夏川草介のレビュー一覧
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医療は進歩してる。そのおかげで長く生きられるようになった。助かる命も増えた。でも地方では病院が限られ、人も、施す医療も不足している問題がある。その限られ病院にたくさんの高齢者が入院する。高齢化が進み、助けるではなくどう看取るか、限られた医療を全員に施すことができない中どう割り振るか。「人が生きるというのはどういうことなのか。歩けることが大事なのか、寝たきりでも会話さえできれば満足なのか、会話もできなくても心臓さえ動いていれば良いのか。こういった問いに、正解があるわけではない。」高齢化社会で直面している問題。実際に現実に起きているであろう問題。小説だけれど考えさせられることがたくさんあった。テー
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ネタバレ本当によかった。ここ最近読んだ本で1番好き。読書初心者の方や普段医療ものをあまり読まない人こそお勧めできると思います。非常に読みやすく、そこまで普段本を読まず、読むのが遅い私でも3日ほどで読み切ることができた。
地方の高齢者医療を巡る医療の在り方という重いテーマに対して、重くなりすぎずそれでいて多様な考え方を示している点が印象的であった。特に、死神と呼ばれる谷崎医師の考え方は物語が進んでいくにつれて真剣に考えるべき意見であると思うようになった。私自身まだ身近な家族の死というものを経験してきていないが、そのような時にどのように身内の死を受け入れるのか考える一助になると思った。あとは、月岡美琴と桂 -
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ネタバレ本の在り方と、目に見えないものの大切さとその複雑さが語られている。それらをファンタジーな試練を通して主人公は気付いていくのだが…そんなお話。
少しばかり古風な話し方をする相棒の猫がとても好みだ。多分後半は、というより最初からずっと夏川草介さん自身が思っていることを喋っているのではないかと、そう感じるくらいには何故だかとても情緒を感じさせてくれる猫。
作中本を一度しか読まない、読み返すことはもうない、読む量こそが全てだと。そんな人が登場する。
本というものは人の伝えたい思いや考え、世界観が書き記されていてそういった難解なものをただの一読で読み解いたつもりになりもう読んでも得られるものはないと同じ -
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『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚。
描かれるのは
医師国家試験直前の一止、辰也、千夏、 次郎ら仲間たちの友情。
本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山の不思議な交流。
本庄病院で働くことになった研修医・一止の葛藤。
山岳写真家である一止の妻・榛名の信念。
人気シリーズとなった作品の前日譚は、ある程度お約束。しかし、1~3までを読んだファンにはタマラナイ内容だ。
このような前日譚を作ることは著者自らのアイデアとして湧いてくるのか?編集者サイドからの依頼(提案)なのか?ちょっと気になるところでもある。
そして、オーディブルに導かれるままに「新章」へ -
Posted by ブクログ
中学生以上でも読める【夏川ファンタジー】2作目。喘息を患っているナナミという中学二年生が主人公だ。
前作は林太郎が「いかに本を愛しているか」という力で立ち向かっていった。今作は、「本は世の中に必要なのか?」である。本を読むことは想像力を育み、他者を尊重し、自分の経験できないことを本の中で経験できる…私にとっては魔法のような産物なのだが、「自由に、自分らしく」を全面に押し出す経済先行の現代では、古典作品を始め全てが否定される(その存在として【灰色の男たちーまるでモモの世界ではないか!ー】が描かれる)。
人を欺き、自分だけが豊かになりたいという思想ばかり。武器を持って争い傷つけ、殺しあう。歪んだも -
Posted by ブクログ
昔、本を読んで感じたことを忘れてしまっていた
それが何を感じてどう思っていたのか
本の面白さや凄さってどんなことなんだろうとか
これまで時代を超えて読み継がれてきた本の凄さ
人はこれまでに数々の起こしてはいけない間違いや過ちをたくさん侵してきた
その根本にあるのは人間の無限の欲
先人たちが人間が間違いを冒さないように本に書き記して、そうならないように注意喚起してきた
が、、、
欲に目が眩む
まさに何も見えない人がどんどん増えて、本すら読まない
今の時代、コスパやタイパという言葉ばかりが先行し、失っているものの大きさに気がつかない人が増えている
そうならないために、大切なもの -