夏川草介のレビュー一覧

  • スピノザの診察室

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    ネタバレ

    オーディブル読書。
    2026年本屋大賞作品の前作ということで読んでみた。
    表紙の通り、最後まで穏やかでやさしい物語だった。オーディブルの朗読も穏やかで聴きやすく、物語にもすんなり入り込めた。
    一番印象に残ったのは、マチ先生の落ち着いた人柄。患者さんや家族にかける言葉によくこんな返しができるなと何度も感心したわ。
    がんばってじゃなくて、急がないでって言えるってすごいよね。
    登場人物もみんないい人たちばかりで、ずっと心地いい。
    ただ、9歳の男児の手術のとこでいい子?と聞いて、悪ガキですと返されたときマチ先生なら何て返すんだろうと思った。それバージョンも見たかったな〜。

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    2026年06月25日
  • スピノザの診察室

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    スピノザ(1632〜1677)とは、17世紀オランダの哲学者で、神と自然を同一視する「汎神論」を唱え、一切の存在は神という一つの無限の実体の現れであると主張したとのこと。

    イノダコーヒのアラビアの真珠は自分に買うには高級なので、誰かにプレゼントしようかな。とか、矢来餅と阿闍梨餅と長五郎餅は死ぬまでに京都に食べに行かねばな。 などと考えながら読んでたら読み終わってしまってました。

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    2026年06月24日
  • エピクロスの処方箋

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    「スピノザの診察室」の続編。

    前作で夏川先生の作品に感銘を受けましたが、今作も、前回同様、命と向き合うマチ先生の言葉に何度もメモを取りました。

    「人を救うのは、医療ではない。人なんだ。」
    この言葉が、マチ先生の誠実な人柄を表し、人と人のつながりを感じながら、大切な人を大切にしたいと思わせてくれる。
    そして、その大切な人と過ごしている今この瞬間こそが「幸福」なんだと気付くことができる。

    病気や疾病を「治す」だけでなく、「寄り添う」ことで癒していく。それこそが、医療や福祉の現場で命と向き合い携わる者たちの心の根底に必要な信念なんだろうな。

    哲学的なのに堅苦しくない。
    大切なことに必ず気付か

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    2026年06月24日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    中学生以上でも読める【夏川ファンタジー】2作目。喘息を患っているナナミという中学二年生が主人公だ。
    前作は林太郎が「いかに本を愛しているか」という力で立ち向かっていった。今作は、「本は世の中に必要なのか?」である。本を読むことは想像力を育み、他者を尊重し、自分の経験できないことを本の中で経験できる…私にとっては魔法のような産物なのだが、「自由に、自分らしく」を全面に押し出す経済先行の現代では、古典作品を始め全てが否定される(その存在として【灰色の男たちーまるでモモの世界ではないか!ー】が描かれる)。
    人を欺き、自分だけが豊かになりたいという思想ばかり。武器を持って争い傷つけ、殺しあう。歪んだも

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    2026年06月24日
  • 臨床の砦

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    コロナ禍を大衆ではなく医療現場の視点から描いた点が心に残った。同じ出来事でも立場によって見えるものは変わる。医師は目の前の命を救いながら、冷静に未来を判断しなければならない。また、最前線で戦う医療者が、未知のウイルスへの恐怖から家族や仲間に避けられる矛盾も描かれていた。誰も悪くないのに生まれる孤独や苦しさが胸に響いた。

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    2026年06月22日
  • エピクロスの処方箋

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    雄町哲郎医師(マチ先生)
    京都 原田病院での話 2話目
    大学病院へ戻るよう、誘われ続けている

    自分の医師としての生き方を、哲学の中に見出して
    少しもブレず逃げもせずに全うしている
    その生き方には、無理が見えない

    今作には、看取りの場面が2箇所あった

    「最後だからといって四六時中張り付いていたら
    まるで、亡くなるのを待っているかのようになる」
    「せやけど、ちょっと目を離しているうちに亡くなったら、どないするねん」
    「それを大往生というんです」


    今川陶子 花道家
    72歳
    膵臓癌
    最後まで何もしなくてよい、という女性
    看取りの後
    息子が言う
    「大黒屋の御鎌餅です」
    「母がこの古い町で1番美

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    2026年06月22日
  • スピノザの診察室

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    「スピノザの面白いところは、人間の努力というものを肯定した点にある。すべてが決まっているのなら、努力なんて意味がないはずなのに、彼は言うんだ。“だからこそ”努力が必要だと」
    「難しいです…」
    「難しいさ。けれど存外重要なことを言っているんじゃないかと思うんだ。人間にできることはほとんどない。それでも努力をしなさいってね」
    「それって、とても辛い話じゃないですか」
    「私は、希望に溢れた論理展開だと感じるんだよ。…」

    ここのくだりが、私にとっても、励まされているようで好き。マチ先生のように流されず、いつでも平常心で、どっしり構えていたい。
    こんな哲学の話をしたり、言葉の裏に込められた思いを読み取

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    2026年06月22日
  • 神様のカルテ3

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    医師としての矜持が揺らぐ出来事がありながらもゆっくりと牛のように図々しく進み続けるドクトルの姿勢に感動しました。
    小幡先生の壮絶な生き方にも注目して欲しいです。

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    2026年06月21日
  • スピノザの診察室

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    マチ先生もすてきだけど、原田病院のみなさんがとってもすてき!
    こんな病院が世の中に多いといいのだけど。
    次回作も読んでみたい。

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    2026年06月21日
  • スピノザの診察室

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    神様のカルテ以来久しぶりの夏川草介。

    相変わらず主人公がいい人すぎるけど面白かった。

    周りの人もいい人ばかりで気持ち良く読み終わりました。
    さすが現役の医師なのでリアリティのある描写も良かった。
    次作も楽しみ。

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    2026年06月21日
  • スピノザの診察室

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    哲郎先生の生き様カッコいい
    思いやり、人の為、利他の心、謙虚
    辻さんの『おおきに 先生』にジンときました

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    2026年06月21日
  • 君を守ろうとする猫の話

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    昔、本を読んで感じたことを忘れてしまっていた

    それが何を感じてどう思っていたのか

    本の面白さや凄さってどんなことなんだろうとか


    これまで時代を超えて読み継がれてきた本の凄さ

    人はこれまでに数々の起こしてはいけない間違いや過ちをたくさん侵してきた
    その根本にあるのは人間の無限の欲

    先人たちが人間が間違いを冒さないように本に書き記して、そうならないように注意喚起してきた

    が、、、
    欲に目が眩む

    まさに何も見えない人がどんどん増えて、本すら読まない

    今の時代、コスパやタイパという言葉ばかりが先行し、失っているものの大きさに気がつかない人が増えている

    そうならないために、大切なもの

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    2026年06月21日
  • エピクロスの処方箋

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    前作を読んで久しい。読み進めるうちに思い出し、医者としての哲学に心温まる。
    考えさせられる。
    哀しみを知っているだけ。
    医療で人を救えない。
    努力したから成功したと思うことも傲慢。
    他にも名言が随所に。
    病院の大きい小さいでなく、人で決まる。
    看護師をしてるから、よりそうだと思う。
    こんな人たちと一緒に働けるといいのにと思う。
    一緒な働いてる人の心の中、哲学に触れてみることから始めたいと思える一冊。

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    2026年06月20日
  • スピノザの診察室

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    「京都で体調を壊したら原田病院で診察を受けたい」
    そんなことを思った。
    この物語に登場する原田病院の魅力的なドクター&看護師さんたちに会ってみたいのだ。

    主人公・マチ先生の「人間の生と死」に対する思想というか距離感がとても素敵だ。
    いろいろな親族事情でちょっと揺らいでいた僕の気持ちをスーっと静めてくれた。ありがとうマチ先生。

    オーディブルで聴いていたらナレーションも見事でどんどん引き込まれた。そして、オーディブルに導かれるままに続編も聴き始めている。


    「実際に存在してそうだよね」と思いネットで調べてみると、実際に京都市内に原田病院は存在していた。

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    2026年06月20日
  • 神様のカルテ2

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    素晴らしい本でした。
    死生観と仕事に対する哲学があり、医師の大変さと素晴らしさがわかる本です。涙なしには読めません!
    はやく続編が読みたくなります。

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    2026年06月18日
  • エピクロスの処方箋

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    スピノザの診察室の続編で2026年本屋大賞第4位。前作がものすごく面白かったので、今回も絶対面白いだろうと期待して読んだけど、その期待を超えてきた。マチ先生の哲学と技術に魅了されるのはもちろん、登場人物みんな魅力的すぎて最初から最後まで楽しめた。

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    2026年06月17日
  • スピノザの診察室

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    夏川草介先生の本は避けてました
    ごめんなさい

    でもこの本に出会って考えが変わりました

    このお話に出てくる 哲郎先生が素敵で
    続編を読みたくなりました

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    2026年06月17日
  • スピノザの診察室

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    初読みの作家さん。
    期待値高めだったけど、それ以上!
    やっぱり、主人公が好きになれるかどうか大事。
    人情派の天才ドクターなんてありがちな設定かもしれないけど、実際はほとんど出会えることのないドクターだろうな。

    思わず銘菓を検索したり、京都の街並みや季節感を堪能しながらガイド本のようなゆるりとしたペースから、本業発揮の専門的な医療シーン、患者さんや同僚ドクターとの日常、思わず南先生との仲を期待したくなるようなキュン場面や、とにかく飽きない、もっとこの世界に触れていたい、贅沢な読書時間。

    何がその人にとって必要か、必ずしも最先端の医療を受け生きることが全てではない。
    追加治療のための生活保護の

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    2026年06月16日
  • 神様のカルテ

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    イチ先生の信念に感動しました。こんな先生がいればいいなと思います。
    医師の使命感の片鱗が伝わる小説でした。

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    2026年06月16日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    本を守るとは何なのか。読書の数が偉いのか。読めば読むほど賢くなるのか。もちろん、そういうわけでもないけれど、昨今本を読む人が段々と減っている世の中。難しい、読めないと思う古典でもチャレンジしてみたくなる本。

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    2026年06月15日