夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ3

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    シリーズ第3弾もとても良かったです。
    地域医療の現場の過酷さには頭が下がります。
    真摯に仕事に向き合う中で、主人公と上司・同僚、患者などとのやり取りで心打たれたり、考えさせられることがありました。
    今作は御嶽荘住民よりは病院内での話に重きが置かれているように感じました。それにしてもハルはいい人すぎる。

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    2025年08月14日
  • 命の砦

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    ○『命の砦』
    ※「レッドゾーン」(文庫本)を改題したもの
    ○著者名 夏川草介(なつかわそうすけ)
    ○カバーデザイン 山田満明
    ○カバーイラスト 石居麻耶
    ○小学館
    ○医療小説
    ○Audible にて。
    ◯どんな本?
    著者の実体験をもとに、コロナ禍の中で懸命に闘う医療従事者たちの勇気と苦悩がリアルに描かれた物語。
    私たちの命を守るために尽力する医療従事者の姿から、命の重みを改めて考えさせられる、心に響く一冊!
    ―――――――――――――
    (あらすじ)

    長野県の信濃山病院が舞台で、消化器内科医の敷島寛治は、コロナウイルスの感染拡大が始まる中、病院での闘いに身を投じる。

    令和二年二月、南郷院長の指導のもと、この小さな病院は横浜港に停泊するクルーズ船からコロナ患者を受け入れることを決定する。

    しかし、その決断には多くの試練が待ち受けていて…

    ―――――――――――――
    (主な登場人物の魅力と特徴)

    ・敷島寛治(しきしまかんじ)
    消化器内科医。
    コロナ診療チームの一人。
    コロナウイルスの感染拡大と立ち向かう。
    熱い性格を持ち、心に深い使命感を抱いている。

    ・日進義信(にっしんよしのぶ)
    肝臓内科医。コロナ診療チームの一人。
    肥満体型で、毒舌。皮肉屋日進とあだ名がついているとか。

    ・三笠(みかさ)
    内科部長・突き進む性格を持ち、コロナ診療チームを引っ張る存在。

    ・千歳(ちとせ)
    外科医・長身で良識を兼ね備えた人物。
    状況をみて、あとからコロナ診療チームに自ら加わる。

    ――――――――――――――
    (舞台や世界観)

    『命の砦』の舞台は、長野県の信濃山病院という小さな地域病院だ。

    この病院はコロナウイルスが流行し始めた時期に、横浜港に停泊するクルーズ船からコロナ患者を受け入れる決断をする。

    医療リソースが限られた環境で、消化器内科医の敷島寛治をはじめとする医師たちは、未知のウイルスに立ち向かうために奮闘する。彼らは人手不足や緊急事態宣言という現実と向き合いながら、患者の命を守るために懸命に働く。

    物語を通じて、医療現場の厳しさや、それに立ち向かう人々の勇気が描かれている。

    コロナ禍の中での医療従事者の姿をリアルに体験できる、心に響く物語だ。

    ――――――――――――――
    (ページをめくりたくなる展開)

    現役の医師が新型コロナウイルスが流行し始めた頃の医療現場を実体験をもとに描かれたストーリーはとてもリアルだった。

    医療従事者の視点からの苦悩や恐怖が生々しく描かれていて、死を恐れる人々の本性についても考えさせられる。

    感染者が増え続ける中、医療現場は次第に逼迫していき、この作品の病院では、どのような対応が求められるのだろうか?
    人員不足が明らかになっているけれど、協力してくれる人はいるのだろうか?
    コロナ禍の医療現場の厳しい状況を感じながらも、物語の先が気になり、ページをめくる手が止まらなくなること間違いない!

    ―――――――――――――
    (ひとこと)

    コロナの緊急事態宣言やワクチン接種についての出来事が、まるで昨日のことのように感じますが、もうかなりの時間が経ちましたね。

    根本的には解決していないはずですが、
    今では、もしコロナにかかってもなんとかなるという少し楽観的な気持ちに変わりつつあります。

    しかし、あの頃は未知のウィルスへの不安や制限からの閉塞感、未来への恐怖でいっぱいでした。

    医療従事者の方々は手探りの中、懸命に尽力してくれていました。
    どの病院でも治療を行っていると思っていたのですが、実際には限られた場所だったことには今さらですが驚きました。

    防護服を着てマスクで顔を覆い、治療法がまだわからない中で、多くの人が命を失っていく様子を見ながら、まさに「明日は我が身」と感じていたことでしょう。
    それでも命を守るために現場で戦ってくれた医療従事者の方々には感謝の気持ちが尽きません。

    この作品を通じて、あの頃の思いが蘇り、さまざまなことを考えさせられました。
    幸運にも今回は乗り越えられましたが、次に起こった場合はどうなるかは分かりません…

    生きること自体が本当に奇跡だと感じ、人類の知恵や行動力に勇気づけられた気がします。

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    2025年07月24日
  • 城砦〈下〉

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    ずいぶん昔の小説だけれど、夏川先生のおかげで古さを全く感じず、とても面白かった。
    医師に読んで欲しい本としてXにあがってきたが、医師でなくとも十分楽しめる。
    健気に寄り添うクリスが亡くなる場面は泣いてしまった。最後までクリスにはいて欲しかった。

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    2025年07月21日
  • 始まりの木

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    日本の文化は多神教によって支えられてきた。神も仏もそこらにいる考えであるから、目に見えないこと理屈の通らないことを感じ、人間がいかに小さく、無力であると自覚する。これが、昔の日本人の謙虚で我慢強く美しい心を作っていたのではないか、と書いていた。
    神様がいると信じることは、世の中に目に見えないものがあると感じることで、この感覚によって人間は少しでも他人への理解を深め、歩み寄ろうという気になるだそう。これらの夏川草介による一説は、巻末の膨大な参考文献により、真実味を帯びていた。
    合理性という刃により神木が伐採されている今、日本人はいかにして古き良き日本人らしさを保っていけるのだろうか。日本の未来について少し考えたくなる、そんな本だった。

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    2025年07月18日
  • 命の砦

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    困っている人がいれば手を差し伸べなさい。
    医師だからではありません。人間だからです。

    この感性を持てるかどうかで、生き方が変わると思える。

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    2025年07月08日
  • 臨床の砦

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    「生きていくうえで大切なものは何か」を至高の名言とともに気づかせてくれる一冊。あとがきまで心に染みる。

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    2025年06月29日
  • 神様のカルテ3

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    1・2・3巻まで読み終えた。まだまだこの先が気になる。
    現役医師が描く、病院の世界観が本当にリアルで、身につまされる。
    実際にこの3巻に登場する、誤診の話は、偶然ながらにも我が母と似ている状況で
    その時の気持ちがにわかに湧き上がる衝動を覚えた。
    そして、今の今まで医師を恨む気持ちを多少持ち続けてきたのだが、この本を読んで
    医師側の気持ちも少なからずわかる自分になれた。今までのわだかまりが少し溶けてきた気分になれたこと、この本を読んだ価値があったとういうものだ。

    次巻は0巻(なぜか0なのだw)詳しくは書けないけど、新たな旅立ちということで栗原先生が、どういう気持で医師として生活していくのか、とても気になるとこである。心境の変化があって旅立つことになったのだが、果たしてその答えは。。

    っていうか、なんか文体が少し「夏目漱石風」ではないか?
    これもこの小説の影響かも・・・?ww

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    2025年06月05日
  • 神様のカルテ0

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    エピソード0ということで、先生方の大学生の時の話や、一止先生の研修医1年目時代の話、奥さんの榛名さんの話とこのシリーズが好きならこれは読むべき。
    やはり好きだなぁ。

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    2025年06月04日
  • 神様のカルテ3

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    とても良かった。

    栗原先生は本当にいい職場と人に恵まれていると思います。
    そうゆう意味も含めて"引きの栗原"なのかもしれません。
    島内老人の一件から後半は涙なくしては読めません。
    様々な人の温かさに溢れた作品でした。
    今作の栗原先生の転機が今後どう展開していくのか
    本庄病院はどうなっていくのか
    続きがとても気になります。

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    2025年05月24日
  • 臨床の砦

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    長野県の信濃山病院(しなのやまびょういん)は200床に満たないが、「感染症指定病院」となり、発熱外来が設置された。
    コロナ禍という災害を最前線で食い止めるための砦となったのだった。

    ドキュメンタリーのような小説。
    実際、ほぼドキュメンタリーであるが、実際はもっと過酷、関係者に迷惑をかけないように小説の形をとったようだ。
    人は、喉元過ぎれば忘れてしまう。
    けれど、忘れてはいけない日々が永久保存されているような小説である。

    周辺の病院は、発熱しているというだけで治療を拒否し、信濃山病院の入り口には車の中での診療を待つ長蛇の列ができた。
    高齢者施設ではクラスターが発生し、介護が必要な患者が大勢押し寄せる。
    外来の診療も普段通り続け、一般の患者が入院する病棟も維持しながらである。
    本来は6床を予定していた感染症病棟だが、20床となり、36床まで拡張された。
    院内感染も発生した。人手が足らなすぎ、十分な感染対策をとっていてもどこかに穴が生じたのかもしれない。
    孤軍奮闘、という有様だった。
    行政の無知と、周辺の無関心に強い憤りを感じる。
    将来また同じようなパンデミックが起きた時には、同じ失策を繰り返さないで欲しいと願うばかりだ。

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    2025年05月24日
  • 城砦〈上〉

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    とても読みやすい。夏川草介氏の訳も素晴らしい。かなり昔の作品であるのに、情景が浮かぶし、医療体制も垣間見れる。一気に読み
    下巻へ。

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    2025年05月03日
  • 始まりの木

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    この本にもっと早く(できれば10代)に出会いたかった!!

    その時自分がいる環境や立場で感じるものが違ってくると思うけれど、その違いを楽しみながら、繰り返し読みたいと思える作品です

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    2025年03月31日
  • 新章 神様のカルテ

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    『23時55分、おつかれさま』
    神様のカルテを読むたびに、何のために働いているのかという原点を考えさせられ、逆に迷いが出た際に手に取って背中を押してもらうこともある。

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    2025年03月29日
  • 神様のカルテ0

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    是非最後に読んでほしいです。
    優しさは弱さではない。
    相手が何を考えているのか、考える力を
    優しさというのです!
    優しさというのは想像力のことですよ。
    やっぱりいいわー

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    2025年03月10日
  • 城砦〈下〉

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    下巻は クリスの気持ちを思うと 読んでいてとても辛かったです 
    時には思いを曲げなければならないこともあるけれど 一度曲げてしまえば それが正しいのだと 心が麻痺してしまう それを側で見ているのは ひどく辛い けれど ずっとそばにいたクリスは強い人だと思いました

    本当に読みやすく 分かりやすい訳でした
    夏川さんの 言葉の選び方に感動

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    2025年03月02日
  • 神様のカルテ0

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    大好きなシリーズです。
    私は登山を趣味としているので、ハルの登山している姿が描かれている本作は特に大好き。
    大学生時代の話だが、一止を取り巻く人々の魅力が満載。
    一気に読んでしまうので、読後に早く次回作が読みたくなります。

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    2025年03月01日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテの登場人物の過去の話。

    はるちゃんが大好きになった。

    そして、『人ってのは、生きるときは生きる。死ぬときは死ぬ。神様が書いたカルテってのが、もともとあるんだよ。そいつを書き換えることは、人間にはできないんだ。』
    神様のカルテの原点。

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    2025年03月08日
  • 始まりの木

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    夏川さんの本を最初に読んだのは、スピノザから。その本の何とも言えない優しさと強さに感動し、夏川さんの本を読みたいと手にする3冊目が「始まりの木」
    第一話で、古屋先生がどうして片足が不自由になったかが分かることに、驚いた。下手したら後半に分かる流れでもおかしくないのに。でも読み進めていって、登場人物たちのことを書きたかったわけではないからなんだと。主役は民俗学。自然に宿る神様たち。
    日本は豊かになったのか。お金にならない、仕事に役立たない、学問は何の意味があるのかと、純粋に知りたい学びたいという気持ちだけでは生きていけない、心の余裕がない気がする。
    心を削ってしまったから、風通しも悪くなって息が詰まる。理屈じゃなく、大事なことをしっかり感じ取れるかどうか。素敵な言葉たちがたくさん詰まっていた。
    もちろん登場人物も魅力的。古屋先生の偏屈な物言いは自分には心地良く、大事なことは言葉にしてくれる。偏屈に負けず学びに素直な千佳も素敵だし、仁先輩の飄々とした様も格好良い。1つのことを突き詰めて学ぶことは、何だか楽しそうに思う。

    「旅の準備をしたまえ」

    言われたい!旅したい!!

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    2025年02月24日
  • 城砦〈上〉

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    ネタバレ

    外国文学は苦手なのですが、夏川草介さん訳で、お医者の話だとかで興味がわきました。

    展開が早く、とても読みやすいです。
    若者らしい、熱い情熱を持ち、時には反発し合いながらも、人々の中でもがいている姿は、人間臭くて良いなあと思いました。

    この最後の方で、奥さんのことを「おばあさん」と言ってるのが、気になりました。まだ30歳くらいですよね。

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    2025年02月23日
  • 臨床の砦

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    医療従事者の皆様に感謝

    コロナ禍、医療従事者の方々の苦労は計り知れない。
    先行きの見えない中、見えない恐怖と戦いながら、最前線で患者を受け入れ続けた医療現場の臨場感が伝わってきました。

    #切ない #深い #感動する

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    2025年02月02日