夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ3

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    命の尊さ、臨床の過酷な環境、その中で奮闘する医療従事者とそれぞれの覚悟。今回は緊迫した場面が多かったけれど、垣間見えるキャラクター達の人柄や掛け合いに癒される…どんどんハマってしまう!とても面白い!!!

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    2025年05月20日
  • 神様のカルテ2

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    医師である前に人間である。
    患者の治療は医師のつとめであることは間違いないけれど、医師にも家族や大切な人がいる。でも命を預かる医師は患者を優先しなければならないことが多くあるであろうことは想像できます。
    そんな中で地域医療の過酷な環境、心ないカスハラ。
    シリーズ1作目も良かったけれど、2作目はさらに感動しました。細君のハルは本当にどんな人なのだろう。

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    2025年05月17日
  • 神様のカルテ

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    何年も前から読んでみたかったが、シリーズ何作もあり、読むなら全部読みたい自分はなかなか手に取らなかった。
    何の予備知識もなく一気に読み終えることとなった本作は、人の死を扱っているにもかかわらず温かな物語と強く感じた。それは登場人物のキャラクターによるところが大きく、特にハルさんには大変惹かれ楽しませてもらった。
    と同時に病気についてもあらためて唸らされた。
    病むということは、とても孤独ということです、という一文には強く共感した。
    30年以上にわたり持病を抱えている自分にとっては沁み入った。
    ただそれさえも前向きな物語としている本作はホントに素晴らしい。
    出版と同時に読んだ読者は、この作品がこれ

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    2025年05月09日
  • 神様のカルテ2

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    ネタバレ

    人はそれぞれの運命にはあがらえない
    それでも、最後まで力を尽くしてくれる人がいる、自分が死ぬ時はこのような病院で診とってもらいたいと感じる物語だった
    大号泣

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    2025年05月05日
  • 神様のカルテ

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    夏目漱石が好きな主人公らしく(?)難しい言葉が多く辞書を引きながら読み大変語彙の勉強にもなりました


    作者は医者ということである程度現実に近いものという前提で地域医療の凄まじさに感服した。まさに命を削って日々奮闘しているけどやっぱりその姿勢には疑問が大きい。それでいいのか?と

    物語としては
    砂山先生東西さんに安曇さん大狸先生古狐先生、ハルさんに男爵、学士殿、魅力的な人物が沢山出てきてそれぞれの関係も素敵だった
    信州には行ったことないけど1度行ってみたいな


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    2025年05月05日
  • 城砦〈上〉

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    とても読みやすい。夏川草介氏の訳も素晴らしい。かなり昔の作品であるのに、情景が浮かぶし、医療体制も垣間見れる。一気に読み
    下巻へ。

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    2025年05月03日
  • 命の砦

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    臨床の砦の続編だが、敷島の仲間医師達のお話し。それぞれが未曾有の感染症コロナに向き合っていく姿勢を描いている。

    一言で医師と言っても色んな人がいるだろうし、それぞれに家族がいて違った立場にあるだろうに、何故にこの信濃山病院の先生は前向きなんだろう。何度も胸の熱くなる展開があった。

    コロナ感染者が日本で確認されてから5年が過ぎたけれど、今ではインフルエンザより怖くないと言われるまでになった。

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    2025年04月30日
  • 臨床の砦

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    新型コロナウイルス感染症に立ち向かう、医療従事者の話し。

    著者の作品にしては珍しく、作品全体を通して憤りが感じられた。それだけあの世界的パンデミックは異常だった。

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    2025年04月23日
  • 命の砦

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    医療従事者である前に人であるから、家族が居て、守らなくてはいけない尊い存在がいる。そんな当たり前の事を忘れていた自分が恥ずかしくなった。そんな存在がいる中で、人々を助けるため未知の脅威に身を投じる。これほど美しく逞しい姿は他に無いだろうと思った。

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    2025年04月20日
  • 始まりの木

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    この本にもっと早く(できれば10代)に出会いたかった!!

    その時自分がいる環境や立場で感じるものが違ってくると思うけれど、その違いを楽しみながら、繰り返し読みたいと思える作品です

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    2025年03月31日
  • 新章 神様のカルテ

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    『23時55分、おつかれさま』
    神様のカルテを読むたびに、何のために働いているのかという原点を考えさせられ、逆に迷いが出た際に手に取って背中を押してもらうこともある。

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    2025年03月29日
  • 臨床の砦

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    コロナの話、2021年1月のコロナ3波の1日に100人を超える死者が出てた頃の話。
    物語仕立てだけど、
    実際に長野の病院のお医者さんでコロナに関わってたそうなので実体験がもとになってるんだろうねー
    過ぎてしまうと覚えてない、そうだったなあと思いながら読んだ。
    大変だったあの頃・・・

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    2025年03月27日
  • 神様のカルテ0

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    是非最後に読んでほしいです。
    優しさは弱さではない。
    相手が何を考えているのか、考える力を
    優しさというのです!
    優しさというのは想像力のことですよ。
    やっぱりいいわー

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    2025年03月10日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    前作に引き続き、世界の名作を読んでみたくなりました。
    ミヒャエル・エンデの『モモ』を連想させる灰色の男。正体は一体なんなのか。これかなあと思うものはあるけど、本棚を眺めて紅茶を冷ました後でまた考えるのもいいのかもしれない。

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    2025年03月09日
  • 城砦〈下〉

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    下巻は クリスの気持ちを思うと 読んでいてとても辛かったです 
    時には思いを曲げなければならないこともあるけれど 一度曲げてしまえば それが正しいのだと 心が麻痺してしまう それを側で見ているのは ひどく辛い けれど ずっとそばにいたクリスは強い人だと思いました

    本当に読みやすく 分かりやすい訳でした
    夏川さんの 言葉の選び方に感動

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    2025年03月02日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    ネタバレ

    神様のカルテの大ファンであり、夏川草介さんの作品と知り、購入しました。
    神様のカルテシリーズと同じ長野が舞台ですが、少しテイストは違う話で飽きずに読めました。特に、死と向き合う話が多く、自分自身も考えさせられたし、作者の夏川さん自身も今もなお葛藤を続けながら、仕事に励んでらっしゃるのだと思いました。

    人は1人では生きていけない。誰もが誰かと繋がって生きている。生きるということはそれだけで誰かに背負われるということであり、同時に誰かを背負うことだ。
    この言葉が印象に残りました。死神と呼ばれる先生もいる中で、研修医の桂先生と美琴が病気と戦っていく姿と病院を変えていく姿に心が温かく感じました。

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    2025年03月02日
  • 神様のカルテ0

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    大好きなシリーズです。
    私は登山を趣味としているので、ハルの登山している姿が描かれている本作は特に大好き。
    大学生時代の話だが、一止を取り巻く人々の魅力が満載。
    一気に読んでしまうので、読後に早く次回作が読みたくなります。

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    2025年03月01日
  • 神様のカルテ0

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    神様のカルテの登場人物の過去の話。

    はるちゃんが大好きになった。

    そして、『人ってのは、生きるときは生きる。死ぬときは死ぬ。神様が書いたカルテってのが、もともとあるんだよ。そいつを書き換えることは、人間にはできないんだ。』
    神様のカルテの原点。

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    2025年03月08日
  • 始まりの木

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    夏川さんの本を最初に読んだのは、スピノザから。その本の何とも言えない優しさと強さに感動し、夏川さんの本を読みたいと手にする3冊目が「始まりの木」
    第一話で、古屋先生がどうして片足が不自由になったかが分かることに、驚いた。下手したら後半に分かる流れでもおかしくないのに。でも読み進めていって、登場人物たちのことを書きたかったわけではないからなんだと。主役は民俗学。自然に宿る神様たち。
    日本は豊かになったのか。お金にならない、仕事に役立たない、学問は何の意味があるのかと、純粋に知りたい学びたいという気持ちだけでは生きていけない、心の余裕がない気がする。
    心を削ってしまったから、風通しも悪くなっ

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    2025年02月24日
  • 城砦〈上〉

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    ネタバレ

    外国文学は苦手なのですが、夏川草介さん訳で、お医者の話だとかで興味がわきました。

    展開が早く、とても読みやすいです。
    若者らしい、熱い情熱を持ち、時には反発し合いながらも、人々の中でもがいている姿は、人間臭くて良いなあと思いました。

    この最後の方で、奥さんのことを「おばあさん」と言ってるのが、気になりました。まだ30歳くらいですよね。

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    2025年02月23日