夏川草介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
夏川さんの本を最初に読んだのは、スピノザから。その本の何とも言えない優しさと強さに感動し、夏川さんの本を読みたいと手にする3冊目が「始まりの木」
第一話で、古屋先生がどうして片足が不自由になったかが分かることに、驚いた。下手したら後半に分かる流れでもおかしくないのに。でも読み進めていって、登場人物たちのことを書きたかったわけではないからなんだと。主役は民俗学。自然に宿る神様たち。
日本は豊かになったのか。お金にならない、仕事に役立たない、学問は何の意味があるのかと、純粋に知りたい学びたいという気持ちだけでは生きていけない、心の余裕がない気がする。
心を削ってしまったから、風通しも悪くなっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ上巻はワクワク、スイスイ読んだが、下巻になると胸が苦しくなるシーンが多かった。
とくにクリスティンの気持ちを考えるとこちらまで辛かった。
翻訳が素晴らしく、自分のような医療素人でも違和感なく読み進めることができた。しみじみ出会えてよかったと思える作品だった。
人名を覚えるのが大変なので、登場人物のメモがあったらよかった。
以下印象に残ったところをメモ
・看護師さんには気をつけて
・本人が覆い隠したい事実の指摘は自尊心を大きく傷つける
・自尊心を傷つけられた人は復讐する場合がある
・傷ついた心の回復には適切な運動とそれに伴う睡眠と食事
・志を同じくする友の大切さ -
Posted by ブクログ
藤崎 旅の準備をしたまえ、このフレーズ好きだわ。ラストの所で出て来るのも粋だね、出だしから奇人扱いだけどちゃんと理由があるし余計な事を言わずに誤解されたまま。最初から最後まで読みたい欲求がある、なんでだろう波長かな、出だしの季節を表現する3〜4行がうま過ぎて、もちろん情景が浮かぶ。十一月の京都は黄と紅の町であるとか。柳田國男の名前は知っていたが語れる程読んでもいない。民俗学から農村の貧しさ和菓子知った所が始まりで使命感になる、神様も信じるじゃなくて感じる!それが民俗学!滅びる!はグッとくる。民俗学は知らないが思わぬ夏川草介さんで学べたこと嬉しく思います