夏川草介のレビュー一覧

  • 神様のカルテ

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた一冊。2026年の本屋大賞に夏川先生の本がノミネートされたことをきっかけに手に取りました。
    劣悪な勤務状況の病院に勤める主人公・栗原一止。夏目漱石のような独特の話し方で変わり者として周囲に見られているが、実は優しく誠実。患者に親身になって対応している姿勢が胸を打つ。最後の安曇さんからの手紙にはグッときた。
    迷った時には立ち止まろう、という筆者からのメッセージは、日々何かを目指さなければいけないような雰囲気の私達をホッとさせてくれる。
    一止と看護師・東西とのやり取りが面白い。一止が私には妻がいるから‥のくだりで、東西が呆れる場面があるが、本当は東西は一止が気になっているのでは

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    2026年02月19日
  • スピノザの診察室

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    続編も楽しみ
    丁寧な情景描写でゆったりとした時間の流れで進むところと、緊張感のある描写とのギャップに読んでいて引き込まれました。
    登場人物はもれなく個性的なキャラクターばかりで飽きることなく世界観に没入できます。
    残りページ数が少なくなるにつれてもっと続けばいいのにという作品です。
    私としては医者の不養生も医者あるあるっぽくて好きです。

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    2026年02月19日
  • スピノザの診察室

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    人が自分の道をどう選び、どう決めるか。みんなにとってこれが最良というものはなく、向き不向き、したいこと、優先したいこと、できること、など、それぞれのその時の状態や思いで決めていくものだと思う。が、自分にとって本当に最良だったのか、後から思い返すこともあるだろう。後悔することもあるだろう。マチ先生は、よく人を分析して、自分の選択も理解して、これがよかった、と実感を重ねていく、その最中にいるんだろうなと思う。
    いい物語に出会うと、その物語を楽しむだけでなく、自分の人生と重ね合わせて考えるようになる。たくさん学んで、心豊かになりたい。

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    2026年02月18日
  • 臨床の砦

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    最前線でコロナと闘った人々は、「医療従事者に感謝を!」なんて上辺だけの薄っぺらい感謝にどれだけ心折れ、絶望しただろう。
    それでも、倒れるまで、この砦が崩れるまで闘わない訳にはいかない、それはもう既に使命感などという言葉では足りない。
    崩れた砦の下敷きになった尊き人々のおかげで、今がある。そのことは忘れてはいけない。
    未知の脅威との闘いに正解などない。でも誰かが闘わねばならない。そうして闘い方を学び、前に進むしかないのだ。

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    2026年02月17日
  • スピノザの診察室

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    心温まる物語が好きな方、哲学的思考性のある方、京都が好きな方、甘いものが好きな方におすすめ。

    最先端の技術で命を救うことが使命だった凄腕医師が、地域の町医師に転職し、多くの高齢患者の避けられない死と向き合う中で、医師にできることは何なのかを見つめなおす物語。

    "たとえ病が治らなくても、仮に残された時間が短くても、人は幸せに過ごすことができる、できるはずだ、というのが私なりの哲学でね。そのために自分ができることは何かと、私はずっと考えているんだ"

    本作の魅力は何といっても全体に漂う温かい空気感。
    主人公の哲郎をはじめ、登場人物みんないいやつで言葉のひとつひとつが丁寧。死

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    2026年02月15日
  • 神様のカルテ3

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    ネタバレ

    小幡先生 苛烈だけど、正論すぎる…

    お医者さんには頭が上がりませんわ


    あと送別会の2次会は泣いた

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    2026年02月14日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    いやー、いいよ、ほんと。

    一つのことに対しても、
    色んな考えがあると、改めて思いました。

    著者名が、夏目漱石みたいだった。

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    2026年02月14日
  • スピノザの診察室

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    続編があるということでまずは、と読んでみた。『神様のカルテ』も好きだったけど、こちらはより諦観が強いかな。でも、その中でも希望を見失わないというか、世界の残酷さを知ってなお己のできることを見つけようとするひたむきさが滲む。

    マチ先生と花垣先生のバディ感もいい。進む道は違えど同じ医療を志す人なんだなと感じられる。背中を預けられる関係はいいものである。

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    2026年02月12日
  • スピノザの診察室

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    もっと早く読みたかった。
    と、思えた本でした。

    京都の風景が見えた。色んな甘味もすごく気になった。
    なにより登場人物みんなに息があり、熱があり、そこで生きているような感覚があった。

    『がんばらなくても良いのです。ただ、あまり急いでもいけません。』
    マチ先生は38歳。
    どんな38年を生きたら、こんな温かい、大きな人間になれるのだろう。
    一欠片でもあやかりたい。
    そして、できることなら、私の人生の最後もマチ先生に看送ってほしい。

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    2026年02月09日
  • スピノザの診察室

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    読みやすい
    終末期医療 高齢化社会になりつつある現代
    問題は山積みだと思う
    安心できる先生に会いたいなぁ

    医療関係者の方々 これからの未来もみんなを助けてください
    よろしくお願いします

    おおきに 先生

    涙が止まらなかった

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    2026年02月18日
  • スピノザの診察室

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    登場人物が、全員魅力的。
    京都の風景や四季の移ろいが、細かく描写されているところも大きな魅力の一つ。
    哲学をもっと学びたくなる。
    深い哀しみを知ると、人は強くなる。
    こんな温かい医療現場があればいいな。

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    2026年02月08日
  • 本を守ろうとする猫の話

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    児童文学だけど大人が読んでもちょっと深くて良いかも。
    高校生の時に読んだけど、「この本との向き合い方ってどうなんだろ?」って思ってた質問に答えを出してくれる本でした

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    2026年02月04日
  • 神様のカルテ

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    「学問をするのに必要なのは、気概であって学歴ではない。」

    これがこの小説に通底するメッセージではないかと思う。高度医療だけでは救えない命があるし、看取れない命がある。大きな歯車だけではカラクリは精緻に動かない。小さな歯車と大きな歯車がうまく組み合ってこそのカラクリだろうし、社会もそうあるべきなのだろう。この小説には決して大きな歯車ではないが魅力的な人たちがたくさん登場する。主人公の一止先生も大学病院で高度医療を極めることより街場の医者として患者と向き合う道を選ぶ。どちらが優れてるとかどちらが良いということではないけれど、私自身も目の前の患者さんと真摯に向き合うような生き方をしたいと思う。

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    2026年02月02日
  • 新章 神様のカルテ

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    栗原家に新しい仲間小春ちゃんの登場✨✨
    こども病院に通いつつも、経過は良さそうで、ホッとしつつ、物語の癒しの存在。
    29歳の膵癌患者さんに7歳の娘さんがいて、ホントに切ない。
    どうして膵癌に私がなったのか教えて欲しいという言葉、忘れられない。

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    2026年02月01日
  • 神様のカルテ2

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    人を救うために自分の命を削って働くドクターたち

    それでも鋭利な刃で切られるかのような心許ない言葉を浴びせられる

    自分の命のみならず家族までを犠牲にして

    本当に何のために自分は生きているのだろうと

    でもドクターは生きている人たちの命を救うと同時にその死に様にもしっかり責任を持って向き合っているのだ

    最後には夜空に輝く満点の星空が一人一人の人の命の輝きに見えてくる

    ドクターである前に皆んな一人の人間であるのだと

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    2026年01月31日
  • 新章 神様のカルテ

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    文庫版に番外編が付いていたので、改めて購入。再読しましたが、やはり神様のカルテは最高!続編に期待いたしております。。

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    2026年01月27日
  • 始まりの木

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    夏川さんの本を久しぶりに読みました。
    日本の綺麗な風景を想像しながら読む時間は古屋先生と共に歩いているような、旅の時間でした。

    つい先日、鞍馬を訪れた自分としては叡山鉄道の紅葉のトンネルがありありと想像できて嬉しかったです。

    この国に生まれて育った自分には、作中にある自然から神を感じる信仰というものがどういうものか、言葉にはできないけれどまさしく「感じる」ことができます。
    それは当たり前ではなく、尊いものだと歳をとってから思うようになりました。
    民俗学は日本人を知る学問だなと、この本を読んでそんな風に感じました。元々興味のある分野ですがこれから先いろんな土地でその風土を感じられるものを探し

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    2026年01月25日
  • 神様のカルテ

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    話し方とか考え方とか、すごく独特だけど、とても温かいお医者さん…こんな人が主治医ならいいですね。そして、素敵な奥さん!

    安曇さんの件はめちゃくちゃ泣けました…

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    2026年01月25日
  • 神様のカルテ

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    今更、読んだ。主人公の語りが飄々として淡々としているが、それも面白い。松本の地名が出てくるのも好き。続編も引き続き読んでみよう。

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    2026年01月22日
  • 勿忘草の咲く町で 安曇野診療記

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    高齢者医療とはどうあるべきか?
    生きているとはどういうことか?

    高齢化が進んだ地方の街を舞台に、次々に来る患者と、そして決して“正解”のない問いに日々真摯に向き合い続ける医師と看護師の姿に胸を打たれる。

    ただ決して暗い話に終始するのではなく、高齢者医療という重いテーマの中に、爽やかに吹き抜ける風のような清々しい読後感がある。

    神様のカルテシリーズも、だいぶ昔に読んだきりなので、これを機に再読してみたくなった。

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    2026年01月22日