夏川草介のレビュー一覧

  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    マチ先生のターミナル患者にかける言葉、『がんばらなくても良いけれど、あんまり急いでもいけない。』が腑に落ちた。
    不治の病になって,残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる。できるなら私もそんな人間でありたいと思う。
    この本は、読んでいてハッとする言葉が多い。医療に携わる者としての考え方が共感できる。素敵な本だった。

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    2026年05月17日
  • スピノザの診察室

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    まさに夏川作品だなーのひと言
    命を救うだけが医者ではない、それを感じさせる作品
    登場人物が皆個性的で、それもこの作品を良いものにしてるのかなと

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    2026年05月16日
  • エピクロスの処方箋

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    この人間愛に満ちた物語を書いているのが医師であるということに大きな感動を覚える。人の命に関わる医療の世界にはきっと想像以上に様々な悩みや苦労があることだろう。それでもこの物語を書いてくれることに。この物語の中の医師は医療を行う専門家としての存在である前に人のことを想える人である。夏川さんの作品はいつも根底に人間の優しさがある。読んでいてこちらも優しい気持ちになれる、人のことを想える気になる。この物語は読者へ処方されたお薬なのかもしれない。

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    2026年05月16日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    現在の日本における高齢者医療について考えさせられる作品でした。

    信州の松本市の北にある安曇野市、梓川のほとりにある病院が作品の舞台。夏川さんの繊細でスッキリとした風景描写と医療のプロフェッショナルの側面と素直で明るく優しい人柄を併せ持った登場人物たちが活躍するストーリー。「神様のカルテ」シリーズとほぼ同じ社会を背景にしています。

    「神様のカルテ」では医療の現場の過酷さ、医師の葛藤を柔らかなタッチで描いていましたが、本作のテーマは高齢者医療の現実。

    自分自身の経験からいうと、内科、整形外科に行くと高齢者ばかりが目につきます。社会の定義としては私自身も前期高齢者ではあるけれど、その私から見て

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    2026年05月16日
  • 神様のカルテ

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    栗原一止という主人公の、どこか不思議で温かみのある行動にハマりました。
    特に夏目漱石から影響を受けたという話し方が、段々とクセになって、作品の魅力が増す要因に。
    今後、仕事や人生の中の分岐点で選択を迫られる時には、この小説を思い出すのではないかな。
    そんな小説です。

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    2026年05月15日
  • スピノザの診察室

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    人の生き死にを扱っているのに、物語はどこまでも静かに進んでいく、その空気感がとても好きです

    そんな静謐さに、たまにお菓子を見て興奮しているマチ先生を放り込んでくるところもたまらない

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    2026年05月15日
  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    医療小説初めてでした。
    最初は大丈夫かなーと不安でしたが医療のこと全く分からない私でもすらすら読めました。
    そして夏川草介さんとても読みやすい文章です。
    文章自体が心地よく安らぎがある気がします。
    そして原田病院、いい病院、そしてそれぞれ個性があっていい医師だなあと思いました。
    最期は安らかにマチ先生に看取られたいとも思ってしまいました。笑
    京都と和菓子どれも食べてみたい。
    そして南先生と結ばれて欲しいーと思いながら読みどうなるんだろ、続編では南先生とのこと書いてるのかなーととても気になりました。
    続編も読みたいと思いました!

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    2026年05月14日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    不治の病で無力になることはあるが絶望は感じてはいけないし医師として伝えてはいけない。生かすこと、死ぬこと以外の第三の治療、医師としてのあり方を考えさせられる話だった。特に無力感を感じても絶望感は感じさせてはいけないが印象深い。

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    2026年05月14日
  • エピクロスの処方箋

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    ネタバレ

    京都で奮闘する医師の物語、といってしまうと一言で終わってしまうのですが、暑くなってきた今の時期に読むのがぴったりの、夏の風を感じる爽やかな小説です。

    緑樹庵清水の金平糖をちょうど京都で購入した後に読み始めたもので、金平糖をピルケースに入れて持ち歩くようになりました(影響されています)。

    「人を救うのは、医療ではない。人なんだ。」

    は、本の帯に書かれそうなグサっとくる一言。この主人公、私よりも年下なのに説教くさくて哲学くさくて、大好きになってしまいました。
    シリーズものらしいので、一作目も読んでみたいと思います。

    以下はお気に入りの文の引用です。
    「本当に複雑な物事を理解するには、時間が

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    2026年05月14日
  • スピノザの診察室

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    読み終わりもう一度読みたくなった大作。患者との向き合い方、自身が当たり前と思っていた価値基準が覆された。
    主人公のような人間になりたいと思えた作品だった。

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    2026年05月13日
  • 臨床の砦

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    現役の医師が自身の体験を元に書いた小説。
    命がけで闘う医療従事者や、必死に利用者を助けようとしていた介護施設で働く方々に、心ない言葉を投げかける人がいたことをとても哀しく思う

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    2026年05月12日
  • スピノザの診察室

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    流石に長い事人気のある作品で、久し振りにイッキ読みしました。京都という舞台の力もあるからだとは思いますが…情景描写も品があり、すーっと物語のなかに入って行けます。
    電車の中で思わず、ポロポロと涙が溢れ(笑)途中駅で降りて、読み切ってからまた電車に乗りました。
    設定としては、真新しい事は無いのですが、何というかとてもバランスの良い小説で、読後感がとても良かったです。

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    2026年05月12日
  • スピノザの診察室

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    突き詰めれば「生きる」とは、
    思索することではなく行動することなのである。

    教訓の多い一冊だった。

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    2026年05月11日
  • エピクロスの処方箋

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    人を救うのは、医療ではない。

    ──人なんだ。
     
     
    2026年本屋大賞第4位の本作。前作『スピノザの診療室』に引き続き、主人公である『マチ先生=雄町哲郎』を通して描かれる、町先生の矜持とも言える自身の哲学、『人として』を強く描いた道徳感、物語を通して徐々に輪郭が見えてくる死生観、そして医療というフィルターを通して見えてくる人間ドラマ。

    いやー、スピノザからのエピクロスの流れ、物語を通して訴えかけてくるメッセージ性の解像度がますます上がってくるのを実感する。

    幸福に生きるとはどういうことか。幸福は環境が与えるものなのか、それとも自分の力で生み出すものなのか。幸福と快楽とは何が異なるのか。

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ2

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    ほっこりするけどやっぱり泣ける。

    人は必ず家族の誰かを看取らねばならないし、自らの死からも逃れられない。人生、出会いの数だけ別れがあり、関係が深くなればなるほど別れは辛くなる。どう自分らしく生きるかに重きが置かれる昨今、どう死ぬか、どう別れるかは見落とされがちではないかと思う。

    神様のカルテはそんな事実に目を向けさせると共に医療が患者の死とどう向き合っているのかということに気付かせてくれる。当たり前だけど医者をはじめとする医療従事者が全ての病気を治せるわけではない。死は公平に訪れるけれど、それは辛いし不条理でもある。だからこそしっかり生きたいし家族や友人を大切にしたい。

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ

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    hibuさんの本棚から

    だいぶ前におすすめ頂いたのだが、すっかり遅くなってしまいました
    でもちゃんと覚えていた
    ひぶ〜にすすめてもらったのをちゃんと覚えていた
    そんな自分が愛おしい

    っていうか何よこれ!
    わいの大好きなやつじゃないか!
    もうね10ページくらい読んだところでがっつり掴まれちゃいましたよ
    だが調子にのってもらっては困る
    これが漱石先生だったら2行で掴んでくるからな

    そういえば、こないだ読んだマハさんの『晴れの日の木馬たち』に漱石先生出てたんよな
    なんかわいって知らず知らずに連続して繋がりのある物語を読むこと多いんよな
    なんか働くんだろうな霊感が

    『草枕』も久しぶりに読み直し

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ2

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    一止の医学部時代の同期進藤辰也が東京の病院から赴任してくるけど夜間に連絡が取れなかったり意外と不評で、、、。

    悲しいお別れもある今作。
    夢中で読み進めました。
    物語の舞台である松本に行きたくなる。

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    2026年05月11日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    3作品目も非常に面白かった。
    物語の中には結局温かみのある良い人たちが多く登場するので、毎回読み終わった後の満足感が大きい。

    島内さんの話の、
    「生きる努力をしてみてもよいのではありませんか?」
    という場面のやり取りが特に印象に残った。相手を思うからこそ生きる道を選ぶべきだという考え方には重みがあり、栗原先生が言うからこそより響く言葉なのだと思った。

    また、男爵の
    「生きるってことは、学歴とか肩書きとかを掻き集めていくことじゃない。今自分にできることを、少しずつ積み上げていくことだ」
    という言葉も心に残った。日々の積み重ねが大切で、誰が見ていようと見ていまいと、自分にできることを地道に続け

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    2026年05月11日
  • エピクロスの処方箋

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    医療の本質を再確認させてくれる貴重な物語。
    日々の業務に追われがちだけど、しっかりと立ち返る時間を大切にしたい。

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    2026年05月10日
  • エピクロスの処方箋

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    人の役割、命の大切さ、幸福とは、哲学的な内容を織り込みながら、それぞれの登場人物の強さを描いているあたり、山場はそんなにないものの柔らかなストーリーの中で感じるものは多い。
    まだ続くのかもしれないがこの2作は良い作品であった。

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    2026年05月10日