激しい働きぶりとは、相反して、優雅で清々しい信州!ほんまに、ええ感じな土地柄やな…
    実際に住んだ事ないけど、憧れてまう!

    神様のカルテって何かなって思ってたけど…

    「神様がそれぞれの人間に書いたカルテってもんがある。俺たち医者はそのカルテをなぞってるだけの存在なんだ。」

    こういう謙虚というか、自分が人の命を救ったってるなんて、おこがましい!
    そういう気持ちが大事なんかもしれんな。

    寿命が決まってるって考えるのは、あんまり受

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    2023年06月10日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本が好きで、読書が好きでよかったと、少し誇りに思った。
    これからも読書を通して、自分なりに、自分の世界を広げていきたい。

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    2025年06月25日
  • 新章 神様のカルテ

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    舞台は本庄病院から信濃大学病院へ。
    話は29歳の進行膵癌患者が軸。膵癌自体が沈黙の臓器で、発見された時には既にかなり進行し、切除不能な事が多い疾患。そこに加えて年齢がなんとも若い。残された時間を自宅に戻って家族と共に過ごしたいという患者の望み。大学病院という高度な医療を提供する施設でありながら、大組織の鉄壁の規則がその望みを阻止して歯痒かった。最終的には患者・患者家族にとっていい結末になってよかったけれども。
    大学病院へ行っても「引きの栗原」は健在なようで。毎日偏頭痛と多忙な業務に研究と、いつ家に帰るんだ!と突っ込みたくなる日々を送る一止に1番の変化といえば、愛らしい天使が1人増えた事。おぉ、

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    2023年01月29日
  • 神様のカルテ0

    購入済み

    よかった

    自分の心に、残しておきたい言葉が、たくさん散りばめられていました。マーカーをする手が、頬を伝う涙が、止まらなかったです。ありがとうございます。

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    2021年07月10日
  • 神様のカルテ0

    購入済み

    タイトル回収!

    大好きなシリーズのタイトルの意味をようやく知ることが出来ました!
    いつも心にじんわりと生きてる事の有り難さを感じさせてくれます。

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    2020年06月20日
  • 神様のカルテ 1

    やっぱり感動します

    神様のカルテには小説から入りました。
    作者の情景描写の素晴らしいマジックに、さらには淡々と進むストーリーに、大笑いしながらも、ポロっと涙の連続です。
    ですから、漫画の世界には少し抵抗もあったのですが、いざ読んでみると全く同じ世界観が広がっています。是非とも皆さんにもおススメします。

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    2018年08月16日
  • 神様のカルテ

    購入済み

    神様のカルテ

    Good


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    2015年04月24日
  • 神様のカルテ 1

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    原作は2010年本屋大賞第2位受賞。櫻井翔で映画化とメディアコンプレックスの一作。そのふたつは知らないが、漫画も素晴らしい。
    石川サブロウはワタシには「がばいばあちゃん」でおなじみで、マンガらしい世界の展開が好きだったが、こちらは対象が児童でないので複雑な表現ができていてさらに面白い。
    心の内面の吹き出しを多用し、コミカルに人情っぽい世界を展開している。
    原作がいいからかよくわからないが、会話が実にうまい。

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    2012年06月08日
  • 神様のカルテ 1

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    丁度映画化の頃に外で読みました。
    外なのに泣きっぱなしでした。
    今小説の方読み終わったところですが、どちらも好きです。
    逆から読んでたらイメージ崩れたとかあるのかな?
    また読み直したいです。

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    2011年11月08日
  • 神様のカルテ 2

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    一昨目同様に、涙なしでは読めなかった。
    ハルさんの様に泰然としていられたら素敵であるなぁと思ってしまう。
    缶コーヒーの使い方かわ秀逸である。

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    2011年10月24日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    ネタバレ

    自分の本に対しての向き合い方を問われているような気がしました。読んだ冊数ばかりを気にして中身をしっかり読めていなかったり、あらすじだけで読んだ気になって満足していたり、売れているとされる本ばかりを求めてしまったり…と、迷宮の主達が読者である自分自身の姿と重なって、林太郎の言葉が刺さりました。本が伝えてくれる「人を思う心」を受け取って、一冊一冊の本と真剣に向き合っていきたいです。

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    2025年12月21日
  • 神様のカルテ

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    安曇さんからの手紙は号泣だった。
    医師も日々迷い、格闘しながら働いているんだなって、夏川先生が、医師だからこそ、説得力というか、正直に書いてくれて、身近に感じるというか。。。
    高齢者やガン末期の方の医療は、どこまでしたらいいのか、難しい所を、一止は看取ってくれた。
    安曇さんは、孤独ではなく、本当に幸せだったと思います。
    素敵な作品をありがとうございます。

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    2025年12月21日